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2009年3月

「新らいむ」の年会費以外の利用料は、無料とさせていただきます。

 前のブログに、請願委員会採択後の動きについて、詳細なコメントをいただきました。らいむに対するご期待と励ましのメッセージとして受け取らせていただきます。ありがとうございます。

 昨日(28日)、社会福祉法人ウィズ町田の第5回理事会ならびに第4回評議員会を開催しました。年度末の理事会・評議員会では、次年度(09年度)の事業計画と予算の審議が中心となります。

 法人として、独自に実施する「就労支援センター らいむ」についても、この間の経過報告と併せて、事業計画と予算について提案をおこないました。

 事業計画の前文にあたる、「法人独自の『就労支援センターらいむ』設置の経緯と決意」については、前のブログで紹介させていただきました。今回は、事業内容について、お知らせします。※印は、このブログで説明のために付記したものです。

(09年度「就労支援センターらいむ」事業計画書より)

 4.事業内容

◇基本的な考え方:

①障害のある人、ご本人の要望に基づき、地域の社会資源(ネットワーク)を活用した「コーディネート型」の「個別支援」をおこなうことを基本とする。

(※「らいむ」の職員は、「個別支援」を深堀りしすぎて、ネットワークを築くことやコーディネートすることをまったく意識しようとしないなどと、一方的な批判をしている人がいますが、そもそも、就労支援は、一人ひとりのニーズに応じた「個別支援」が基本であることは、常識です。また、寄せられる期待や要望は多種多様ですし、一社会福祉法人の持てるノウハウや資源には自ずと限界がありますから、ネットワークやコーディネートという考え方なくしては、就労支援の活動など成立しません。もし、今までの「らいむ」が、あらぬ批判を受けているようなとりくみをしていたとしたら、5年間で140名を超える方の就労移行など絶対に実現できるはずもなかったと思うのですが…)

②「就労支援」、「生活支援」、「地域開拓促進」の各とりくみは、一体的におこなうことを基本とする。

③法人内の就労移行支援事業所及び就労継続支援事業の利用者の一般就労に向けての支援をおこなうとともに、地域の希望者の要望にも積極的に応えていく。

◇就労支援:

 利用者の要望に応え、ジョブコーチ支援のプロセス(下記)に基づき、第1号ジョブコーチ(法人内有資格者は現在3名)が中心となり、必要な支援をおこなう。

 (ジョブコーチ支援のプロセス)

①就職活動および就労の継続に障害のある人のアセスメント(※就職に向けての意思確認、ご本人の希望、障害特性、適性理解、個別支援計画の作成等)

②職場開拓

③職場環境のアセスメント

④ジョブマッチング(※障害のある人の要望や適性と、職場で要求される課題や水準とのすり合わせ)

⑤職場における集中的支援

⑥雇用契約に関わる支援

⑦職場における支援のフェイディング(※ジョブコーチの支援を徐々に減らしていき、職場内で自然にご本人を支える『ナチュラルサポート』の体制づくり)

⑧フォローアップ(※職場定着のための相談活動、職場訪問等、また、万が一、就労継続が困難になったときには、離職時の調整および離職後の支援をおこなっていく)

◇生活支援:

 就労生活を安定して支えていくために、「日常生活の支援」「安心して職業生活を続けられるための支援」「豊かな社会生活を築くための支援」「将来設計や本人の自己決定支援」を、個別支援計画に基づき、おこなう。

 (※事業計画では、どうしても文章が堅く、分かりにくくなってしまいますが、要は、これまでと同様に、何でも相談してくださいということです)

◇地域開拓促進:

 障害者の就労・雇用を促進していくために、「就労希望者の掘り起こし」「就労系事業所、授産施設等の経営者、職員、親、障害者本人に対する啓発活動」「企業支援」「職場開拓」などを第1号ジョブコーチを中心におこなう。

 要は、事業内容に記載した内容は、これまでの「らいむ」でやってきたことと、まったく変わらないということです。

 「新らいむ」の事業については、法人本部の事業計画においても、次のような方針を提案しました。

(法人本部事業計画より)

はじめにーみんなの知恵と力で乗り越えるために

 2009年度のウィズ町田の事業を開始するにあたって、踏まえておかなければならない動きが2つあります。

 第一には、就労・生活支援事業の公募問題についてです。

 2009年1月、町田市は、就労・生活支援事業の公募を実施しましたが、残念ながら、ウィズ町田は、選定されませんでした。今回の公募の結果を踏まえて、ウィズ町田は、広報誌「With」№19(2月発行)で見解を表明しました。

