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2009年4月

ゼルビアは必ず次につながる引き分け。そして、うまい、ラーメン屋

 4月も残すところ2日。いよいよGWに突入です。らいむも基本的には、旗どおりの開所となりますが、多分、連休中も何日かは出てきて、仕事をすることになりそうです。

 現在、20時30分。ゼルビアとホンダFCのホームページを開いて、試合経過を見守っているのですが、そろそろ後半も半ばに突入していると思うのですが、どちらのホームページも動きがありません。0対0なのか、はたまた、「速報」が機能していないのか、いずれにしても勝負の行方が気になるところです。

 スワン(スワンカフェ&ベーカリー町田店)の職員は、この時間から、市内のW大学さんの会合にパンの外販に行くとのことです。帰ってきたら、「焼き鳥屋で一杯」という約束をしたので、後、1時間くらいは、ブログの更新の時間が取れそうです。

 机の向かい側では、今日は終日、会社訪問に出ていたT職員が、あちこちに電話をかけまくっています。聞き耳を立てていると、「6日の午後にらいむで面談」なんていう言葉も飛び込んできました。就労中で、平日に時間の取れない登録者の方とは、こうして、休日に面談をしています。「らいむ(旧・らいむ)は、平日の昼間しか開所していない」「相談をしたくてもできない」というような言われもない批判もこの間に、受けましたが、平日や昼間に時間の取れない方については、以前から、こうした対応をさせていただいています。

 一昨日だったかのブログに書いた市役所のホームページの「よくある質問FAQ」の更新については、昨日、コールセンターにも電話を入れて、お願いしましたが、今のところはまだ更新されていません。ハッキリ言って、民間企業であれば、担当者はクビです。(電話を受けた女性職員の対応は、大変、丁寧でしたが…) 就労支援を希望する方は、昨年度まで登録されていた方だけではありません。新規に支援を希望する方にとっては、情報がうまく伝わらない状況です。速やかな改善と情報の周知を願いたいものです。

 4月中に(まだ2日ありますが)、就労支援センターらいむの会員登録をされた方の人数が50名を超えました。まったく新規の方からの利用希望もいただき、GW明けの週には、4名の方に面談のご予約をいただいています。今年度からは、新規の方の初回面談は、センター長である私が責任を持って、お受けさせていただき、個別支援計画を立てた後、担当職員に支援を振り分けていきたいと考えています。障害者雇用をされている企業さんでもそうですが、担当者がすべてを抱え込んでしまって、結果的には、雇用がうまく進まない例もたくさん見てきました。だから、らいむの支援サービスをご利用いただく皆さんの個人情報や支援計画については、全職員で共有し、担当する職員が代わっても、支援の質が落ちないようなやり方を心がけていきたいと思っています。

 これも何日か前のブログに書きましたが、昨年度の当初から、「就労支援センターの適正規模を明らかにし、事業規模に応じた適正な委託料が支払われるべき」という主張をウィズ町田はしてきています。今の職員体制で、責任をもってとりくめる「適正規模」は、200名を超えない範囲ではないかと考えています。現在の会員数は50名を超えたところですが、法人内の就労移行支援事業所等を利用している方たちについては、実際の就労支援がスタートしたところで、会員になっていただくという形を考えているので、なないろの20名、美空の15名、スワンの15名の定員を単純にプラスすると、「会員数」は100名を超えていることになります。

 就労中の方など、まだ、会員登録の手続きにお見えになっていない方もいらっしゃるので、遅くとも6月中には、200名の会員規模に達してしまうことが予想されます。急がせてしまうようで大変、心苦しいのですが、らいむの支援サービスを「是非に」と、ご希望の方は、登録の手続きをできるだけ早いうちにお済ましいただけますよう、よろしくお願いいたします。

 この間も、他市の就労支援機関の方や、企業の方、障害者団体の方などから、「らいむは本当に大丈夫なの?」というご心配の声や、「応援している」といった励ましの声をたくさんいただきました。強がっているわけではありませんが、委託をはずれて、民間として自由にできる範囲が広がったことで、動きやすくなった面も多分にあります。しかし、自由であることは反面、厳しさを伴います。経済的な面はもちろんですが、自分たちの行動を自ら律することが常に問われてきます。例えば、極端な話、実績報告を求められることもないので、記録を書くことなど、さぼろうと思えば、いくらでもさぼれてしまいます。でも、「それじゃいけない!」と、以前よりもしっかり記録を書くことを、らいむの職員全員が心がけています。管理者である私も他の職員が書いた記録に全部目を通し、必要があれば、助言や苦言をその都度、さしはさんでいます。

 どんな苦境にあっても、ポジティブにものごとを考える姿勢が必要です。一度くらい面接で失敗しても、「なにくそ~」と思う気持ちが大事です。

 自分の机も、「引き出し」もない小さな事務所に移ってきましたが、らいむの職員はみんな元気です。ここに来て一番良かったことは、(これぞ、まさにポジティブシンキングでしょうが)昼飯を食べる場所がいっぱいあることです。

 町田は「ラーメン激戦区」などと呼ばれていますが、今、私が一番お気に入りのお店は、町高通りにある「ばんばや」さんです。付け合せのチャーシューを、小さな七輪で自分で炙って、食べるという趣向のお店です。

 私の一押しは「つけ麺」。先週から麺の太さが「中太麺」と「細麺」から選べるようになりましたが、「つけ麺」の場合は、「中太麺」の方が「うまい!」と思います。具は、自分で炙るチャーシューと味玉子(1ヶ)と小松菜とメンマ。お値段は750円ですが、ランチタイムだと、「しろめし」(白いご飯)か、「麺の大盛」がサービスです。(私はいつも「しろめし」。だって、「おかず」が豊富だから)

 葱のたっぷり入ったつけ汁は、「濃厚」とありますが、関西人の私でも普通に食べられます。食べ終わった後は、「スープ割り」を注文して(無料です)、つけ汁をスープで割ってご賞味あれ。このスープこそが、濃厚かつまろやかなな魚介味で絶品です。私の場合は、まず、つけ汁だけちょっと飲む。その後、スープを半分注いで割って飲む。最後に、残りのスープだけ、飲んで、味わう。と、3通りの楽しみ方をしています。

 夜は、ラーメン、つけ麺の他に、七輪で炙るエイヒレなど居酒屋メニューも並びますから、また違った楽しみ方ができるはずです。(特に鉄鍋餃子がお勧めです)

 若い(多分)ご夫婦が、一生懸命、お店を切り盛りされているのを見ていると、なんだか、今の「らいむ」(こちらは、とても若いとは言えませんが…)の状況とだぶって、真剣に応援したくなります。(応援なんか、しなくてもうまいのですが) GW中も、営業されているということなので、是非、一度、足を運んでみて損はありません。

 場所は、町田市役所前の交番から、町田街道を渡り、町田高校に向かう道に入って、すぐの右手。(交番からは徒歩1~2分)。結構、有名なお店のようで、ネットで「ばんばや」で検索すると、いくつも紹介記事がでてきます。

 「ところで、ゼルビアどうなった?」ということで、いくら、待っても、速報が出ないので、M統括部長に電話をしてしましました。

 結果は1対1のドロー。前半1対0で折り返したものの、後半、退場者を出してしまい、10人で頑張ったが、同点に追いつかれてしまったということでした。とは言え、この引き分けは必ず次ぎにつながります。前回の鳥取戦も、「これが首位か?」というくらい、ゼルビアが攻勢だったと、M統括部長が電話の向こうで、話していました。多分、彼が誰よりもポジティブシンキングの持ち主なんだよね! 見習わなくっちゃ!

(天野)

 

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ゼルビア、駅近スタジアムのネーミングライツを考えるのは時期尚早か?

 只今19時30分。就業時間も終わったので、堂々と趣味のブログを書きます。

 25日(土)のゼルビア。雨の中のアウェイ鳥取戦で惜敗。ゼルビアの公式サイトを見ると、ゲームでは、ゼルビアが押していたものの、一瞬の隙をつかれて、CKからの得点を許してしまったらしい。雨にもかかわらず、1300人弱の観客。好天なら3000人くらいは入っていたのかな? 快適な天候に恵まれたこの前のホームで1500人のゼルビアとしては、ちょっとうらやましい。鳥取のメンバーにマリサポとしては、懐かしい名前を発見! 今季から加入のFW11番阿部祐大朗選手は、元マリノスの選手で町田市出身です。(もちろん、皆さん知っているか?)

 26日(日)のマリノス。アウェイの名古屋戦。前半で坂田選手が先取点をゲット!  下の娘とふたりで、1分ごとに更新されるJリーグのゲーム速報を見ながら、攻防をイメージしあう。後半残り20分を切ったところで、同点に追いつかれる。「ここは、こう選手交代をして、追加点をねらいにいく」と予想していたら、その通りの交代になったにもかかわらず、「松田イエローカード」の表示。その直後に、名古屋のゴール。松田フアンの自分としては、「すまん、またマツがやってしまった。PK与えちゃったかも」と娘に詫びる。PKではなくFKだったけど…。残り5分。FWの2枚替えで勝負に出たものの力及ばずタイムアップ。文字画面だけで、ゲーム展開をイメージして盛り上がる親子はちょっと異常かな?

 ゼルビアJFL・15位。マリノスJ1・15位。お付き合いよろしく悪いほうで並んでしまいましたが、まだまだリーグ戦も序盤の序盤。そうです残り、全部勝てばいい~んです。

 明日28日のゼルビアは、ホームで強豪ホンダFCを迎え撃つ。昨年度の覇者だけにJ1で言えば、憎っくき鹿島のようなもの。(ユニフォームの色も同じ赤) マリノスも先日のアウェイ鹿島戦では、スコアレスドローに鹿島を押さえきりましたが、ゼルビアは是非、勝利してください!

 ところで、明日のゼルビアの試合。ホームゲームなのに、開催場所は、なぜか西が丘サッカー場。サッカー専用の競技場なので、ピッチは近いし、きっとサポーターも楽しめるとは思いますが、いかんせん遠い。

 最寄駅は、都営地下鉄三田線の本蓮沼(ほんはすぬま)駅。(徒歩10分) 町田からだと、新宿に出て、山手線に乗り換え、巣鴨で下車。そこから都営三田線に乗り継いでというルートで1時間ちょっとかかります。明日は夕方から、所用が入っているので、残念ながら、観戦は土台無理な話。

 「どうして、ホームゲームなのに、野津田じゃないの?」 考えてみれば、簡単な話で、野津田には、照明設備がないからですよね、きっと! ゼルビアマスコットのゼルビーくんも夜目のきかないカワセミくんですから、これじゃ、応援にも行けない。町田市長にお願いします。早く照明設備をつけてください。できれば、野津田はアクセスが悪すぎるので、せりがや公園の中にでも駅近スタジアムをつくってください。浦和レッズやアルビレックス新潟を見れば分かるように、地元密着型のチームがあれば、町田の経済もグーンと盛り上がりますから…。

 マリノスの方は、29日(祝)に、ホーム・ニッサンで磐田を迎え撃ちます。開幕からモタモタしていたのに、勢いのある韓国代表FW(元だっけ?)を獲得してから、2連勝の磐田。(いつの間にか、マリノスの上にいる!) こちらは、祝日ですし、年チケもあるので、もちろん、観戦に行きます。なんとなく、試合結果が連動している感じなので、とにかく、明日、ゼルビアには勝って弾みをつけてほしい。(できれば、ゼルビスタの皆様も、お暇なら、2年後のJ1昇格に備えて、マリノスの攻略法を探りに、ニッサンスタジアムへお出かけください。)

 ニッサンスタジアムと書いていて、ふと、思いましたが、駅近スタジアムが完成した暁には、ネーミングライツ(命名権)をどんな企業が買うのかなんて考えるのもワクワクしますね。(「小田急町田スタジアム」⇒一番、普通かな? 「玉川学園町田競技場」⇒100%学校のグランドだと思われます。「スワン町田スタジアム」⇒新潟と競合?というか100%無理です)

 なんて、夢想に先走るよりも、まずは15位から順位をひとつでも上げることが大事。ゼルビア、マリノスの勝利を祈っています。

(天野)

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求人票は、各項目を独立して見るのではなく、他の項目と結びつけて読み取ることが大事

