「市長が病気のため、明日から市役所の業務は休止します」なんて論理が通じると思っているのだろうか?
6月30日のブログに、市内の就労移行支援事業所の事業休止の記事を掲載したところ、当該事業所の元利用者の方から、「よくぞ言ってくださいました」というメールをいただいた。
ご本人から、直接、コメントをいただくのが一番良いかとは思うが、メールの内容を読む限りでは、やはり、企業の側から利用者の方への丁寧な経過説明や謝罪の言葉は「ない」に等しかったようである。
実は、この事業所休止の問題については、今年3月の町田市議会の一般質問でも取り上げられている。町田市議会のホームページの会議録検索システムから、「平成21年3月定例会(第1回)3月10日ー05号」の議事録を開くと閲覧することができる。
会議録を検索するのが面倒な方もいらっしゃると思うので、ダイジェストとして引用しておく。(なお、固有名詞はイニシャルとさせていただいた)
以下、引用
(19番 H議員)
まず第1に、就労支援移行施設(ままー正しくは「就労移行支援事業所」)が閉鎖になるが、通所者へのフォローと今後の対応は。
(地域福祉部長T)
お話のございました就労支援移行施設(ままー議員を立てているのか? はたまたご存じないのか?)でございますが、2009年7月から休止をするというふうにお聞きしております。現在ご利用なさっている方については、施設のほうで他機関、他施設へつなげられるよう今対応もされておりますし、また、市のほうも連絡をとり合ってこれに対応しているところでありますし、今後も対応をしてまいります。
(19番 H議員)
今回、施設の閉鎖、休止ということが1カ所出てまいりました。そういった休止する施設が出る背景についてどのように検討されているのか、ちょっとお考えをお聞かせください。
(地域福祉部長T)
お話をいただきました就労支援移行施設(まま)でございますが、これは障害者自立支援法に基づくサービス提供責任者(ままー正しくは「サービス管理責任者」)の方が健康を害されたというふうにお伺いしております。そのような中で、やはり責任者ですから、一定程度の経験と障がい者の就労についての見識というんでしょうか、そういうものをすぐに他の方でというふうなことも難しい、そういうようなお話で私どもは休止ということを聞いているところでございます。
(19番 H議員)
…そうした施設等の継続が難しくなる、そういった状況について、やはりしっかりと理由、要因なども把握した上で早急に市としてもそうならないように取り組む、あるいは国の制度の問題であれば、しっかりと声を届けていく、そういう必要があるのかなというふうに思います。
以上 引用終わり
この部長の答弁を読んで、皆さんはどう思われるだろうか?
要は、「施設の責任者が健康を崩し、退職したので、他に代わりがなく、施設の事業を継続できなくなってしまった」という、事業者側の詭弁を鵜呑みにして、「それじゃあ、事業の休止も仕方ありませんね」「市の方も事業休止のお手伝いをさせていただきます」という、到底、常識では考えられない答弁をおこなっているのである。(時間の制約があるためか、H議員も最後までこの問題を詰め切れていないのが残念だが…)
「社長が病で倒れました。だから、会社を倒産させます」「市長が病気のため、明日から市役所の業務はすべて休止させていただきます」…こんなことがありえますか?
少なくとも、町田市内の福祉関係者がつくってきた作業所等の施設において、施設長が病気になったので、作業所を閉鎖しますなんてところは1カ所もない。町田に限らず、日本全国どこも同じはずだ。
健康を崩し、退職された責任者の方ひとりにすべての責任を押し付けて、福祉をそして、施設を利用する障害のある人や施設で働く職員を散々蔑ろにして、謝罪の言葉ひとつない、この事業者(企業)は、企業の社会的責任をまったく果たしていないといっても決して過言ではないだろう。
同様に、本来は、福祉のサービスを利用する障害者の立場に立って、率先して、事業責任、管理責任を問うべき、行政の当該事業に関するトップが議事録にあるような発言を平気で、できることがまったく信じられない。(ちなみに、この部長は、3月で退職し、現在は、市内の福祉法人の常務理事に天下っているのだから、余計に腹が立つ)
町田市は、今回の事業休止の問題について、その経緯と理由を明らかにし、事業を認可した東京都に報告をおこなうとともに、2度とこのような事態が生じないような対策を講じるべきである。
また、議会における担当部長のあまりに無責任な発言、そして、発言の背景にある町田市の非見識な対応そのものが、このような事態を生じさせてことを真摯に受けとめ、当該事業所を利用していた障害のある人たちに即刻、謝罪すべきであると思うが、どうであろうか?
(天野)
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コメント
偶然、このブログに遭遇しました。
内容から察するに、私が通っていた事業所だと思われます。
質疑応答を拝見しましたが、一言で言ってしまえば、怒りを通り
過ぎて「あきれた」の一言です。
一人の職員さんに責任を無理やり押し付け、後は知らぬ存ぜず
など程度の悪い小学生にしか通用しませんよ。
政治などという難しいことには無縁ですが、議会ではこのようなわけのわからない答弁がまかり通ってしまうんですね(驚)。
おそらくこの事業を展開されていた企業さんは軽いおきらくな気持ち
で『福祉』をやっていたんじゃないでしょうかねぇ。
「社長が病で倒れました。だから、会社を倒産させます」こんな阿呆
な理屈で、福祉事業から撤退されるのなら、最初からやらなければいいのに。
全く、利用者にとってもまっとうな施設職員にとってもいい迷惑。責任を一方的かつ勝手に押し付けられている元職員さんもかわいそうに。
人づてに聞いたところによると責任を押し付けられている元職員さんは事業所の再三にわたる方針変更などによって体調を崩されたと聞いた。
その元職員さんも被害者の一人である。
その元職員さんの名誉のためにいっておくが、その人は決して物事を途中でほっぽり投げてしまうようないい加減な人物ではない。
相当な変なプレッシャーを会社からかけられていたのだろうなと容易に想像がつく。ある時期を境に職員室でもかなりいづらそうでしたし。
再開のめどは聞いていないが「休止」だと言う。本当にあきれる。景気がよくなったら再開するなどといった調子のいいことでも考えているのだろうか?程度の悪い小学生にしか通用しない理屈で止めたり、始めたり、身勝手もいい加減にしていただきたい。
障害者や福祉を売名行為につかうようなことは金輪際勘弁していただきたい。
このような企業さんには「福祉」に二度と関わってほしくありませんね。
投稿: 通りすがりの元利用者 | 2009年7月 2日 (木) 22時36分