 一方、公募結果発表後に開かれた町田市主催の説明会には、多くの登録者家族が参加し、不十分な行政説明に対して、「なぜ、登録者家族に一言の説明もなく、一方的に事業所を変更したのか」、「実績をあげていた『らいむ』を、なぜ落としたのか」などの意見が続出しました。そのため、2月末から開かれた町田市議会には、登録者家族有志が市議会請願を提出し、健康福祉常任委員会で審議されました。

 公募選定の結果にもかかわらず、多くの登録者と家族は、「らいむ」の支援の継続を求めています。委託事業者として選定されなかったため、「らいむ」の就労支援に対する公費は打ち切られてしまいます。けれどもウィズ町田は、登録者の家族の要望に応えていかなければなりません。

 第二には、(以下、略)

 以上の緊迫化した国ならびに町田市における障害福祉をめぐる動向を念頭に、2009年度の事業の計画化と推進を進めることが求められます。

1.2009年度の重点課題

(1)ウィズ町田独自の「就労支援センターらいむ」の実施

 2009年度、ウィズ町田は、法人独自の事業として「就労支援センターらいむ」を実施します。その目的は、前述した登録者と家族の要望に応えることが第一ですが、それとともに、法人施設・事業所内の就職希望者や、新たな地域の希望者の要望に応えるためです(詳細は事業計画参照)。

 「らいむ」の運営を支えるために、「らいむ」の利用者には登録料やサービス利用等の利用料を設け、「らいむ」独自の資金調達の努力をしますが、法人事業全体で、その財源確保のための仕組みを設けます。

 

 提案の後の、審議では、「らいむ」の事業に関わる質疑や意見交換に、集中しました。

 結果、法人全体で引き続き、就労支援事業を実施していくとともに、法人全体で「らいむ」の事業を支えていくことの確認がなされました。

 更に、「らいむ」の職員である私たちにとっては、飛び上がるほどに嬉しい次の意見が出されました。

 「各サービスの利用ごとに、利用料をお願いすることは、利用者に過度な負担を強いることと併せて、職員にとっても、事務処理の煩雑さやモチベーションの低下を招くことになる。法人全体で、その部分の財源をつくりだし、職員を就労支援の本来業務に専念させる方が、利用者にとっても、職員、法人にとってもより良い方法であると考える」

 正直、「らいむ」の職員にとっても、サービスの利用ごとに、利用料の負担をお願いしなければならないという状況になることは、心苦しいばかりでなく、思い切った支援をおこなうことが難しくなってしまうという強い不安がありました。

 その後の審議の結果、「新らいむ」の事業については、会員登録の際に「会費」を納めていただく以外の、利用料は徴収しないことになりました。

 「面談1時間ごとに、1,000円の利用料か。さて、自分の利用料は、一体年間でいくらになってしまうのだろうか?」とご心配されていた利用希望者の方にとっても、「面接同行1回、1,000円の利用料か。必ず、結果が出るとは限らない面接同行で、1,000円いただくのは心苦しい。同行はなるべく控えた方がよいのだろうか?」と悩んでいた職員にとっても、本当にありがたい話であり、理事・評議員の方には、「らいむ」の職員として、理事長として、心からお礼を申し上げたいと思います。

 ということで、最後になりましたが、「新らいむ」の利用料について、「結論」を示します。

 「社会福祉法人ウィズ町田 就労支援センターらいむ」をご利用いただく場合には、会員制となりますので、まず最初に、会員登録をお願いいたします。

 年会費(年度ごとの会費)は、5,000円です。(5,000円の内、2,000円はウィズ町田後援会の会費とさせていただきます。これは、法人全体でこの就労支援の事業を支えていくという意味から、まず、後援会会員になっていただきたいという理由からです。尚、サービスを受けられるご本人が、すでに、ウィズ町田の後援会会員である場合の年会費は3,000円とさせていただきます。)

 会員になっていただいた方には、年度内に10回、「ウィズ町田」の機関紙(就労支援に関わる記事を毎号掲載)をお送りいたします。

 それ以外の、通常のサービス利用料(面談料、計画作成料等)は、一切かかりませんので、どうぞ、ご安心して、ご利用ください。(公共交通機関を利用しての、同行・訪問等の交通費負担分については、今しばらく、検討のためのお時間を頂戴しますが、ご容赦ください)

