らいむの登録者数が、まだ登録手続きを終えられていない方を含めて、ちょうど200名になりました
いい加減、本業の方の話も書かないとお叱りを受けそうなので、今回は、障害者就労支援の話…。
今週はしょっぱなの月曜日からきつかった。朝7時20分に長津田駅で待ち合わせをして、職場実習初日のMさんに同行支援。私の場合、まず自宅から町田駅に出るためにバスを利用しなければならないので、6時30分には、自宅を出なければならない。長津田駅南口の交番前で待ち合わせたはずなのに、なかなか来ないMさん。(いつもは大抵、約束の時間よりずっと早く来ている) 改札口まで戻ってみたら、案の定、そこで私を待っているMさんを発見。長くお付き合いさせていただいていると、大体の行動パターンが読めてしまうのが、良いことなのか悪いことなのか、ちょっぴり悩むところです。
Mさんの実習先は、あの障害者雇用率№1の企業。人気企業で滅多に求人は出ないが、足しげくハローワークに通っていたおかげで、今回は運よくめぐり合えた。10人以上の応募があったはずだが、実習に進んだのがMさんを加えた3名。2週間の実習の中で3人の中から1人のみ採用という厳しいバトルのスタート。Mさんにもそのことを伝え、とにかくこのチャンスを活かせるよう、一緒にがんばろうと激励。
公休日の今日の午前中にMさんが報告のために来所。「仕事が楽しくてたまらない。スタッフの人たちもいい人ばかりなので、私はここで働きたい!」と力強く意思表明。まだ3日を終えたばかりですが、Mさんが本当に一生懸命がんばっていることが、活き活きと実習の様子を語る表情からも伝わってきました。
ラッキーなことに、別の店舗でも、求人を発見! こちらも、すでにこの企業さんの3箇所の店舗でJC支援をおこなっている田中職員が、登録者のKさんの面接に同行することが決まりました。ふたり揃って、めでたく採用決定なんてことになると、らいむの職員のモチベーションもぐ~んと上がるのですが、いつも言っているように、「働くのは、らいむの職員ではなく、本人たち」。後は彼女たちのやる気と本気度が試されるのだと思っています。
月曜日の続き…。昼食までMさんの職場内支援をして、急いでらいむに戻り、生活支援に関する面談を1件。その後、ひとり暮らしの登録者を家庭訪問。「部屋が片付かない。片付け方が分からない」という訴えを聞いて、部屋の掃除を手伝う。「ひとりだと1時間も続かない」と言っていた彼が、3時間近くも一緒に片づけができたことが何より嬉しいことでした。片付けの最中に見つけた缶ビールを冷凍庫で冷やしておいたので、ふたりで乾杯。「これって、どう考えても就労支援じゃなくて、ホームヘルパーの仕事だよな」と彼にチクチク愚痴をこぼすも、軽く受け流されてしまいました。
火曜日は、新規登録者の方の初回面談の後、就労中の登録者の方との定期面談、その後、4月末から週2回、法人内の就労移行支援事業所で働き始めた登録者の方の悩みごとをじっくり聞きました。周囲に気を使いすぎるあまり、自分がしんどくなってしまう彼。体制が薄いうえに、実績のみが厳しく求められる就労移行支援事業所のサポートをしっかりおこなっていくことが、らいむの大事な役割であると思います。
水曜日の午前中は、今春、専門学校を卒業したばかりのOさんのPCのスキルアップ訓練。PowerPointの演習をこの間、続けていますが、飲み込みの早さには本当にびっくりしていしまいます。一方で、ケアレスミスが多いのは少し気がかり。実習同行のMさん、家庭訪問の彼。そして、このOさんの3人に共通するのは、コミュニケーションが苦手であったり、人の話をしっかりと聴き、理解することが苦手であったりといった傾向。もうお分かりの方もいらっしゃると思いますが、彼ら彼女らは発達障害の人たちです。4月以降、らいむの登録を完了した人たちの2割弱が発達障害のある人になっています。他の支援機関と較べても、らいむの登録者の中で発達障害の方が占める割合は突出しているのではないかと思います。
午後は、委託訓練受講中の登録者の面談をはさんで、就労中の登録者の形の定期面談。面談とは言っても、「仕事は職場で教えます。支援機関の方には生活支援をお願いします」というスタンスの企業さんなので、彼とは毎回、将棋の対局を楽しんでいます。いつもはチンチンに負かされてしまうのですが、この日は研究の成果が実って、私が初勝利をおさめました。(2局目は、接戦の末に雪辱されてしまいましたが…) 他に将棋を指せる職員がいないので、毎回、私がお相手を務めさせていただいていますが、これから就労支援の仕事をやってきたいとお考えの方は、ぜひ、趣味の幅も広げておいてほしいと思います。
そして、今日。昨日はマリノスの試合を観にいった後、職場に戻り、溜まっている事務仕事をしているうちに、眠ってしまい、目覚めたら、なぜか「らいむ」に居ました。(当たり前か?) シャワーを浴びて、スワンのメール便メンバーが出勤してくるまで再度の浅い眠り。それでスッキリできたので、朝からは通常通りの勤務。午前中に先ほどのMさんから実習の報告を受け、面談した後、午後から、1名の面談をして、夕方から、別の登録者の方の通院に同行。主治医の先生が、また別の登録者の方の主治医でもあるので、病院で情報交換した後、らいむに戻って、終礼で全体の動きを確認した後に、ブログを書き始めて今に至っています。
すでに登録を完了した方が、新規登録の方も含めて、現在77名。新年度の登録手続きはまだ終えていないものの、らいむへの登録を希望されている方を加えると、ちょうど200名に達したという報告を担当者から受けています。
来週も、28日の木曜日を除いて、私のスケジュール帳は。ほぼ埋まりつつあります。面談や登録を希望される方には、お手数をおかけいたしますが、ご予約は、どうぞなるべくお早めに余裕を持ってお願いします。
