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2009年9月

「冠」が取れたことで、より幅の広いネットワーク構築の可能性が広がったことは嬉しいことです

 今日は午前中の一時(いっとき)、らいむの職員が5名全員外に出払っているという状況になりました。私(天野)は厚木市の企業でJC(ジョブコーチ)支援。竹内職員は横浜市の企業で同じくJC支援。中根職員がハローワーク町田に同行支援。田中職員が市内の企業に職場訪問。下鵜瀬職員がメール便配達業務の支援という内容でした。(今後もこういう日があると思います。その節には、メールでのご連絡か、留守番電話へのメッセージをお願いします)

 現在のらいむの登録者の方は約110名。委託事業を受けていた昨年度末の登録者数が490名でしたから、登録者数は、4分の1弱に減っているのですが、職業相談、同行、職場内支援、職場訪問といった支援総数は変わらず、むしろ、昨年度までと比べて一段と忙しくなっているような感じがします。そういう意味で考えても、「区市町村障害者就労支援事業」の都制度を使って、運営する就労支援センターの適正規模は、最大で200名というのが「正解」であるように思います。

 現在、登録されている方の支援を最優先し、少なくとも、半数くらいの方の進路の方向性がハッキリするまで、「らいむ」の新規登録の受付は休止するという方針を以前のブログに書かせていただきました。これまでに新規就労した方が17名。委託訓練等の雇用施策における職業訓練の受講が決定した方が6名。就労移行支援事業所など福祉施策における訓練の利用が決まった方が12名。加えて、登録時に、すでに就労や福祉施設を利用中の方などが70名弱いらっしゃり、ほぼ8割~9割の方の進路が決定してはいますが、引き続き、雇用施策の訓練を修了した方や福祉施設からの移行をめざす方の支援を考えると、まだ、新規の登録者の方を受け入れる余裕がないのが現状です。

 10月2日に、町田と横浜で障害者合同面接会が開催されることもあって、先週から、面接会参加に向けての準備のための面談も始まっています。次週10月9日は、相模原での合同面接会も開催されます。したがって、これらの結果が判明するであろう11月初旬頃までは、新規登録の受付については、基本的に猶予させていただきたいと思います。

 とは言え、緊急の場合は、まずはご相談ください。実は来週も、ふたり、精神障害の方と高次脳機能障害の方の相談を受けています。なぜか、23区内の有名な精神科病院やY市のリハビリセンターといった他市からの照会を受けての対応となっています。区市町村単位が基本となる福祉施策の動きとは違って、雇用施策や就労支援の動きは行政区を超えたダイナミックなネットワーク形成が、当たり前といえば、当たり前ですが、特徴的であり、魅力的でもあります。決して、強がりを言うのではなく、「町田市」という冠が取れたことで、こうしたより幅の広いネットワークを築ける可能性が広がったことが何より嬉しいことです。

 昨日、町田市の「障害者就労・生活支援推進協議会」が久しぶりに開催されたという話を風の便りに聞きました。「らいむ」には、何の連絡もありませんでした。委託をはずれたので、町田市にとっては、当然のことなのかもしれませんが、協議会委員の委嘱は、「らいむ」ではなく、天野が個人名で委嘱状を受け取っていたので、委員を解任するにせよ、何にせよ、一言連絡をするのが筋ではないかと思うのですが、さて、どんなものでしょうか? (ちなみに、予定が重なり、参加はかないませんでしたが、ハローワーク町田さんからは、年2回開催している「障害者雇用連絡会」の9月開催分の案内をいただきました。感謝です)

 「民間」の事業となった「らいむ」にとっては、利用者(登録者)サービスの向上と実績がすべてです。11月13日に開催する「らいむの活動報告会」で、胸を張って報告できるよう、明日からもまた、職員一同、一層がんばっていきたいと思います。

(天野)

 

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選手たちの熱い気持ちは十分に伝わってきたジェフリザーブズ戦

 クラブから「J加盟申請断念」の発表がなされた直後のアウェーでのゲーム。

 小田急トラベルさんのバスツアーで、8時に町田を出発。11時前に千葉県旭市にある千葉県総合スポーツセンター東総(とうそう)運動場に到着。収容人員は15000人ということで、メインスタンドはとても立派。でも周囲には殆ど人家のない山の中で、どうせならジェフのトップチームのホームでもあるフクアリでゲームをやりたかったなぁと思いました。

 入場者数は、300名ちょっとということでしたが、ゼルビアサポーターの方が圧倒的に多くて、多分200名は超えていたのではないかと思います。

 すでにご承知の通り、結果は、スコアレスドローでした。ゼルビアはシュート17本で相手チームを圧倒しましたが、どうにもこうにも力が入りすぎてしまったのか、とうとう最後までゴールを割ることができませんでした。それでも、選手のやる気は十分に我々サポーターにも伝わってきました。「J加盟申請断念」という今回の結果は、選手たちにとっては、本当に悔しくて、やり場のない怒りを感じていることと思います。それでも、モチベーションの低下を見せるような選手はひとりもなく、全員が最後まで、しっかりとボールを追い、走りきったと思います。試合に出ていない控えの選手たちも、必死の形相でアップを続けていました。

 選手たちのフラストレーションを試合後者のジェフにうまくあしらわれてしまったという印象もありますが、こんなに辛い局面の、しかもアウェーゲームであっても、負けなかったということは、きっと、冷静さを取り戻すであろうこれからのゲームに活きてくるにちがいありません。もし、このゲームで負けるようなことがあれば、そのままズルズルと後退してしまうことも危惧されましたが、踏みとどまれたことで、これからはきっと、ジワジワと上に上がっていくはずです。

 残り7試合は、鳥取を除く上位4チームとの対戦も含めて、前期にゼルビアが勝てなかった6チームとの対戦があります。何が何でも全勝して、後期優勝と年間4位以内を達成して、ゼルビアの底力を見せてやりましょう!

 後半は、修正モードに入っていましたが、特に前半。前節までFWのポジションにいた飯塚選手が、MFに下がったことで、自分の位置取りに迷ってしまったのか、ポジションが重なって、逆に自由に動けるスペースをなくしてしまうことが多かった。もう少し、サイドに開いていれば、チャンスはもっと広がったはず。次節はぜひ、前半から、お互いにもっと声をかけあい、ベクトル(気持ち)をひとつにして、がんばってほしいと思います。(そんなこと素人に言われなくても、もう分かっていると思うけれど…)

 今週は、仕事の方が目いっぱいつまっていて、毎日6キロ走のような大変な週になりそうですが、週末のゼルビアの試合を楽しみにして、選手たちに負けないよう走り続けます。

(天野)

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ゼルビア「J加盟断念」 今こそピンチを「CHANCE」と捉えて、「CHANGE」を図ろう!