(天野)

 

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町田市の人事異動(部長級)が公表されたが…。

  年度末を迎え、どこの事業所でもお忙しい日々を送っておられることと思います。らいむも通常の年度末の業務に加えて、来週には、町田市への個人情報データの引継ぎや引越し作業が入ることもあって、準備に追われる毎日です。

 らいむ自体が大変、不安定な状況にあることに影響されてか、年度末になって、就労中の利用者の方から、様々な相談が飛び込んできています。明日の土曜日、私は法人の理事会・評議員会の予定が入っていますが、副センター長の竹内が朝から休日出勤して、対応にあたらせていただく予定です。私も明後日は、朝から出勤して、たまっている記録の整理や、引継ぎ準備にあたる予定です。

 明日の理事会・評議員会では、4月からの新らいむの事業について、理事・評議員の方にご審議いただく予定です。新らいむの活動場所や事業内容については、らいむのホームページに記事を掲載していますが、これまでの経緯と今後の決意について記した明日の理事会・評議員会用に準備した資料を下記に掲載させていただきます。少し堅目の文章になっていますが、お目通しをいただければ、ありがたく存じます。

(法人独自の「就労支援センター らいむ」設置の経緯と決意)

  20047月より 町田市の委託事業として、「町田市障がい者就労・生活支援センターらいむ」の事業を受託してきたが、200812月、「センターを2ヶ所にする。2ヶ所のセンターともに公募型プロポーザルにより新しい受託者を決定する」という方針が唐突に町田市から示された。

 ウィズ町田では、年初に臨時の理事会を開催し、「これまでに培ってきた就労支援のノウハウと築きあげてきたネットワークを活かし、引き続き、就労支援の事業を実施すること」が本法人の果たすべき役割であるという観点から2ヶ所のセンターの受託をめざし、公募型プロポーザルに参加することを決した。

 しかし、残念ながら、ウィズ町田は受託候補者に選定されなかった。センターの増設は、増え続ける就労支援のニーズへの対応策として高く評価できるが、短期間のうちに2ヶ所ともに公募で新たな受託者を決定するという手法は、対人サービスを基本とする事業における利用者との関係性や継続性を考えると、拙速の批判を免れない。また、この間、本法人が要望していた「事業の適正規模を明らかにすること」についてもまったく示されず、過去5年間の事業実績に対する評価も何らなされていない。

 2月に3回に渡って開催された「説明会」では、現らいむの登録者、家族から、町田市所管課の 姿勢に対する批判的意見やウィズ町田への支援策を訴える意見が次々と出された。また、家族の有志により、3月議会に、「町田市障がい者・生活支援センター」委託事業者変更に関する請願(請願第4号)が提出され、多数の傍聴者が見守る中、313日の健康福祉常任委員会で採択された。

町田市が実施した「個人情報データ」の引継先、希望調査では、319日までに回答のあった272名の内、123名の方が、ウィズ町田への引継=ウィズ町田による就労支援を希望している。( 市への引継希望=117名、削除希望=32名)

 今回の公募型プロポーザル実施に対しては、「区市町村障害者就労支援事業」を実施する東京都も不快感を示しており、318日に、町田市所管 課長から、事情聴取をおこなっている。また、他市の就労支援関係者も、町田市の 拙速かつ不透明なやり方にはあきれかえっている状況である。

 ウィズ町田としては、現らいむに期待を寄せていただいている障害者・家族の声に応えるべく、はきわめて厳しいが、法人独自に「就労支援センター らいむ」を設置し、法人内外の利用希望者に対して、就労支援を継続していきたいと考える。

 今回の公募型プロポーザルの実施をめぐる町田市所管課の姿勢には、憤りを感じるが、新におこなう就労支援を一層、充実させ、これまで以上の実績を挙げていくことを通して、法人としての姿勢を示していきたいと考える。

 昨日のブログに、町田市の人事異動についてのコメントを記しましたが、今朝の読売新聞の多摩版に部長級の人事異動の記事が掲載されていました。

 退任する現・地域福祉部長の後任には、現在の経済観光部長兼産業観光課長が着任されるとのことです。

 また、障がい福祉課長は、いきいき健康部参事兼健康総務課長に昇格されるとのことです。

 ここまで、現場を混乱させておいて、「あとは後任に託す」というようなやり方が通用してしまう人事異動のあり方には、腹立たしさを通りこして、正直、あきれてしまいます。あとを託された方々は、大変なご苦労をなされることと思いますが、町田市全体の就労支援を充実させていくために、今後も丁々発止やりあっていければと思いますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。

