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2010年2月

明日の理事会で、忙しかった今週も日程もすべて終了

 とにかく慌しく、忙しかった1週間がようやく週末を迎えました。

 月曜日(22日)、厚木でJC支援。

 火曜日(23日)、東京合同面接会(千駄ヶ谷・東京体育館)。

 水曜日(24日)、市内でJC支援、グループホームの名称決定作業と申請書類作り。

 木曜日(25日)、横浜合同面接会(関内・横浜文化体育館)。

 金曜日(26日)、午前、川崎の職場訪問、午後、都庁へグループホームの書類提出。

でも、まだ、今週の予定が残っていて、明日は午後から理事会です。

 グループホーム・ケアホームの書類は、これから差し替えしなければいけない書類もたくさんなりますが、とりあえず4月1日事業開始に向けてのエントリーが完了。

 新しいホームの正式名称は、

 事業所名:「ウィズ町田 グループホーム」

 ユニット名:「みおん」

 ということで、最終決定です。

 残こる「大仕事」は、職員体制の確立を急ぐこと。来週中には、ハローワークに求人票を出す予定ですが、来週、再来週と、職業センターさんからの依頼で、小金井市にある企業に、最低3日間、JC支援に入ることがほぼ決まっているので、やりきれるかどうか、かなり不安です。(とはいえ、「やらねばならない」のですが)

 今日、「みおん」(4月開設のGH/CH)の申請書類を提出した際、「みおん」に続く、ウィズ町田のグループホーム等の事業展開についても、少し、相談させていただくことができました。もしかすると、すごい事業展開のできる想定外の可能性も示唆されて、舞い上がって帰ってきましたが、詳細については、また今度。

 就労支援関係でも、いくつか大きな動きがありそうですが、常に複数課題を同時進行でこなしていかなければならない状況で、なかなか気が抜けません。

 

 今日、都庁を訪問した帰りに、新宿駅で新聞の号外をもらいました。バンクーバーオリンピックの女子フィギュアスケートで、浅田真央選手が銀メダルを獲得の報。重圧に負けず、本当によくがんばった。おめでとう!

 ちょっと困ったように、はにかむ真央ちゃんの表情を見ていると、なんだかほのぼのとした気持ちになれ、励まされます。

(天野)

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3時間で9社の面接に同席という「新記録」を達成した横浜合同面接会

 関内の横浜文化体育館で開催された合同面接会に参加してきました。開場の12時少し過ぎに到着したところ、入口には、長い行列ができていました。

 一昨日の東京体育館もそうでしたが、雇用不安の情勢を反映してか、今年は例年にも増して、合同面接会に参加される方が多いように思います。

 障害部位別求人と、30枚の受付札が終了したところで、面接を受けることもできなくなってしまう方式になっているので、参加者の方も多かれ少なかれ、殺気だっている様子も見られました。

 入口の行列で待たされ、入ってからも待たされ、予定の1時から、面接についての説明を始める。手話通訳者の方はいるものの、文字情報がないという「不手際」もあって、激しい口調でハローワークの職員さんに詰め寄っている参加者の方がいました。もちろん、ご本人の切羽詰った気持ちも分かりますが、それだけで、不安になってしまう発達障害や精神障害の参加者の方もいらっしゃったのではないかと思うと、残念です。

 前にも書いた通り、障害部位別で、対象となる障害を限定し、かつ、健常の方であっても、なかなかできない難しい仕事と安い賃金で求人を出している企業がいくつかあって、当たり前のことですが、1枚も札が動くこと(1人も求職者が)なく、3時間手持ち無沙汰でぼーっと座っている企業の面接官もいました。

 この人たちは、会社を出るときに、なんて言われてくるのでしょう。まさか、「どうせ1人も求職者は来ないと思うけど、3時間辛抱してきてね」なんて言われてはいないと思いますが…。また、会社に帰ったとき、なんて報告するのでしょう。「さすがに、先輩の読みはすごいですね。求職者ゼロの大当たりでした!」 そんなブラックジョークが真実でないことを祈ります。

 暇そうにしている企業の面接官に、「札がなくなる求人」を指南してさしあげようかとも思いましたが、今日はまったくその余裕がありませんでした。

 「らいむ」からは3名の登録者の方が参加。Aさんには、4社の面接に同席、Bさんには、3社の面接に同席、Cさんには2社の面接に同席、1社は後ろで見守りということで、3時間弱の時間で、合計9社の面接同席、1社の見守りという「新記録」を打ち立ててしまうほどの慌しさでした。

 参加者も企業も、支援機関もハローワークもみんなが一生懸命なのに、なんだか、少し空回りしてしまっているような印象を受けた面接会でした。参加者の方からは、アンケートのかたちで意見をいただいているようですが、たとえば、企業、たとえば、支援機関からヒアリングをするようなかたちで、運営のあり方を再検討してみる必要もあるのではないかと思います。

 「らいむ」の登録者の方のみならず、真剣な気持ちで参加されている一人でも多くの皆さんが「夢の扉」を開けることを期待したいと思います。

 「らいむ」に戻り、夜は、ゼルビア関係の有志の集まりに参加。普段、お話させていただく機会も少ない商店街連合会の方たちなどと、ゼルビアをキーワードに町や地域の活性化について意見交換させていただく機会が得られたこと、人脈が広がることを嬉しく思います。

 今日、ゼルビアの所属するカテゴリーのJFLの今季全日程が発表されました。ホーム初戦は3月21日の野津田陸上競技場でのMIOびわこ滋賀とのゲームになります。ゼルビアネタから、しばらく遠ざかっていた本ブログですが、3月中旬以降はまた騒がしくなると思いますが、お許しください。

(天野)

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4月開所予定のグループホーム・ケアホームの名称が決まりました

 4月にウィズ町田として初めて開所する予定の一体型グループホーム・ケアホームの名称が決まりました。

 ウィズ町田の各事業所の職員から、「名称」に加えて、「その名称に込めた思いや意味」、「どんなGH/CHにしたいか?」という思いを記入してもらうかたちで、応募してもらいました。

 全部で29件の応募があり、ウィズ町田の理事10名のうち、職員理事5名の採点を1位5点~5位1点(1点刻みで)、職員以外の理事の方5名については、職員理事の2倍の採点で集計した結果、

 第5位が、「ゆうほ(友歩)」…18点

 第4位が、「さくら」…19点

 第3位が、「ぴーす」…20点

 第2位が、「ゆくる」…22点

 そして、栄えある第1位は、見事!

 「みおん(海音)」…24点が選ばれました。

 

 奇しくも、1位から5位までを、すべて、ひらがなで3文字の名称が占めました。「らいむ」と同じなので、6年前に「らいむ」の名称を考えた自分としては、ちょっと愉快です。

 「みおん(海音)」の名称を考えてくれた職員の応募用紙には、「名称に込めた思いや意味」として、次のように書かれています。

 「濁音のない3文字が覚えやすい。生命の源である海から音が広がっていくように、ホームに入所される方々が、多方向に響き渡ってほしい。海があり空(美空)があり、なないろがあり、空を飛ぶスワンがあり、海からの音は無限の可能性を秘めているという意味」

 なかなか良いことを言いますねぇ。でも、「赤い屋根」と「あらぐさ分教所」が落ちていますよ!

 「濁音のない3文字が覚えやすい。生命の源である海から音が広がっていくように、ホームに入所される方々が、多方向に響き合ってほしい。海があり空(美空)があり、たくましく、あらぐさ(雑草)の育つ大地がある。太陽の色を映した赤い屋根の彼方に、なないろの虹がかかり、白いスワンが、遠く海からの無限の可能性を秘めた音に乗せ、虹をめざして大空を舞うという意味」くらい書いてくれると、もっと点数があがったかな?(くさすぎて下がってしまっても私の責任ではありませんよ)

 また、「どんなホームにしたいか?」という問いに対しては、「入所される方々が、一人の個人として生き生きと生活し、また社会の一員として昼間はきちんと働くというリズムのある生活を送っていただきたい」とありました。

 (一般就労という意味に限定するものではなく)「働く」ということを、日中活動の主軸に据えている面でも、「ウィズ町田」らしいコンセプトだと思います。

 応募してくれた職員の皆さん全員に「ありがとう」の言葉を送ります。当選した職員は、天野の代わりに、みんなに賞金でおごってあげてくださいネ!