 ゼルビアの公式ホームページで、「2010年のJ入会断念」の記事が発表されました。

 サポーターにとっても、残念であり、とっても悔しいことですが、選手の皆さんはもちろんのこと、今回の発表を決断したゼルビアフロントの皆さんにとっても断腸の思いであったことと推察します。

 「2010年の入会ではなく、クラブの土台づくりに更なる努力をすべきである」というJリーグの指摘も、Jリーグの各クラブが軒並み厳しい運営を強いられている中にあっては、現実的かつ適切な指導であると思います。

 スポーツクラブであっても、そこには当然、「経営」という観点が求められる中で、収入の基盤となる入場料収入、ひいては、観客動員数の伸び悩みが、ゼルビアにとっては、致命的なマイナス要因になってしまっていることは否めません。

 だからこそ、もう1年かけて、しっかりと地域に根ざしたクラブづくりを目的に、クラブの土台づくりに心血を注いでいくという方針を打ち出した今回のクラブの姿勢は、長い目で見れば、非常に賢明かつ勇気のある決断だと思います。

 クラブの経営は「山登り」と同じです。常日頃から登山に必要な体力づくりのために、必要なトレーニングを積み重ね、いざ、登山を始めるにあたっては、周到な準備と計画をたてたうえで臨み、時と場合によっては、天候や体調の状態を見極めたうえで、停滞や撤退の判断を下すことも大切です。山の頂きは、少なくとも、人間の短い一生のうちに消えてなくなることはありません。たとえ失敗しても、また頂きをめざして、チャレンジすればよいのです。

 サポーターとしても、J加盟をめざして、ヒヤヒヤハラハラさせられる一方で、ワクワクドキドキするJFLのリーグ戦が、更にもう1年楽しめると気持ちを切り替えて、今まで以上にゼルビアを応援していきたいと思います。

 とは言え、今季残り8節のゲームは、2011年のJリーグ加盟にむけて、しっかりとした「ルート工作」をおこなう大事なゲームです。選手、フロント、サポーターともにそれぞれの役割や課題を果たしてかねばなりません。

 選手の皆さんには、残り8試合すべてのゲームを全力で走りきって、4位以内はもちろんのこと、更に上をめざしてほしいと思います。幸いなことに鳥取を除く上位4チームとの対戦がすべて残っています。上位チームとの対戦の含めて、すべての試合に勝って、ゼルビアの実力を示しましょう。

 フロントの皆さんには、スポンサー確保と観客動員にむけて、今まで以上の地道な努力の積み重ねをお願いしたいと思います。工夫の仕方によっては、「ゼルビア」という商品は、潜在的な大きな訴求力やブランドとなりうる可能性を持っていると思います。この「商品」の強みをうまく活かして、営業努力につなげてください。

 私の仕事の福祉の分野でも、いつも資金確保には苦労させられています。大口スポンサーの確保も大切ですが、ゼルビアを応援してくれる個人サポーターを増やす努力が必要です。年会費3万円の個人サポーターには、なかなか手を挙げられない人であっても、年会費1万円のソシオのような形式であれば、あまり抵抗感なく参加することができます。年会費1万円の「ソシオ」を1万人集めれば、それだけで1億円の収入になります。そして、その半分の人に、ホームゲームに足を運んでいただければ、毎回5000人の入場者は確保できます。

 行政の協力も大切ですが、やはりなんと言っても必要なのは、ゼルビアに関心を持ってくださり、ゼルビアの試合に足を運んでくださる市民の存在や力です。Jリーグの浦和や鹿島や新潟が成功しているのは、チームの存在が「俺らがマチのシンボル」になっているからです。(マリノスはこの点まだまだですが…) ゼルビアの勝敗に一喜一憂すような市民、そして、その行方をこの目で見届けたいと思う市民がひとりでも増えるような積極的な「仕掛け」を期待したいと思います。

 サポーターの一員としては、反省しきりです。いろんな場所でゼルビアのことを語り、ホームゲームの観戦を呼びかけたつもりでいましたが、まだまだ努力不足でした。ひとりのサポーターが、一人の新しい観客を連れてくれば、観客数は2倍になるということが言われますが、まだまだそれでは足りません。これから先は、2人、3人、4人…と友人や知人を誘って、野津田に行かねばならないと考えています。

 毎試合、障害のある子供と一緒に、クルバ席の近くでゼルビアの応援をさせていただいていますが、ゼルビアのサポーターの人たちは、とても温かく、優しい人たち。そして、本当にサッカーの好きな人たちがそろっています。

 今回の「J入会断念」の結果についても、各サポーターのブログを読むと、決して否定的に捉えるのではなく、寧ろ、前向きに、そして、選手やフロントを責めるのではなく自分たちの力不足を反省し、もう一度、いっしょにがんばっていこうという内容が大半を占めています。

 ゼルビアにとっては、これはかけがえのない「財産」だと思います。ひとりのサポーターの行動力や発信力は小さいですが、うまくネットワークを築くことができれば、その力は2乗3乗の力になると思います。(浦和レッズでは、3名のサポが集まれば、クラブが公認サポ集団とみなし、そうした公認サポ集団のネットワーク化を図っているという話を、サッカー専門誌ではなく、「経済専門誌」で読んだことがあります) 

 クラブ側の働きかけを待つのではなく、サポーター自身が主体的にそうしたネットワーク化の動きをつくっていければ本当に良いと思います。

 明日はジェフリザーブズ戦。酒井選手や津田選手のブログを見ても、選手の心は決して折れていません。これまでと、変わらない、いや、これまで以上の熱い気持ちでゲームに臨んでくれるに違いありません。

 ピンチのときこそ、それをチャンスだと思う強い気持ちが必要です。

 ピンチをチャンスを捉え、一本筋の通った行動を取ることで、「CHANCE」が「CHANGE」になります。(2つ目の「C」に一本横棒を加えると、ほら「G」になるでしょ!) 

 ゼルビアのチェンジ!を期待します。

 酒井選手の言葉の通り、少し先に延びてしまったけれど、チェンジを果たして、最後に笑うのは「俺たち」です。

(天野)

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「ヤナギの分まで走り抜け!」 日曜日はゼルビアのジェフリザーブス戦

 今度の日曜日のゼルビアは、アウェーでのジェフリザーブズ戦。

 今回も「常勝(上昇↑)ツアー」の小田急トラベルさんのバスツアーで観戦に行ってきます。今季、これまでに私が観戦したゼルビアのゲームは全部で12試合。天皇杯予選の明治大学戦では残念ながら、黒星を喫してしまいましたが、それ以外のリーグ戦では、6勝5分と実は負けしらずです。

 こんな状況とよく似たことが、かってもありました。もともと(今もですが)マリノスサポーターなんですが、2年連続Jリーグ王者となった2003年、2004年がちょうど今と同じような感じでした。

 だから、今度もゼルビアは必ず勝ちます。4位以内は、もちろん、残り8試合、破竹の8連勝で優勝だって狙えます。

 ジェフ戦の勝利を願って、恒例になりつつある対戦相手の記録をひもといて、ゼルビアと比較してみることにします。

 通算では、9勝12分5敗で、勝ち点39、得失点差プラス1で、8位につけていますが、これは、前期を8勝6分3敗の好成績で走った貯金があっての数字。

 後期だけ見ると、ジェフが、1勝6分2敗の勝ち点9、得失点差マイナス5なのに対して、ゼルビアの後期の成績は、6勝3分の勝ち点21、得失点差プラス12と好不調の差は歴然です。

 おまけに、ジェフの通算勝ち星は、ホームとアウェーではほとんど差がありませんが、後期に入ってからは、まだ一度もホームで勝っていません。

 さらに、後期に入ってから、両チーム共に対戦した、鳥取、ホンダ、びわこ、長崎、三菱、高崎、琉球との対戦成績では、ジェフが、1勝4分2敗で勝ち点7、総得点3、総失点8、得失点差マイナス5に対して、ゼルビアは、4勝3分で勝ち点15、総得点10、総失点2、得失点差プラス8。特に準加盟同士の対戦で町田が勝利した鳥取に(アウェーですが)5対0で負けていることや、3得点で勝利したホンダ、高崎には、ともにホームで引き分けに終わっています。

 とは言え、この引き分け数の多い(JFLで一番)のが今季のジェフの特徴。勝ちきれないが、なかなか負けないのです。後期、調子を落としているとはいえ、結局、まだ2敗しかしていません。ゼルビアがJ2昇格をめざす一方で、ジェフのトップチームは、降格圏を脱出できずにもがいています。ゼルビアが昇格、ジェフトップが降格となると同じリーグで戦うことになってしまうので、ジェフリザーブズとしてもJFL先輩の意地をかけて、ゼルビアに向かってくるはずです。もし、最初から引き分けねらいでこられたりすると、ゼルビアがゴールをこじあけるのも、ちょっと手がかかりそうです。