(天野)

 

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ウィズ町田の広報紙が「らいむ」のホームページからご覧になれます。

 「新らいむ」のホームページに、ウィズ町田広報紙へのリンクを貼りました。就労支援に関する記事は、№5と№19に特集記事があります。また、毎号巻頭記事の「理事長の本棚」のページで、私がお勧めしたい本と就労支援に対する思いとを重ね合わせたかたちで、「雑文」を書いていますので、よろしければ、ご覧になってください。

 らいむのホームページのURLは下記になります。

http://homepage3.nifty.com/wsc-raimu/

 今日までに、ウィズ町田への個人情報の引継ぎをご希望いただいた方、約150名に、4月以降のサービス提供に関するご案内を送付させていただきました。490名の登録者の方のうち、今までに350名弱の登録者の方からのご回答が町田市には、届いているようです。データの削除をご希望された方を除くと、およそ半数の方に、ウィズ町田の「らいむ」をご希望いただけたことを大変、嬉しく光栄に思います。

 とは言え、サービスをご利用いただくにあたっては、利用者負担が発生してしまいますから、ご利用いただく前には、よくご検討をいただき、必要なサービスを効率よくお受けになる方法をお考えください。

 町田市が実施する新しいセンターへの移行ならびに削除をご希望された方の個人情報データにつきましては、来週の月曜日(3月30日)に、移行と削除の作業を進めさせていただく予定です。町田市へのデータ移行の場合は、万が一、不都合が生じた際、再び、「らいむ」にデータを戻すことは可能ですが、一旦、削除してしまったデータを元に戻すことは不可能ですから、削除をご希望された方は、ご注意を願います。

 町田市主催の説明会での説明不足が指摘されていますが、間違って、データの削除や新センターへの移行をご希望された方も多数いらっしゃるようです。「らいむ」に面談に来られた方には、改めて、確認をさせていただいておりますが、「らいむ」の方から、電話連絡を取ることは控えさせていただいております。お手数ですが、再度のご確認をお願いします。

 昨日も、らいむの件で、市議会に請願を出していただいた有志の皆様方が、夜の時間に、市役所障がい福祉課に出向いていただき、所管課長との面談を持たれたという情報を耳にしております。皆様には、大変お忙しい中、貴重なお時間を「らいむ」のために割いていただき、本当にありがとうございます。

 各新聞の多摩版のページには、各市の人事異動の記事が掲載されています。町田市の人事異動についての記事はまだ掲載されておりませんが、所管部長は定年を迎えられるということなので、後任部長がどなたになるのかということにも関心を抱いております。「今回は大きく動く」という話も耳にしておりますが、いずれにせよ、町田市の障害者福祉を安心して任せることができる人的体制が実現することを切に願っております。

 せりがや会館での、活動も残り少なくなってまいりました。窓から見えるせりがや公園の桜が満開にある頃には、ここを去ることになりますが、残された時間も変わりなく、しっかりと就労支援の仕事を続けてまいりたいと考えております。3月30日いっぱいは、現在の電話(720-3682)も通じますから、緊急の要件がおありの際には、どうぞご遠慮なくご連絡ください。

 尚、4月1日からは、新電話番号(721-2460)に変更となりますので、よろしくお願いいたします。

(天野)

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毎夜、ホームページの改編作業にとりくんでいます。

 4月からに備えて、少しずつ「らいむ」のホームページを改編しています。少々フライング気味かもしれませんが、年度末で時間がないことに加えて、3月末には、データの引継ぎや、引越しもしなければなりません。支援の空白期間(ブランク)を何とか避けたいという思いから、終業時間後と休日に必死になってやっているということで、どうぞご理解・ご容赦ください。

 次年度、新らいむへの個人情報データの引継ぎをご希望いただいた皆様には、事業内容とご利用の手続き等についてのご案内文書を本日、発送させていただきました。おそらく、明日にはお手元に届くかと思いますが、すぐにご覧になりたいという方は、下記リンクからご覧ください。

http://homepage3.nifty.com/wsc-raimu/

 メニューの「新らいむのご利用にあたって」からご覧になることができます。

 サービスのご利用に、費用負担が発生してしまうことが本当に心苦しいばかりです。私どもも、できる限り、無駄をなくして、効率的なサービスをご提供させていただきたいと考えております。新しいセンターとの「使い分け」をしていただくことも、私どもにとってはまったくやぶさかではありませんので、どうぞ、サービスをご利用いただく前に、「費用負担があること」について、思いをめぐらせていただければと思います。