 ホームの名称が、ようやく決まり、4月開所のためには、なんとしても2月末日までに、申請書類を提出しなければならないので、明日、明後日は、申請書類提出のための最後の追い込み作業です。

 2月26日の午後に都庁の所管係を訪問させていただくアポも取らせていただきました。絶対に間に合わせます。

(天野)

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面接では、言葉(会話)のキャッチボールをどれだけ楽しめたかが、自己アピールにつながる

 本日。東京体育館で開催された合同面接会に参加してきました。「らいむ」の登録者の参加は4名。(昨日のブログで書いた3名からプラス1名)です。厳しい雇用情勢を反映してか、例年にも増して、求職者の数が多く感じられました。

 職員3名体制で面接会に臨みましたが、やっぱり、キツイです。結局、ずっと一人の方についていることはできず、広い会場内を「どこどこの企業は、現在、●番目の求職者と面談中」「××君は、△△社の●番目の札を持っているので、後、何分したら、△△社のブースの前で合流」などという手順を、常に頭に入れておかねばなりません。

 「らいむ」のスタンスとしては、常々、「就職するのは○○さん自身」「らいむの職員は、企業から質問があれば、いつでもお答えしますが、基本的には余計な口出しをしない」ということで、通しています。良くも悪くもそうすることで、本人のモチベーションや面接スキルが上がります。今日も、そんなご本人の姿を垣間見て、「よし、よし!」とほくそ笑んでいました。

 天野がずっと支援を担当しているKさん。もう十分に企業で働くに値する力を持っている方です。就職には、運とタイミングが左右するとはいいますが、正直、「どうして彼が就職できないのか」が、自分にとっては不思議で仕方ありません。自分の障害や病気については、しっかりと理解できています。そのうえで、自分に足りない部分を身につけようとする努力も日々、怠らず、続けています。「ほう・れん・そう」も欠かすことなく、助言には素直に耳を傾け、改善を図ろうとしています。だから、絶対に何とか結果を出したいのです。

 天野の彼に対する思いと同じように、どこの支援機関の職員も、自分のところの登録者の方に対しては、熱い思いを持っています。

 一方で、この経済情勢の厳しい中にあって、合同面接会に参加された企業の側も、「会社に貢献してくれる良い人材を確保したい」「他社には負けない」という気概を持っていらっしゃるはずです。だからこそ、合同面接会は、「面白い」のです。

 「就職するのは本人」という「らいむ」のスタンスや、面接ブースの狭さもあって、いくつかの企業の面接では、登録者の人を背後から見守っていました。合同面接会の場で、即採用が決まるということは、100%ありませんから、面接に臨む登録者の人に対しては、「とにかく、リラックスして、会話(言葉)のキャッチボールを存分に楽しんでおいで!」と送りだしています。Kさんにしても、同じ精神障害のあるYさんにしても、実に堂々と面接官の方と渡り合っている姿を見て、うれしく思いました。

 ご本人が「キャッチボール」を終えた後、いくつかの企業の方とは、支援機関としての本人評価とともに、障害者雇用全般についてに意見交換もさせていただきました。ここ数日のブログに書いているとおり、こちらが本音で話せば、企業の方も、やっぱり本音で応えてくださいます。

 それぞれが抱える複雑な事情もあって、なかなか思うように事が進まないことの方が普通です。それでも、最善策を考えてみようと話してくださる企業の方と出会えることが、合同面接会の魅力でもあります。登録者の方にとっては、すぐに結果が出ないことは不安であることも分かっていますが、たとえ、結果が出なかったとしても、少しずつ絶対に前に進んでいることだけは間違いありません。「らいむ」の職員は、バカですが、登録者の方があきらめないで、がんばっているかぎりは、いっしょにがんばりたいという気持ちをずっと持ち続けています。

 今日の余韻もさめやらぬうちに、明後日は、横浜の合同面接会。体力勝負の1週間となりそうです。

(天野)

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愚痴のち、ポジティブ、一時「ときめき!」

 明日(というか、もう今日は!?)は、東京の合同面接会。ご本人たちの「やる気」を「本気」で応援するために、「らいむ」の職員も、この時間まで、しっかり準備をしています。明日の面接会には、3名の登録者の方が参加の予定です。この3名の方については、ご本人にお話していますが、「是が非でも、今年度中に就職を決める」覚悟で、「らいむ」の職員も動かせていただいています。「成果至上主義」という批判を受けるかもしれませんが、それでも構いません。最低、それくらいの覚悟や決意がなければ、この厳しい雇用状況の中で、就職などできません。

 昨日の話の続きに続きになりますが、企業側がわれわれ就労支援機関に対して、よく言われる「就労支援機関間(同士)で良いネットワークを築いてください」という言葉に対しては、はっきり言って、強い違和感を覚えます。T自動車の社員は、少なくともN自動車の車には乗りません(乗れません)。なぜかというと、自分の会社で作っている自動車がもちろん一番であると思っているからです。「らいむ」で言えば、少なくとも、合同面接会などの場で、推薦する(面接に同行する)登録者の方は、自信を持って、企業にお勧めする「我が社」の「商品」です。だから、他社(他の支援機関)の「商品」には負けたくありません。

 支援機関同士、必要な情報交換はしますが、世間でいう「談合」のような付き合い方は、絶対にしたくありません。だから、「支援機関同士仲良く、ネットワークを築け」というような言葉は、企業側のある面、「思い上がり」ではないかと思います。本当は、先週のシンポジウムのような場所で、支援機関側から、企業に媚びるのではなく、ハッキリと言わなければならないのです。「もし、真剣に障害者雇用を進めようと思うのならば、どこの支援機関が本当に真面目に就労支援にとりくんでいるのをきちんと見極め、真面目にとりくむ気のない支援機関など、どんどん切り捨ててください」と…。

 それを言えない支援機関の側も、そう言わせない企業の側も、本気で「就職したい」と考えている障害者本人にとっては、百害あって一利なしです。もし、今の「らいむ」がそんな状況に」陥っているというご批判のある方がいらっしゃれば、是非、ご意見をお寄せください。それが、もし事実であれば、責任者である私が、当然、その責任を取らせていただきたいと考えています。

 金曜日の研修会の後、参加した集いは、財団法人ヤマト福祉財団で大変、お世話になった方が、定年退職を迎えるにあたっての、ごく内輪での「感謝の集い」でした。

 ヤマト運輸と障害者施設とのコラボレーションとして、全国各地で実施されているメール便事業の骨格を立ち上げたのが、今回、定年を迎えられるOさんです。いつも凛とした佇まいのとってもステキな女性です。日本全国でメール便を配達している障害のある人の顔と名前が全部一致しているようなすごい方です。

 定年退職を知らせる葉書を出したところ、M県のメール便を配達している重度の障害者の方から、手紙が届きました。たどたどしい字で「メール便大好き」と書かれていた手紙を涙を浮かべながら、私たちに見せてくださいました。企業と就労支援機関という立場は違いますが、自分もやはりOさんのように、自分自身、本当にやりがいや生きがいを感じられる仕事をしてみたいと思います。

 集いに参加されていたFさん(新政権のもと発足した「障がい者制度改革推進会議」の副座長として、ご活躍されている方です)が、とても良いお話をしてくださいました。キーワードは、数字で、1、10、100、1000、10000です。

 1日に、「1」時間、読書をしなさい。(新聞を読むことでもいいです) そうすれば、視野が広がり、世の中を正しく見られるようになります。

 1日に、「10」回、深呼吸をしなさい。そうすれば、すーっと、気持ちが落ち着き、腹を立てることなく、穏やかに過ごせます。

 1日に、「100」回、笑いなさい。そうすれば、自分自身も、周りに人たちも、明るく前向きな気持ちになることができます。

 1日に、「1000」字、文章を書きなさい。そうすれば、自分自身をしっかりと見つめ直すことができ、言動のぶれることがなくなります。

 1日に、「1万歩」歩きなさい。健康第一。

 最後に「落ち」です。2桁あがって…、

 1日に、「100万回」ときめきなさい。(これは、F氏に対する天野の突っ込みか!?)

 ときめく相手は、異性でも、同性でも、どちらでもいい。ときめくようなステキな出会いを持つことが自分自身を高めてくれる。

 

 …というような感じの先週末でした。

 今週の予定は、なんだか更にハード。

 でも、先週以上の「ときめき」を感じられる週にしたいと思っています。

 22日のアクセスは、とうとう200を超え、とっても嬉しく思います。皆様が良い年度末をお迎えできますように!