 ジェフのDF登録の選手の身長を見ると、御給選手が加入後、戦った高崎や琉球と比べると、背の高い選手が揃っています。鳥取戦の5得点を除けば、後期の試合はすべて1点以内の失点に抑えていますから、しっかりとディフエンスを固めてくるチームです。

 とはいえ、御給選手の高さはゼルビアにとっては大きな武器です。184センチと一番高いFW登録の28番の選手がDFに入ることもあるようです(前節も入っていました)が、それでもやっぱり御給選手の方が高い! 両サイドかた津田選手、斉藤選手が、御給選手めがけて、どんどんクロスを入れれば、相手DF選手は、御給選手をマークせざるを得なくなるので、これまで同様に飯塚選手や酒井選手にビッグチャンスが生まれるはずです。

 ゼルビアにとって一番痛いのは、これまで八面六臂の活躍でチームを牽引してきた柳崎選手の戦線離脱。「いよいよ、これから!」というときに、一番悔しい思いをしているのは柳崎選手自身だと思います。だからこそ、ゼルビアの他の選手たちが、「ヤナギの分まで走りきる!」という気持ちを持って、試合に臨んでほしいと思います。

 本当にうまくいけば、得点王も狙えた柳崎選手の怪我は残念ですが、代わりに得点王は御給選手が狙ってくれるはずです。琉球戦の後、サポーターの前で、「今度は2点取る!」と約束してくれた御給選手。残り8試合、毎試合2点以上取ればいいのです。

 DF陣は、森川選手も戻ってくるので、誰をスタメンに使うか、戸塚監督も悩みそうです。柳崎選手の位置に、好調な斉藤選手をあげてみるのも面白い手かなと思っています。あと、このところ出番のないブルーノ選手にもぜひ、チャンスの場を与えてほしいと思っています。

 ゲームの予想は、鳥取以上の大差をつけてほしいという希望で、6対0のゼルビア勝利。大風呂敷を広げた方の勝ちです。

 「最後に笑うのは俺たち」…今のゼルビアの合言葉ですね!

(付録)

 毎年、毎年、Jリーグでがけっぷちの降格争いを演じているジェフのトップチーム。昨年の最終ゲームの巻選手のゴールには感動でした。今年も苦しい戦いを続けていますが、Jリーグ発足当初からの加盟チームで、一度もJ2に落ちていない、不思議な粘り強さを持っています。

 8月29日に、三ツ沢でマリノスとジェフのゲームを観戦しましたが、オシムさんの教えが今も生きているのか、マリノスの選手の3倍くらいは走っている印象を受けました。とても良いチームです。そして、苦楽を共にしてチームを支えているジェフのサポーターがこれまたとても良い雰囲気でした。「ゼルビアのサポもこれくらい熱くなれればいいな!」と思いました。

 ジェフのトップチームには、ぜひ、生き残りをかけてがんばってもらいたいと願っています。

(天野)

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今年度は、すでに17名の方が就労(就労体験)されています。11月13日(金)に、「らいむ」の活動報告会を開きますので、ぜひ、今からご予定をお願いします

 昨日の竹内職員のブログ記事で紹介させていただいたワタミの3名の方の雇用(継続)に加えて、9月に入ってから、今日までにプラス3名の方の就職が決まっています。(今年度に入ってからの新規就職者はこれで17名となっています)

 お一人目の方は、身体障害者手帳をお持ちの視野障害の方で、9月1日から、原宿にあるアパレル関係の特例子会社で、喫茶と調理補助の業務に就いています。

 お二人目の方は、愛の手帳をお持ちの発達障害の方で、9月7日から横浜市内のUクロさんの店舗での雇用が決まりました。

 三人目の方は、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの発達障害の方。厚木市内の同じくUクロさんで、先週から実習をスタートして、今日で終了。実は、私が実習期間中、終日、職場内支援に入っていたのですが、今日、採用が決定し、22日に雇用契約を交わし、正式に雇用していただけることになりました。

 一人目の方は、田中職員、二人目の方が、竹内職員、三人目の方が私と、「らいむ」の第1号ジョブコーチの3人がそれぞれ結果を出せたことに、ホッとしています。とは言え、がんばったのは、職員ではなく、なんと言っても、ご本人たちです。

 三人とも、実習を経ての雇用になりましたが、実際に「企業の現場で働く」ということは、大きな刺激になるとともに、ご本人たちの意識の変革や成長を促します。実習前や開始直後には、緊張や不安が強く、おどおどしていたのが、実習の休みの日に「らいむ」に顔を出してくれたご本人たちの自信にあふれ、意欲的で、そんな姿を見ているだけで、本当に短期間の間で、これほどまでに変わるものかという成長を感じ、うれしくなりました。

 不況による経済の落ち込みや雇用不安が続いていますが、三人の方の就職先がすべてアパレル関係というのも、今の世相を反映しているような気がします。私が支援に入らせていただいた企業(店舗)では、この不況下にありながら、日々、前年度比130~160%というすごい売上を上げていらっしゃいます。

 私が支援した三人目の方は、元市議のFさんを通じて、「らいむ」に登録していただいた女性です。彼女の就職が決まったことを、早速、Fさんに連絡したところ、「ありがとうございます。心配していたんです。本当に良かった!」と、我が事のように喜んでくださいました。来年2月の市議選に、「1からの出直しをかける」というFさんにとっても、彼女のがんばりが大いに刺激になったようです。

 10月初旬からは、各地域で、障害者を対象にした合同面接会が開催されます。「らいむ」の登録者の人たちも、すでに10名以上の方が、各面接会の参加に向けて、準備を重ねています。ここでもしっかり結果を出せるように、登録者の方と二人三脚で、精一杯がんばってきたいと思っています。

 詳細はまだ未定ですが、11月13日(金)の夜に、町田市民フォーラムのホールにおいて、「らいむ」の活動報告会を開催する準備を進めています。「おそらく、99%無理だろう」と思っていますが、超大物ゲストにご講演をお願いできないだろうかということで、連休中に竹内職員が、出演交渉に当たる予定です。

 6月12日のブログで、今年度の「らいむ」の支援による新規就職者は20名という数値目標を掲げました。更に6月30日のブログでは、目標数値を上方修正し、30名にさせていただきました。10月中旬頃の採用ということで、すでにある特例子会社さんから1名の内定をいただいているので、これで18名。20名の当初目標は、もう完全に視野に入っていますし、次は30名に修正目標実現に向けて、また新しい仕掛けをする計画も立てています。

 11月13日の活動報告会は、「単なる報告会」ではなく、障害者雇用や、障害のある人たちの一般就労に向けて、楽しくてためになるイベントにしていくつもりですから、ぜひ、今のうちにスケジュールに入れておいていただけますようお願いします。

 明日(19日)、明後日(20日)は、埼玉県さいたま市(大宮)で開催される、きょうされん第32回全国大会に出張してきます。(私が、とある分科会のプロデューサーという役割を負っていることで、毎年、参加させていただいています) 

 シルバーウィークの5日間、通常の「らいむ」の業務はお休みになりますが、21日以降は、メールについてはチェックできる環境にありますので、何かありましたら、メールにてご一報ください。

(天野)

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働く現場や採用の時期はちがっても、仕事はひとつにつながっている。「らっきょうプロジェクト」の顛末

 6月のブログで何度か記事にさせていただいた「らっきょうプロジェクト」のとりくみが、8月末をもって終了しました。報告が大変遅くなっていましたが、その後の経過について書かさせていただくことにします。