 ハローワークで求人検索をした後、らいむに面談に来たMさん。

 部屋に入ると、一息つく間もなく、求人票を差し出して、「この仕事なら、自分にもできそうだと思うんです。どうでしょうか?」と質問してきました。

 「ちょっと、待って。その前に、前回、応募書類を送った企業さんはどうなったの?」と訊ねると、「あ~、だめでした。これを送り返してきました」と履歴書等を、カバンから取り出しだしました。「あれ? 企業さんからは、何の文書もなかったの?」と訊ねると、「あ~、破って捨てました」とのこと。「残念な気持ちはよく分かるけど、企業からの文書もいっしょに見せてほしかったな。これじゃ、ちゃんとした『報告』にならないよ」。

 複数課題の同時進行が苦手な人がたくさんいる一方で、Mさんの場合は、ひとつのことが片付かないうちに、次々とあちこちに手を出しすぎてしまい、結果的に、「今、何をやればよいのか」が分からなくなってしまうタイプです。行動的な面は、高く評価したいと思いますが、反面、目移りしやすく、ものごとを深く掘り下げて見ることや、考えることが苦手です。

 差し出された求人票(塗装用のコンプレッサを製造する大手企業さんの障害者求人)を見ながら、「ところで、仕事の内容は?」と訊ねると、「組立補助と、加工補助と、運搬補助の仕事です」と、書かれている内容を読み上げ、「私が昔、やったことのある仕事と同じです」という答えが返ってきました。

 「昔、やったことのある仕事と同じ?」「Mさんは、コンプレッサの組立の仕事なんかしていたっけ?」(Mさんが以前、組み立てていたのは、トラックのシートの部品)と訊くと、「お父さんの会社で手伝いをしたことがあります」と別の答えが返ってきます。

 「そうか、じゃぁ、コンプレッサという機械は何をする機械なの?」と訊くと、「え~っと、部品を切る機械ですか」「えっ!?」「あ~、違う、ものを詰めて、潰す機械です」「ん!」

 「求人票の事業内容のところをもう一度、よく見てごらんよ」「コンプレッサ、スプレーガン…、ガン? あっ、鉄砲のことですか?」と、なんだか物騒になってきた!

 「コンプレッサというのは、圧縮空気をつくる機械。街で塗装屋さんが仕事をしているのを見かけたことはないかな。塗料を吹き付けるのが、スプレーガン。スプレーガンに圧縮した空気を送って、塗料を飛ばしているの。地面に置いたり、トラックに積んである機械でぶんぶんとうなっているのがコンプレッサ」

 Mさんの求人票の見方は、とにかく慌しい! 「仕事の内容」を見て、「組立」とあると、すぐに、「あ~、これは自分がやったことのある仕事だ」「よし、この求人に応募しよう!」「この求人の紹介状をお願いします」と、突っ走ってしまう。結果、書類選考がうまく通って、面接に行っても、「どうして、うちの会社を受けてみようと思ったのですか?」「ハイ、昔、やったことのある仕事だから、できると思って応募しました」「昔、やったことがあるんですね。じゃぁ、コンプレッサってどんな機械か知っていますよね」「ハイ、鉄砲です」「ん? だめだこりゃ」なんてことになってしまいかねません。

 これまでにも何度か、勉強したことですが、改めて、もう一度、求人票の読み方について確認をしました。

 まず、最初に求人票のどこを見るか?という問いかけには、求人票の真ん中にある「仕事の内容」という答えが返ってきました。これは、正解だと思います。仕事の内容が「自分に合った仕事」であるか「できる仕事」かということは重要です。以前は、一度経験はしたものの、すぐにクビになってしまった事務の仕事に拘っていたMさんですが、「申し訳ないが、事務の仕事は、今のあなたの力では難しい」といった話を何回もさせてもらったこともあって、最近は、「組立」や「清掃」、「調理補助」などを選ぶようになりました。

 「次に見るところは?」 の問いに、「会社の名前」という答え。ここで、視線が求人票の左側に移ったことを評価した後(評価も大事!)、「会社の名前だけでなく、その会社がどんなことをしているか」「何をつくっている会社か」もしっかり見ていこうと指示。さっきの「コンプレッサ」のように、つくっているものが何かハッキリわからないときは、人に聞いたり、自分で調べて、あいまいなままにしないことを助言。そのうえで、「仕事の内容」と「会社の事業内容」を結びつけて、実際の仕事をイメージすることが大切と話しました。(特に組立作業などのときは)

 「次はどこを見る?」という問いかけに、「就業場所」。これも正解!。「就業場所を確認したら次はどうする?」の問いに、「会社の回りに何があるかを調べる」「もしかして、それは、近くに(昼食のための)コンビニやレストランがあるかどうか調べること?」「そうじゃなくって、迷わないように」。面接に出かけるときのことを考えていたことを評価。でも、そんなに先走らないで、もう少し話を戻して。今は、まだ求人検索の段階だから…。

 「駅からの時間や交通手段」という答えが出て、一安心。要は「通勤時間」がどれくらいかかるかを確認すること。「じゃぁ、その次はどこを見る?」という問いかけに、「加入保険等の状況」と、なぜか、また求人票の左側に視線が移動。

 Mさんなりに、「求人票全体を見なければならない」という意識が芽生えたことを評価。(とにかく、評価は大事です)。ちなみに、「雇用保険って何?」「労災って知ってる?」と、訊いてみるが、まだまだ理解はあいまい。これらの説明は、また日を改めてすることにして、求人票の右側に視線を移してもらう。見るべき場所は、「就業時間」。「通勤時間」と「就業時間」を合わせて見て、実際に通勤が可能であるかを知ることが必要であることを話しました。

 「他に見るところはあるかな?」という問いかけに、「もう、ありません。」という答え。「え~っ、Mさん、お給料はいらないの?」という言葉に、慌てて、視線を求人票のしたの方に移動させ、「ここも必要です」と、「賃金」の欄を指差しました。「そう、それ以外にここも必要、ここも必要」と、その他の項目も指摘していく。最後に、「仕事の内容」から見る順番を求人票に書き込み、「ここを見るときは、合わせてここも見る」「ここを見て、確認したことを活かして、ここの条件が満たせるかどうか考える」と項目間の関連性も矢印で示していきました。(こんなとき、4色ボールペンはとても便利です)

 話が少しややこしくなりましたが、簡単に言うと、Mさんの特徴は、求人票の1つの項目に示された情報が、頭の中でその情報だけが異常に増幅されてしまい、他の項目との関連性・関係性をまったく無視したまま、「行動」のスイッチが入ってしまうことです。一度、スイッチが入ると、とにかく猛スピードで走り出してしまうので、追いかけたり、捕まえたりするのも一苦労。(Mさんに限らず、どこの就労支援機関さんにも、このような人はたくさんいらっしゃると思います)

 Mさんに、「就職に向けて、何が必要?」と訊くと、「自分自身に欠けているところを直していくこと」という答えが返ってきます。「どんなところが自分に欠けているの?」と訊くと、「集中が続かないこと」「どうして、集中ができないの?」「すぐに他に気が散ってしまうから」と、自分のことはよく理解できています。

 ハローワーク町田の専門援助部門の職員さんたちも、Mさんのこうした特長は、よく理解してくださっており、今日も、Mさんが「ハローワークの後に、らいむに行く」ということを聞いて、らいむの職員ともう一度、よく相談してみるようにと助言をしていただいたようです。らいむの職員もそうですが、なんだかんだ言っても、素直でひたむきなMさんを、なんとか応援したいと思っている人がたくさんいることが、Mさんの一番の魅力です。

 「あっ、そうだ。次のハローワークの予約を取ってきました」「5月●日の●時です」。「え~っ! その日はもう予定がはいっちゃってるよ! どうして事前に相談しないの?」と、最後までお茶目に突っ走ってくれたMさん。「何とか、予定をやり繰りして、同行するしかないのかな」とため息をつきながら、このブログを書いています。

(天野)

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発達障害のSくんの得意なこと、苦手なこと

 週末の金曜日はメール便配達のコーディネートから始まりました。私が担当しているのは、通常のメール便とは別のもので、毎週金曜日に決まったお宅に配達するスタイルのもので、中町1丁目と2丁目(らいむのあるのは3丁目)で、約200軒のお宅が配達先です。

 1丁目全体をSくんが、2丁目の半分をSさんが配達し、2丁目の残り半分を私が配達しています。Sくんの配達数は、ひとりで120冊を超えているので、2回に分けて、配達に出ています。今日は、1回目の配送を終えたSくんが、血相を変えて帰ってきました。

 「今日、●●さんのメール便って、ありましたよね?」。Sくんの勢いもあって、よく似た名前の人と聞き間違えた自分が、「うん、あったよ」と応えると、「あ~、どうしよう、あ~、ホントにどうしよう。僕はもうクビになってしまいますね」とSくん。「落ち着いて、もう一度、話してみてよ」と、改めて説明を求めると、こちらが聞き間違っていたことが判明し、「●●さん宛のメール便は、今日はなかったよ」と話すと、ようやく落ち着いて、「あ~、よかった。どうなることかと思いました」と、Sくん。

 生活リズムが不規則で、以前は、午前中は、ほとんど家で寝ていることが多かったSくんですが、メール便をはじめたことで、リズムが安定してきて、最初は週1日、金曜日だけの作業でしたが、現在では、月~金まで毎日、午前中にスワンに来所して、メール便の配達の仕事をしています。

 Sくんの得意なことは、情報を視覚的に一括処理すること。うまく説明するのは難しいのですが、私たちがメール便の配達をする場合は、Aさん宅の次がBさん宅、その次はCマンションに3通、次がDアパートに2通というように、個の単位を連続的につないだり、マンションやアパート名で便宜的に括ったりしているのですが、Sくんの場合は、全体を細部に渡るまで俯瞰的に見渡して、情報処理をしているようです。私たちがCマンションで3通と便宜的に括っている部分も、Sくんにとっては、CマンションのEさん、Fさん、Gさんという個別のピースとして認識されているようです。

 もう少し、分かりやすい例え話ですると、Sくんは、机の上でジグゾーパズルを組み立てていました。「やった~! 完成した!」と喜んだのも束の間、よく見ると、ピースが1枚欠けていることに気がつきました。「あれ~、(足りないピースは)どこにいってしまったんだろう」「どっかに落っことしてしまったのかな?」「なくなってしまったら、どうしよう、これじゃ絶対に完成しないよ」というのが、血相を変えて駆け込んできたときのSくんの気持ちだと思います。

 逆に苦手なことは、イレギュラーな事象への柔軟な対応。同じ場所の図柄であっても、冬景色が春景色に変わると、とっても混乱してしまいます。暖冬続きのこの頃ですと、冬景色も春景色も大して変わりはないのですが、情報を視覚的に一括処理しているSくんにとっては、冬景色と春景色の違い以前に、1枚のピースの色が少し違っただけでも、大変なこと(違い)になってしまうようです。 

 「××マンションの△△さんは、もうなくなったんですか?」「□□マンションは▲▲さんが1軒、増えたのですね」と、ジグゾーパズルのピース毎に、確認してくるSくんの「記憶力」の凄さには、驚きと「カンシン」(感心+関心)を覚えます。でも、それ以上にSくんの成長を感じて嬉しく思うのは、彼の仕事に対する責任感の強さです。

 実は3週間ほど前に、珍しくSくんが、メール便の誤配をしてしまいました。メール便を統括している職員から、誤配をしてしまうと、お客様に迷惑をかけてしまうこと、Sくんひとりが信頼をなくしてしまうという問題ではなく、メール便の業務に関わっている全員が信頼をなくしてしまいかねないこと、だから、絶対に誤配は許されないことについての注意を受けました。そのこと(そのシーン)が、Sくんの心の中に、しっかりと記憶されていて、今日の先述のアクションにつながったのだと思います。

 Sくんの障害は、もうお分かりだと思いますが、発達障害(彼の場合は、アスペルガー症候群が疑義されています)です。今日は、このブログで「らいむ」をお知りになったということで、横浜市にお住まいの発達障害のある方のお母様から、来週の面談のご予約をいただきました。民間になったことで、他市の方からのご相談も、こうしてお受けさせていただくことができることを嬉しく思います。今年度、まったくの新規でお問い合わせをいただいた方の初回面談は、「らいむ」のセンター長である私(天野)がお受けさせていただき、ご登録の意志を確認させていただいた後、支援計画を作成し、他の職員にも引き継いでいく形を取らせていただいております。そのため、今後、登録者数が増加したところでは、しばらくの間、お待ちいただくことになるかもしれませんが、どうぞご容赦ください。

 今日もまた、新しく3人の方に、ご登録をいただき、結果、現在のらいむの登録者数は、46名となっています。委託事業を受けていた昨年度、委託元の町田市に対して、受託者である私たちウィズ町田から、ずっと市にお願いしてきたことは、とにかく、この就労支援事業の「適正規模を明らかにしてほしい」ということでした。今年度の「らいむ」は、職員5名+週2日午後から100%ボランティアでお手伝いをしていただいている方を併せての職員体制となっています。現体制で、本当に真摯に対応できる登録者の方の人数は、200名が最大であると考えています。(だから、何が何でも、「ご登録をお急ぎください」という意味ではありませんから。本当に「らいむ」の支援が必要になった時に、いつでもお気軽に、ご相談くださいネ!) 

