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不測の事態にも、自分で判断し、冷静に対応した登録者の人たちの姿に感動

昨日(3月11日)、発生した東北・太平洋沿岸地震は、未だにその全貌がはっきりしないほどの、甚大な被害をもたらしています。

被災して、亡くなられた方のご冥福と今なお、安否不明な方のご無事、そして、被災地の一日も早い復興をお祈りします。

首都圏でも、地震直後から、長時間に渡って、公共交通網が全面的にストップする事態に陥り、帰宅が困難になる人が多数でました。

私も、地震が起きた時間には、銀座の企業を訪問中で、居合わせたビルの8階は、生まれてこのかた初めて体験する激しい揺れに見舞われました。

電車での帰宅は早々にあきらめ、とりあえずは、実家がある狛江市をめざして、歩き出しました。新橋から虎ノ門、青山通りから国立競技場に折れて、代々木でようやく山手線の外側に出て、あとは小田急線に沿って、歩きました。

携帯電話がまったくつながらない状況だったので、小田急の参宮橋駅構内の公衆電話から、「らいむ」に連絡を入れて、お互いの無事を確認。経堂駅まで歩いてきたところで、足が限界に来たので、食事を取りながら、電車の復旧を期待しての大休止。

ラジオの情報で、小田急線の復旧は見込みなしと聞き、再び、歩き始めて、成城学園前の手前まで来たところで、高架を走り抜ける電車と社内の乗客の姿を確認。急いで、駅に向かい、復旧を確認。徐行運転の急行で町田まで帰ってきて、重たい足を引きずりながら、「らいむ」に戻ったのが、午前1時過ぎでした。(銀座を出てから7時間30分)

「らいむ」の登録者のうち、現在、企業等に就労中の方は54名。そのうち、勤務先が町田の人が8名で、残り46名の人が町田市外で働いています。その人たちは、当然、私同様に大変な状況に見舞われたのではと思い、今日の午後から、竹内職員といっしょに全員に電話をかけて、状況を確認させていただきました。

46名中、不幸中の幸いというか、公休日等で欠勤していた人が11名でした。おそらく、「らいむ」の登録者の人の中では、一番、遠距離通勤になる川崎市の埋め立て地にある企業で働いている青年も公休日ということで、難を逃れることができました。(それでも、今日は通常通りに、出勤しています)

残り35名の人のうち、山手線の内側にある企業で働いている4名は、全員が会社で夜を明かし、今朝、自宅に戻っています。

川崎市の有料老人ホームで働く1名も、同じく職場に泊ったということです。他にも職場の同僚や親戚の家に泊めてもらった人が数名います。

多摩地域や神奈川(横浜市や相模原市、厚木市など)で働いている人たちは、徒歩や、会社の送迎バスで最寄駅まで、そこから、また徒歩やバスを乗り継いで帰ってきた人が多数です。

ご家族が会社や、最寄り駅まで車で迎えに行かれた方も多数います。また、会社の同僚の方に車で送っていただいた方もいます。

中には、会社近くの避難所や、開放された公共施設で、電車の復旧を待って、帰宅した人もいます。

とにかく、46名全員の無事が確認できて、ホッとしました。

交通網が全面ストップし、携帯電話もまったく通じないような状況の中、大都市のインフラの脆弱さを痛感しました。そんな中にあっても、見事だったのは、今回のような不測の事態に対しても、落ち着いて、しっかりと対応できた登録者の人たちの姿勢や、的確かつ丁寧な指示をくださった事業主(企業)さんの対応の素晴らしさでした。

川崎市多摩区の有料老人で働いているKくんは、地震後も通常の勤務時間まで働いた後、向ケ丘遊園駅から町田まで徒歩で帰ってきました。(町田到着は23時30分でした)

新宿の職場での勤務を終えたSくんは、新宿駅で電車の運休を知り、駅員のアドバイスに従い、都庁の避難所で不安な一夜を明かしました。

新横浜の職場で勤務を終えたKさんは、新横浜駅で帰宅のタクシーを待ち続け、朝の4時過ぎにようやく自宅に帰りつくことができました。

Kくんも、Sくんも、Kさんも、本当に申し訳ないけれど、「らいむ」の職員である私たちでさえ、とても、本人が一人で考え、決断して、こんな的確な対応がとれるとは思ってもみなかった人でした。(それだけに何一つ、手助けすることができなかった、自分たちの無力さが悔やまれてなりません)

イレギュラーな出来事への対応に弱い面を持っている発達障害や精神障害のある人たちの不安やストレスも心配されましたが、電話で話す限りは、みなさん、とても落ち着いて、その時の様子を話してくださったので、少し、安心することができました。

自然災害という予測もできない事態に対して、それぞれに、自分で判断し、冷静な対応をとった「らいむ」の登録者の人たちを誇りに思います。また、企業やご家族のみなさんのご協力に心より感謝申し上げます。

「らいむ」の役割としては、今回の地震後の各登録者、企業、ご家族の動きをデータベース化して、これから先もいつ起こるか知れない、万一の事態に備えて、万全の対応策を考えていくことであろうと考えています。

今日はゆっくり休んで、明日から(来週から)の出勤に備えてください。

登録者の皆さん、ご家族の皆さん、企業等の皆様に感謝です。

(天野)

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