 「らっきょうプロジェクト」は、「らいむ」としては、初めてとりくんだ大掛かりな企業さんとの連携プロジェクトでした。6月6日~8月31日まで、ワタミ手づくり厨房 相模原工場さんの繁忙期に合わせるかたちで、6名の知的障害の人たちを、アルバイトとして雇用していただき、仕事の様子を見て、判断していただいたうえで、可能であれば、引き続き、本格雇用していただくことをめざしたとりくみでした。

 スタート時は、6名の登録者の方といっしょに私と美空の川西施設長が、毎日、交互に職場に入り、仕事や職場のルールを早く覚えてもらうことはもちろん、職場の環境や設備に慣れ、現場で担当してくださるスタッフの方との信頼関係が築けるようにサポートをさせていただきました。

 「らっきょうプロジェクト」の名前の通り、最初は、全員で島らっきょうの皮むきにとりくみました。午前中に3時間、午後に3時間、時には4時間になることも…、ひたすら、皮むきに励みました。立ちっぱなしの作業で、動かすのは手の指だけ、慣れない仕事と緊張の中で、私は腱鞘炎になりかけましたが、6名の登録者の方たちは、愚痴ひとつこぼさずに、最後まで集中して作業にとりくみました。「就労」に向けて真剣にとりくむこうした姿勢には、スタッフの方たちからも高い評価をいただきました。

 らっきょうの作業が一段落した7月頃からは、職場の責任者の方が、6名の登録者の方一人ひとりのスキルや個性をはかるために、配属先を入れ替えながら、様々な仕事を体験してもらい、作業能力を見極めるとりくみをしてくださいました。

 その経過の中で、それぞれの得意な仕事や苦手な仕事が、ご本人たちだけでなく、現場で働くスタッフの方たちにも理解していただくことができるようになり、その都度、適切な指示や声かけをいただくことができるようになりました。6名の登録者の方たちも、働くことを通して、自信を深め、「就労」に向けての気持ちをより強く持てるようになりました。

 8月31日をもって「プロジェクト」が終了。結果的に3名の方が、引き続き、9月以降も雇用を継続していただけることになりました。残念ながら、残りの3名の方については、期間満了ということになってしまいましたが、職場の責任者の方からは、継続されなかった3名の方も含めて、3ヶ月間の間、真面目に最後までがんばりぬいたことや、作業能力の高いことを評価していただきました。

 採否の判断としては、「自分からアクションを起こせる人」が採用となったこと。つまり、必要なときに、自分から質問や報告、連絡、相談のできる人が求められたということです。採用に至らなかった3名の方についても、そのようなことが、まったくできなかったというわけではなく、今の段階では、まだ少し力不足な点があったということで、今後の「就労」に向けて、必要な課題を一人ひとりに具体的に提示していただくことができました。

 9月に入ってから、採用に至らなかった3名の方との面談をご家族の方にも同席していただくかたちで持ちました。「自信をなくしてしまうのでは…」「就労をあきらめてしまうのでは…」という心配もありましたが、それも杞憂に終わりました。

 3ヶ月間、企業の現場で働いた経験が、3名の方全員にとって大きな自信となり、ご指摘いただいた課題に真正面からとりくんで、次の挑戦にむけてがんばっていきたいという気持ちを、私たちに伝えてくださいました。10月に各地で開催される合同面接会に積極的に参加して、一般就労をめざしたいと意気込みを話す3名の方を引き続き、応援していきたいと思っています。

 採用が決まった3名の方とも、ご家族の方を交えて、面談を持ちました。「自立」に向けての一歩を踏みだせたことをご家族の方といっしょに喜びあうと共に、決して油断することなく、アルバイト期間から更にワンステップ、キャリアアップできるよう、努力していくことを確認しました。

 雇用契約を交わす席で、職場の責任者の方から、3名の方に対して、「『らいむ』には、就労をめざしている仲間がまだまだたくさんいますね。今後とも、『らいむ』と連携する中で、次の雇用も考えていきたいと思っています。みなさんの頑張りが、きっと、後輩の人たちのチャンスにつながります。いろいろと経験を積みながら、長く勤務していただきたい」というありがたいお声かけをいただきました。

 今回の「らっきょうプロジェクト」のきっかけも、それ以前から勤務されている「らいむ」の先輩のみなさんの頑張りがあったからです。声を揃えて、元気に「よろしくお願いします!」と挨拶をする3名の登録者の方の姿を見ながら、感無量になりました。

 働く現場や、採用の時期はちがっても、仕事はひとつにつながっています。そして、「働きたい」という気持ちや、自立をめざす気持ちもひとつにつながっています。チームワークの力が何よりも大切です。

 今後とも、職場との良い関係を築きながら、ひとりでも多くの登録者の方がチャンスを得られるように、私自身も努力していきたいと思っています。

(竹内)

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59(御給)に39(ありがとう!) ゼルビア4位と勝ち点差1の6位に浮上

 「今日は絶対に負けることのできない試合!」と、ゼルビアの全選手が思っていたはずです。ホームで2試合続けての試合前の黙祷。日向では残暑厳しいものの、日陰に入るとやはり秋の訪れを感じさせる風が、半旗を揺らします。クルバのコールも、当然のことながら、「沖野、沖野」でした。

 静かな闘志が空回りしてしまっているのか、前半から琉球に攻め込まれるゼルビア。前節の高崎戦で見せたような躍動的な動きがまったく感じられません。ピッチ上の熱さも、主審の笛も、どこかしら南国琉球に有利に思えて仕方のない展開。なぜか、下を向いてプレーする選手が多いゼルビア。なかなかボールを前に運ぶことができません。キャプテン酒井選手の気持ちがうまく他の選手に伝わっていかないように思えます。このままゼローゼロで前半を終えることになってしまうと、本当にヤバイと思えた後半43分。ゼルビア選手のシュートが相手ゴールネットを揺らしました。ボールがゴールネットに吸い込まれた瞬間は、しっかりと記憶に残っていますが、誰のシュートかまったくわかりませんでした。

 場内放送で、御給選手の移籍後初ゴールと知りました。おそらく、力はありながら、J2のFC横浜では、出場の機会に恵まれていなかった御給選手を、ゼルビアに引っ張ってきてくれたのも強化育成部長であった沖野さんではなかったかと思います。御給選手のこのゴールは、沖野さんのゼルビアへの置き土産だと思います。

 後半に入ってゼルビアの選手たちもようやく目が覚めたようです。後半開始直後、ゴールが決まりこそしませんでしたが、柳崎選手のライン際の踏ん張りから。飯塚選手へのマイナスのラストパスは高崎戦で見せた「本当に強いゼルビア」の実力を感じさせるものでした。相手琉球の10番の、飯塚選手と同じチビッコ選手が見せた動きは、今日の飯塚選手にとっても大きな刺激になったと思います。今日はゴールを決めることはできませんでしたが、悔しさをバネに次の試合では、また、ゴールを決めてほしいと思います。

 相手チームに先制点を決められたときの琉球の勝率はゼロパーセントというデータ通りに辛うじて、ゼルビアが勝利をものにしました、はっきり言って、今日の動きは琉球の方が格段上です。「今日は絶対に勝たなくてはいけない」というプレッシャーがあったにせよ、あの動き出しの遅さは、この後、本当に厳しい戦いになったときに、致命傷になりかねません。だから、そこだけは、きちんと修正していきましょう!