 明日(25日/土曜日)は、通常のらいむは、お休みをいただいておりますが、記録簿の記入が、ドバーッとたまっていることもあって、職員2名は、午後から出勤の予定です。「らいむ」の階下の「スワンカフェ&ベーカリー町田店」も営業しておりますので、もし、急なご相談等がおありの方は、ご連絡ください。(事前にメールでご連絡をいただけると、なお、ありがたいです)

 最後に町田市の公式ホームページ担当者の方にお願いと苦言。トップページから入れる「よくある質問(FAQ)」の「福祉(130項目)」>「障がい者(28項目)」>「Q1957 障がいのある人の就労支援について」の事業紹介・連絡先が、まだ、「町田市障がい者就労・生活支援センターらいむ」のままです。所管の障がい福祉課の職員の方には、すでに今週月曜日にそのことを伝えたところ、所管課からもホームページの担当課に変更を依頼済とのことでした。

 最終的には、どこの責任なのか、私たちにはまったく分かりませんが、とにかく、「やるべきことは速やかにきちんとやってください!」 併せて、新しいセンターの利用手順についても、市民にきちんとお知らせすることが、使命ではないでしょうか? 記載されている連絡先に電話をしても、つながらないというの苦情が、まわりまわって、「らいむ」にも来ていることをどうお考えでしょうか? 来週月曜日の午後の時点で、更新されていない場合には、直接、苦情を申し立てていただきますので、そうならないよう、よろしくお願いいたします。

(天野)

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今こそピンチをチャンスに! 「小倉イズム」を継承して、がんばってきたいと思います

 今日は、サッカーではなく、「本業」の話です。

 財団法人ヤマト福祉財団さんの季刊誌「ヤマト福祉財団NEWS」で、「就労支援センターらいむ」のことを詳しく取り上げていただきました。

 「今こそピンチをチャンスに 就労支援事業の独自推進へ」というタイトルで、市の委託事業が終了しても、法人独自で就労支援の事業を一層、推進させていく決意を熱く語っています。福祉の道に入るきっかけになったことなど、もう四半世紀も前の昔話なども書かれていて、こっ恥ずかしい気持ちもあるのですが、リンク先の財団のホームページから、PDFファイルでご覧になれますので、興味のある方は、どうぞアクセスしてみてください。

 財団の評議員であり、初代の常務理事さんでもあった高田さんが、取材のために、らいむにお見えになったのは、今年の2月初旬でした。すでに、プロポーザルの結果は出ており、委託事業としてのらいむは3月末での終結が決まり、4月以降の法人独自の就労支援事業のあり方について、頭を悩ませていた時期でした。最初に取材のお話をいただいたときには、まだ結果は出ておらず、しかし、「今後、どうなるか分からない」ということもあって、一度はお断りさせていただこうとも考えました。でも、今回、こうして、発行されたニュースの記事を読んでみて、やはり、取材をお受けして良かったと思います。

 高田さんの巧みなインタビューにお答えすることで、新しく法人独自事業として就労支援事業をはじめるにあたって、十分に整理ができていなかったことが、すんなり、まとまり、また、それまで抱えていた不安もすっきりと解消されました。

 ヤマト福祉財団はご存知のように、宅急便の事業を興し、ヤマト運輸を押しも押されぬ大企業に育て上げた故・小倉昌男さんが設立された財団です。常にお客様サービスを第1に考え、お客様のためになることであれば、運輸省や郵政省など絶大な権力を持つ組織に対しても、一歩も退くことなく、敢然と立ち向かわれた方です。実は、宅急便の事業も、会社としては、大きなピンチを迎えたときに、「ピンチのときこそチャンス」とばかりに、それまで、どこの運輸会社も手をつけようとしなかったことに、ゼロからのチャレンジでとりくまれた事業です。

 先に挙げた今回の記事のタイトル、「今こそピンチをチャンスに」は、まさに小倉イズムそのものを現したタイトルだけに、この上なく光栄であり、身が引き締まる思いですし、事情をすべてご理解していただいたうえで、私たちを鼓舞する意味で、敢えて、このタイトルをつけてくださった高田さんにこの場をお借りして、心より感謝申し上げます。

 今日も、この財団ニュースを持参して、都内のある企業さんを訪問させていただきました。法人の独自事業だから、そして、民間であるからこそできる事業ということで、30分ほどのお時間を頂戴して、「障害者雇用の安定と継続を図るために」というテーマで、企業と福祉施設との連携による新たな事業の展開について、プレゼンをさせていただきました。

 詳細は、まだまだご報告できる段階にはありませんが、企業で働く障害者の方、障害者を雇用する企業さん、そして、私たち福祉施設が「WIN-WIN」の発想で連携・協力しあい、3者ともに「成功の果実」を得るというコンセプトで新しい事業展開をお話させていただいたのですが、企業さんからも、実現に向けての具体的なご質問をいただくなど、ずしんと重たい手ごたえを感じることが出来ました。

 らいむに戻ったところで、先週からPCの委託訓練に通い始めた登録者の方と面談の時間を持ちました。就職活動の方向性がはっきりしないで、モヤモヤしながら、日々を過ごしていたつい先日までとは違って、「やることがハッキリしたこと」で、表情もぐんと引き締まり、明るく訓練の様子を報告してくれる姿を見て、嬉しくなりました。

 終礼では、今日も3名の方が会員登録の手続きを済ませてくださったという報告を受けました。らいむの活動は、昨年度までと何ひとつ変わっていませんし、自分たちで言うのもなんですが、昨年度まで以上に、職員のモチベーションも上がり、活動も活発化してきています。だから、どうぞ、ご安心ください。職員一同、「今こそピンチをチャンスに!」の気持ちでがんばります。

(天野)

 

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ゼルビア、めざせJ1!

 昨日、FC町田ゼルビアの試合を観戦した記事を書いたところ、今日はいつもの倍以上の方に、このブログを訪れていただきました。「ゼルビスタ」の皆さん、ありがとうございます。他の日のブログも覗かれた方は、サッカーとは関係のない記事ばかりで、がっかりされたでしょうか? 

 サッカーとの関連のところで、少しだけ自己紹介しますと、Jリーグでは、横浜Fマリノスのサポです。年チケ買って、マリノスのホームゲームは、全部応援に行っています。03年、04年のリーグ優勝のときは、去年のゼルビアのように負け知らずで、それはもう楽しかったのですが、ここ数年は、毎年、降格争いに顔を出すような低迷ぶりに、ハラハラさせられています。

 プレイの方は、中学時代は3年間、サッカー部でした。今のように、身近に海外選手のプレイが見られるような時代ではなく、30分番組の三菱ダイヤモンドサッカーで、2週に分けて、前後半を、しかも、30分のダイジェスト版で見ているような時代でした。選手で言えば、ペレやベッケンバウアーの時代です。ポジションは、右のハーフでした。(システムが今と違うので、分からないかな?)

 10数年前は、仲間でチームをつくって、町田の社会人リーグに加盟。その時は、なぜか、GKをやっていました。3部で優勝して、2部にあがった途端、人が居なくなり、自然消滅してしまいました。その後、5年位して、サッカー馬鹿の友人(プレイは下手だが、なぜかやたらと欧州サッカーに詳しい変人)が音頭をとって、新しいチームをつくりましたが、ユニフォームまで揃えたにもかかわらず、いつしか休眠状態に。一応、ユニフォームの背番号は2番でDFでした。

 今は50才目前で、たまにプレイすることがあっても、3分で息があがり、5分で足がつり、7分で退場し、後はビールを飲んでいるという体たらくです。プレイする時間よりも、観ている時間が増えた分、目の方は肥えてきました。テレビで観戦していると、なぜか元ヴェルディの松木さんと気が合い、同時に同じことを叫ぶということで、サッカー好きの娘たちには受けています。

 ゼルビアの試合には、去年から行っています。統括部長のM氏とはお友だちです。M氏がまだサッカーのことなんか全然、知らなかった頃、(野球おじさんですから)、マリノスの試合にお誘いしました。マリノスの選手のことなど、まったく分からないにもかかわらず、ビール片手に、「●●~、ちゃんと走れ~」などと、巨顔大声で野次りまくるM氏とは、もちろん、「なんだ、このオヤジ」と、他人の顔を決め込んだのは言うまでもありません。それが、今ではゼルビアの統括部長。でも、この人はのめり込んだら、とにかく一直線。汗をかくこともまったく厭わないとってもいい奴ですから、皆さん、どうぞ、可愛がってあげてください。(彼の誕生日には、ブラジル流の生卵と粉でも、ぶっかけてやると、喜ぶはずです)

 本業は、福祉関係の仕事です。ゼルビアのホームゲームのときに、フードコーナーで出店させていただいているスワンというパン屋(中町の町高通りにある、実は障害のある人たちが働くお店)の経営母体の代表をしています。ゼルビスタの皆様、また、野津田公園にご来園の皆様には、いつもご贔屓いただき、ありがとうございます。

 次回のホームゲーム(5月10日(土) VS V.ファーレン長崎 お~、第6節では5点も取っている!)の時には、ゼルビアの必勝を祈って、新調したブルーのテントで出店させていただきます。このブログをご覧になっていただいた方には、何か「オマケ」をつけさせていただけるよう、スワンの店長とも交渉しておきますので、どうぞ、お楽しみに!

 今節の勝利に気を良くして、ゼルビアのホームゲームの日程は、すべて手帳に書き込みました。うまいことにマリノスのホームゲームと日時が被ったのは、6月28日(日)のSAGAWA SHIGA戦のみ。ここは、きっと、ゼルビアが楽勝でしょうから、弱いマリノスの応援(ガンバ戦です)に行かせてください。後、8月16日(日)の三菱水島FC戦が、マリノスのアウエィでのFC東京戦と日程が重なってしまいましたが、幸い、時間がずれるので、この日はダブルヘッダーで、がんばります。(しかし、真夏の14時キックオフとは、JFLは厳しい!)

 残り28節、全勝で、来年はJ2。そして再来年は、J1。マリノスとの対戦を楽しみにしています。(マリノスがJ2に降格したら、否、入れ替え戦の相手がゼルビアなんてことになったら、一体どうしよう!?)

(天野)

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あなたも「ゼルビスタ」に!