(天野)

 

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支援機関(福祉)の側がもっと「プロ意識」を持たねば、障害者雇用も就労支援も良い方向には進まない

 二日間、「らいむ」に泊り込んで、4月開所予定のグループホーム/ケアホームの事業計画案、収支予算案を何とかまとめました。

 今週は、東京、横浜で大きな合同面接会が、立て続けにあるので、そちらの方の準備も大変です。昨日の土曜日も、午前、午後と続けて、三人の方との面談を持ちました。

 金曜日は、午後から、八王子のホテルで開催された、ハローワーク町田とハローワーク八王子主催の「障害者雇用連絡会」に出席してきました。

 ハローワーク町田の統括職業指導官から、(ハローワーク町田の)「チャレンジ雇用」で働いている「らいむ」の登録者のMくんの様子についての報告がありました。

 ハローワークの所長が、全職員宛に発信した「個人情報管理の徹底について」という文書が紹介され、その中でMくんの仕事を高く評価してくださっています。少し長いですが、下に引用させていただくことにします。

 「…… ここで、庶務課配属のMさん(チャレンジ雇用)を紹介いたしますが、彼には『ファックス送信』の仕事をお願いすることもあります。その時の彼の動作を見ていますと、彼は送信の前に必ずファックス番号をはっきりとした声で、042721××××ではなく、0・4・2・7・2・1・・・・と番号を区切りながら、2回確認してから送信ボタンを押しております。是非、みなさんも見習ってほしいと思います。また、彼は『ファックス送信』の仕事は正確であり、間違いは決してありませんので、こうした仕事がありましたら、どんどん発注してください。引き続き、個人情報管理の基本動作の徹底をお願いいたします。」

 Mくんの仕事を丁寧に観察し、職員の方に周知してくださっていることに感謝します。何よりMくん本人にとって励みと自信になると思います。

 Mくんも今週の合同面接会に参加の予定です。面接会では、上の文書も持参して、しっかりと「売り込んで」きたいと思います。

 連絡会の後、引き続き、同じ会場で開催された「東京都の就労支援ネットワーク構築事業」の研修会に参加しました。

 基調講演の「企業の立場からみた障害者雇用」の講演は、講師の「キユーピーあい」湯田社長のお話が明快で、とてもためになりました。

 面接採用時には、その人の障害よりも人物をしっかりと評価する。採用したからには、定年まで働いてもらいたい。そのために、特例子会社ならではの「特別な配慮」をする。

 湯田社長は、「特別な配慮」という言葉を使われていましたが、内容を聞くと、まさに、国連障害者権利条約にも示されている「合理的配慮」がおこなわれていることを素晴らしく思いました。

 定年まで働いてほしいと考える一方で、本人のキャリアアップのための転職は嬉しく思う。また、これまで2名の方が「壽(結婚)退社」されたことが一番嬉しかったというお話は、湯田社長のお人柄の表れだと思います。

 この後のシンポジウムで報告されたベネッセビジネスメイトさんもそうですが、特例子会社もいろいろで、親会社も含めて、本気で障害者雇用にとりくもうとされているところと、雇用率のためだけに特例をつくっているところとでは、かなりの温度差があります。特例子会社の設立方針が決まり、実施された社内公募に自ら志願された湯田社長のような例は、まだまだ少ないのではないでしょうか?

 基調講演に続いて、「企業と考える就労支援」というテーマでパネルディスカッションがありましたが、こちらは、少々(かなり?)不満が残りました。

 一言で言ってしまえば、支援機関側が、どうして、そこまで企業に媚びるてしまうのかという不満です。確かにキユーピーあいさんやベネッセビジネメイトさんは、特例の中でも最高級の特例といって良い会社ですが、企業の側から、支援機関に望むことを、あれほど明快に話してくださっているのですから、支援機関の側も、逆に企業の障害者雇用に対して望むことをきちんとお話しなければ、かえって必要です。

 良い関係を築くためには、やはり、本音をぶつけ合わなくてはいけません。時には、厳しい批判や注文をつけることも必要です。そうでないと、例えば、雇用(支援)がうなくいかず、最悪離職という選択肢を選ばなければならないような状況になったとき、本人・企業双方にとって、それが最良の選択であれば、良いのですが、企業に媚びてばかりいては、結局、障害のある人が蔑ろにされてしまいます。

 「企業と考える就労支援」という演題でしたが、なんだか「企業様に教えを請う就労支援」という題のほうがふさわしい印象を持ちました。「企業と考える就労支援」と同時に、「福祉(施設)と考える雇用促進・雇用創出」といった話も福祉(支援機関)側から、もっと積極的にしていかなければ、ダメだと思います。それをしないで、「ご意見をください」「ご教授願います」ばかり繰り返しているのは、ハッキリ言って、「プロ意識」の欠如以外の何者でもありません。

 支援機関(福祉)の側が、本当のプロにならなければ、障害者雇用も就労支援も、良い方向には進まないと改めて、思いました。

 研修会を終えたその足で、阿佐ヶ谷まで向かい、楽しい集いに参加してきました。そこでの話は、また今度書くことにします。

(天野)

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国民の三大義務のうちのひとつ「勤労の義務」を果たしたくても果たせない環境にあることこそが大きな問題であると思う

 いやいや、すごく勉強になります。

 午後から、きょうされんの就労支援部会に出席してきました。

 総理大臣を本部長とする政府の障がい者制度改革推進本部、制度改革にむけての実質的な議論をおこない、方向性を決める障がい者制度改革推進会議は6月まで月2~3回のペースで開催されます。、そして、その下で施策分野別に、具体的な作業を進める部会も夏頃から、メンバーを確定し、発足するとのことです。

 国の制度や法律をつくる作業に、このようなかたちで民間から参加することは、おそらく、福祉の分野に限らず、わが国でははじめてのことかもしれません。まさに、障害者福祉の歴史的な転換点といっても過言ではありません。

 自分たちが、今、議論していることが、もしかすると、これから先の国の障害者就労支援(というよりも雇用)のあり方に関わってくるかもしれないと思うと、責任感もひとしおです。

 きょうされんの就労支援部会、メンバーは少数精鋭です。部会長は、京都で、精神障害の人たちが働く本格的フレンチレストランとプチホテルの経営にとりくまれているNさん。

 部会長のもとに、部会員が4名。私の他の3名は…、

 「ふるさとをください」の映画の舞台となった和歌山の法人で、冷凍食品の製造をA型で実施されているMさん。

 岐阜で、某有名音楽バンド(●ルフィー)のギタリストT氏も大フアンだという「招き猫マドレーヌ」をつくってらっしゃるKさん。

 東京で、請負作業だけで、年間4千万円以上の収入を稼ぎ出し、平均工賃7万円を実現している事業所の職員のYさん。

 Yさんのところに限らず、どこも、平均工賃が5~7万円という「ツワモノ作業所」の職員さんたちだけあって、会議の議論の中でも、従来の「福祉的なものの見方・考え方」とは、ちがった意見を伺うことができて、とても勉強になります。

 これから、夏に向けて、まずは各分野で、アンケート等による実態調査をおこない、提言づくりを進めていく予定です。

 私が担当するのは、「一般就労」に関すること。どちらかといえば、事業主のための「障害者雇用促進法」から、働く障害者本人のための「障害者就労支援法」に作り変えていくことを大きな目標にして、コツコツと作業を進めていくつもりです。

 今日の議論で一番、盛り上がったのは、重度の障害のある人の労働のあり方をめぐる議論。基本的には、重度の障害のある人が働く場に対しても、労働法を摘要し、働く権利(人権)を保障するとともに、生活そのものをよりゆたかにしていくために、必要な賃金補填をおこなう仕組みをつくっていこうというスタンスです。

 働くことは「権利」であるとともに、憲法では、納税の義務、教育の義務と並んで、勤労の義務として、国民の三大義務として規定されています。失業問題と同様に、「働きたい」という強い気持ちを持ちながら、つまりは、国民としての「義務」を、自分も果たしたいと望みながら、義務を果たせる環境にないこと自体が、とても、大きな問題であると思います。

 重度の障害のある人の労働に対する「賃金補填」というと、短絡的に支出が増えると考える方がいるかもしれませんが、たとえば、月額20万円の賃金補填をする。そのうち、10万円は、最低限の生活を維持するために使う。そして、残りの10万円を、社会貢献や地域貢献にもつながるようなサービスや、もっと大胆なことをいえば、障害者自身が起業するための資金にしたりといった「消費」に使えば、お金の良い流れ(好循環)が生まれ、それに伴う経済波及効果も十分に期待できると思います。何よりも重度の障害のある人たちにとって、「自分も社会の一員である」という確信と、いきがいが生まれると思うのです。