 今日の勝利でゼルビアは順位をひとつあげて、6位に浮上。4位との勝ち点差はわずか1に縮まりました。多分、このままの調子でいけば、後期は首位独走、前後期通じての4位以内もほぼ確実に見えてきています。

 J2昇格に向けて、同じ準加盟の長崎が厳しい評価を受け、事実上、来期の昇格を断念したのは周知の通りです。経済状況の冷え込んでいる中、新に昇格を考えるチームにとっては、厳しい逆風が吹いています。ゼルビアにとっての大きな問題点は、1に観客動員数、2にスタジアム問題、3に経営戦略だと思えます。

 1の観客動員は、とにもかくも、ホームでいい試合をすること。アウェー戦で見せてくれるような試合を毎試合ホームできちんとしさえすれば、リピーターは必ず増えます。

 2のスタジアム問題は、現実路線として、まずは野津田競技場をJリーグ仕様にするべく、行政にしっかりと働きかけること。また、アクセスについては、鶴川駅からのシャトルバスが運行されていますが、町田駅からのシャトルバス運行については、K中バスさんだけでは解決しきれない複雑な事情も絡んでいるということなので、「町田駅からのシャトルバス運行を求める」市民の動きが必要になってくると思えます。

 3の経営面では、1と関連して、まずは観客動員数をあげることからとりくんでいきましょう。

 ゲーム後、クルバの前にきた、ゼルビアの選手たち。酒井選手は、沖野さんの遺影を大切に胸に抱えていました。「沖野コール」に目頭が熱くなりました。ヒーローインタビューを終えて、クルバの前にきた御給選手は、ゼルビアの昇格のために、「次の試合では2点取る」と、約束してくれました。

 次のホームは、少し空いて、10月3日(土)のホンダロック戦になります。アウェーで絶対的な強さを誇るゼルビアを見たい人は、1週間前の9月27日のJEFリザーブ戦も是非、観戦してください。

 今日の観戦ではいくつか裏話もありますが、それはまた今度、書くことにします。

 ゼルビアに限らず、サッカーを愛するたくさんの方から愛され、日本サッカー界の発展に多大なる貢献をされた沖野さんのご冥福をお祈りするとともに、「お疲れ様でした」と、「ありがとうございました」の言葉を捧げたいと思います。

 J:COMの辛口ながら愛情たっぷりの実況解説が、もう聞けないかと思うと寂しい限りです。

(天野)

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トルシエ参戦の琉球戦、勝利のポイントは何が何でも先制点を奪取すること

 明日、明後日は、厚木の企業で、終日のジョブコーチ支援に入る予定で、多分、ゆっくりとブログを書いている余裕はないと思うので、少し早いですが、13日ホーム琉球戦の勝手な予想を書くことにしました。

 JFL第9節のマッチメイクは、4位の北九州と6位のびわこの対戦以外は、比較的、順位の離れた上位チームと下位チームの対戦になります。

 1位のSAGAWAと18位の三菱水島、2位の横河武蔵野と13位の流通経済大、3位の鳥取と17位の刈谷、8位のジェフと14位のロック、9位の長崎と13位の印刷、10位の高崎と16位のTDK、そして、7位のわがゼルビアと15位の琉球。

 下位チームとしては、「上位チームを喰ってやろう!」と目の色変えて、勝負を挑んでくるのは必至なので、上位チームにとっては、この節での取りこぼしは、行く行くの致命傷になりかねません。第7節の対戦で、ゼルビアが苦しめられた三菱水島が、首位のSAGAWAに勝利!なんてことも十分に考えられます。そんなわけで、ゼルビアにとっても、今度の琉球戦は、是が非でも、勝利(できれば大量得点で)しなければならない大切なゲームです。

 後期に入ってからのゼルビアは、ご承知の通り、5勝3分で勝ち点18、総得点14点、総失点3点、得失点差プラス11で、後期は堂々の首位を走っています。

 対戦相手の琉球の後期は、3勝2分3敗で勝ち点11、総得点12点、総失点11点、得失点差プラス1で、直前3試合は、1勝2分と黒星がありません。ゼルビア戦には、トルシエ総監督も来るということで、モチベーションもあがっているはずです。

 さて、ゼルビアとしては、どんなふうに琉球を攻略するかということですが、勝利のポイントは、何が何でも先取点を奪うということになりそうです。

 今季JFLの琉球の過去の試合データを見ると、全8勝4分13敗の成績の中で、琉球が先取点をあげたゲームが、8勝1分1敗と8割の勝率をあげている一方、相手チームに先制されたゲームでは、0勝3分12敗の勝率ゼロと明暗をくっきり分けています。

 したがって、琉球戦では、前半の中でも早い時間帯が勝負の分かれ目となりそうです。相手DFは、4番と17番が183センチ、15番が181センチと高い選手が揃っていますが、前節の高崎戦同様に、御給選手が先発すれば、これらの選手は当然、御給選手のマークにつかなければならなくなって、周囲の選手にシュートチャンスがたくさん生まれるはずです。

 高崎戦の2点目、3点目のゴールシーンも相手DFが御給選手に気を取られた、隙をうまくついてのシュートでした。酒井選手のミドルシュートのように、相手選手に詰められないうちに遠目からでも思い切ってどんどんねらっていく。柳崎選手のゴールのように、1.5列目から走りこんで、こぼれ球を確実に決める。きっと、こんなシーンがたくさん生まれるはずですし、シュートの精度をあげれば、今度こそ、5点、6点の大量得点も夢ではなさそうな気がします。

 御給選手の初得点、できれば、残り9節でゴールを量産して、大逆転の得点王!なんて夢を見させてもらいたい気持ちもありますが、今のチーム全体の動きやバランスから見れば、現在7点でチーム得点王の柳崎選手のJFL得点王も、段々、現実的になってくるような予感がします。

 トルシエの参戦で、おそらく、相当の動員数が見込まれる次節のゲーム。今度こそ、ホームで本当のゼルビアの強さをサポーターに見せてくれることを願っています。

(天野)

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ハローワーク町田で知的障害者のチャレンジ雇用が始まります。+各地で開催される秋の合同面接会情報

 昨日、今日と2日続けて、ハローワーク町田に行ってきましたが、相変わらず深刻な雇用情勢の中、本当に多くの求職者の方がハローワークに詰め掛けています。お話しを伺うと、今日の午前中は求職相談に40名待ちの列ができたということです。

 今日の訪問は、6月に前職をお辞めになった新しい登録者の方の相談に、田中職員と共に同行させていただきました。同じグループホームを利用されている方が、らいむに登録されていることもあって、「再就職の支援はぜひ、らいむにお願いしたい」ということで、8月末に関係機関の方からもご相談をいただき、急遽、利用登録を受け付けさせていただいた方です。

 「自己都合退職」ということで、現在は3ヶ月間の失業給付の待機期間となっていますが、よくよくお話を伺うと、会社側の業務縮小、業務転換のあおりを受けて、泣く泣く離職したような感じで、もっと早くに相談を受けていれば、「会社都合の退職」に持ち込めたかも知れない方です。

 軽度の知的障害の方ですが、コミュニケーションも良く、周囲への気遣い・気配りも効き、「またいったいどうしてこんな方が離職させられてしまうのか?」と疑問を感じてしまうくらいの方です。でも、ご本人がもうすでに気持ちを切り替え、「次の就職に向けて、がんばっていきたい!」と、新たなチャレンジに意欲を燃やしているので、「らいむ」としても、再就職にむけての支援をしっかりとおこなっていきたいと思います。

 昨日の訪問は、「ハローワークにおける知的障害者のチャレンジ雇用について」の説明会でした。これは、障害者雇用を指導する立場にあるハローワークが、まず率先して、知的障害者の雇用を図り、雇用の実践例を示し、知的障害者の雇用を普及させることを目的とするもので、厚労省などの省庁や、東京都庁、「飯田橋」など大規模なハローワークでは、すでに実施されている知的障害者のチャレンジ雇用(東京都庁では、さらに一歩進めて精神障害の方も対象になっています)のとりくみを、今回は都内の全ハローワークで実施するというものです。

