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59(御給)に39(ありがとう!) ゼルビア4位と勝ち点差1の6位に浮上

 「今日は絶対に負けることのできない試合!」と、ゼルビアの全選手が思っていたはずです。ホームで2試合続けての試合前の黙祷。日向では残暑厳しいものの、日陰に入るとやはり秋の訪れを感じさせる風が、半旗を揺らします。クルバのコールも、当然のことながら、「沖野、沖野」でした。

 静かな闘志が空回りしてしまっているのか、前半から琉球に攻め込まれるゼルビア。前節の高崎戦で見せたような躍動的な動きがまったく感じられません。ピッチ上の熱さも、主審の笛も、どこかしら南国琉球に有利に思えて仕方のない展開。なぜか、下を向いてプレーする選手が多いゼルビア。なかなかボールを前に運ぶことができません。キャプテン酒井選手の気持ちがうまく他の選手に伝わっていかないように思えます。このままゼローゼロで前半を終えることになってしまうと、本当にヤバイと思えた後半43分。ゼルビア選手のシュートが相手ゴールネットを揺らしました。ボールがゴールネットに吸い込まれた瞬間は、しっかりと記憶に残っていますが、誰のシュートかまったくわかりませんでした。

 場内放送で、御給選手の移籍後初ゴールと知りました。おそらく、力はありながら、J2のFC横浜では、出場の機会に恵まれていなかった御給選手を、ゼルビアに引っ張ってきてくれたのも強化育成部長であった沖野さんではなかったかと思います。御給選手のこのゴールは、沖野さんのゼルビアへの置き土産だと思います。

 後半に入ってゼルビアの選手たちもようやく目が覚めたようです。後半開始直後、ゴールが決まりこそしませんでしたが、柳崎選手のライン際の踏ん張りから。飯塚選手へのマイナスのラストパスは高崎戦で見せた「本当に強いゼルビア」の実力を感じさせるものでした。相手琉球の10番の、飯塚選手と同じチビッコ選手が見せた動きは、今日の飯塚選手にとっても大きな刺激になったと思います。今日はゴールを決めることはできませんでしたが、悔しさをバネに次の試合では、また、ゴールを決めてほしいと思います。

 相手チームに先制点を決められたときの琉球の勝率はゼロパーセントというデータ通りに辛うじて、ゼルビアが勝利をものにしました、はっきり言って、今日の動きは琉球の方が格段上です。「今日は絶対に勝たなくてはいけない」というプレッシャーがあったにせよ、あの動き出しの遅さは、この後、本当に厳しい戦いになったときに、致命傷になりかねません。だから、そこだけは、きちんと修正していきましょう!

 今日の勝利でゼルビアは順位をひとつあげて、6位に浮上。4位との勝ち点差はわずか1に縮まりました。多分、このままの調子でいけば、後期は首位独走、前後期通じての4位以内もほぼ確実に見えてきています。

 J2昇格に向けて、同じ準加盟の長崎が厳しい評価を受け、事実上、来期の昇格を断念したのは周知の通りです。経済状況の冷え込んでいる中、新に昇格を考えるチームにとっては、厳しい逆風が吹いています。ゼルビアにとっての大きな問題点は、1に観客動員数、2にスタジアム問題、3に経営戦略だと思えます。

 1の観客動員は、とにもかくも、ホームでいい試合をすること。アウェー戦で見せてくれるような試合を毎試合ホームできちんとしさえすれば、リピーターは必ず増えます。

 2のスタジアム問題は、現実路線として、まずは野津田競技場をJリーグ仕様にするべく、行政にしっかりと働きかけること。また、アクセスについては、鶴川駅からのシャトルバスが運行されていますが、町田駅からのシャトルバス運行については、K中バスさんだけでは解決しきれない複雑な事情も絡んでいるということなので、「町田駅からのシャトルバス運行を求める」市民の動きが必要になってくると思えます。

 3の経営面では、1と関連して、まずは観客動員数をあげることからとりくんでいきましょう。

 ゲーム後、クルバの前にきた、ゼルビアの選手たち。酒井選手は、沖野さんの遺影を大切に胸に抱えていました。「沖野コール」に目頭が熱くなりました。ヒーローインタビューを終えて、クルバの前にきた御給選手は、ゼルビアの昇格のために、「次の試合では2点取る」と、約束してくれました。

 次のホームは、少し空いて、10月3日(土)のホンダロック戦になります。アウェーで絶対的な強さを誇るゼルビアを見たい人は、1週間前の9月27日のJEFリザーブ戦も是非、観戦してください。

 今日の観戦ではいくつか裏話もありますが、それはまた今度、書くことにします。

 ゼルビアに限らず、サッカーを愛するたくさんの方から愛され、日本サッカー界の発展に多大なる貢献をされた沖野さんのご冥福をお祈りするとともに、「お疲れ様でした」と、「ありがとうございました」の言葉を捧げたいと思います。

 J:COMの辛口ながら愛情たっぷりの実況解説が、もう聞けないかと思うと寂しい限りです。

(天野)

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