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被災地の子供たちに絵本を贈る活動に協力していきたい

 5月5日の河北新報・河北春秋に涙がとまらなくなった。

 ▼大震災の翌日、テレビで「みんないなくなっちゃった。お母さん、お母さん、お母さーん」と必死に声を振り絞る少女を見た。彼女は今どうしているだろう。お母さんは見つかっただろうか

 ▼親が亡くなったり、行方不明になったりした子どもが大勢いる。震災から2カ月弱。癒えぬ悲しみと募る孤独の中、巡ってきたこどもの日である。青空を泳ぐこいのぼりに「親鯉(ごい)」の姿を重ね合わせる子もいよう

 ▼金子みすゞの詩『こころ』を読んでみる。<私は子供でちいさいけれど、ちいさい私の心は大きい。だって、大きいお母さまで、まだいっぱいにならないで、いろんな事をおもうから>

 ▼幼心はがんぜない。母親のありがたみなど、どこ吹く風。遊びのこと、友達のことで心は満たされる。その平凡を震災は断ち切り、子どもたちの心を親の不在という受け入れ難い現実で打ちのめす

 ▼みすゞには、『空の鯉』と題した威勢のいい詩もある。池に映った雲を見て跳ねるコイに、<おまえも雲の上をゆく、空の鯉だよ、知らないか>と語り掛ける

 ▼いま若鯉たちはよどみ、光も差さない悲しみの岸辺にいる。涙で池はあふれそうだ。それでも、やがて聞こえてくる。雲の上から親が「跳ねて」と促す声が。その日まで、甘えるだけ甘えていい。大人が君たちを支える。

2011年05月05日木曜日 河北新報・河北春秋

 昨日(5日)の夕方から、特定非営利活動法人読み聞かせ文庫の里見喜久夫代表とお話をさせていただいた。

 同NPOは、絵本の読み聞かせ運動を活発にすることを通して、いのちを大切にし、明日の世の中を考える子供たちを育てることを目的に活動されている。

 愛するFC町田ゼルビアの11番、酒井良選手も理事として参画されている。

http://yomikikasebunko.jp/

 4月30日の大物産展のときに、里見さんからお声をかけていただいた。

 「福島に知人がいる。被災地の中小企業や障害者施設のために何か役に立ちたい」というお話だった。

 昨日、わざわざ、「らいむ」においでいただいて、2時間ほどいろいろと、お話させていただいた。

 今回の震災では、数多くの困難を抱えながらも復興に向けて動き始めている宮城や岩手と比べて、福島はまったく先の見えない状況のまま、置いてゆかれようとしている。

 地震、津波に加えて、原発の大きな問題がのしかかる。風評被害も後を絶たない。出口の見えない苛立ちやストレスが、障害者差別を増長させていまうことさえある。

 産業や障害者施設の復興支援と併せて、やらなくてはならない大切なことがある。今回の震災では、150名近くの子供たちが地震や津波で両親を失った。片親を失くした子供は数えきれないほどいる。両親がご無事であっても、避難所の不自由な暮らしや度重なる余震、放射能への不安からくる怯えやストレスが子供たちに重くのしかかる。

 里見さんは、そんな子供たちに少しでも笑顔を取り戻してもらいたい。胸がわくわくするような思いを再び、感じてもらいたい。という思いから、NPO法人読み聞かせ文庫として、被災地に絵本を贈る活動にとりくみたいと考えていらっしゃるという。

 

 里見さんも私も恐れていることは、現在は日本全体で高まっている被災地支援の気運が時が経つとともに、小さくしぼんでしまうことだ。言うまでもなく被災地が復興を遂げるまでには、まだまだ長い歳月がかかる。だから、いつまでも忘れないで、太く長い支援を続けていくためには、支援する側も心にゆとりを持って、語弊はあるが、支援そのものを「楽しめる」ような仕掛けをつくっていかなければならない。

 今回の絵本を贈る活動も、そういう考えから、里見さんは、素敵な仕掛けを考えていらっしゃる。私が今、ここでそれを書いてしまうのは、「ルール違反」になってしまうので、差し控えるが、5月15日に何かが起こることを期待していてください。

(天野)

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