 17日の土曜日は、FC町田ゼルビアのホーム第2戦のゲームが、町田市陸上競技場(野津田競技場)で開催された。

 昨年の関東社会人リーグ(一部)をぶっちぎりで優勝し、最難関の地域決勝リーグでも、見事優勝の栄冠を成し遂げ、JFL(日本フットボールリーグ)に昇格したゼルビアですが、主力選手の故障もあって、今季は開幕戦で勝利した後は4連敗と、さすがに高いJFLの壁にぶちあたり結果を出せないでいた。

 ホームで迎えた前期第6節の対戦相手は、大学チームながら、5年連続、JFLに参戦している流通経済大学。今季はゼルビア同様に、なかなか結果を出せず、低迷しているが、若い力のチームだけに、勢いに乗せれば始末に終えなくなる。ゼルビアとしては決して侮れないチームだ。とにかく先取点の行方が、結果を大きく左右するゲームだろうと予想されるゲームだった。

 新緑が鮮やかな野津田の丘にホイッスルが鳴り渡り、キックオフ。序盤からゼルビアの選手たちは、若い相手を上回る運動量で、球際を厳しくチェックする。相手ゴール側に近いバックスタンド側で観戦している私に一番近い、DF2番の津田選手の動きがとにかく目立っていたように思う。1対1に強く、好機とあれば、左サイドを駆け上がる姿は見ていて、とても頼もしかった。あと、目立っていたのが、FW13番飯塚選手の速さ。身長は162センチのチビッコ選手だが、ボールを追って走る走る、戻りも早く、守備でも献身的に駆け回る。マリノスで言えば、坂田選手のような動き出しの良さに期待が高まった。

 待望の先取点は飯塚選手の左足から生まれた。左サイドでオフサイドラインぎりぎりに張っていた飯塚選手にボールが渡ると、相手DFをスピードで振り切り、走る走る、スピードをまったく緩めることなく、ペナルティエリアに突入するや否や電光石火のシュート。若干インにかけたシュートが相手GKをあざ笑うかのような弧を描き、ゴールネットを揺らした。

 先取点を獲得したことで、緊張がほぐれたゼルビアが、その後も相手を攻め立てる。後半終了間近、相手ゴール前のごちゃごちゃとした攻防から、ゼルビアが追加点をゲット。誰が決めたのか、私の位置からはまったく分からなかったが、場内放送で、飯塚選手のゴールが伝えられる。やった~! チビッコ2得点!(私もチビッコですが…)

 後半に入ってもゼルビアの攻勢が続く。実はサッカーでは、2対0で前半を勝ちで折り返したときの後半の入り方が一番難しいと言われている。極端な話、3分あれば、2ゴール決めることは容易なのがサッカー。下手に2点を守りきろうなどと考えると、簡単に足元をすくわれてしまう。チェックを素早く、隙あれば、3点目、4点目を取りにいこうとしたこの日のゼルビアの戦い方は理にかなっていたと思う。ひとつ苦言を呈すれば、あれだけたくさん取れたCKからの得点がせめて1点は欲しかった。

 相手チームの中で動きが目立っていたのが、20番のFW。(結果論ではなく、面談を終えた後、後半から観戦に訪れたT職員に、あいつは要マークと話していましたよ) 不用意に与えてしまったFKから、裏に走りこまれて、ゴールを決められてしまった。早いリスタートに一瞬の隙をつかれてしまったことは、大きな反省点ですよ。ゼルビアの選手!

 でも、これで気持ちが切れたり、焦ったりしなかったのが、今回のゼルビア勝利の要因。自らの熱いプレーで、チームの士気を高めた立役者は、11番酒井選手の「老体」(失礼!)に鞭を打った頑張り。90分、若い相手以上に走り続けた姿勢はまさに百戦錬磨のプロの姿です。後半もさすがにバテた2得点の飯塚選手に代えて、FWの選手を送り込んだ戸塚監督の采配も良かった。ここでもひとつだけ苦言を呈すれば、ロスタイム3分。この時間はもっと徹底的にコーナーフラッグのあたりで時間を稼ぐべし。アウエーならとにかくホームなのだから、観客席を応援につけて、遠慮なく時間を稼げばいいのです。Jでこういう「汚いプレー」が一番うまい、鹿島をぜひ、参考にしてください。

 何はともあれ、ゼルビア、ホーム初勝利おめでとう! 芝生席のバックスタンドは、普段、通いなれている日産スタジアムの客席とは違って、試合中にもかかわらず、小学生の子供たちが転げまわっているは、ベビーカーや幼児の姿が目立つはで、とってもアットホームでした。数少ない応援団の人たちが最後まで、懸命に大声を挙げ、応援されていたのにも頭が下がりました。

 ウィズ町田のスワンカフェ&ベーカリー町田店が、今季から、このFC町田ゼルビアの法人パートナーとして、応援させていただくと共に、ホームゲーム開催時には、フードコーナーでパンの販売をさせていただいています。おかげさまで、売上も大変、順調です。地域に密着したサッカーチームをめざすゼルビアと同様に、スワンも地域の皆様に喜んでいただけるお店づくりをめざしていきたいと願っています。

 好天に恵まれた土曜日でしたが、入場者数は1500名強と少し寂しいこの日のゼルビアでした。毎回、J1のマリノスのホームゲームを観戦している私が見ても、決して劣ることのない、否、マリノス以上に選手たちの熱い息吹が伝わってくるゼルビアの選手たちの戦いぶりでした。もし、この町田にJリーグのチームが生まれれば、街はぐ~んと元気になります。そのためにも、一緒にFC町田ゼルビアを応援してください。そして、スタジアムにぜひ足を運んでください。あなたも、どうぞ、ゼルビスタ(ゼルビアのサポーター)に!

 今日は、100%趣味のブログになってしまいました。たまにはお許しください。

(天野)

 

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「熱いココロ」と「冷静なアタマ」をつなぐ役割に汗をかきたい

 4月17日と18日に町田市の新しい支援センターの説明会がおこなわれたということで、ブログのコメントと掲示板の方に、ふたりの方から書き込みをいただきました。就労支援に対する関心の高さとともに、らいむに対するご期待をひしひしと感じております。

 就労支援の仕事をするためには、最低限の知識ももちろん必要ですが、それ以上に経験を重ねる中でつけていく考える力(知恵)が必要だと思います。「自立支援法」が施行されて、障害者就労支援がその大きな柱のひとつとして掲げられたことで、今では、就労支援という言葉もポピュラーになりましたが、そもそも福祉の世界では、「自立支援法」以前は、全国の授産施設から一般就労に移行する人の割合が僅か1%という時代がずっと続いていました。よく言われていたことは、養護学校(特別支援学校)を卒業するときに、最初にどこへ相談に行ったかによって、その後の人生が決まってしまうということでした。

 最初にハローワークに相談に行けば、一般就労の道へ。最初に福祉事務所に相談に行けば、作業所などずっと福祉施設の「お世話」にあるという意味です。悪評の高い「自立支援法」ですが、少なくとも、福祉施設を利用している人の中にも、企業等で働く力を持った人がたくさんいる。福祉の現場は、そういう力を持った人も囲い込んでしまい、就労へ送りだそうとしてこなかったことを指摘(指摘だけですが)した点においては、評価をしても良いのではないかと思います。2年という利用期限についての議論は必要ですが、平成18年10月の本格施行から2年経った時点で、発表された就労移行支援事業所からの一般就労への移行率は14%という数字でした。

 らいむの事業がスタートしたのは、この「自立支援法」が施行される2年前でした。私たちらいむの職員にも、就労支援に対する確固たる考え方や自信があったかといえば、そうではなく、寧ろ、わからないことや不安でいっぱいでした。

 そんな私たちに、まず就労支援のイロハを教えてくださったのは、ハローワークや職業センターなどの職員さん。また、三多摩の先輩支援センター(立川市、八王子市、調布市、昭島市、多摩市)の職員さんたちです。東京都では、毎年、各区市の支援センターに年度末の事業報告を求める際に、5例程の事例報告を求めています。6月頃に開催される東京都と区市町村、支援センターの意見交換会で、これをまとめた報告書が配布されます。らいむも毎年、その年のテーマを決めて(例えば、精神障害者への支援事例、発達障害者への支援事例など)しっかりと事例を報告しています。この事例集からも、多くの支援方法を学ばせていただきました。

 また、らいむを利用していただいた登録者の方からも、本当に多くのことを学ばせていただきました。らいむの支援は、「個別支援」が基礎になります。一人一人のニーズに応じた個別支援を、いろいろな機関の力を借りながら、どう実現していくかということが課題になります。ウィズ町田では、らいむを開設するまでは、精神障害のある方との関わりは殆どありませんでした。ふたを開けてみると、精神障害者の方が次々、来所・登録され、最終的には490名の登録者の方のうち、約45%が精神障害の登録者の方という状況になっていました。最初は、どのようにお付き合いをすれば良いのかと、考え込んだり、悩むこともありましたが、見つけてしまえば、答えは単純で、病気や障害以前に「同じ人間」であるということでした。病気や障害からくる特性、苦手な事やできない事もありますが、それは、精神障害のある人に限らず、誰にも多かれ、少なかれあることで、要は、どう自分の弱点に気づき、どう、うまくそれを補っていくことであるかと思います。

 土曜日(17日)の夜に、その日、午前中に登録者の方と面談があった竹内職員から、こんな報告を受けました。就労して約1年のその登録者の方は、職場で少し厳しく注意を受けたことがショックで、しばらく職場を休んでしまいました。幸い、すぐに職場復帰できたのですが、職場訪問をおこない事情を確認したうえで、この日は、ご家族にも同席していただいての、振り返りをおこないました。

 竹内職員自身も障害児の母親ですが、自分のことも振り返りながら、こんな話をしたということです。

 障害のある人にとっては、家庭や学校、あるいは福祉施設は、とても「守られた環境」で、「失敗すること」を未然に防いでくれる。一般就労して、初めて、「失敗」を経験する。職場の人にも伝えたが、初めて失敗を経験したことで、彼らはわれわれ以上に、失敗した事を重く受けとめてしまって、そのことで悩みこんでしまう。職場で「指示」や「注意」をするときには、そういう事への配慮をお願いしたい。家族の役割は、本人を見守りながらも、「社会とは何か」「社会に出ることで当然、厳しさもあること」を機会ある度に話していくこと。そして、人に相談することや、お願いすることも大切であり、どのように話したら、うまく自分の気持ちが伝わるかを教えてあげること。そして、本人には、苦手意識を持たない。マイナス思考に走らない。一人で抱え込まないことを話したという。

 らいむでは、「個別支援」を基本としながらも、スキルアップ訓練等を中心に、同じ就労をめざす仲間との関係づくりも大切にしてきました。登録者の数がまだ少なかった初期の頃には、年に2回くらい、就職した人たちに呼びかけて、思いを語りあう懇親会も開いていました。在宅就業にせよ、PCの仕事にせよ、自分ひとりで成り立つ仕事は、ひとつもありません。働くということは、人と人との関係があって、はじめて生まれるものなと思います。「専門家」の人からは批判されるかもしれませんし、うまくいかなっかたこともたくさんありますが、らいむの就労支援では、とにかく登録者の方との関係づくりを第1に考えてきました。そして、登録者の方から、就労支援のあり方を教わってきました。

 最後にやはり一番刺激を受けたのは、障害者雇用にとりくまれている企業の方々です。企業も本当に様々で、中には雇用率のためだけに渋々、障害者を雇用している企業もあります。障害特性も何も一切配慮せず、ただ効率のみを追求するようなところもあります。さすがに、このブログでそのような企業を名指しで批判する事はできませんが、登録者の方が、そうした企業の求人票を持って、相談に来られたときには、「ここはやめた方が良い」とはっきりと伝えています。逆に、本当に一生懸命、障害者雇用にとりくまれている企業さんについては、時には実名を挙げながら、このブログの記事で紹介させていただいてきました。もちろん、ブログで紹介させていただいた企業さんでも、すべてのことが100%満足できる状況にあるかといえば、そうでないことも多々あります。しかし、今はまだ至らない点についても、このことは問題であり、課題であるとしっかりと分析・把握し、改善を図っていこうと日々、努力されている特に現場の方々の姿勢を素晴らしく思うのです。

 企業さんの「冷静なアタマ」と、福祉施設の「熱いココロ」がうまくマッチして、力を合わせていくことができれば、きっと、障害者の雇用や就労は質的にも量的にも、高まっていくのだと思います。なんだか、とりとめのない文章になってしまいましたが、らいむは、雇用(企業)と福祉をつなぐ役割に、思いっきり汗をかきたいと思っています。

(天野)

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オリックス業務支援株式会社さんの有言実行の姿勢に感服

 週末を迎えました。現在午後8時を少し回ったところです。先ほど、職場訪問から戻り、一服してからブログの更新にとりかかっています。

 今週も、たくさんの方に来所していただいたり、こちらから職場訪問等に出かけたりと忙しい1週間でした。週明けのブログで、先週までに15名の方が、らいむの会員登録をしてくださったことをお伝えしましたが、今週は、更に22名の方が登録をしてくださり、現在までに登録をしてくださった方は37名となっています。