今週末の土曜日はウィズ町田の理事会・評議員会を開催します。200名もの方からご期待をいただいている「嬉しい現状」を理事・評議員の方に、お伝えし、一層のご理解とご協力が得られるよう、しっかりとお願いしてきます。
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コメント
私は町田で一般就労をめざす一人の知的障害者の親です。就労支援センターの公募に関する請願のその後の成り行きに大いに関心をもっている者です。私は、市が請願に対してどのような対応をしてくれるのかについて市長へ質問をさせていただき、その回答をいただきましたが、その回答にさらに再度の質問をさせていただいております。請願の件については、障害当事者の皆様は当然関心をお持ちと思いますので、そのやり取りをお伝えしたいと思います。
以下に、私が市長へ提出した「市長への手紙」の内容をコピーいたしますので、お読みください。
石阪 市長 殿
私は、町田市で長年就労支援を受けている障がい当事者の保護者です。障がい福祉については市にはいろいろとお世話になり感謝申し上げます。
去る4月9日に私がお送りしました「就労支援に関する請願に対する、市の対応策に関する質問」に対して、5月11日に市長のご返事(09町政広手第16号の2)をいただきましたが、その件について再度質問をさせていただきたいと思います。
まずは、確認のため4月9日にお送りした私の質問を以下にくりかえさせていただきます。
(先月の市議会にて採択された請願「町田市障がい者就労支援センター委託事業者変更に関する請願についてお尋ねいたします。この請願は就労支援センター公募にまつわる障害当事者の不利益に対する対策を求めるものです。その趣旨は要約すれば以下のとおりです。つまり「著しく配慮を欠いた突然の事業者変更の急な決定は“連結ピン”の機能不全により、障害当事者と家族へ困惑、不安、精神的負荷からの大混乱を生じ、受け入れ企業へも無用の混乱を与えることになった。ついては、障がい当事者、家族、受け入れ企業の意見と要望が反映されるようにしてほしい。そして、障がい当事者が納得して事業者を選択し、安心して支援が受けられるような仕組みを作ってほしい。」この請願に対して市には今や答えを出す義務が生じたわけですが、どのような対策を講じてくれるのかを関係者はかたずを飲んで待っています。4月に入り既に町田の就労支援体制は「リンク」「レッツ」「らいむ」の3センター体制で動き始めています。しかし、「らいむ」に関しては町田市に於ける就労支援のパイオニアで随一の実績を持ち、就労をめざす障がい当事者の半数もがここの支援を希望しているのに、私設という立場になったため、障がい当事者は「らいむ」で支援を受けようとすると、不利益を覚悟しなければならなくなりました。それは、運営コストの関係で、収入の乏しい当事者にはつらい「有料化」と、相談者にとっては必ずしも最善ではない「狭小相談スペース」という不利益です。これは、「障がい当事者が納得して事業者を選択し、安心して支援が受けられるような仕組み」ではないと思います。少なくとも三つのセンターのどれを選んでも、同等の環境で支援が受けられるようにするべきだと思います。
この点に市としてはどのような答えを出していただけるのでしょうか。今日の不況の只中で、就労支援は一刻も休みなく動いています、障がい当事者、家族、受け入れ企業の意見と要望が反映されるよう、早急の対策を期待しております。)
以上が私の質問でしたが、それに対して市長からいただいた回答は「請願の趣旨や皆様からのご意見を踏まえ、運営主体である2法人による説明会を、2回開催いたしました。今後のご意見・ご要望を真摯に受け止め対応してまいりますが、「らいむ」への財政支援は考えておりません。」とのことでした。
つまり、説明会の開催が請願への対応だったということですが、説明会は請願があろうがなかろうが当然実施すべきことであり、これが対応策だとはあまりにも請願を愚弄してるのではないでしょうか。それとも単なる説明会を開催してもらうためにすら、請願を出さねばならないというのでしょうか。町田市政とはそれほど市民への配慮を欠いた傲慢なものだったのでしょうか?請願は短時間に3000名もの署名を集めた切実なものでした。請願に込められた真意が、単なる説明会の開催を求めるものではないことは自明のはずです。このままでは請願をした障害当事者と市民の納得は得られるものではあり
ません。
「らいむ」は今までの実績を引き継いで継続的に就労支援を続けています、今年度もすでに数名の就労を実現しています。これからも就労の実をあげていくはずです。「らいむ」は既に町田市の就労支援実績に寄与し、これからも貢献する市の貴重な資産として存在しているのではないでしょうか。
だとすれば「らいむ」への今すぐの財政的支援を期待することは自然なことと思います。しかし、いろいろな事情からそれがすぐには無理だとしても、そのほかにも市として出来ることは沢山あるはずです。市としては、市全体としての就労支援環境の促進という立場から、全ての関係施設が無駄な摩擦を起こさずにスムースな協力関係を保てるように最大の配慮をすべきだと思います。このたびの就労支援センターの公募では、本来協力しあうべき法人間にも摩擦を生じてしまった面もあり、そのような状況を修正しなければなりません。そのためにももっと実のある請願への対応策を実施してください。市長の一層のご尽力を期待しております。
以上が市長とのやりとりの現段階です。
皆様も、ご意見があれば、どんどん発言してください。発言無き所に意見なしですから、勇気をもって。
投稿: | 2009年5月22日 (金) 09時43分