 予算措置を伴う関係で、雇用期間は年度ごとの契約となり、平成21年度(下半期のみ)から23年度までの3年間の事業となります。ハローワークで実務経験を踏んだうえで、民間企業等への移行(就職)を積極的に図るということで、雇用中も並行して、就職活動をおこなうことができ、仮に、契約期間中であっても、民間企業等への就職が決定した場合には、円満に移行でき、欠員に対して、順次、補充していくといった試みとなっていることが特徴です。

 ハローワーク町田では、庶務課への配属となり、シュレッダーや書類のファイリング、スキルのある方については、PCによるデータ入力業務などを予定されているということです。ハローワーク町田では他所と比べて、精神障害の方の就職実績も高いので、本来であれば、精神障害や発達障害の方にも対象を広げたより先駆的なとりくみを期待したいところですが、今回は各所横並びということで、対象となるのは、愛の手帳(療育手帳)を所持されている知的障害の方のみとなります。

 また、市内の各就労支援団体から9月15日を期限に推薦を受けることが応募の条件となっています。(推薦は各1名ということで、「らいむ」からの推薦者1名については、すでに決定しておりますので、悪しからずご了承ください)

 ハローワーク町田で、こうしたチャレンジ雇用が実施されるようになったことについて、とても嬉しく思い、また高く評価させていただきたいと思います。事業の趣旨にできる限り、沿えるよう、もし、仮に「らいむ」から推薦させていただく方を採用していただけた場合には、21年度の契約期間中に、民間企業等への移行が図れるよう、ハローワークさんとの連携をとりながら、引き続き、積極的な支援をおこなっていきたいと考えています。

 あとは、ハローワークに続くかたちで、ぜひ、町田市役所においても、知的障害者、精神障害者、発達障害者のチャレンジ雇用に1日も早くとりくんでいただけることを期待しています。

 10月2日(金)に、町田市立総合体育館を会場に、ハローワーク町田・八王子・府中の合同面接会が開催されることは、すでに多くの皆さんがご承知のことと思いますが、この秋に開催される他地域(町田から通勤可能と思える範囲)の合同面接会の日程についても、以下に、情報提供させていただきます。

●立川・青梅・三鷹 障害者就職面接会 10月7日(水) 東京障害者職業能力開発校(小平市)

●よこはま障害者就職面接会 10月2日(金) 横浜文化体育館(関内)

●かわさき障害者合同面接会 10月8日(木) 川崎市体育館(川崎)

●県央障害者就職面接会 10月9日(金) 相模原市立総合体育館(麻溝台)

●藤沢・戸塚障害者合同面接会 10月1日(木) 秩父宮記念体育館(藤沢市)

 面接会に参加するためには、事前に主催するハローワークに参加申込をおこなう必要があります。インターネットで検索できると思いますが、もし、見つからない場合には、「らいむ」までメールでお問い合わせください。

 (天野)

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御給効果は絶大! ゼルビア会心の勝利で7位に浮上

 行ってきました! ゼルビアのアウェーゲーム VSアルテ高崎戦。

 小田急トラベルさんのバスツアーで、8時30分に町田駅前を出発。途中、2回の休憩をはさんで、11時30分過ぎに、高崎市浜川競技場に到着しました。

 メインスタンド側からは、正面に榛名山の特徴的な山容が臨め、スタジアムの左手には、すぐ横を長野新幹線が、右手の少し先には、東北新幹線の高架線を望むことができます。サッカー好き、山好き、鉄道好きの3拍子揃った私にとっては、ウキウキしてくるような魅力的なステジアムです。

 今日のゲームは、メインスタンドのみ開放。手前に陸上のトラックがありますが、スタンドの傾斜が結構あるので、ピッチとの距離はそれほど、遠くは感じません。サポーターの数も、アウェーのゼルビアの方が多いみたいで、コアなサポ(クルバ)の数では、完全にゼルビアの方が勝っていました。小田急トラベルさんのツアーバス2台、クルバさんのバス1台。まさか、3台の大型バスで町田からやってくるとは、高崎のサポの人たちも思ってもみなかったことでしょう。

 期待の新加入、御給選手が先発。アップのときから、津田選手や柳崎選手らと談笑する姿が見られ、早くもチームに溶け込んだ様子。サポーターのコールにも手を挙げて、応えていました。

 御給選手と2トップを組むのは飯塚選手。187センチの御給選手と、162センチの飯塚選手は、身長差25センチの超でこぼこコンビ。結果的には、このでこぼこコンビの動きが完全に、高崎の守備を撹乱させたようです。

 前半8分、左サイドからのスローインを受けたゼルビア選手(ごめんなさい、誰だか確認できなかった)が、ゴール左隅に切れ込んで、ふわっと浮かせたラストパス。ゴール前の混戦の中で飯塚選手がしっかり決めて、先取点。相手にとっては、大柄な御給選手の陰から、すばしっこい飯塚選手が飛び出してくるのだからたまらない)

 前半15分、右サイドから酒井選手が絶妙のクロス。御給選手のどんぴしゃヘディングシュートがゴールネットを揺らすが、残念ながらオフサイドの判定。とは言え、高崎にとっては、「御給恐るべし」の印象が強烈に残った様子で、御給選手へのマークがきつくなった分、他の選手が自由に動き回れるスペースが広がった。

 前半34分。左サイドから石堂選手のスルーパス。中央で受けて、自分で打つかと思った飯塚選手が、右サイドから走りこんできた酒井選手に、「どうぞ、打ってください」という感じの優しいラストパス。酒井選手が豪快に蹴り込んで追加点。(ここでも、結局、御給選手にDFがついているので、飯塚選手が完全にフリーになれた) このゴールは、今までに見たゼルビアのゴールシーンの中でもベストゴールと言っていいほど、流れの中できれいに決まったゴールでした。

 御給効果はすさまじく、今度は後半23分。右サイドからの斎藤選手のクロスに飛び込んだ御給選手のシュートがクロスバーをはじいたところに、柳崎選手がしっかりつめて、ファインゴール。

 この3分後に御給選手は、お役御免となり、OUT。代わって、入った山腰選手も、御給選手に触発されたのか、なかなか良い動き。

 深津選手、森川選手の出場停止で、心配された守備陣も、きっちり守りきって、見事、無失点勝利に貢献。終盤は、足の止まった高崎を尻目に、バックラインで余裕のパスを回す憎らしいほどの展開でした。

 御給選手のゴールは見られなかったけれど、飯塚、酒井、柳崎と、彼の周りの選手が3人揃ってゴールを決めた事だけ見ても、御給選手の凄さがわかります。浜松のホンダ戦もそうだったし、残念ながら、生では見ていない流経大戦の4得点、そして、今日の高崎戦と、アウェーで見せる積極的な戦い方を、ホームの野津田でも見せてくれれば、間違いなく観客倍増につながると思いますよ!

 今日の勝利で、ついに1ケタ順位の7位に到達。4位との勝ち点差は3に縮まりました。(でも、まだまだ得失点差が大きいが)

 試合後、戸塚監督に遭遇。

 「監督、おめでとうございます! 残り、9試合全勝でお願いします!」と声をかけると、にっこりと笑顔でうなづいてくれました。

 次節は、ホームでトルシエ総監督率いるFC琉球戦。(多分、トルシエは来ないんでしょうが) 是非とも、ホームで勝利して、野津田の森を歓喜のブルーに染めてほしいものです! 御給選手のゴールも早く見たい!