 民間になって、市外の方の利用も公式にOKと、ご案内させていただいたところ、お隣の相模原市在住の方からも、「是非、登録したい」というご連絡をいただきました。実際、昨年までも市外在住の方の登録がありましたが、町田市の事業ということで、お互いになんとなく気兼ねしながらのお付き合いだったような気もします。らいむで支援をさせていただいている方の勤務地も、どちからと言えば、市外の方が多く、なにかと制約のある福祉的就労と違い、一般就労の場合は、市内・市外といったせせこましい制約は、はなからありません。市外在住の方も、よろしければ、どうぞお気軽にご利用なさってください。

 昨日は、東京町田サルビアロータリークラブ様から、お招きをいただき、例会において、「障害者の就労支援について」、30分くらいのお話をさせていただく機会を得ました。サルビアロータリークラブ様では、毎週1回の例会の中で、「卓話」ということで、さまざまな分野から講師を招き、勉強会を開催されています。私が参加させていただいた例会も第1044回例会というすごい番号がついており、驚きましたが、会長様をはじめ、会員の皆様が経営されている会社においても、障害者雇用に真摯にとりくんでいきたいという、今回の「卓話」の主旨をうかがい、大変、ありがたく思いました。限られた短い時間の中で、私の拙い話し方では、十分にお伝えすることができなかったこともたくさんあったと思います。もっと、事例をお伝えすることができればと良かったという反省もありますが、障害者雇用をお考えの際には、是非、らいむに一声かけていただき、お手伝いをさせていただければと思っております。貴重な機会を与えていただき、ありがとうございました。

 今日の午前中は、スワンのメンバーのサポートに入り、メール便配達のコーディネート。体制が整わないこともあって、私も一部(1部ではなく全体の一部です)配達に出ました。配達している本人は、あまり気にしていないのですが、スーツ姿で配達している様子を見た人は、「かわいそうに、きっとあの人は会社をリストラされて、メール便配達のアルバイトをしているんだろう」と思われてしまうかもしれません。机も引き出しもない今の環境を考えれば、まぁ、当たらずも遠からずといった感もありますが、トップがしっかりと現場を把握しておくという意味では、決して無駄ではないと考えています。

 午後からは、立川の障害者職業センターへ、第1号ジョブコーチ稼動のための手続きに行き、その後、らいむの登録者の方が勤務している「オリックス業務支援株式会社」さんの「保護者・支援機関連絡会」に出席してきました。

 昨年5月のブログにも記事を掲載させていただきましたが、同社では、年1回、企業、保護者、支援機関が一堂に会して、情報交換と親睦を深めることを目的に、この会が開かれています。

 前半の作業見学では、障害のある従業員の方たちの、真剣に業務にとりくむ姿を見させていただきました。特例子会社として会社が設立されてから、2年が経ち、障害のある従業員の皆さんの仕事ぶりが「できる!」と評価され、任される仕事の量も種類も増えてきたということでした。最初の頃は、仕事量が少ないため、悪く言えば、時間つぶしのようにとりくまれていた業務も、今では、例えば、5分間、手の空いたときに、無駄な時間をつくらないための業務として、位置づいています。予定の仕事が5分早く終われば、5分休み時間が長くなるのが普通の福祉施設と企業との違いが、こうしたところにあることを改めて思い知らされました。

 また、以前は、グループ内で完結していた業務が、対外的に広がってきているというお話や、2年経過して仕事に慣れることからくるマンネリ化を打破し、仕事に対するモチベーションを維持するために、勤務が終わった後の時間や休日など余暇の時間も充実させていかねばならないというお話には、学ぶべきことがたくさんありました。

 後半の根本社長のお話からは、企業のコンプライアンスとして、障害者雇用をますます進めていかねばならないというオリックスグループ全体の意気込みがひしひしと伝わってきました。昨年のこの会のときには、08年度中に是が非でも、グループ全体で法定雇用率を達成することが目標であるというお話をうかがいました。

 まさに、有言実行の姿勢で、この1年間とりくまれ、東京では、立川の他に府中で、また大阪にも新しい事業所を立ち上げ、1年間で、実雇用率を、0.52ポイント上げて、今年3月には、法定雇用率を上回る1.85%という数字を達成されたことをお聞きして、大変、感銘を受けました。

 さらに、今年3月には、グループ内に障害者雇用推進チームを発足させ、法定雇用率を達成したことで満足してしまうのではなく、今後一層、グループ全体の障害者雇用の促進を図っていきたいとのことでした。来年3月までの新しい目標として、「障害者活用のプロになること(専門性と生産性の向上)」というスローガンが根本社長から発表されました。「障害者活用」という言葉に、誤解のないように注釈をつければ、「障害者の可能性を拓き、その力を最大限発揮できるよう、企業として必要な環境を整えていく」という姿勢を表明されたのだと思います。

 そのことの裏づけとして、今後、グループ内の企業に、業務の切り出しと提供を呼びかけていく際の視点を、次のように「できること」と「できないこと」に分けて、明解に示されていました。

「できること」…繰り返し同じパターンでできる業務。ボリュームがあって、なおかつ納期に余裕がある業務

「できないこと」…単独判断やスピードが強く求められる業務

 「障害者雇用にとりくみたいと思うが、障害者に、こなせそうな業務が見つからない」という「泣き言」を唱える企業さんも実際には、たくさんあります。障害の種別が知的障害や精神障害になると尚更そうです。でも、少なくとも、オリックス業務支援さんには、根本社長をはじめ、皆さんにそのような貧困な発想はまったくありません。

 懇親会をはさんだ会の締めでは、障害のある社員の方から、保護者の方と私たち支援機関の人間に、手づくりのメモ帳とメッセージカードのプレゼントがありました。お一人おひとりが名前を呼ばれ、「お母さん、お父さん、いつもありがとう」「いつも支援してくださってありがとうございます。これからもよろしくお願いします」と、参加者全員が拍手で見守る中、メモ帳とカードを手渡しました。らいむの職員も、登録者のIくんから、心のこもったプレゼントをいただきました。

 大きな問題もなく、真面目に仕事にとりくんでいるIくん。去年よりも、また一回り成長した姿をとっても嬉しく思います。オリックス業務支援の皆様には、どうぞ、今後とも末長く、お付き合いをいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

(天野)

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雇用率ランキング2位の裏側には、地道で真摯なとりくみの積み重ねがある

 昨日は、障害者雇用率ランキング(リンクは以前のブログ記事)2位のエームサービス株式会社さんの川崎にある事業所を職場訪問をさせていただきました。

 大手電気メーカーさんの社員食堂のフードサービス業務を受託されているこの事業所では、1日800食のフードサービスを提供されており、従業員の方は28名、内4名が障害のある従業員の方です。らいむの登録者のKくんは、昨年春に養護学校(特別支援学校)を卒業して、入社され、ちょうど、就労1年を経過したところです。

 昨年の6月頃に、重たいものを元気よく持ち上げすぎたことで、腰を痛めてしまいました。私も「らいむ」の前は、「Cスクエアあじさい」という仕出し弁当を作る作業所で働いていたので、わかりますが、普通、重たいものを持ち上げるときには、腰を落として、荷物をなるべく自分の身体にひきつけて持つのがよいのですが、8升炊きの炊飯器からジャーに、ご飯を移す作業のとき、釜が熱いので、どうしても、身体から離して、腕の力だけで持ち上げてしまいがちです。Kくんも多分、不慣れなこともあって、無理な姿勢で釜を持ち上げてしまったのではないかと思います。

 週1回の牽引治療で、幸い腰の方は回復してきていますが、また、同じ事を繰り返さないようにするために、「重たいものの持ち方を、職場に入って指導してもらえないか」というリクエストをご家族と職場からいただいての今回の訪問でした。

 4月に事業所の代表者(支配人)が変わられ、新しく着任されたY支配人さんとお話をさせていただきました。上記の訪問の趣旨をお話させていただいたところ、ご飯の釜移しの作業は、別の人で対応できており、Kくんは違う仕事をしっかりとこなしてくれているので、重たいものを持つ作業を無理にやらせることは考えていません。ということで、問題はあっけなく解決してしまいました。

 そのうえ、Yさんが着任されてから1週間。Kくんの仕事ぶりもしっかりと見守っていただけたようで、素直で、報告などもしっかりとできている。コミュニケーションも良好で、返事や挨拶もきちんとできていて、気持ちが良いという、とても高い評価をいただくことができました。

 Yさんのお話を伺う中で、エームサービスさんの障害者雇用に対する真摯なとりくみ姿勢の背景を知ることができました。Yさんは、エームサービスさんが、積極的に障害者雇用にとりくまれることになった当初から、深く関わっていらっしゃる方です。

 神奈川県のT養護学校の先生から、生徒さんの実習を依頼されたことがきっかけということです。採用までに3回程度の実習(研修)をおこない、障害のある人の適性を理解したうえで、採用を進められ、現在は1事業所当たり、2~3名の障害者を雇用されています。

 とにかく、長所を伸ばし、可能性を拓くといったスタンスで、過去の事例として、ある知的障害の女性で、最初は洗い場の仕事で採用したが、手荒れがひどくて、洗い場の仕事を続けることが難しくなった方に、PCを使った受発注の仕事を提案し、ご家族の協力も得て、配置転換がうまくいき、採用後11年目となる現在も、元気にお勤めされているという、お話をうかがうこともできました。

 信頼関係を深めていくために、週に1回は、障害のある従業員の方との面談の機会を意識的に設けていらっしゃるということで、Kくんが広島カープの大フアンであることもすでにご存知でした。新しくなった広島球場のフードサービスもエームサービスさんが一手に引き受けていらっしゃるということで、きっと、そのことを知れば、Kくんの仕事に対するモチベーションもぐんとアップすることと思います。

 Kくんの今後の課題としては、今の仕事を順調にこなしていきながら、自立をめざして、更にステップアップをめざしてもらいたいということでした。

 仕事のことは、会社の方で責任を持って、見てくださるということで、私たち支援機関の役割としては、生活面をしっかりとサポートしていくことが挙げられます。最後に、何か問題が発生しそうになったときには、速やかに連絡をとりあい、企業と家庭、支援機関で、連携・協力して、問題を未然に防ぐことや解決を図っていこうという確認をさせていただきました。

 実は、エームサービスさんは、従業員規模が5千人を超えたことで、今回、初めて雇用率ランキングに登場された企業さんです。初登場で2位、しかも、5.67%という数字は、すごい数字です。しかし、その裏側には、ランキング登場以前から、地道に、真摯に、そして温かく障害のある人たちの雇用を進め、見守ってくださっていたのだということが、今回の訪問で、Yさんのお話をうかがい、知ることができました。

 帰り際に、まだ勤務中のKくんに声をかけました。「らいむ」で話すときよりも、何倍も凛とした表情で、「(今日は訪問)ありがとうございました」と返してくれました。誇りを持って、真剣に自分の仕事に向かっているKくんが、とても大きく、頼もしく見えました。

(天野)

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すぐにできることから、はじめてみよう

 昨日、面談に訪れたOくん。19歳の若者で、現在は、市内の就労移行支援事業所に通所しています。一昨年の6月に企業が運営(経営)する就労移行支援事業所として、注目を集めて開所した事業所ですが、どういう事情からか、残念ながら、この6月で事業終結になってしまうといいいます。

 昨年の5月に正式通所となり、2年間の利用期限の中で、就職にむけての職業訓練を積んでいきたいと考えていたOくんとご家族にとっては、利用1年で事業が終結となることに強い不安を感じての、今回のらいむへの相談となりました。

 終結の方針が出されてから、いくつかの合同面接会に参加したそうですが、残念ながら、結果は出ていません。というよりも、そもそも2年のスパンで考えていたところを、本人の意思とは関係なく、悪く言えば、事業所側の都合で、就職活動をおこなうことになってしまったのですから、本人には何の落ち度もないはずです。

 本人、ご家族の希望をうかがってみると、「今すぐ焦って、就職先を探すのではなく、最初に考えていた通り、来年の春頃を目標に、自分に合った仕事を探していきたい」ということでした。相談を受ける側にとっても、このように、ゆとりを持って考えていただけることはとてもありがたいことです。

 通所している就労移行支援事業所で、現在までにやってきたことと、本人の希望する仕事を聞くと、PCが好きなので、PCを使った事務の仕事をしてみたいということでした。PCのスキルについていくつか口頭で質問しましたが、PCが好きだとは言え、インターネットや趣味の領域で、業務をおこなうために必要なスキルはまだまだ不十分であるという印象を受けました。