 日本の予算に占める障害者福祉に対する予算の配分率は、わずか0.7%という統計数値があるようです。それに対して、スウェーデンは6%、オランダは3.9%、オーストラリア、イギリスは2.5%だということです。

 確かに、日本の6~7倍の予算で実現しているスウェーデンの「高福祉」ですが、実際に、かの国の障害者福祉の現場を見てきた人の中には、「日本の重度の障害者の人の方がずっと生き生きと活動している」と話す人もたくさんいます。

 要は、支出予算のみいくら増やしてもダメで、支出したものが、回りまわって、収入予算につながっていくような仕組みを本当は作らなければならないのです。

 4時間の予定の会議が、あっという間に時間切れ・延長となり、それでも足りず、議論の続きはまた次回ということになりました。その間、今日の議論をもう一度、自分の中で整理して、よく考えてみたいと思います。

 明日は、午後から、ハローワークの「障害者雇用連絡会議」に、出席します。今回は、町田と八王子のハローワークが共催でおこなうということで、八王子での開催となります。引き続き、おこなわれる研修会に参加した後、夜は、阿佐ヶ谷で開かれる集まりに出席します。「障がい者制度改革推進会議」の中心メンバーの方とも、お会いできる集まりなので、今日の就労支援部会で話し合ったことを踏まえながら、いろいろとお話してきたいと思っています。

 グループホーム/ケアホームの申請書類づくりが、全然、進んでいないのが、かなり不安です。来週は、東京、横浜の二大合同面接会も開催されます。今週末は、間違いなく休日出勤になりそうです。

(天野)

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「らいむ」への公費支給復活のための「理由づけ」を一生懸命考えているところです

 今日は午後から、立川にある東京障害者職業センター多摩支所に出張しました。

 3月から新規で受けさせていただくジョブコーチ支援の対象者の方と初顔合わせとなる面談を持ちました。

 今回、支援させていただく方は、三鷹市に在住の方で、勤務先は小金井市。中央線の武蔵小金井か、京王線の府中駅からバスに乗ることになるので、町田駅までバスで30分近くかかる私の自宅からだと、2時間はかかるとみておいたほうがよいかもしれません。

 東京都の計画の例のブロックで言えば、多摩北部地域ということになります。以前にも書いたと思いますが、広大な多摩地域をカバーするジョブコーチは、職業センター多摩支所の配置型ジョブコーチが5名と社会福祉法人等に所属する認定を受けた第1号ジョブコーチが10名。全部で15名しかいません。

 実際の支援にあたっては、職業センターの職業カウンセラーが支援計画を立て、2名のジョブコーチがペアで支援にあたるので、需要と供給のバランスでいえば、圧倒的に需要過多で、ジョブコーチ支援を希望されても、即座に対応することは、なかなか困難です。

 国制度の「就業・生活支援センター」を「落ちたばかり」で、すでにセンターが設置されている多摩地域北部にお住まいの方の支援に入ることに若干の矛盾も感じますが、結局は、都が計画している各ブロックに1ヶ所のセンター設置では、まだまだ足りないということの表れだと思います。

 もちろん、今回、支援させていただく方には、何の「罪」もないわけで、面談させていただいた印象も、とても真面目で、力のある方と感じていますので、長く安心して働きつづけることができるよう、しっかり、頑張らせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。

 昨日、ブログを書いた後、朝までかかって、次年度の「らいむ」の予算を2パターン立ててみました。

 1つ目は、今年と同様に、「公費なし」のパターン。予算規模は、約1千万円。こんなことを書くと、不安を煽ってしまうかもしれませんが、これだけの財源をウィズ町田の自助努力のみでつくりだすことは至難の業です。

 2つ目は、なんとか最低限の公費を獲得するという前提の「公費あり」のパターン。昨年度から、「区市町村障害者就労支援事業」が、包括補助の対象となり、都制度の「就労・生活支援センター」の設置については、区市町村の裁量に委ねられる部分が大きくなったことを活用して、最低基準(2人配置)の基礎的事業分の公費負担を町田市にお願いしていこうというものです。

 昨年度末に実施された公募型プロポーザルに、各団体から提出された提案文書についても、すべて読み直してみましたが、「らいむ」の現状や、町田市の障がい福祉事業計画との関連でみた町田市全体の就労支援の現状を考えると、やはり、当時のあのやり方については、いくつもの矛盾と憤りを感じざるを得ません。

 先日の町田市の部長、課長との懇談会の席では、「公費支給」のためには、それ相当の「理由づけ」が必要であるという示唆を受けました。ウィズ町田、「らいむ」としては、公費がまったくゼロになってしまった今年度も昨年度を上回る実績をあげていますし、次年度の「らいむ」の事業計画の中にも、具体的な数値目標をあげています。そうした実績やスタンスを示しながら、しっかりとした「理由づけ」になる資料を次回の懇談の機会までに準備したいと考えています。(構想のアウトラインはすでにまとまっています)

 1つ目のパターンのところで、「らいむ」の登録者の方には、本当に不安を煽るようなことを書いてしまって、申し訳ありません。でも、少なくと、ウィズ町田としては、(少なくと私が理事長でいる限りは)どんな困難に直面しようとも、就労支援のとりくみを続けていく所存ですので、どうぞご安心ください。

 国制度の「就業・生活支援センター」の方も、引き続き、平成23年度以降の実施を求めて、動いていきます。(昨日のブログで書いたとおり、明日はそれに関連した会議に出席します)

(天野)

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国制度の「就業・生活支援センター」の新規実施希望は、残念ながら、不調に終わってしまいました

 1月26日に町田市を通じて、東京都に提出した「障害者就業・生活支援センター」の新規実施希望調査の結果をお知らせします。

 本日、夕方に町田市の課長からご連絡をいただきましたが、残念ながら、今回は、センター事業の受託はなりませんでした。東京都としては、やはり現在の都の計画に基づき、多摩西部地域での設置をめざしたいとのことです。ちなみに、今回は、国の実施要件を満たす団体の応募はなかったようで、結局、平成22年度は、未設置=予算未執行に終わる可能性が「大」です。

 ウィズ町田としては、引き続き、平成23年度以降も、「就業・生活支援センター」の設置をめざしていきたいと考えています。国が方針として示している「障害保健福祉圏域」毎に1ヶ所の設置と「壁」がありますが、それよりも、ハローワーク管轄地域毎に1ヶ所の方がより効果的・効率的な就労支援ができるのではないかという私たちの考え方に賛同してくださる方がたくさんいらっしゃいます。

 幸い、今週末には、「回りまわって」というかたちになってしまいますが、政府の障がい者制度改革推進会議の下に設置される雇用関係の部会に意見を上げることのできる会合に参加する予定となっています。

 「就業・生活支援センター」のことに限定するのではなく、同センターの法的根拠となっている「障害者雇用促進法」を本当の意味で、障害者のための法律(「障害者就労支援法」)に変えていくという大きな視点で、プレゼンをおこなってきたいと思います。

 これから、年度末にかけては、どこの法人でも次年度の事業計画や予算を立てる時期となります。ウィズ町田でも来週末に理事会の開催が予定されており、今度の理事会の中心議案として、次年度の法人各事業の事業計画・予算を審議します。

 「らいむ」の事業計画案・予算案を現在、作成しているところですが、正直、予算については立てようがない状況です。

 今年度の「らいむ」は、常勤4名体制で活動していますが、公費がゼロの中、4名分の人件費を確保することなど、到底、無理で、職員が他事業の業務を兼務するなど、なんとかやりくりして、実質は、2名分の人件費予算で運営しています。

 会費収入や、JC制度の活用などで、これまでに約200万円の収入をつくりだしてきましたが、人件費や管理運営費などの支出は約800万円で、差引約600万円は、法人の自己負担となっています。最終的には、700万円~800万円の負担が見込まれます。

 幸い、この間の、町田市との話し合いの中でも、部長・課長ともに、この問題については重く受けとめていただいており、問題解決のためにいっしょに考えていきたいという言葉をいただいています。

 しかし、やはり、こうした状況のままでは、とても次年度の事業計画や予算は立てられない状況です。

 今週から、21日の町田市議会議員・市長選挙に向けての選挙戦がスタートしました。市長選挙が実施される年は、当初予算においては、「骨格予算」を作成することになり、新規事業についての予算は、新しい市長さんが決まったところで、6月議会に補正予算案として提出されるとのことです。

 来週末の理事会では、「らいむ」の次年度の事業計画として、下記の案を提案する予定です。

「plan.xls」をダウンロード

 

 就労支援の目標としては、新規就職者20名、新規就職者の6ヶ月以上の職場定着率8割以上という具体的な数値もあげさせていただきました。

 今年度は、すでに26名の新規就職、内、1名は健康上の理由で退職、3名が契約期間の満了で退職しましたが、その後、2名が再就職し、1名が現在、内定をいただいている状況なので、定着率は9割を超えていますから、この目標はあくまでも最低数値です。

 おそらく、「らいむ」の実績だけで、今年度の町田市の障がい福祉事業計画の一般就労目標数値の30名をほぼ達成できる見込みですから、町田市にとっても、次年度45名、その次の年度60名という今年よりも更に大きく増える数値目標を達成するためには、「らいむ」の事業の存続が今後も不可欠ではなかろうかと考えていますが、これって、思い上がりでしょうか?

