« 「みやぎ支援センター」の立ち上げ、復興支援のイベント開催の具体化 | トップページ | 太く長い被災地の復興支援をおこなっていきたいという気持ちが一層強くなりました »

被災地の避難所で暮らす障害のある人たちの大変さを知ってください

 河北新報社(東北地方のブロック紙)のホームページに、避難所で暮らす障害のある人たちの様子を報告する記事がありました。

 この先、リンク切れも考えられるので、全文を下記に転載します。

要援護者 届かぬ手 知的・精神障害者や高齢者

◎不足する福祉避難所・専門職員/受け入れ縮小に困惑/仙台

 障害のある人や高齢者ら要援護者は、震災に伴う環境の変化がストレスとなり、心身ともに不安定な状況になりやすいとされる。東日本大震災の被災地でも、要援護者の支援が課題になっている。

 仙台市は、指定避難所での生活が難しい障害者や認知症の高齢者らを、市内の福祉施設で受け入れているが、施設は満員状態だ。自宅や家族を失った障害者も多く、市は、今後の受け入れ態勢の整備を急いでいる。

 市は、福祉施設や特別養護老人ホームを、ケアが必要な高齢者らを受け入れる「福祉避難所」として指定した。震災後、市内30カ所の施設が、約230人を受け入れた。

 福祉避難所となった障害者生活支援センター「ハンズ宮城野」(仙台市宮城野区)では25日現在、認知症の高齢者や心身障害者11人が、寝泊まりしている。

 避難者の一人で、同区の菅谷幸子さん(37)は、軽度の知的障害者で、足にも障害がある。父清彦さん(75)の介助を受けながら、車いすで生活している。

 菅谷さんらは、中学校の体育館など2カ所の避難所で、5日ほど過ごした後、ハンズ宮城野に移った。

 学校など、地域の避難所は、手すりや障害者用トイレといった設備が不十分で、見知らぬ人に囲まれると情緒が不安定になる心配もある。障害者生活支援センターは、もともと通所施設だが、障害者用設備が整い、職員が24時間体制で見守る。

 清彦さんは「障害者が生活できる環境を探すのは大変。ここに来ることができて助かった」と語る。

 しかし、福祉避難所に指定された施設は現在、すべて定員に達し、新たな受け入れができない。現在、避難を希望する20~30人の避難先が決まっていないという。

 市は、4月上旬を目安に、「施設を通常サービスに戻す」(健康福祉局)として福祉避難所の規模を縮小する方針だ。現在避難している障害者には、それぞれの事情に合わせて、別の施設や仮設住宅に移動させるという。

 菅谷さんの避難所は、31日に閉鎖する予定だ。しかし、自宅1階はまだ泥だらけ。清彦さんは「わたしだけなら何とかなる。障害がある娘は、どうしたらよいのか」と不安を募らす。
(佐久間緑)

◎心身不安定/ほかの避難者もストレス限界/陸前高田

 200人以上が避難生活を送る陸前高田市内の公民館。重度の知的障害のある男性が、夜中に走り回ったり、所構わず排せつをしたりするなどの行為が続いた。ほかの避難住民から「安心して寝られない」との不満が相次いだ。

 避難所の担当者が、地区の民生委員を通じて保健所や市役所に相談。当面、専門施設に移れるよう手配し、一緒に避難している母親や本人との話し合いを進めている。

 担当者は「震災で本人の心身が不安定になっている部分もあるだろうが、ほかの避難者のストレスが限界に近づいた。集団生活が基本の避難所で、障害者にどう対応するか、調整が難しい」と頭を悩ませる。

 高齢者のケアも限界に来ている。陸前高田市で最も多い約1200人が避難する第一中。高齢者専用の部屋でボランティアとして働く大浦貴美子さん(53)は介護業務に日々追われる。

 「支援を必要とするお年寄りは多いのに、専門知識を持つボランティアが圧倒的に少ない」
 部屋で暮らすのは認知症や半身まひなどの症状のある高齢者約20人。多くが排せつや食事などで介助を必要としている。

 一方で、介護知識のあるスタッフは2、3人にとどまる。震災直後から働きづめのスタッフの疲労はたまる一方だ。
(神田一道、菊池春子、佐藤理史、剣持雄治)

2011年03月31日木曜日

 ウィズ町田でも、被災地の障害のある人たちを受け入れるべく、4月に開所予定のケアホーム「まいん」の1ユニット(5室)の提供を決め、町田市および東京都の所管部に、受け入れ可能の意思を伝えています。

 昨日、開設した「みやぎ支援センター」とも連絡を取り、早期に受け入れを実現したいと考えています。

(天野)

 

|

« 「みやぎ支援センター」の立ち上げ、復興支援のイベント開催の具体化 | トップページ | 太く長い被災地の復興支援をおこなっていきたいという気持ちが一層強くなりました »

東日本大震災による被災障害者施設の復興支援」カテゴリの記事

コメント

被災地の状況も想像を絶するものがあり、被災した障害を持つ方々への支援まで気が回らない(超現実的な状況から逃げたいので考えたくない)部分があるのかとは思います。
福祉関係者も踏ん張りどころと気負わなくてはならない状況かとは思います。
私も微力にも届かぬ有り様ですが、せめて気をそらさぬようにしていきたいです。
厳しい状況ですが支援関わる皆様も体調にはくれぐれもご留意ください。

投稿: ち | 2011年3月31日 (木) 16時12分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/169359/39430969

この記事へのトラックバック一覧です: 被災地の避難所で暮らす障害のある人たちの大変さを知ってください:

« 「みやぎ支援センター」の立ち上げ、復興支援のイベント開催の具体化 | トップページ | 太く長い被災地の復興支援をおこなっていきたいという気持ちが一層強くなりました »