(天野)

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アルテ高崎戦。空中戦を制して、ゼルビア大勝利となることを固く信じています

 明日のゼルビアはアウェーの高崎戦。小田急トラベルさんの参戦ツアーで朝から、高崎市浜川競技場へ応援に行ってきます。

 サッカーの楽しみは、ゲームを生で観ることが一番ですが、過去のデータをあれこれ紐解きながら、ゲームの展開を想像してみるのも、結構、ワクワクするものです。もちろん、ゼルビアが負けることなど一切、考えないので、味方に不利なデータは、どんどん無視して、とにかくプラス思考で、勝利の展開を考えていきます。(こうした想像力って、結構、普段の仕事でも役に立ったりするものです)

 まず、後期第7節までの、両チームの成績を比較すると、ゼルビアは、ご承知の通り、4勝3分で勝ち点15。総得点11点に対し、総失点3点で、得失点差はプラス8。ホームでは2勝2分(なんと、前期はホームで1勝しかあげていない)。アウェーでは、2勝1分。

 対する高崎は、後期2勝2分3敗で勝ち点8。総得点8点に対し、総失点10点で、得失点差は、マイナス2点。ホームでは、1勝2敗。アウェーでは1勝2分1敗。(ゼルビア同様にホームで弱く、前期はホームで2勝)

 言うまでもなく、後期の調子だけを見れば、ゼルビアが圧倒的に有利なのだが、5月にホームで対戦したときには、開始8分で相手エースに先取点を奪われ、後半52分に石堂選手の豪快ミドルで追いついたが、結局、追加点を奪えないままにドロー。(あの当時のチーム事情を考えると、ホームで弱いゼルビアがアウェーで強い高崎をしのぎきったと評価しても良いのかな)

 直近3試合は、勝利のない高崎。特に第6節のホームでは琉球に5点奪われ、大敗を喫している。琉球の5得点をJFLの公式記録で振り返ってみると、直接FKを起点とする得点が2点。浮き球のパスから、DFのクリアミスに詰めたものが1点。ドリブルの個人技で1点。もう1点はPKになっている。また、この試合は、両チームともに、後半、退場者を出し、10対10の荒れたゲームになっている。

 注目は、FKからの2得点、浮き球パスからの1点を見れば、分かるように、ハイボールに対する守備の弱さ。高崎の4バックは、第7節で18番が欠場したときを除けば、後期は、18番、5番、27番、15番の4人で固定されている。一番背が高い5番の選手の身長が177センチで、4人の平均身長は172.5センチと低い。おそらく、琉球はこの弱点をついて、ハイボールをどんどん放り込んできたのだと思う。

 ゼルビアにとって一番の朗報は、187センチのFW御給選手を獲得できたこと。(選手登録も終わり、6日の試合から出場できる) 相手DFの一番背が高い選手より10センチも高いのだから、これは凄い! 山腰選手も177センチ。更にもうひとりの新加入ブルーノ選手も175センチだから、他の3人のDFよりも背が高い。

 ということで、先発のFWは、山腰選手と御給選手かな? DFの選手と違って、FWの選手の場合は、あまり連携だとか、細かいことを気にする必要はないので、ここは、思い切って御給選手を先発させ、御給選手めがけて、ロングボールをどんどん放り込んでいくのが面白いと思う。(ゼルビアの戦術とは異なるのだろうが、まずは勝ちにこだわって)

 相手エースの9番は、目下JFLの得点王。元、得点王の御給選手と対戦するとあっては、きっと目の色を変えて、ゴールを狙ってくるだろう。DFの森川選手、深津選手の出場停止が痛いが、CBは、雑賀選手、右SBは、李選手で大丈夫だろう。でっかい目標が前線にいるのだから、あまり無理して攻めあがらずに、ロングフィードで対応する。ラインを下げすぎないことにさえ、注意すれば、余裕を持って、相手の攻めにも対応できるだろう。

 中盤は、石堂、大前、酒井、柳崎の4選手で問題ない。間延びさせず、コンパクトに守り、高めでボールを奪ったら、浮き球を使って、FWにすかさずパス。相手を追い越していく動きで、積極的にゴールを狙う。ミドルレンジからも、どんどん強引に打って、相手を混乱させてほしい。

 CK、FKの場面は、絶好のチャンス。ここでも、ヘッドの強い森川、深津両選手の欠場が残念だが、前回、幻のゴールに終わって、悔しさを募らせているであろう雑賀選手にガツンと決めてもらいたいものだ。

 空中戦を制し、とにかく、前半の早いうちに先取点、追加点を奪って、相手の戦意をそぐことが大事。相手の足がバッタリとまったところで、後半残り15~20分といったところで、スピードスター飯塚選手を投入すれば、ダメ押しのゴールも期待できる。

 何度も書いているが、2位から13位まで勝ち点差10の中にひしめくJFLの戦いにあっては、最終的には、得失点差の戦いになることは必至。GKの修行選手を中心に失点を必ずゼロに抑えてほしい。得点は最低で3点、できれば、第9節のホームで対戦する琉球にプレッシャーをかけるために、琉球超えの6点奪ってほしい。

 御給選手の鮮烈のハットトリックデビューなんてことになれば、注目度も高まり、観客増員にもぐんと拍車がかかるはず。

 ここまで書いたことが全部真実になることを願って、高崎に行ってきます!

(天野)

 

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ジョブコーチ支援の「支援記録票」を書くためには、支援に関わる「チーム全体」のベクトル合せがまず必要

 今日は午後から、立川にある東京障害者職業センター多摩支所に出張。ジョブコーチ推進協議会ということで、多摩地域の第1号ジョブコーチと職業センターの配置型ジョブコーチが職業センターに集い、研修をおこないました。

 以前にも書いたと思いますが、多摩地域のジョブコーチの数は、職業センター配置型のジョブコーチが5名。社会福祉法人等に所属する第1号ジョブコーチが4法人で10名。合わせも、たったの15名という少なさです。この人数で広い多摩地域全域をカバーすることになるので、実際の業務においては、常に効率性を考えながら動くことが求められます。

 今日の研修のテーマは、「支援記録票」についてでした。2つのグループに分かれて、前半は、「効果的・効率的な支援記録票の書き方」についてグループによるブレーンストーミング。後半は、「書き方ルール『多摩バージョン』の作成」について、グループ討議と全体討議というスケジュールでした。

 もちろん、「らいむ」でも、これまで支援をおこなう度に、記録を書いて、職員全体で共有化を図っていますが、今回、改めて、記録を書く意味や記録が果たす役割について確認することができました。

 国の制度としてあるジョブコーチ支援の特徴は、職業センターの職業カウンセラーと配置型ジョブコーチ、そして、「らいむ」の第1号ジョブコーチが連携・協力しておこなう「チーム支援」であることです。チームとして、支援をおこなうわけですから、当然、チームを構成するメンバー全員が、目標や課題を共通認識し、方向性のベクトルを合わせて、ぶれない支援をおこなうことが大切です。「支援記録票」を書くことで、チームの目標を常に意識し、チームの中での自分の役割を明らかにし、その役割をしっかりと果たすことで、支援の底上げを図ることができるのだと思います。

 記録を書くときには、「誰のための記録か」「何のための記録か」ということをはっきりとさせておくことが重要です。ジョブコーチ支援の対象は、障害のある人、事業主、家族、関係機関とありますが、言うまでもなく一番の対象になるのは、企業で働く障害のある人です。障害のある人が、企業で安心して長く働くために、私たちは記録を書くのだと思います。

 支援計画という「シノプス」(概略・あらすじ)に基づいて、日々の支援の記録を、バトンリレーのように受け継ぎ、書き足していく作業は、障害のある人を主人公とする「働くこと」のドラマのシナリオを書き連ねていく作業です。そして、ジョブコーチ支援の場合は、シナリオの書き手が複数になるので、ストーリーの連続性が途切れたり、矛盾が生じてしまったりしないようにするために、クライマックスの場面のイメージを書き手全員が共有して、一言一句に魂を込めることが必要です。

 「らいむ」のこれまでの職場内支援は、どちらかと言えば、担当者ひとりがすべてを抱え込むような支援のスタイルであったと自戒しています。この9月から、ジョブコーチ支援の制度を活用した「チーム支援」にとりくませていただくことになります。