 事業計画はなんとか立てたものの、計画を実行していくために、事業計画案の「11」の項目で「別紙参照」として記している、収支予算案がまったく立てられない状況に頭を抱えています。

 とはいえ、ウィズ町田としては、「らいむ」の登録者や家族の方の期待に応えていくために、是が非でも、次年度以降も、就労支援の事業を続けていく覚悟です。

 もっと、いろいろと書きたいことがありますが、明日に備えて、もう今日はこれくらいにしておきます。

(天野)

 

 

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施設外支援 施設外就労 運営規程 就労移行支援 就労継続支援

 毎日、当ブログに100件以上のアクセスをいただき、ありがたく思っております。今日も7時の時点で、134件のアクセスをいただいていますから、おそらく180件くらいになるのでしょうか?

 ブログの「生ログ」を見ると、地元の町田市以外にも、各地の自治体からアクセスをいただいているようです。生ログでは、当ブログにアクセスされた際の、検索キーワードなども分かってしまうのですが、「施設外支援」や「施設外就労」といったキーワードから、

http://raimu-raimu.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-7e52.html

 上記のページ経由で、訪問してくださっている方が多いようです。(今日だけでも10件ありました)

 

 うちの法人(ウィズ町田)で、施設外支援や施設外就労にとりくむときもそうでしたが、厚労省の通知だけ見ても、なんだかよく意味が理解できず、結局、あっちこっち「ググって」、親切なサイトから、情報をかき集めて、ようやく理解できたということがたくさんありました。

 施設外支援や施設外就労をおこなうにあたっては、各事業所の「運営規程」にその旨を、必ず明記することが必要になります。東京都などでは、施設外支援や施設外就労を通じて、一般就労した方の人数に応じて、助成金が支給されますが、助成金を得るためには、まず、「運営規程」に施設外支援や施設外就労をおこなうことが規定されていなければなりません。うちの法人でも、指定を受けた当初は、この規定がなく、改正のときに、とっても苦労しました。

 お役に立つかどうかは分かりませんが、これから、施設外支援や施設外就労にとりくもうとされている事業所・法人さんの参考になればということで、当法人の就労移行支援事業所と就労継続支援事業所(A型)の「運営規程」を下記から見られるようにしてみました。

就労移行支援事業の「運営規程」↓

「misorakitei.doc」をダウンロード

就労継続支援事業(A型)の運営規程↓

「swankitei.doc」をダウンロード

 キーワード検索でも引っかかりやすくするために、今日のタイトルも名詞の羅列にしておきました。

 狭い福祉業界、せめて心は広く、助け合い精神でお互いにがんばっていきましょうや!

(天野)

 

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次年度開始予定のグループホーム/ケアホームの施設となる物件の賃貸借契約を完了しました

 2月5日のブログで書いた、次年度ウィズ町田として新規にとりくむグループホーム/ケアホームの事業についての続報です。

 本日午前中に、ホームの施設となる物件の賃貸借契約を完了しました。2F、3Fの居室部分は、もともと、賃貸物件として広告が出されていたので、すぐに入居することも可能ですが、来週以降、1Fの改修工事をおこない、居室を1室追加するとともに、食堂や事務室等を設ける予定となっています。

 建物全体の見取り図は、下記のようになっています。

「zumen.xls」をダウンロード

 

 素人(天野)がExcelでつくった図面なので、細かい寸法などは合っていないところがありますが、大体のイメージはしていただけるのではないかと思います。

 2F、3Fの居室は、前にも書いたとおり、それぞれにバス、トイレのついた完全独立型の居室となっています。できれば、このホームで一定期間、生活訓練を積んだところで、一人暮らしに挑戦する人が出てくることを願っています。

 ホームの大家さんが、お隣でアパートを経営されているので、ホームを出た後、お隣のアパートを借りて、また、一定期間暮らしてから、完全に自立するといった形が取れるかもしれません。

 1Fに追加する居室には、居室内にバス・トイレはついていません。バス・トイレは、居室の外にあるものを使っていただく予定です。世話人室が同じフロアにあるので、1Fの居室をケアホームの利用者に充てることを予定しています。

 4月からの事業開始に向けては、2月末までに、グループホーム/ケアホームの指定申請書と事業開始届を東京都に提出しなければなりません。準備する書類も多く、現在、急ピッチでとりくんでいますが、「らいむ」の仕事と並行して、準備していかねばならないので、なかなか落ち着いて、書類作成に割く時間が取れないことが悩みです。

 ホーム運営のかなめとなる「運営規程」については、理事会で審議したものを、東京都の所管に確認していただき、若干の修正を指摘されましたが、承認していただくことができました。今回のホームは、グループホーム(法的には、「指定共同生活援助」)と、ケアホーム(同じく、「指定共同生活介護」)の一体型ホームとなるため、援助と介助を分けずに、一体型の「運営規程」を作成しました。

 ホームの運営(職員配置や、自立支援法の応益負担以外の利用料についても記載があります)について、イメージを持っていただけるように、全文を下に貼り付けてみましたので、ご参照ください。

「kitei.doc」をダウンロード

 ホームの名称が「●●寮」となっている通り、まだ決まっていません。ウィズ町田の役員だけではなく、職員全体にも、ホーム開設の意味を考えてもらうために、現在、全職員を対象に、ホームの名称を公募しているところです。

 来週から、申請書類づくりと並行して、ホームで働いていただく職員募集をおこなう予定です。ハローワークに求人票を出す予定で考えておりますが、もし、「ぜひ、ホームで働いてみたい」という方がいらっしゃいましたら、「らいむ」の天野宛にメールでご連絡ください。

 利用者(入居者)の募集については、公募も考えていますが、今のところはまだ未定です。とにかく、申請書類づくりと改修工事、職員体制の確立が前提条件となっていますので、個別の相談やお問い合わせは受けられない状況にありますことをご理解ください。

 今回のホームは、ハード面の条件から、どうしても利用対象が、軽度の知的障害や精神障害、発達障害の方に限定されてしまいます。ウィズ町田としては、以前から、身体障害の方や重度の知的障害の方のホーム設置をめざしてきています。

 今回のホームで、グループホーム等運営のノウハウを習得し、次年度(平成22年度)中に、2つ目、3つ目のホーム開設をめざして、鋭意とりくんでいく所存です。すでに、東京都の所管に対しても、「ウィズ町田として、次年度に複数のホーム設置を考えているので、施設整備等について、建設予定地の目処がつき次第、相談に伺いたい」という申し入れをおこなっています。また、土地の手当てについても、町田市にお願いをしているところです。

 もし、このブログをご覧になっている方で、土地の有効活用についてお考え中の方がいらっしゃいましたら、グループホーム等の用地としての活用についてもご検討の中に加えていただければと願っております。

(天野)

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2回の面接会を体験して、ぐんと大人になったような気がするIさん

 とても寒い1日でした。

 午後から、ハローワーク品川主催の合同面接会に参加する登録者の方の同行で、霙まじりの雨の中、六本木まで行ってきました。

 なないろの配食サービス班で働く笑顔がチャーミングな女性で、今回が2度目の面接会参加になります。

 前回は、初めての経験ということもあって、かなり緊張していましたが、今回は2度目ということもあって、面接の受け答えもスムーズにできていました。なないろの担当職員が、前回に続いて、今回も同行してくれたことが安心につながったようです。

