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「みやぎ支援センター」の立ち上げ、復興支援のイベント開催の具体化

 昨日(29日)の午後、ウィズ町田の職員2名(小野理事と「なないろ」の生津職員)が、宮城県仙台市に向けて旅立ちました。

 今回の目的は、日本障害者フォーラム(JDF)の被災障害者支援活動に協力して、仙台市太白区にある共生福祉会仙台ワークキャンパス内に「宮城県 被災障害者支援センター」(以下、「みやぎ支援センター」)を開設することです。

 昨日、7時間半かけて、午後9時過ぎに無事、現地に到着したとの連絡を受けました。また、今朝もらった電話では、本日は、午前中に宮城県および仙台市の行政を招いて、開設式をおこない、午後からは早速、各市町村を回り、被災した障害のある人たちの現況調査と行政に対する要請・要望行動をおこなうとのことです。

 並行して、固定電話の開設とPCの接続、ホームページの開設準備をおこなっているということなので、もう少しすれば、現地との連絡もより容易になるものと思われます。

 先週、私も現地に行き、ガソリンの入手がとても困難であることを身をもって体験したので、こちらに戻ってからは、タンクローリーの調達手段をいろいろと当たってみましたが、なかなか思うような結果を得ることができませんでした。今朝も、最終手段として、ガソリン携行缶の調達について、法人内の情報共有メールで指示していたところ、午後一番に現地のH福祉会からメールをいただきました。

 今週に入り、宮城県内のガソリン事情にも改善の兆しが見られ、今日現在、H福祉会の車両は、ほぼ満タンのガソリンを入れることができたとのことです。

 時間の経過に連れて、現地で必要な物資が刻々と変わることを改めて知らされました。それだけに本日から、「みやぎ支援センター」が立ち上がったことで、今後は、現地の要望によりタイムリーに応えていくことができるものと思われます。

 ライフラインや道路等のインフラの復旧が進み、現地の食料や燃料事情が幾分、改善されてきたとはいえ、地震や津波で住居を失くした方々の避難所生活は依然として、大変な不自由を強いられる状況が続いています。障害のある人たちの中には、避難所で集団生活を送ること自体が困難な人も多く、そのような人たちの生活の様子はほとんど伝わってきません。

 原発事故の被害を受けている福島県相馬市では、住民の多くが避難した危険区域に全盲の夫婦が取り残されていたという事態も起きています。(24日に救出)

 「みやぎ支援センター」には、現地のH福祉会からも3名の職員を常駐させ、東京や埼玉から支援に入った人たちと協力しながら、まずは、宮城県全体の障害のある人たちの現況を確認し、復興に向けての具体的とりくみを実施していきます。

 震災後、休所していたH福祉会の8事業所も、先週から徐々に再開し、来週までには、すべての事業所で通所開始になるとのことです。震災後、不安な生活を送っていた障害のある人たちが久しぶりに仲間と再会することで、元気を取り戻してくれることを心より願っています。

 事業所に戻った障害のある人たちが本当に元気になるためには、これまでとりくんできた「仕事(作業)」の復旧が喫緊です。震災で授産の設備に損傷を受けた事業所もたくさんある中で、今までどおりのことをやるだけではなく、まったく新しいものチャレンジすることも必要になってきます。

 H福祉会の理事長さんからは、町田作業所連絡会などに対して、次のようなご要望をいただきました。

 「是非、被災地作業所の商品の販売に知恵を絞っていただけないでしょうか? 作業所の自主製品はもちろんですが、被災地の産物も併せて販売の対象にし、その業務を作業所が担当できるといいと思います。(そうすることで、障害のある人たちが)被災地復興の一翼が担えると思うので。」

 「勿論、消費者が必要としている商品でなければ売ることはできません。そのことが商品開発のきっかけにもなりますし、授産事業の大きな質的転換になるのではないかとも思います。この大きな災いを発展の契機にしなかったら復興の意味がありません。」

 

 要望を受け、「それでは、被災地支援を目的に、東北地方の大物産展を町田の中心市街地で開催したい。できるだけ早期に!」と提案をさせていただいたところ、「是非、実現しましょう!」との返事をいただきました。

 「具体的な目標があれば、頑張ることができる」

 まさに、その通りだと思います。

 具体化に向けて、早速、動きだすことにします。

(天野)

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コメント

いまネットなどで節電を呼び掛けるキーワードの一つに「ヤシマ作戦」があるそうですが、この単語を、エヴァンゲリオンの制作会社に許可をとって節電を呼び掛ける関連商品の開発なんてどうでしょう。クッキーとか、ステッカーで「ヤシマ作戦」。
ただ、流行り廃れがあるかも知れませんね。すいません駄目アイディアでした。

投稿: さいたまおやじ | 2011年3月30日 (水) 16時47分

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