 「らいむ」の支援サービスをお知りいただく参考になればと思い、「きょうされん」の機関紙「月間TOMO]の2月号で紹介されました「らいむ」に関する記事をホームページに掲載させていただきました。お時間のあるときにでも、下記リンクからご覧になっていただければと思います。記事にもありますが、「らいむ」では、「絶対にたらい回しにしない」ことを基本に、一人ひとりのご希望に応じた支援サービスを実施していきたいと考えております。

 http://homepage3.nifty.com/wsc-raimu/withnews05.html#label002

 新センターの事業内容について、主に精神障がい者対象センターを受託された法人さんの機関紙に下記の記事がありました。公に発行されている機関紙の記事なので、お節介ですが、「勝手に」転記いたします。

 町田市障がい者就労・生活支援事業(主として精神障がい者)候補者選定

 町田市では、標記支援センターの登録者が500名ジャクとなり、2009年度より2箇所の就労・生活支援センターを設置し民間委託先を公募しました。当会では、30年間の精神障がい者支援の実績とこころのケア相談事業やあいちゃんクッキー等の授産事業での市民や田団体との協働事業の実績をもとにして、主として精神障がい者を対象とする就労・生活支援事業に応募し、この候補者に選ばれました。3月議会にて審議され、承認されれば4月より事業受託の見込みです。

 障がい者就労・生活支援センターを運営するにあたり、大切にしたいことは以下の3点です。

1.当会の理念である『誇りを持って生き続ける』に従い、障がい者の自己決定を最大限に尊重し、敬意をもって支援します。

2.公平と公明を基礎とした事業を運営します。

3.就労を希望する障がい者のニーズ充足には、安定した地域生活の実現が欠かせません。このために、市民が他団体と協働し、誰もがいきいきと暮らせる地域作りに取り組みます。

 

  2月の説明会の席では、「新しい事業者が、どんなサービスをおこなうのかが不安。知りたい」という声が続出したようですが、上記のような方針で事業を実施するようです。

 「自分たちで、もっと広報すればいいのにね」というのが、らいむの職員の率直な感想でした。

(天野)

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ふたりのYさんから、嬉しいメールをいただきました

 一昨日は、祝日でしたが、リクルートメール便の配達のために出勤。休日にもかかわらず、3名のメール便のメンバーが雨の中、出勤してきてくれました。みんなでがんばったおかげで、午前中で330通の配達を完了。配達が終わる頃になって、雨も上がり、暖かい日差しが差し込んできました。

 東京の桜の開花宣言が出された昨日は休養日。横浜Fマリノスが、またしても今季初勝利ならず残念でしたが、夜9時からフジテレビで放映された「黒部の太陽」(前編)は面白かった。「国民のため、電力供給のため、(工事の)犠牲者に報いるため」と理想を説く関西電力の責任者に対して、「オレたちの仕事は、トンネルを貫通させること。お国のためでも、電力のためでもなく、自分たちの誇りのために仕事をしている。(事故で命を失った仲間の)犠牲者に報いるためなんて、オレたちの前で言うのはやめてくれ」と席を立った、工事の下請け会社の親方を演じる香取慎吾がかっこ良かった。今日の後編も絶対に見逃せない。

 今日は午後から出勤。PCを開くと嬉しいメールが2通届いていました。

 1通は、市役所保健福祉係のKワーカーから、らいむに紹介をいただいたYさん。本人のプライバシーに触れてしまうので、詳細は省きますが、Yさんには、いわゆる障害はありません。優しく、周囲に気を使いすぎるがゆえに、今の世の中では、少々生きにくくなっている人です。年が明けて、Kワーカーから相談をいただいたときには、らいむの新年度からの状況がまったく見えなくなっていることもあって、一旦は「支援は難しい」とお話させていただいたのですが、Kワーカーの熱意に押し切られるかたちで、Yさんとの面談を持ちました。

 自分の意見を押し通すことが苦手で、これまで、他人の意見に左右されて、本当に自分がやりたい仕事とはちがう仕事に就き、結局は、そのことで苦しんできていたYさんが、面談の中で、「タクシーの乗務員になりたい」という自分の気持ちを初めて話してくれました。