 実は今日の面接会の参加については、前回、面接を受けた会社から、「不調」の結果が届き、ショックを受けて、「もう、面接は受けたくない」「怖い!」と最初は、渋っていたのです。(面接を受ければ、すぐに就職できると簡単に考えていたのです)

 「(今のご時勢)面接を受けて、すぐに採用なんていうことは、まず、ありえない」「今まで、らいむの登録者で、就職した人の多くも、失敗してもあきらめず、何度も挑戦して、就職できた」と、周囲の人たちに励まされて、参加を決意しました。(ハローワークの窓口で涙ぐんでいたのは、今はもう「笑い話」かな? その節にはハローワークのH職員さんに大変、お世話になりました)

 普段、なないろでやっている仕事を活かして働きたいということで、調理補助の求人1社にしぼって、応募しました。1時間45分待って、ようやく面接の順番がまわってきました。

 面接官の方から冒頭で、「今回は応募者が多く、1名の求人に対して、43名の応募の方がいらっしゃいます」「だから、今日の面接ですぐに採用が決まるということではなく、もし、次に進む場合は、就業先での2次面接になります」というお話をいただきました。

 彼女にとっては、就職活動の本当の厳しさを知る良い機会になったと思います。良い意味で吹っ切れたのか、いつもの彼女らしさがうまく出せたと思います。

 「どうして、調理や調理補助の仕事をやりたいと思ったのですか?」という志望動機の質問に対する彼女の答えは秀逸でした。

 「将来ひとり暮らしをするときに役に立つし、(こんなことを言ってもいいものかと何度も前置きしてから、照れながら)…結婚するときにも(調理の腕が)必要だし…」

 面接官もとても温かく受けとめて、「全然、いいですよ」「立派な理由ですね」と返してくださったので、彼女もほっとした様子でした。

 きれいごとの志望動機をいくつ並べるよりも、自分自身の夢と重ね合わせて、「働きたい」気持ちを素直に伝えた彼女を素晴らしいと思います。

 「前回の面接は、100点満点で60点、今日は80点。残り20点の課題はもっと、もっと自分のことをアピールすること」と、面接後に彼女に伝えました。だって、もったいない! 調理補助や食器洗浄の仕事をしている以外にも、PCで売上の入力をしたりしているし、面接を受けた会社の親会社にあたる会社でお父さんが働いていることなんかも一言も触れないのだから…。

 帰りの電車の中で…。

 つり革を持つのがやっとなくらい小さな身体の彼女なので、途中で席が空いたとき、座るようにすすめたのですが、「自分は大丈夫!」「天野さんこそ、どうぞ!」と、さっと席を譲ってくれました。

 なないろで出会うとき、らいむで面談するとき、「まだまだ幼い面がいっぱいあるな」と思っていた彼女ですが、たった2回の面接を経験しただけで、ぐんと大人になったような気がして、嬉しくなりました。

 がんばり続ければ、必ず結果はでます。きっと夢がかないます。

 100回面接を受けても結果がでないので、「もうだめだ!」とあきらめてしまっては、それで終わりです。もしかすると、次の101回目の面接で結果がでるかもしれないのですから…。(でも、「らいむ」の職員もプロですから、100回も空振りさせるわけにはいきませんよ!)

 とても寒い1日でしたが、心をポカポカと温かくしてくれた彼女と、いつも彼女に寄り添って、支えてくれている、なないろの職員に「ありがとう」の言葉を送ります。

(天野)

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3つの就労支援機関がある町田市の状況は、利用する障害者にとっては大きなメリットです

 今日は、午前中に1名、午後から2名の面談と、珍しく1日室内の日となりました。昨日の午前中と今日の合間合間で、たまっていたメールの返信も殆ど済ましたので、少し気持ちが楽になりました。

 多い日には1日15~20本くらい、返信が必要なメールが入ってくるので、返信を書くのも結構、大変です。基本的には、いただいたメールには、返信するようにしていますが、切実な相談メールや、緊急な調整等が必要なものから、優先順位をつけて返信をお送りさせていただいておりますので、返信が遅くなったときは、どうぞ、お許しください。

 午後から面談を受けたおふたりは、どちらも就労中の方ですが、職場で人間関係などの不安を抱えて、ちょっと深刻な状況に陥っています。おふたりとも、「らいむ」に登録した時点で、すでに就労中の方だったので、就職活動や採用に至るまでの経過について、「らいむ」で十分、把握できていないこともあり、「らいむ」の支援を受けて就職した方に対する支援と比較すると、企業との関係がまだ十分にできていないことも影響して、結構、大変です。

 午後の2番目の20歳になったばかりの発達障害のある青年とは、16時から面談を始めて、終了したのが21時前という「マラソン面談」になりました。

 昨年末から、人間関係のこじれが原因となり、出勤できなくなってしまい、1ヶ月以上、お休みが続いています。今週初めに、保護者の方とともに、職場訪問をさせていただき、責任者の方に本人の状況を伝えるとともに、今後の対応についてお話し合いをさせていただきました。

 本人には本人の言い分があり、ご家族にはご家族の思いがあり、会社には会社の理念があります。一度、複雑に絡んでしまったヒモを解く作業は、下手な解き方をしようものなら、かえって、こんがらがってしまうだけに、バランス感覚を保つことに、とても気を使います。

 今週の訪問のときも、ちょっと本人サイドに立ちすぎてしまい、責任者の方の機嫌を損ねそうになりましたが、最終的には、何とか、こちら側の意図をご理解していただくことができました。

 今日の面談では、会社訪問の様子を本人に伝え、今後、どうしていくかということを本人と話し合いました。

 1時間経ったところで、会社の責任者の方から、お電話をいただきました。「本人は、まだ決断に迷っている」ということを率直にお伝えした後、電話を本人と代わりました。

 責任者の方は、「○○くんに、働きつづけたいという気持ちがあるなら、会社は、○○くんのことをいつでも受け入れる。みんなも○○くんのことを待っているので、気持ちが固まったら、連絡をしてほしい」と、本人に伝えてくださっています。

 会社として、白黒をハッキリつけなければならない必要性が迫られている中で、最大限の譲歩をもって、彼に温かく声をかけてくださった責任者の方には、心から感謝したいと思います。

 電話の後、4時間近く、彼との話し合いを続けました。

 責任者の方の厚意に応えることを一番に考えるなら、彼に対して、「いついつから職場復帰をしよう。天野さんが付いていってあげるから心配しなくても大丈夫」と、解決策(方針)を提案してしまえば、もしかして、簡単に事が運ぶかもしれません。

 でも、今日は、とにかく、彼自身にこの問題に対する答えを出してもらいたいという思いから、彼からの質問に丁寧に答え、彼自身から方向性を決める言葉が発せられるのを辛抱強く待ちました。

 子供の頃から、就職して現在まで、ある意味、彼は自分で自分自身の進むべき方向を決めた経験がありません。迷って、答えが出なかったときには、学校の先生や保護者の方が決めた方向性に従って歩いてきていたといえます。

 だから、今回のことは、彼にとっては、自分の人生を自分で決めなければならないという初めての経験になります。もしも、今回また、決断することを他者に委ねてしまったら、この先もずっとそんな場面に出会っても、自分で決めることができないままに終わってしまうのではないかと心配です。

 結局、今日は、職場復帰するか否かということについての結論をだすまでには至りませんでした。

 しかし、最後の最後になって、職場復帰するにしてもしないにしても、今のままの生活ではいけないことに気がついたようです。

 仕事を休みだしてから、生活が乱れ、今日もお昼近くになって、ようやく起きたという彼ですが、おもむろに鞄の中からノートを取り出し、スケジュール表をつくりだしました。

 決断する期限を2週間後に定め、最初の1週間は8時半に起床する。次の1週間は6時に起床して、生活リズムを取り戻す。

 体力づくりのために、マラソンやトレーニングジム通いを日課の中に取り入れる。

 「自分は、目標やスケジュールがきちんと決まっていないと動けない」「このままでは、ダメ人間になってしまう」と、自分の弱い部分を省みて、それを補う方策を考え、自ら動き出した彼の姿を見て、とても嬉しくなりました。

 もちろん、会社の責任者の方には、明後日、電話をいただいた後の、彼との面談の様子をきちんと報告させていただき、今しばらくの猶予をお願いするつもりでいます。彼が自分で考え、決断することの大切さについては、もちろん責任者の方も分かってくださっているはずです。

 