 そこで提案したことは、最初に委託訓練を活用して、系統的なPCスキルの習得をめざそう。6月、7月頃から、3ヶ月程度の委託訓練を受講して、訓練が終了する秋頃から、面接会への参加など具体的な就職活動をおこなっていこうという方針です。

 委託訓練を受講することで、PCなどの専門的なスキルを無料で学べるというメリットがもちろんありますが、訓練の場で、同じように就労をめざす仲間と出会い、良い刺激が受けられること。公共交通機関を使って通勤する訓練ができること、専門的スキルの他に、社会人として必要なビジネスマナーなどを学べること。そして、何よりも、一定期間訓練をやり遂げたという自信がつくことが大きなメリットとして考えられます。

 らいむでは、PCに触れたことがない人には、講義の中で落ちこぼれないようにするために、事前に通常1ヶ月、長い人では3ヶ月くらい、らいむの中でPCの基礎の基礎を教えたうえで、委託訓練を受講し、過去の何人もの人が就職につながっています。

 この4月からも、ふたりの登録者の人が、先輩たちに続けとばかりに、PCスキルを習得するための委託訓練に通い始めたところです。Oくんにも、これから準備を整えたうえで、委託訓練への参加、そして、訓練修了後の就労支援をおこなっていきたいと思います。

 事務の仕事をめざすために、PCスキルの習得以前に、いつも身の回りの整理整頓を心がけることが大切であるという話をしました。大切な書類や伝票などが散らかっていては、いざ、仕事を始めようと思っても、入用なものを探すことから始めなければなりません。もし、大切な書類などがどこかに紛れ込んで、見つからなくなってしまったら、仕事そのものが成立しません。

 PCの委託訓練が始まるのはまだ少し先のことです。でも、身の回りの整理整頓を心がけることはすぐにでも始められます。Oくんにそんなことを伝え、早速、今日から自分の部屋や机の上をきれいにしてみてはどうかという話をして、昨日の面談を終えました。

 今朝、Oくんのお母様から嬉しいメールをいただきました。

 「今、●●(Oくんの名前)の部屋に入ってちょっとびっくりしたのですが、机の上や本棚がすっきりときれいに整頓されていました。

 今朝はいつものように6時に起きてばたばたと出かけたので、きっと昨夜片付けたみたいです。

 (なんかうれしくなってしまいました…)」

 その通りですね。こちらまで、なんだか嬉しくなってしまいました。

 素直に人の話を聴き、受け入れ、すぐに行動に移したOくんの姿勢を本当に、素晴らしいと思います。

 「就職したい」という気持ちがあっても、気持ちだけで、何の行動にも移さないでいては、夢が叶うはずもありません。決して、「イエスマン」になる必要はありませんが、人の話をしっかりと聴いて、自分に不足している力があることも謙虚に受けとめて、できることから地道にはじめてみることが大切だと思います。

 Oくんの夢が叶うよう、らいむの職員もしっかりとサポートしていきたいと思っています。

 一緒にがんばろうね、Oくん。

(天野)

 

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マリノスの勝利に元気づけられて

 今日は夜に常任理事会があるので、昼間の時間に更新しています。

 週末は、土曜日の午前中にたまっていた記録を書いた以外は、久しぶりにのんびりと過ごさせていただきました。土曜日の午後は、横浜Fマリノスの応援に行ってきました。

 この日まで、カップ戦も含めて、今シーズン勝ち星なしのマリノスでしたが、おかげさまでこの日は大爆発。5対0で神戸を破りました。ゴールが決まるたび、立ち上がって拍手。サッカーの試合の場合、特にマリノスはどちからというと守備のチームなので、なかなか5点も入ることがないだけに、一気にストレス解消といったところでした。

 この日、ゲームがおこなわれたのは、日産スタジアム(横浜国際)ではなく三ツ沢球技場(今はネーミングライツ=命名権でニッパツ三ツ沢球技場といいます)。日産のように陸上トラックがない、純粋な球技場なので、ピッチと観客席が近くて、選手たちの声も聞こえてくるほどで、臨場感、一体感がまるで違います。

 選手たちも、三ツ沢は、とても戦いやすいようで、ここで観戦して、負けた記憶がありません。前節まで16位だった順位も12位まで上がりました。次はアウェーの鹿島戦。この日の勝利を次につなげてこそ価値あるものになります。トップを行くチームをガツンと打ちのめして、名門復活を印象づけたいところです。

 マリノスの勝利に元気をもらって、新しい週が始まりました。手狭ならいむの場所は、三ツ沢球技場みたいなものです。スワンで働く利用者の人たちとスペースを共有しており、また、スワンのカフェを面談場所に使っていることもあって、スワンの動きがよく見えるようになりました。法人内の事業所とより連携を深めていくために、就労移行支援事業所の美空となないろの配食サービス、就労継続支援A型のスワンの利用については、らいむが窓口となって利用相談を受付させていただきたいと思っています。

 先週までに、15名の方から、直接、会費を頂戴しました。年会費のみいただくことにして、個別のサービスについてのご負担をなくしたことについて、多数の方から、「それで大丈夫なの?」と、逆にご心配をいただき、大変ありがたく、また、申し訳なく思います。皆さまのご期待に添えるよう、精一杯努力してまいりますので、ご理解の程、よろしくお願いいたします。

 今日は、市外にお住まいの方から、新規利用についてのご相談をいただきました。らいむは、市外在住の方のご利用も可能ですから、どうぞ、お気軽にご相談ください。

(天野)

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発達障害のある人たちのまっすぐな思いを受けとめて、支援をしていきたい

 今日は、午前中に金曜日限定のメール便の配達をコーディネートした後、午後からは3名の方と面談。奇しくも3名とも発達障害の方でした。午前のメール便で私が担当している人も発達障害の方。昨日の夕方に病院に同行した人もやはり発達障害の方で、ここ数年の傾向として、発達障害の方の支援がとても増えています。

 高校を卒業するまでに、障害が判明した方は、知的障害者手帳(愛の手帳)を取得している人もいますが、知的な遅れのない発達障害の方が、成人した後に、知的障害者手帳を取得するのは難しくなります。とは言え、就労に向けては障害者手帳を取得していた方が、有利になる(手帳を取得していないと、雇用率制度、法定雇用率の対象とならない)ため、精神障害者保健福祉手帳を取得するケースが増えています。

 東京都の場合、判定時に受ける知能検査でIQ75を超える数値が出た場合、知的障害者手帳(愛の手帳)は交付されません。お隣の神奈川県(政令指定都市の横浜市、川崎市も含めて)では、発達障害の診断がある人に関しては、IQ90までは、知的障害者手帳(療育手帳)の交付を受けることができます。(県と政令指定都市からの通知が出されています) 今回の自立支援法の改正の中で、発達障害者を自立支援法の対象とすることになりましたが、雇用促進法等も含めた全体的な見直しをしていかない限り、発達障害者の就労・雇用の問題には、地域格差をはじめとする問題が積み残されたままの状態です。

 成人するまで、障害があることが分からないまま、周囲との関係がうまく結べなかったり、同じような失敗を何度も繰り返したりすることを、「自分の性格が曲がっているからだ」と考え、自分を責め続けてきたような話を聞くこともしばしばあります。発達障害の診断を受けて、「自分の性格や、自分が悪いからではないということが分かって、ほっとした」という言葉を聞くこともあります。

 なかなか、こちらの意図することを汲んでもらえなかったり、身勝手にも思える言動に振り回されることや、ハラハラさせられることも、しばしばありますが、基本的には、彼らのまっすぐな思いに、何とか応えていきたいと思っています。

 精神障害者に対する理解がまだまだ十分でないのと同様以上に、発達障害者に対する社会一般の理解は不足しており、法律や制度の恩恵を受けることなく、孤独な状況の中で、苦しんでいる人がたくさんいます。

 誰にある拘りや、とても疲れたときに感じる人間関係の煩わしさ、初めての場所で感じる不安や緊張など、人間であれば、程度の差こそあれ、誰もが感じたり、味わったりする感情が、極端に出てしまうことで、社会的な不適応や場に即さない言動につなっがてしまうことが彼らの障害特性だといえます。

 「こんなときには、このような対応が適切」「こんな場面では、そのような言動は慎むべき」ということを叱責ではなく、優しく分かりやすい言葉かけで説明さえしてもらえれば、心地よい安心感の中で、彼らの能力が、周囲の期待以上に発揮されることが事例や体験の中にはたくさんあります。そうしたことをきちんと事業主や企業にお伝えしていくことが、らいむの大切な役割であると思っています。

 スケジュール帳をめくってみると、来週も面談や職場訪問、ハローワークへの同行など、発達障害の方への支援の予定がたくさん入っています。まっすぐな彼らの思いをしっかりと受けとめて、温かい支援をしていきたいと思います。

(天野)

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「ボロは着てても、心は錦」の心境でがんばります

 今日もなんだかあっという間に時間が過ぎて、気がつけば、もう午後9時前の時間です。せりがや会館に居た頃は、午後9時に閉館というきまりがあったので、この時間になると、もう焦って、バタバタと後片付けに入っていました。この時間から、ゆっくりとブログの記事を書き始めるのが果たして良いことなのか、悪いことなのか、少し悩むところです。

 今日は、失業給付認定の方のハローワークでの手続きに同席する予定で、午後一でハローワークに行ったのですが、うまく落ち合うことができず、一度、らいむに戻ったところで、ご本人から連絡が入り、再度、ハローワークに向かうという状況になってしまいました。でも、待っている間に、最新の求人情報を検索機からプリントアウトし、「おっ、この求人はあの人にお勧めできそう」というものも見つけてきたので、結果オーライといった感じです。

 2度目の訪問の際に、窓口で認定日と職場実習の日程が重なったことを説明。事前にハローワークに連絡を入れ、実習先の企業さんからも、実習参加の証明書をいただいており、提出できたので、スムーズに手続きを終えることができました。離職後の手続きにおいては、今回のような対応が必要になることも時たまあります。所定の失業給付の認定日にハローワークに何らかの事情により出頭できない場合は、その理由を証明する文書等の提出が必要になりますから、皆さん、どうぞ、ご注意ください。(認定日に、出頭しない場合、失業給付が受けられなくなってしまう恐れがあります)

 2度目の訪問(2階の失業給付の窓口)の後、横浜市で就労中の登録者の方の状況をお伝えするために、1階の専門援助窓口を訪問させていただきました。担当職員の方がお客様対応中であったため、窓口の前で待っていると、ハローワークの所長さんからお声をかけていただき、所長室で「新らいむ」のご挨拶と情報交換をさせていただきました。

 この経済不況下で、ハローワークの求職者はどんどん増えている一方で、求人の方は伸び悩んでいる状況。ハローワークに来所される求職者の方の深刻な状況等について、所長さんから直接、お伺いすることができました。確かに最近、ハローワークを訪問させていただく度に、「とても混み合っているな」という印象を感じていましたが、雇用情勢は本当に厳しい状況にあります。昨年度のらいむも、やはり9月以降、リストラという最悪の状況は何とか、うまく避けることはできたものの、新規就職者が伸び悩み、企業の雇用(採用)控えを感じることがままありました。そんな中にあっても、町田市の障がい福祉事業計画で示されている年間20名の就職者という数値目標をなんとか最低限達成できたのも、ハローワーク町田さんとの密度の濃い連携があったからこそと、改めて、感謝申し上げます。

 「就労(支援)の主人公は、支援機関の職員ではなく、障害のある本人」という所長さんの考え方に強く共感と賛同を覚えます。委託事業をはずれ、民間の支援機関として新たなスタートを切った「らいむ」ですが、今後とも、変わらずご指導とご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げてきました。

 ハローワークから戻ったところで、町田の丘学園進路指導部の先生方とスワンのお店で情報・意見交換をさせていただきました。約束の時間から遅れ、長時間お待たせをしてしまい大変、申し訳ありませんでした。また、一昨年度は、高等部3年生で一般就労を希望される生徒さんの面談を在学中におこないましたが、昨年度は、唐突な公募の方針が出されたことで、それも難しくなってしまい、この3月に卒業された生徒さんの就労支援について、宙ぶらりんの状態になってしまっていることを本当に申し訳なく思っております。「新らいむ」の支援サービスのご利用案内の資料を、今日、学校の方にお渡しさせていただきましたので、支援の必要等がありましたら、「らいむ」までご一報ください。すぐに対応させていただく所存です。