 今の不況の中では、タクシー乗務員の仕事は、勤務自体もきつく、また希望者も多い仕事。私からYさんにアドバイスしたのは、「タクシー乗務員の仕事に就くためにも、厳しい競争を勝ち抜いていかねばならない」「競争に勝つためには、自分自身が何かをやり遂げたという自信を持ち、他の応募者にはない何かしらの付加価値を持っていることが大切」「人の気持ちを優しく受けとめることのできるYさんだから、少し回り道にはなってしまうが、ホームヘルパーの資格を取得してみてはどうか?」「タクシーの利用者を考えると、お年寄りや障害のある人もたくさんいるはず」「そんな人たちが安心して乗車できるタクシーにするために、ホームヘルパーの資格を取りましたと面接でアピールできれば、きっと他の応募者にはないYさん自身の付加価値になる」ということ…。

 私のアドバイスに真剣に耳を傾けてくれたYさんは、すぐに専門学校のホームヘルパー養成講座に申込をしました。専門学校に勤める知人にYさんのことを話したところ、この専門学校(アルファ福祉専門学校)では、受講料を割り引いて、Yさんを受け入れてくれました。

 それまでは、何でも自分ひとりの力で解決しなければならないと考え、そのことで自分自身を追い込んでいたYさんですが、Kケースワーカー、アルファ福祉専門学校のMさんや受講生仲間、また実習先で知り合った人からもたくさんの励ましや助言を受けて、「ひとりじゃないんだ」「いろんな人に相談していいんだ」ということに気づいたみたいです。

 Yさんからのメールには、「ホームヘルパーの資格も無事取得しました」「タクシー会社も2社面接を受けて、内定をもらいました」「学校に通うことで、介護のイメージも変わり、介護の仕事をしながら、上級資格の取得をめざす道も選択肢のひとつかなと考えるようになりました」「天野さんのご意見を聞かせてください」という内容が記されていました。

 私からは、早速、次の返信メールを送りました。

Y様
メールをありがとうございます。
ヘルパーの資格取得ならびに内定おめでとうございます。
このような嬉しい連絡をいただくと、大変励みになります。
ご相談の件ですが、あくまでも参考意見として受け流してください。

年齢的にも、まだ少しは回り道をして構わないと思いますから、もし、採用が正式に決まるようであれば、最初に目標にしたタクシー乗務員としての勤務を体験してみることも良いのではないかと思います。

乗車した運転手さんのお話のように正直なところ相当に厳しい仕事であるとは思いますが、ヘルパー資格を活かして、乗車していただいたお年寄りや障害者の方に指名をもらえるようになれば、売上も安定するのではないかと思います。

介護の仕事も、労力に比べれば、実入りの少ない仕事です。
お金を稼ぐことだけを目的にしていては、決して長続きしない仕事です。
高齢者や障害者の介護・支援をすることに自分自身が「生きがい」や「やる気」を
感じられるかどうかがすべてだと思います。
唯一のメリットは、女性が中心の職場なので、「出会い」はたくさんあるかもしれません(笑)
いずれにしても、決めるのはYさん自身です。
人の意見に流されないで、自分にとって一番良い道を
真剣に考えて決めてください。
相談にはいつでも乗りますから、
困ったことがあれば、また、メールをください。

 

 嬉しいメール2通目は、法人内事業所のスワンで働くYさんのお母様からのメール。

 Yさんは、43歳になる自閉症の青年(おじさん?) スワンで働く前は20年以上も市内の別の授産施設に通所していました。スワンでは、厨房で製パンの仕事をがんばっており、私がスワンに行くと、いつも、厨房から出てきて、「天野さん~ こんにちは~」と声をかけてくれます。

 Yさんの一番得意なことは絵を描くことです。プロの芸術家の方が見ても、「こんな素晴らしい絵は、とても自分には描けない」と評価されるくらい、魅力的な絵を描く才能を持っています。そんなYさんの画集が3月30日に出版されることになったという、とっても嬉しくなるメールでした。