 「らいむの職員は、こちらから要請しなければ、なかなか動いてくれない」という批判をいただくことがあります。でも、それは、決して的を射た批判であるとは思えません。ハッキリ言って、甘えです。

 登録者の数が、委託事業の時代より、大きく減ったとは言え、現在も約120名の方が「らいむ」に登録されています。何の連絡や報告、要請もなく、自分の思うとおりに動けと言われても、動きようがありません。ましてや、今の「らいむ」は、ある面、ボランティアのような状況で活動しているのですから…。

 近況報告を欠かさずメールで送ってくださる方、電話をかけてきてくださる方、こちらの話に真剣に耳を傾けてくださる方、「らいむ」の職員を信頼してくださる方の相談や支援にはいくらでも時間をかけて、精一杯の力を傾けたいと思っています。

 就労支援というサービスを提供する側に、誠実さが問われるのと同様に、サービスを受ける側にも同等の誠実さが問われるのではないでしょうか? お互いの信頼関係がないところでは、決して、良い結果は生まれません。

 幸い、町田市には、「らいむ」の他に2つの就労支援センターがあります。就労支援のサービスを受けたいと思う人にとっては、他の自治体と比較して、選択肢が複数あるというメリットがあります。最も、自分に合った支援機関のサービスを受けることこそが、その方にとっても、また、サービスを提供する側にとっても一番よいことだと思います。

(天野)

 

 

 

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「NPM」の考え方を活かして、「らいむ」をもっと有効活用してみてはいかがでしょうか?

 国制度の就業・生活支援センターの件で、先週初めに吉原都議のご仲介で東京都所管と協議した内容の報告を兼ねて、本日の午後、町田市の地域福祉部長、障がい福祉課長との懇談を持たせていただきました。

 町田市からも、東京都への働きかけをしてくださっているようであり、また、部長・課長ともに、おそらく、この「ブログ」をお読みになってくださっているのか、ウィズ町田からの報告と町田市で収集した情報の内容は、殆どズレなく重なるものでした。(この場合は、あまり嬉しい一致とはいえませんが…)

 やはり、東京都の現計画が「ネック」となり、東京都からの通知はまだ届いてはいませんが、平成22年度の就業・生活支援センターの開設は、かなり厳しいと判断せざるを得ない状況です。

 

 ウィズ町田としての今後の方針を問われたので、次のようにお答えしました。

① 就業・生活支援センターの設置については、まったく諦めてはいない。時間と労力を要することは承知の上で、「障がい者制度改革推進会議」のもとに設置される雇用部会等に、就業・生活支援センターは、「障害保健福祉圏域」ではなく、ハローワーク管轄地域に1ヶ所ずつ設置する方がより現実的・効率的であることを訴えていく。(実は、この考え方については、今回の件があって言い出したことではなく、2008年12月9日の衆議院厚生労働委員会の参考人質疑の場ですでに意見表明している。下記、リンク参照)

http://raimu-raimu.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-1624.html

② したがって、平成22年度に続き、現計画下の平成23年度も、就業・生活支援センターの設置要望をあげていく。また、新たな計画を策定することになる平成24年度以降は、より積極的に設置をめざす。就業・生活支援センターの設置は、町田市および近隣自治体の障害者雇用の促進・就労支援の充実のために必要。

③ とは言え、法人独自事業として、「らいむ」の事業を継続していくことには財政的に限界がある。後援会を中心に「らいむ」の事業を支えてはいるが、こうした状況が長く続けば、法人の他の事業にも悪影響を及ぼしかねない。市長選のために、次年度当初予算は骨格予算となることは承知しているが、できるだけ早い時期に、町田市としても対応策(収拾策)を考えていただきたい。

④ 具体的には、東京都からも提案された、3ヶ所目のセンター(この場合は、区市町村障害者就労支援事業による就労・生活支援センターのこと)設置や、発達障害者、高次脳機能障害者の相談事業など新たな事業の実施も含めて、公費が下りる方法を検討していただきたい。

 これに対する部長のご意見(回答ではありません!)は、非常に明解でした。就業・生活支援センターの設置については、ハローワーク管轄地域に1ヶ所の方が現実的であるというウィズの考え方にご同意をいただけたことにも感激しましたが、特に④の件については、お答えをいただくこと自体、難しいと考えていたにもかかわらず、3ヶ所目のセンター開設については、考えられなくもないが、予算をつけるためには、それ相当の理由づけが必要というお話をいただけたことには、驚きました。

 理由付けについては、昨年度末の公募実施以前から、ウィズ町田が提唱していた、1センター当たりの「適正規模」を明確にするということがひとつの基準(理由付け)になること。また、3ヶ所目で終わりということではなく、例えば、町田市を旧町村の5つのブロックに分けて、各ブロックにセンターを設置すること。センターを単独に設置するのではなく、就労移行支援事業所に併設するかたちで設置する方がより効率的であるといったことをお話させていただきました。

 懇談の席で、部長からは、障害者福祉の問題に限定するのではなく、町田市行政全体の課題として、「NPM」という考え方が話されました。

 「NPM」は、ニューパブリックマネージメントの略で、簡単に言うと、民間企業の経営理念や手法、成功事例などを、行政分野に導入し、より効率的で、質の高い行政サービスの提供をめざそうというもので、もともとは、1980年代に、深刻な財政赤字に陥ったイギリスなどで生まれた政府・行政の運営方法です。

 もちろん、「NPM」にも、功罪両面があるのですが、42万都市とはいえ、まだまだ「村役場」(もちろん、私自身も町田市民で「村」の一員ですが…)の感が強い、町田市役所の中で、こうした言葉を聞けたことがとても新鮮でした。

 「べき論」を唱えると、また、反発をくらいそうですが、「NPM」の考え方でいけば、今年度、多分、市のセンターよりも実績をあげている民間運営の「らいむ」のやり方を、もっと、もっと取り入れて良いのではないか(取り入れるべき)と思いますが、いかがでしょうか?

 

 予定の時間をオーバーして、ご対応いただいた部長・課長に感謝申し上げます。時間がないことを承知のうえで、年度内の3回目の懇談会実施をお願いさせていただきましたが、2011年度に60名の一般就労移行者という町田市の計画における数値目標を実現するためにも、ぜひ、「らいむ」をうまく活用していただきたいと思っておりますので、どうそ、また、よろしくお願いします。

 今日、新たに、町田市内の事業所でおひとりの方の採用が決まり、今年度の新規就職者が26名となりました。あと、4名で、上方修正した30名の目標に到達します。今年度、残り1ヶ月半、がんばりつづけたいと思っています。

(天野)

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ウィズ町田の新規事業として、グループホーム/ケアホームの開設準備を進めています

 今週、1週間は、とにかくハードでした。

 月曜日、午前中、「みんなのフォーラム」の学習会で、就労支援・雇用について問題提起。発表時間は、わずか5分ですが、資料づくりに費やした時間は、半日。午後から、多摩境で実習中の登録者の様子を見るために会社訪問。そのまま都庁に行き、夕方の遅い時間から、就業・生活支援センターの事業についての要望を都の所管に伝えました。

 火曜日は、面談2件。うち1件は、面談後、ハローワークに同行して、面接会の参加申し込み。夜から、あとで報告させていただくウィズ町田の新規事業のため、午前3時まで資料づくり。

 水曜日は、午前中から3時間、市内の企業でJC支援。その後、市役所で別の登録者の方のケースカンファレンス。夕方からまた別の方と面談した後、昨日の続きで、午前1時まで資料づくり。

 昨日、木曜日は、小平の東京障害者職業能力開発校で開催された多摩地域の企業合同面接会に参加する2名の登録者の方に同行。帰ってきて、夜はウィズ町田の理事会。

 今日、金曜日は、メール便配達のサポートをした後、本日が最終日となる多摩境の実習生の振り返りのため、会社訪問。訪問に前後して、らいむ、美空、スワンの3箇所の1月分の会計締めの事務仕事と、出し忘れていた東京都からの調査票を埋める仕事。

 といった感じでした。

 ちなみに、明日は「らいむ」主催のたまり場の開催。

 週明けの月曜日も、午前、本厚木、午後、川崎の会社訪問の予定が入っています。

 他の職員も同じような状況で、1月25日から実施中の委託訓練の対応や、継続中のJC支援、会社訪問等に飛び回っていて、同じ職場の職員でいながら、顔を合わせることもままならない状況です。