 町田の丘学園の方でも、市内の就労支援機関については、3つの選択肢があるということで、在学生・卒業生ご本人、ご家族にご説明をしていただけるとのことです。「らいむ」の支援をご利用いただくにあたっては、一定のご負担が発生してしまいますが、委託事業の時には、お受けすることのできなかった在学中の支援についても、お受けできるようになりましたので、必要な際には、いつでもお気軽にお声をかけていただきたく存じます。

 明日から、鉄道関係の特例子会社で2名の登録者の方の委託訓練がスタートします。また、2名の方のスーパーでの職場実習が近々始まります。昨日のブログに書いたHさんからも、「がんばっている」という電話連絡を受けました。年間30名の新規就職実現の数値目標を達成するために、なんとか第1四半期中に10名の方の新規就職と、職場定着の礎を築くことをめざしたいと考えています。

 「ボロは着てても、心は錦」(水前寺清子)。こんな古い歌は、ご存知のない方も多いでしょうが、今の私自身の就労支援事業にかける心境です。

(天野)

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新生らいむの第1号就職決定者はHさん

 ご報告が遅くなってしまいましたが、新生「らいむ」の第1号となる就職者が決まりました。

 1月28日、2月11日、2月20日のブログ記事(下記参照)で、就職活動のとりくみを紹介したHさんが、この4月1日から、誰もが知っている赤いリボンをつけた白いネコのキャラクターで有名なS社の大崎にある本社の人事部で事務職として、働いています。

 Hさんと初めてお会いしたのは、2007年の9月。精神障害の方の中には、「とにかく、すぐにでも就労したい」という方もかなりいらっしゃるのですが、Hさんの場合は、「あまり焦らずに、自分に合った仕事をじっくりと探していきたい」という希望でした。

 ハローワークで求職者登録をした後、希望していた軽作業の求人を探してはみたものの、正直、軽作業の求人はあまり多くはありません。一方で、一般事務職の求人はたくさんあること。一般求人では、最低限のパソコンスキルが求められることにも、求人票を見ているうちに、ご自分でも気づかれたようでした。

 「PCができない」「電話応対が苦手」ということで、事務職の求人票を見るたびに劣等感や疎外感を感じていたHさんですが、本来の性格は、責任感が強く、真面目にコツコツと努力のできる人。Hさんより年長で、一念発起して、6ヶ月間の訓練に通い、PCのスキルを習得したTさんの事例を話し、苦手意識を克服して、PCスキルや自信を身につけることで、「事務職の求人票」を親しみの持てるものに変えていこう! 求人票を未来を開く扉にしていこう! ということで、PCにとりくんでみることを提案したのが去年の2月。

 事例で話したTさんからも、直接、「君ならできる。がんばれ!」と声をかけてもらえたことで、その後のHさんのがんばりはすごかった。約3ヶ月間、らいむで、毎週PCの基礎の基礎を学んだ後、5月からは、PC専門の委託訓練を受講。3ヶ月間1日も休むことなく、通いきって、修了証といっしょに自信も得ることができた。

 9月から本格的な就職活動を開始。なかなか結果が出ないで落ち込んだ時期も少しあったが、面接を受けるたびに、事前の会社研究に加えて、事後には、「どんな質問が出されたか」「それに対して自分がどのように答えたか」「面接を受けた感想」等、しっかりと振り返りをノートにまとめていたHさん。

 そんな地道な努力と積み重ねが実って、今年1月末に受けた面接で、今回の結果を得ることができた。

 らいむの引越しの時期と重なってしまったことで、Hさんの初出勤に同行することはできませんでしたが、「ひとりで大丈夫です」と、こちらを気遣ってくれたHさんから先週末にメールをいただきました。

 「4月1日から3日経ち、新しい環境で頑張っています。

 らいむ様も大変な時期だと思います。

 これからもお世話になります。

 今後ともよろしくお願いします。」

 らいむからも、早速、応援メールを送らせていただきました。

 なるべく、早い時期に、一度、会社訪問をさせていただき、Hさんの働く姿を見させていただきたいと思います。

1月28日のブログ

http://raimu-raimu.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-4c76.html

2月11日のブログ

http://raimu-raimu.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-8d75.html

2月20日のブログ

http://raimu-raimu.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-b407.html

(天野)

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残業、お疲れ様です。

 今日は、2名の方が、わざわざ休日を使って、らいむの登録料を支払うためだけに来所してくださいました。おふたりとも、自動車関係の会社で勤務している精神障害のある方です。午前中から外出していたため、おひとりの方とは直接、お会いすることはできませんでしたが、夕方に電話を受けた際に、「わざわざ、ありがとうございました」と、お礼を申し上げました。「5月から休みの曜日が変更になるのだけれど、今のコンディションでは、3日以上続けて働くのはちょっと厳しいので、再度、調整する際、間に入ってもらってもいいかな」という相談を受けました。「お安い御用」と、T職員が早速、会社との調整をお引き受けしました。

 もうひとりの方とは、丁度、うまい具合に外出先から戻ってきたときに、外でバッタリ顔を合わせることができました。「この前は迷惑をかけてしまって申しわけなかった」と頭を下げるKさんに、「この前の件は、お互い様。上司はしっかりとKさんの働き振りを評価してくださっているので、あんまり短気にならないで」と軽く声をかけて、後は担当のT職員にバトンタッチ。

 私の方も、明日は法人の所用で外出しますが、あさってからは面談や同行の予約が入っており、また忙しい日々が戻ってきそうです。今日は、T職員と一緒に、立川の障害者職業センター多摩支所へ第1号職場適応援助者(第1号ジョブコーチ)の制度活用の件で相談に行ってきました。

 社会福祉法人ウィズ町田には、すでに第1号職場適応援助者(第1号ジョブコーチ)の養成研修を修了した職員が、私を含めて3名いますが、これまでは、委託事業を受け、事業に対する公費をいただいていたこともあって、第1号JCの制度を活用することができませんでした。しかし、委託をはずれたことで、公費がなくなり、「大手を振って」、この制度を活用することができるようになりました。

 とは言え、助成金の制度を活用するためには、まず、法人自体が制度を活用できる状態にあるか否かという「認定」を受けなければなりません。もちろん、ウィズ町田は、就労支援の実績もあり、第1号JCも3人抱えており、他からの公費を受けない法人独自の就労支援事業を今年度からスタートさせるという意味で、十分な資格を備えていますが、制度活用のためには、まず申請が必要となります。

 JCを担当する職業カウンセラーの方から懇切丁寧な説明をいただき、戻ってきてからすぐに、申請書の作成にとりかかりました。午後8時半を過ぎて、なんとか完成した申請書(案)をメールで、職業センターに送信したところ、午後9時を過ぎてから、返信がきました。

 「いただきました書類は早速確認させていただき、改めてお返事させていただきます」とのこと。大変、申し訳ないことですが、独立行政法人が設置運営されている職業センターさんですから、「営業時間」は9時5(17)時だろうと勝手に思い込んでいましたので、こんなに遅い時間に、即座に返信が来たことには、驚いてしましました。

 生活支援と一体化した就労支援は、24時間対応が必要になることがままあります。振り返ってみれば、「旧らいむ」のときも、せりがや会館の退館時間、間際に連絡が入ってきて、そのまま対応に出かけることや、休日に急遽、会社から呼び出しの入ることがしばしばありました。

 今回、ご対応いただいた職業センターのご担当者の方の、迅速かつ熱意溢れるご対応に慎んで感謝申し上げます。私たち「らいむ」といたしましても、ご期待に添えるよう、精一杯努力してまいりますので、今後とも、ご指導、ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。

 引っ越して、「退館時間」の制限がなくなったせいか、気がつけばもう午後11時。さすがに疲れました。今日はこれで終わりにします。

(天野)

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民間の支援センターとしては、機動力と迅速性が命

 らいむのホームページの掲示板に、ご質問をいただきました。

 今の町田市における就労支援機関の状況について、「新らいむ」と「りんく」と「レッツ」の3つの機関が同時に存在しているのか? という内容です。

 答えは、「その通りです」ということになりますが、きっと、このブログをご覧の方の中からは、「ところで、『りんく』と『レッツ』って何?」というご質問が寄せられることになると思いますので、簡単にご紹介させていただきます。

 「りんく」と「レッツ」(正確には「Let’s」)は、4月から町田市の委託事業として、新しく始まった2つの就労支援センターの名称です。

 例によって、非常にたどり着くまでが面倒な町田市のホームページのトップ>施設案内(一番下にあります)>健康・福祉>社会福祉施設一覧>自立支援法対象外施設でご覧になれます。

 主に身体・知的・発達障がい対象のセンターの方が「りんく」、主に精神障がい対象のセンターの方が「Let’s(レッツ)」ということだそうです。場所や連絡先についても、一覧に記載されています。

 しかし、2009年度の市長の施政方針にも掲げられている事業にもかかわらず、「新着情報」にも掲載されず、こんなに分かりにくい場所に「ひっそりと」掲載されているのが不思議です。昨日も、朝、昼、夕方としっかりとこのブログをチェックされているようなので、ここで、町田市の担当者の方にお願いをしておきます。新しいセンターの名称、所在地、連絡先、利用の手続き等および4月17日、18日に開催を予定している新センターによる説明会の告知を、もっと分かりやすい場所に掲載してください。(こちらに問い合わせがきても、答えようがありませんから)

 最初の質問に戻りますが、質問者の方がご推測の通り、現在、町田市には、3つの支援センターが同時に存在しており、そのうちの2つのセンター(「りんく」と「Let’s(レッツ)」)は、町田市の委託事業として実施されているもので、「らいむ」は、社会福祉法人ウィズ町田が独自に実施しているものです。

 なお、「らいむ」の支援サービスをご利用いただく場合には、何分にも公費(補助金や委託料など町田市からいただく公のお金)がゼロのため、最初に年会費(5千円)をお支払いいただくことになってしまいます。あしからずご理解ください。詳しくは、らいむのホームページの「ご利用にあたって」をご覧ください。

 引越しの後片付けも何とか終わって、来週からは、本格的に支援サービスを実施してまいります。週明けの月曜日には、ジョブコーチ支援(企業内支援)を利用者の方のご負担なく実施できるよう、国の第1号ジョブコーチ支援の制度活用の手続きをうかがいに、立川の障害者職業センターに行ってまいります。

 4月中に、スーパーで2名、鉄道関連の特例子会社で2名の方の職場実習がスタートします。「新らいむ」として、2009年度は、30名の新規就職者の目標を掲げました。目標達成に向けて、良いスタートダッシュが切れることを願っています。

(天野)

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スワンで働く淳くんの画集 「ハンディは力」 が発行されました。

 「らいむ」の引越先の1Fにある「スワンカフェ&ベーカリー町田店」で働いている淳くんが、この度、ステキな画集を発行しました。画集のタイトルは、「ハンディは力 ~自閉症の僕の世界スケッチ紀行~ /交通新聞社刊」で、淳くんが旅した世界8カ国の風景と、日本の風景が描かれています。

 淳くんのスワンでの日常を綴ったブログで詳しく紹介されていますので、併せてご覧になってください。

 昨日の仕事帰りに、淳くんが、お母様と一緒に「らいむ」に立ち寄ってくださり、できたてホヤホヤの画集をいただきました。「淳くん、おめでとう!」「記念に是非!」とサインを頼むと、快く引き受けてくれました。書き順はとてもユニークですが、味のある文字で「天野さんへ 淳」とサインの入った画集は、天野の宝物となりました。

 更に嬉しいことに、お母様より「らいむ」に100冊の画集の寄贈を受けました。「貧乏な」らいむのために、この100冊の画集の売上は、「らいむ」にご寄付をいただけるとのことです。

 スワン町田店には、25席のカフェがあり、普段は、イギリスの画家、マッケンジー・ソープさんの絵を大小7枚飾っています。実はこのソープさんもディスレクシア(文字の読み書きに関するLD障害)の方です。いくつかのモチーフで作品を描かれていますが、スワンでは、ご来店いただいたお客様にニコニコしていただけるよう「大きな笑顔の大きな顔の子供たち」をモチーフにした作品を中心に飾っています。(イギリス版、アンパンマンといった印象です)