 今日の研修で学んだことをしっかりと活かしながら、がんばっていきたいと思います。

(天野)

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発達障害の人に1しか伝えないで10やってほしいと期待してもだめ! 10やってほしいと思うのなら、労を惜しまず、きちんと10伝えれば、必ず10の期待に応えてくれるはず

 8月末に発表された7月の完全失業率と有効求人倍率は、それぞれ5.7%、0.42倍と過去最悪の数字を記録しました。

 総選挙では、民主党が大勝し、大方の予想通りに、新政権が生まれることになりましたが、注目の「こども手当」や、「高速道路の無料化」といった施策よりも何よりも、まず、手を打たなければならないことは、この深刻な雇用情勢を打開するための実効的な施策ではないかと思います。

 月曜日、選挙速報を午前2時過ぎまで見ていたため、寝不足で赤い目をこすりながら、台風の激しい雨の降る中、立川にある東京障害者職業センター多摩支所まで、JC(ジョブコーチ)支援の手続きのために、登録者のOさんに同行しました。

 前述のような厳しい雇用情勢の中にありながらも、この間、複数の企業さんから、障害者雇用についてのお話をダイレクトに「らいむ」に頂戴していることを、大変、ありがたく思います。

 Oさんも、来週の月曜日から、5日間の実習を経たうえで、特に支障がなければ、そのまま雇用していただける見込みとなっています。制度上のJC支援は、実習中は使うことができませんが、採用後のJC支援に備えて、この日の職業センター訪問となりました。

 Oさんの障害は、発達障害(アスペルガー症候群)です。本人に自分の苦手なことを聞くと、「コミュニケーションが苦手」「特に同年代の人たちと、当たり前の会話をすることが苦手」という答えが返ってきます。挨拶や「ほう・れん・そう(報告・連絡・相談)」といったことは、きちんとできます。けれど、さりげない日常会話(たとえば、「昨日、どんなテレビを観た」とか、「この前、どこどこのお店で食べたスイーツが美味しかった」などといったもの)をすることが苦手です。だから、仕事は、とっても良くできるのだけれど、お昼休みなどには、ひとりでポツンと居ることが多くなります。でも、彼女たちにとって、ひとりで居ることは、そんなにツライことではありません。逆に、「ひとりぼっちで居て、かわいそうだ」と、親切な人から優しい気持ちで声をかけられたりすると、戸惑ってしまったり、不安になってしまうことがあります。

 また、先の見通しが立たないと、とても不安になってしまいます。不安になると、もう居ても立ってもいられなくなって、「次は何をすればよいでしょう?」「次の何々の予定はいつでしょうか?」などと、相手がどんなに忙しそうにしていようとも、お構いなしに、納得できる答えを聞くまで何度も話しかけてしまいます。

 言葉をそのまま額面どおりに受け取ってしまって、言葉の裏側にある意味や、言葉を発した人の気持ちを読み取ることも苦手です。昨日もこんなことがありました。

 職業センターで面談をした部屋の壁に、「よいコミュニケーション(のやり方といった意味で)」ということで、次のような掲示物がありました。

1.視線を合わせる。

2.手を使って表現する。

3.身をのり出して話をする。

4.はっきりと大きな声で

5.明るい表情

6.話の内容が適切

 

 普段から、「コミュニケーション」「コミュニケーション」といっているOさんですから、ちょうどよいものを見つけたと、読み上げてみたところ、2の「手を使って表現する」のところで、「だけど、私は手話はできません!」と大きな声で言い返してきました。

 多分、「普通の人」であれば、全体を見たところで、「身振りや手振りを使って、ダイナミックな表現を心がけること」を意味していると読み取ると思うのですが、Oさんにとっては、手を使った表現=手話ということになってしまいます。(でも、Oさんの意見を聞いて、素直に読み取れば、「それもあり」と、いうよりも、むしろ、「その方が正しいかも?」と思ってしまったことも事実です)

 JC支援の目的(役割)は、Oさんに仕事の手順を教えたり、Oさんにとって、やりやすい仕事の進め方を考えたりすることもありますが、それ以上に、大きな役割として、発達障害やIさん自身の障害特性について、職場の方にわかりやすくお伝えし、理解を得ること。そして、いずれJCがフェイドアウトした時も、職場の人全体でOさんを支えてくださる環境をつくりだすことにあります。

 OさんのJC支援の進め方に思いをめぐらせながら、「らいむ」に戻ったところ、別の職場から連絡が入りました。奇しくも、この職場で働くMさんも発達障害の女性です。

 「過呼吸の発作が出て、体調不良を訴えたので、今日は早退させようと思っているのだがひとりで帰してもいいものか?」というご相談の電話でした。「今は、もう落ち着いている」ということだったので、本人に電話を変わっていただき、声を聞いただけで、「ハハーン、そうか、そういうことか!?」とピーンときてしまいました。

 休み明けの月曜日で仕事量がいつもの倍以上あるにもかかわらず、台風が迫っているという情報を聞き、不安になってしまい、うまく言葉で自分の気持ちを表現しきれないジレンマが、過呼吸という身体表現につながってしまったというわけです。「今日は、早退しても良い」と言われたので、電話に出たときには、すっかり、安心していつもの元気なMさんに戻っていたというわけです。

 「今日のこと以外にも、実はいくつかお話したことがありまして…」という職場の担当者の方のお話を聞き、今日は急遽、朝一番で、竹内職員と一緒にMさんの職場を訪問してきました。

 対応していただいた店長さんから、最近のMさんの様子と職場で問題になっている点を伺いました。Mさんの障害特性について、改めて、詳しい説明をさせていただき、具体的な対応の仕方をお願いするとともに、支援機関としても、本人と面談を持ち、然るべき対応を取り、立て直しを図ることをお約束してきました。(幸い、Mさんの作業能力については高い評価をいただいており、店長さんとしても、Mさんには、ずっと働いてもらいたいと考えているというお話を聞くことができました)

 ご指摘をいただいたMさんの問題点の原因は、比較的単純なもので、3ヶ月勤務し、仕事や職場にも慣れてきたことで、過信や気の緩みが生じてきたことだと思います。

 帰り道、竹内職員と、最初は、半分笑い話のように、でも、途中から「それって一理あるね」と頷きあいながら、こんな話をしました。

 「精神障害の人の場合は、3ヶ月就労継続したくらいの時点で、大体、落ち込みの波がくる。だから、その時期には、下からそっと押し上げるような支援が必要になる」

 「発達障害の人の場合は、3ヶ月就労継続したくらいの時点で、大体、ハイテンションになって、過信や気の緩みが出る。だから、その時期には、(言葉は悪いですが)一度、上から押しつぶすような支援が必要になる」と…。

 さらに、「発達障害の人に1しか伝えないで、10やってくれることを期待してもだめ」「10やってほしいと思うのなら、労を惜しまず、きちんと10伝えればいいだけ。10伝えれば、必ず10の期待に応えてくれるのが発達障害の人」なんて…。

 

 発達障害、精神障害、高次脳機能障害、難病の方など、障害特性をきちんと理解し、適切な声かけや配慮がありさえすれば、健常者と呼ばれる人たちと同等な、あるいはそれ以上の力を持った人たちが、まだまだ、たくさんいます。

 雇用情勢の厳しさは、障害者雇用の分野にも当然のことながら大きな影響を及ぼしていますが、OさんやMさんを受け入れてくださっている企業さんのように、考え方をひとつ変え、理解の幅を少し広げるだけで、新たな可能性が生まれます。

 そんな企業さんや、そして、何よりも障害のある方の雇用や就労の促進に向けて、何かお手伝いできることがあれば、微力ながら、どうぞ、「らいむ」にお申し付けください。

(天野)

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