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地震、津波、原発事故、風評被害、障害者差別。五重の苦しみから立ち上がれ、福島の障害者施設。(カウントダウン情報7 あと12日)

 きょうされんの就労支援部会でご一緒させていただいている西澤さん(ほのぼの屋・京都府舞鶴市)から、福島県の作業所の窮状と支援を訴えるメールをいただきました。(西澤さんは、きょうされん京都支部から、福島県の支援センター立ち上げの準備に入り、つい先日まで、福島で支援活動に当たられていました。)

 福島県南相馬市にあるNPO法人「あさがお」は、精神障害のある人と知的障害のある人が働く就労支援(授産)施設やグループホームを運営する団体です。

 南相馬市は、3月11日に発生した地震と津波により甚大な被害を受けたばかりでなく、その後、起きた福島第1原発の事故によって、更に深刻な事態に追い込まれました。

 南相馬市の地域は、原発から20キロ圏内、30キロ圏内、30キロ圏外に三分されています。「あさがお」の運営する施設はすべて原発から25キロ圏内にあり、屋内退避が支持されていました。

 余震や暖房不足、原発事故への不安から、症状が不安定になる人がいたため、「(市が準備する公的な)バスなどで退避させられないか?」と法人理事長が市に掛け合いましたが、「一般の人と一緒にバスに乗せるのは無理だ」と断られてしまいました。

 原発事故以降は、食料やガソリンに加え、障害の症状を抑える薬の入手も難しくなり、不安から幻聴を訴えたり、うつ状態の悪化する人もいたため、仕方なく6台の車に26名の利用者・職員が分乗して、南相馬市を発ちました。

 最初に向かった伊達市では、同じ福島県内でもあるにもかかわらず、南相馬市からの避難者と分かると、「庁内に入るな」と門前払いをくらい、ようやくたどり着いた隣県では、避難所には入れてもらえたものも、障害者ということで、最初は「(あてがわれた)部屋から一歩も出るな」と言われたそうです。

 地震と津波による被害、原発事故、風評による放射能汚染差別、そして、無理解からくる障害者差別と、四重、五重の苦しみと悲しみを味わっています。

 現在は、避難所から南相馬市に戻り、作業所・施設の再開に向け、努力を重ねられていますが、避難時には、バスにも乗せてもらえなかったのに、今度は、行政から再開を認めてもらえない状況になっています。そのような中、職員たちが毎日一軒一軒利用者の自宅を回り、救援物資を届けているとのことです。

 「あさがお」の就労支援(授産)事業では、豆や米などを無農薬で作り、販売し、収入を得てきました。しかし、原発事故で畑が放射能に汚染されてしまって、これから先、何年も使えなくなってしまうのではないかという心配があります。それでも、地域とのつながりがあってこそ、運営できる精神や知的障害の人たちの施設であることを考えると、南相馬の地を離れることはできません。

 施設の復興のためには、これから長い時間をかけての粘り強いとりくみと資金が必要です。「あさがお」の人たちも、ただ黙って誰かが手を差し伸べてくれるのを待つのではなく、自分たちの今できることから精一杯とりくみ、復興をめざしていきたいという強い意思を持たれています。

 「あさがお」の施設には、利用者が丹精込めて無農薬で育てた大豆を、無添加で一年間熟成した、こだわりの味噌の在庫が2.2トンあります。

 通常は、地域の学校等に給食用として販売していたものですが、ご承知の通り、南相馬市では、学校も再開されてません。

 きょうされんの財政事業委員会では、加盟施設に呼び掛け、今週中に、この味噌をすべて売り切る計画を提案しました。

 「あさがお」の状況を知り、「これは絶対に黙って見てはいられない」と思いました。4月30日の「大物産展」に、「あさがお」の「こだわり味噌」が販売できるよう、早速、動いてみようと思います。

 1日でも早く、施設が復興し、皆さんの笑顔が戻ることを願い、インターネットのサイトにあった「あさがお」の皆さんの写真とメッセージを貼り付けておきます。

Asagao3

~NPO法人あさがおからのメッセージ~
私たちは障害があるからこそ体にいいものをという信念のもと、有機肥料で農薬を使用しない栽培にこだわり、ゆっくりと丁寧に、青ばた豆から大切に育てています。
従来おからとして廃棄されていた栄養部分もまるごと入っているのも特徴です。

(天野)

  

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