 淳くんの作品は、もちろんソープさんとは、また違う作風ですが、とっても鮮やかな色遣いで描かれた風景と、ほのぼのとした人物、それに加えて、絵に添えられた文字の独特な力強さが魅力です。天野も昔、ネパールに旅したことがありますが、カトマンズにあるスワヤンプナート(目玉寺)の作品を初めて目にしたときには、懐かしさがよみがえり、しばらくは、PCの背景において、毎日、眺めていたほどです。

 ところで、今日は、スワンは臨時休業日でしたが、メール便のメンバーは通常通りの出勤でした。天野がメール便の配達に出るため、外に出て、2階から下りると、なぜか淳くんがいました。どうやら、間違えて、出勤してきた様子。それではと、淳くんと一緒に配達に出ることにしました。

 淳くんの前を歩いていると、後ろから「せえ~の、1、2、3、4、…10」という淳くんの歩測する声が聞こえ、なかなか楽しい配達になりました。天野と配達を終えて戻ったところで、午前中にもう1回、午後にも1回配達に出かけたので、結構、良い運動になったんじゃないかと思います。

 昨日の今日なので、らいむの職員からは、「画伯がいらっしゃった」「画伯、画伯」と声をかけられ、満更でもない淳画伯でした。

 ゴールデンウィークの頃に、今回の「淳画伯」の画集出版を祝うパーティーをスワンのお店で開催したいと思っています。できたら、画伯の原画を飾り、画伯のサイン会などもできればと思っています。

 日程が決まり次第、また、ご案内をさせていただきますので、スワンの居お店まで、どうぞ、おいでください。

 皆様のお越しをお待ちしております。

(天野)

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在宅勤務社員の求人募集のご案内です。

 引越しの後片付けもようやく一段落しました。引越しを終えての感想は、「とにかく狭い!」の一言です。なにしろ6畳一間の事務所なので、事務机を置くこともできず、食卓の上になんとかPC4台を置き、ハードディスクはすべて足元。始終コードに足を引っ掛けながら、顔を突き合わせるようにして、仕事をしています。これまでは、何でもかんでも、とりあえず「引き出し」の中に入れておいて、落ち着いてから整理するというスタイルでしたから、「引き出し」のない不便さに困惑しています。

 机の「引き出し」は、なくなってしまいましたが、5年間の実績の中で培ってきた就労支援のノウハウが詰まった「引き出し」は、たくさんあると自負していますので、どうぞ、今後とも「らいむ」をよろしくお願いします。

 「らいむ」の登録者の方が2名勤務している大手の人材派遣会社さん(本社は横浜のランドマークタワーにあります)から求人のご案内をいただきました。少し、変わった勤務形態になりますが、交通や移動に困難を抱える障害者の方にとっては、理想的なスタイルかもしれません。以下、募集内容を記します。

【募集要領】

(雇用形態) 契約社員

(雇用期間) 1年間(別途トライアル雇用期間3ヶ月あり)

※(らいむ注) トライアル雇用で3ヶ月間働いた後、双方共に問題がなければ、1年間の雇用契約を結びます。業務に問題がなければ、契約の更新もあります。

(募集人員) 8名

(障がい内容) 重度身体障害者(身体障害者手帳1級・2級)の方。介護者の付き添い可。

(職種) 在宅勤務社員

(仕事内容)

 ・パソコンによるデータ入力、データ検索、データ集計

 ・営業部門で作成した手書文書の転記入力

 ・電子メール、モバイルを使用したデータの送受信

 ・その他、事務的軽作業など

(勤務)

 ・週労働時間:30時間(祝日のない週)

 ・9時~16時(内、休憩1時間) ※勤務場所は自宅

 ・月に1日の出社日有り

※(らいむ注) 立川オフィス(立川駅から徒歩10分)に出社することになります。

 ・自宅と会社の連絡は、主として、E-maiにより行なうが、補助的に電話も使用

(給与等)

 ・月10万円(賞与なし)、交通費実費支給

(学歴・年齢)

 高卒以上、20歳~59歳

(経験・スキル)

 経験問わず。パソコン操作が初級程度(インターネット、Eメール、エクセル、ワード)以上

※(らいむ注) 業務の指示を、PCメールで受けることになりますから、メールの操作は必須となります。

(休日) 土、日、祝日、年末年始(年間休日122日)

(年次有給休暇) 半年経過後10日

(社会保険など) 雇用、労災、健康、厚生年金制度あり

(その他) 定年60歳、マイカー通勤なし、託児所なし、社宅なし

【PC貸与・経費立替等】

・パソコンは個人所有かつ専有の機器を使用。なければ会社が貸与します。※(らいむ注)家族と共有しているパソコンは使用できません。

・月々の通信に関わる費用は、使用割合により会社と個人の負担割合を決めさせていただきます。

・プリンター本体はご自分でご用意いただきます。(修理費は会社で負担します)

・プリンターインク、印刷用紙、必要な文房具は立替で購入いただき、月末に精算します。

以上です。

 現在、勤務している「らいむ」の登録者の方は、1名が肢体不自由1級の方、もう1名が視覚障害1級の方です。業務内容は、今回の募集とは異なり、市場調査で、出社日は、週1回となっています。おふたりの勤務姿勢が大変、素晴らしいこともあって、今回、採用担当者の方から、直接、「らいむ」にお声をかけていただきました。ありがとうございます。

 会社名については、混乱を避けるため、このブログでは公開しません。応募をご希望される方は、「らいむ」まで、メールでお問い合わせください。電話でのお問い合わせにはご遠慮ください。これは、会社が要求するスキル(メール操作)を、事前に「らいむ」でも把握させていただきたいという理由によるものです。どうぞ、ご理解ください。

 なお、今回のブログの掲載した求人へのお問い合わせ期間は4月末日までとさせていただきます。

(天野)

 

※この記事の求人の受付はすでに終了しておりますので、ご了解ください。

(2009年8月)

 

 

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新しい事務所への引越しが完了しました。

 昨日(30日)、今日(31日)の2日間で、新しいセンターの利用をご希望の方の個人情報データの引継ぎを完了しました。削除をご希望いただいた方のデータは、町田市、らいむの職員がダブルチェックして、削除の手続きを完了しました。また、紙ベースで保管していた個人情報データについても、すべて、シュレッダーにかけ、本日、夕方に処分場に搬入させていただきました。

 「新らいむ」のご利用をご希望いただいた方には、心より感謝申し上げます。皆様の個人情報データにつきましては、「新らいむ」で大切に保管させていただきますので、ご安心ください。

 個人情報データの引継ぎ作業と並行して、2日間、引越し作業をおこないました。この2日間は、緊急の場合を除いて、一時、通常の支援をストップさせていただきましたが、T職員は、土曜日に2件の面談と1件の職場訪問。日曜日にも2件の職場訪問が入り、引越しの準備をする時間もない程でした。らいむの委託事業の終結や、法人独自の支援センターの開設が、利用者の皆さんにいらぬ心配をおかけしてしまったことをお詫び申し上げます。

 引越しの方は、午後10時に無事、完了しました。せりがや会館の皆さんには、最後の最後までご迷惑をおかけしてしまい、また、今日もきちんとご挨拶をすることもできず、大変、申し訳ありませんでした。改めて、5年間お世話になったご挨拶にお伺いさせていただきたいと思っておりますので、今日のところは、どうかご容赦ください。

 個人情報データの引継ぎ作業に手間取り、今日は午後から、新センターのための電話工事が午後1時から6時近くまで入ったこともあって、今日中に、引越し作業が完了するかどうか大変、心配しましたが、6時過ぎから、仕事を終えたスワン、美空の職員が、順次、応援に駆けつけてくれました。昨日は昨日で、新しい事務所には、入りきらない荷物を、美空まで運ぶため、やはり、なないろの職員が、仕事の後に、応援に来てくれました。彼らにしても、1日の仕事が終わって、ほっと一息つきたい時間にもかかわらず、手薄ならいむの体制を案じ、ボランティアに駆けつけてきてくれたことを大変嬉しく思い、また、感謝したいと思います。本当にありがとう!

 6時過ぎに、明日から障がい福祉課長になられるYさんが、お忙しい時間を縫って、わざわざ、ご挨拶にお見えになりました。「5年間本当にお世話になりました」と頭を下げてくださったYさんの誠意には、私たちも今後も誠意で応えていきたいと思っています。

 一方で、今回の利用者不在の大混乱を生じさせた張本人である、前課長(今日のところはまだ現課長か)と、本日で退職する部長からは、まったく音沙汰なしです。まぁ、今日で事業が終結となる一事業者になんか、今更、挨拶に出向く時間などないということでしょうが、今頃は、かたや昇格を、かたやたんまりと出るであろう退職金でも祝いながら、祝杯でもあげているのでしょうかね。まぁ、いろいろとありましたが、少なくとも、町田の障害福祉の世界から、おかしな方たちがいなくなったことは、私たち市民にとっては、とても喜ばしいことだと思います。

 登録者のご家族有志の方々が、市議会に提出していただいた請願も、昨日の本会議で採択されました。引越し作業をしながら、議会中継を見ていましたが、残念ながら、全会一致の採択とはいかず、賛成多数による採択でした。つまりは、あの請願に対して、反対を唱えた議員がいるということです。録画中継を見れば、分かりますが、どうやら、予算質疑で、「子供のケンカに親が口を出す」ような過保護発言をした議員のようです。まぁ、ある意味では「筋を通した」とも言えるのでしょうが、果たして、それで、請願者の方や市民が納得するのでしょうか? だって、あの請願は、「公募を白紙に戻せ」とか、「ウィズ町田(らいむ)に補助をしろ」なんてことは一言も要望していません。ただ「利用者に納得のいく説明をしてほしい」と、市にお願いしているだけです。それさえ、「反対だ」「認められない」とするこの議員は、「一体、市民をなんと考えているのか?」と糾したくなります。

 6月議会の前頃には、市議会HPに議事録が掲載されます。予算質疑でのあの発言は、ブログでも意見表明したとおり、私たちにとっても看過できないものです。正式な議事録が公表されたところで、きちっとアクションを起こしていきたいと考えています。議会HPでは、議会中継は公式な記録でないと書かれていますが、よもや、議事録が公表される段になって、発言が修正されていたなんてことにならないことを願っています。

 なお、請願の採択を受けて、新しいセンターの事業者による、説明会が4月17日、18日の両日に開催されるということです。「新らいむ」が、「会員登録料以外の利用者負担をなくす」という方針を表明したことは、町田市所管課にも驚きをもって、受けとめられたようです。(きっと、「新らいむ」の利用希望者が、更に増えるのではという思いからではないかと思うのですが…、違うでしょうか?)

 「新らいむ」は、明日(あれ、もう日付が変わっているから、もう、今日ですね)から、すぐに全力疾走できる体制にあります。時間は未定ですが、明日中には、電話がつながるようになりますから、支援サービスのご要望がある方は、どうぞ、お気軽にお電話下さい。なんとか、ブランクを生じさせることなく、就労支援を継続できる体制が整ったことに、職員一同ほっとしているところです。

 新電話番号 042-721-2460

 委託事業最後の年度になった平成20年度の新規就職者数は、最終的に21名でした。昨年9月以降の世界不況が影響して、下半期の新規就職者は、さすがに伸び悩みましたが、町田市の「障がい事業計画」の平成20年度目標数の20名はクリアしています。また、「らいむ」の新規就職者のカウント対象は、正味週20時間以上の人のみです。

 平成20年度の委託料の約2千1百万円に対して、平成21年度の委託料は、約3千4百万円と1.5倍以上になります。当然、新センターも実績を1.5倍に伸ばしてくれることでしょう。ウィズ町田の「新らいむ」も平成21年度の新規就職者の目標を30名に置きたいと考えています。両方あわせれば、60名ということになり、2年前倒しで、障がい福祉計画の目標達成ということになります。

 年度末になって、「公費がつかなかったから、目標が達成できなかった」なんて、つまらない言い訳は絶対にしません。だから、「『新らいむ』が邪魔をしたから、目標が達成できなかった」なんて言い訳は絶対にしないでくださいね。

 さぁ、明日から(今日から)がんばるぞ!

(天野)

 

 

 

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