 ちなみに、週明けの月曜日(8日)は、天野が上記の通り、竹内職員が午前、横浜、午後、錦糸町の会社訪問、中根が、新宿の会社訪問、田中が委託訓練と全職員が出払っていますので、おそらく電話の対応もできなくなってしまうと思われますので、お許しください。

 さて、ウィズ町田の新規事業ですが、昨日の理事会で承認も受けたので、概要のみですが、お伝えしておきます。

 新年度4月1日から、町田市内にグループホーム/ケアホーム(以下、ホーム)を開設する準備を現在、進めているところです。

 町田駅からは、バスで約30分と遠くなってしまうのですが、町田市図師町で、3階建てのマンションを一棟丸ごと借り上げるかたちで、ホームを開設します。

 居室は7室ありますが、うち6室は、各部屋にバス・トイレがついた完全独立型のホームの予定です。(東京都に伺ったところ、原則一人一部屋が基準とはなっていますが、各室にバス・トイレまでついたタイプはまだ、あまり多くないということです)

 ウィズ町田では、この間、毎年、法人本部の事業計画にホームの設置を掲げてきましたが、実現には至りませんでした。「なないろ」や「赤い屋根」に通所している比較的障害の重い人たちを対象にしたホームの開設を計画していたのですが、条件に見合う土地や建物がなかなか見つからないというのがその理由です。

 今回のホームは、2F、3Fの居室を利用するためには、階段を登らなければならないという環境なので、これまでウィズ町田が想定してきたホームの条件とは異なりますが、一方で、「らいむ」の登録者のように、一般就労している比較的障害の軽い人たちを主たる対象にして、彼らのニーズにしっかり応えながら、ホーム運営の「イロハ」を学び、経験値を上げていこうというのが今回の計画の趣旨です。

 生活施設の設置・運営にあたっても、「ウィズ町田らしさ」を発揮していきたいと考えています。重度の身体障害や重複障害のある方が利用できるホームの設置についての要望が高いのと同様に、あまり例のない「独立型」の居室を備えたホームに対する要望も、あまり人づきあいが得意でない、発達障害や精神障害の方の要望としては、同様に高いものがあると考えています。

 昨日の理事会では、今回の「独立型」ホームの設置を進めることと併せて、ショートステイの機能も備えた、重度の方を対象にしたホームについても次年度中に設置をめざすことを確認しています。

 4月1日からの事業開始のためには、まず、2月末日までに東京都に、指定申請書と事業開始届を提出しなければなりません。並行して、建物1Fの共有部分の改修工事をおこない、ホームの職員体制も整えていかねばなりません。今まで以上に忙しい毎日になることが必至です。

 就職活動もそうですが、何事もあきらめず、どんなに苦しくても、努力すれば努力しただけの、成果が必ず得られるものと信じています。そう信じなければ、くたばってしまいかねないというのも本音ですが…。

(天野)

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障害者就業・生活支援センターの事業受託は非常に厳しい状況です

 昨日(2月1日)、吉原都議に仲介していただき、障害者就業・生活支援センターの件で、東京都福祉保健局・障害者施策推進部長と同産業労働局・雇用就業部・就業推進課長に、お会いすることができました。

 結論的なことを先に述べると、今回、この事業をウィズ町田が受託することについては、非常に厳しい状況です。

 国が示している「当該法人の支援を受けて就職した者が過去3年間で10名以上、職場実習が20名以上」といった要件は、十分に満たしており、この点については、東京都の方でも、高く評価してくださっています。

 問題となるのは、東京都の計画に示された地域との整合性です。

 東京都の計画(「首都TOKYO障害者就労支援行動宣言」)には、次のように書かれています。

視点1:地域で生涯にわたって安心して働ける

行動1:地域の就労支援ネットワークを構築します。

 都内全域を6ブロック(城北、城東、城南、多摩北部、多摩西部、多摩南部)に分け、就労支援機関のネットワークを構築、強化します。

 障害者就業・生活支援センターは、各ブロック毎に1ヶ所設置し、すべての区市町村で区市町村障害者就労支援センターを実施します。

 障害者就業・生活支援センターがコーディネート機関となり、ハローワーク、区市町村障害者就労支援センター、特別支援学校、地元の商工機関等が連携し、障害者一人ひとりの就労を支援していきます。

 6ブロックのうち、多摩地域の3ブロックは、下記のように分かれています。

多摩南部(八王子、日野、町田、多摩、稲城)

多摩北部(立川、国立、小金井、小平、国分寺、三鷹、武蔵野、西東京、府中、調布、狛江)

多摩西部(青梅、福生、あきる野、羽村、西多摩郡、昭島、東村山、東大和、武蔵村山、東久留米、清瀬)

 このうち、多摩南部、多摩北部ブロックには、すでに就業・生活支援センターが設置されており、今回、ウィズ町田が調書で示した活動領域(町田、府中、調布、狛江、多摩、稲城)は、既設センターの活動領域と重なるので、認定は難しい。東京都としては、多摩西部ブロックへの設置をめざしているというのが都の見解です。

 「では、現在、多摩西部の自治体から調書はあがっているのか?」「国が示す要件を満たす団体であるのか?」という質問に対しては、「相談を受け付けている」という回答でした。

 「もし、平成22年度、さらに平成23年度に要件を満たす団体が手を挙げなかった場合には、予算はどうなるのか?」という問いに対しては、「(残念ながら)未執行に終わる」ということでした。

 ウィズとしては、前回のブログにも書いた通り、事業の効率性や現実性を考えると、ハローワーク管轄地域に1ヶ所のセンター設置が望ましいということで、話をさせていただきましたが、やはり、現在ある計画(平成21年度~平成23年度)に基づいて、整備を進めていくという前提を覆すことは難しいということでした。(この点は、我々としても理解せざるを得ません)

 たとえば、要件を満たす団体が手を挙げるまでの間、暫定的に、事業を任せてもらえないかという提案もさせていただきましたが、これについても、「一度、認定を受けた事業は容易に取り消すことはできない」ということでした。

 東京都から出された究極の選択肢は、「ウィズ町田が多摩西部に、事業所(出張所)を置き、多摩西部でセンターを開設できないか?で、あれば、すぐに認定できる」ということでしたが、これについては、「障害者本人にとって、メリットがなく、かえって混乱を招くだけ」という理由で、その場でお断りさせていただきました。

 吉原都議からも、多摩地域で一番人口の多い八王子市と、二番目に多い町田市が同じブロックに入っていることの問題点や、予算が未執行にならないよう、計画自体を柔軟に見直すことなど、何とか、認定を受けられないかと相当に働きかけていただきましたが、やはり、現在ある計画から、逸脱することは難しいとのことでした。

 もうひとつ東京都から示された案は、区市町村障害者就労支援事業(昨年度まで、らいむが委託を受けていた事業)の拡大でした。

 区市町村障害者就労支援事業の補助金は、現在、区市町村の包括補助金となっており、もし、町田市が3つ目のセンターを設置し、補助金(委託料)を交付するのであれば、東京都も1/2の予算をつけることは可能であるということです。

 また、発達障害や高次脳機能障害の方を対象にした相談事業なども包括補助の対象になっているので、これらを組み合わせるようなかたちで、公費を得るという方法も考えられるということです。

 東京都には、選定委員会(庁内で構成されるとのことです)の場、この日、ウィズからお話させていただいた内容を紹介してほしいとお願いして、懇談を終えました。

(仲介していただいた吉原都議、午後5時からという時間にもかかわらず、時間を割いてくださった部長、課長にはこの場を借りて、お礼申し上げます)

 結果は、2月15日頃に、町田市に通知される予定です。一縷の望みを託しながらも、今後の方向性について、また新たに探っていくことになります。

 東京都の区市町村障害者就労・支援センターの受託法人が、変更された例は、「らいむ」(町田市)の他には、ありません。国制度の就業・生活支援センターの事業者変更の例もありません。

 町田市が今年度(平成21年度)の障がい福祉事業計画に掲げた一般就労の目標数値は30名です。平成22年度は45名、平成23年度は60名と目標数値は更に、高くなっていきます。

 今年度の「らいむ」の、これまでの一般就労実績は25名です。もし、委託をはずれた時点で、ウィズ町田が就労支援の事業を終えていたら、この数字は、当然、ありませんでした。

 ウィズ町田としても、今更、就労支援の事業を投げだすことはしませんが、一法人として、事業を継続していくことにも限界があります。どうすることが一番良い方法なのか、いっしょに考えてほしいと思います。

(天野)

 

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