 Yさんのスワンでの毎日を記したブログやYさんのステキな作品を鑑賞できるホームページがありますから、ぜひ、ご覧になってください。

ブログ:http://blogs.yahoo.co.jp/rj_snow3

ホームページ:http://www1.odn.ne.jp/~cbj94320/home.html

 新年度に入って、少し落ち着いたら、スワンの守屋店長にもお願いして、Yさんの出版記念パーティーと作品展をスワンで開催したいと思います。蝶ネクタイを締めたYさんが、テーブルにどっかりと座って、画集にサインをサービスしている光景を思い浮かべるとなんだか胸がワクワクしてきます。Yさん、Yさんのお母様、記念パーティーは、絶対に開催したいと思いますから、その節にはどうぞ、よろしくお願いします。

 忙しいという字は、「心」を「亡くす」と書きます。慌しいという字は、「心」が「荒れる」と書きます。心を亡くしそうになったり、心が荒みそうになったりしたときに、ふたりのYさんからのようなメールが届くと、心を取り戻せる勇気がわいてくる気持ちになります。

 委託事業としてのらいむの仕事は、残り10日を切ってしまいましたが、自分たちが誇りをかけてやるべき就労支援の仕事は、これから先も、まだまだずっと続いていきます。

 4月からの新センターにおいては、おそらく、ふたりのYさんのような方は、支援の対象にもならないのではないかと危惧しています。でも、大丈夫。そこはウィズ町田で実施する「新らいむ」がしっかりとやっていきます。

 数字のためでもなく、町田市のためでもなく、自分たちの誇りをかけて仕事をやっていくことで、喜びを分かち合える人がいれば、それが自分たちにとっては一番の喜びです。

(天野)

 

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デパートの閉店セールのような日々

 委託事業としての「らいむ」の3月末での終結が決まり、ただでさえ多忙な年度末の時期、連日、閉店セールのような状況が続いています。

 私の例で言えば、平日は、記録も何もまったく書けないありさまで、仕方なくこの前の土日は2日続けて出勤して事務仕事。月曜日から今日までの4日間は、毎日3~4名の登録者の方との面談。4月以降は、利用者負担をお願いすることになってしまうので、できるだけ、負担のない3月中に一定の支援方針や進路を決めておかねばならないという思いもあって、面談時間も通常の1時間を超えてしまうことが当たり前のようになってしまっています。

 今週は、上記の面談に加えて、会社訪問が2件。また、来週初めに委託訓練の面接が予定されている4名の登録者の方とのビジネスマナーに関する学習会と模擬面接を月、火、木の3回実施。なんとか気力で乗り切ろうとがんばっていますが、来週も、新に職場実習が始まる人が2名おり、さらに、福祉的就労の場の利用に向けて、見学に同行する方2名への対応も予定に入ってきています。

 これらと並行して、個人データの引継ぎ作業や、新らいむへの登録を希望していただいた方への通知も発送しなければならない状況で、一体、どこから手をつけていけばよいものかと途方に暮れています。

 3月2日の第1次「調査書」締切の時点で、町田市に回答のあった255名の方のうち、個人情報の取扱いについて、町田市を通じて、新センターへの引継ぎを希望された方が111名、ウィズ町田が開設する新らいむへの引継ぎを希望された方が113名、どちらにも引き継がず、データの削除を希望された方が31名となっています。両方への引継ぎを希望された方やデータの返却を希望されている方もいるので、各合計と回答数は一致しません。

 ところが、回答のあった方の中にも、当然のことですが、町田市から送られた文書や説明会に参加しただけでは、事情を飲み込めなかったり、判断に悩む方がたくさんいらっしゃるようで、今日もおひとり、町田市への引継ぎを希望されている方に、「次の(4月の)面談日はいつですか?」と尋ねられ、「えっ、あなたの個人情報データは全部、町田市に引き継いでしまうから、実質、4月からの支援は難しいよ」と応えたところ、「説明が理解できていなかった」と、来週初めに市に引継ぎ先の変更依頼にいくということになりました。

 他にも、データ削除希望の就労中の方の職場から、緊急の連絡が入り、職員が、その日は子供の卒業式にもかかわらず、なんとか時間のやり繰りをして、急遽、訪問することになったり、混迷と困惑を極めています。

 回答がまだの245名の方には、町田市から再度の文書が今日(19日)発送されているようです。今回は新センターの事業説明についての文書も同封されるということですが、今、町田市のホームページを見ても、その件に関する文書は見当たりません。すでに回答した方と今回、再度の文書を受け取る方との間には、ここでまた情報量の格差が生まれてしまうわけで、厳しい言い方をしますが、今回の拙速な公募がいかに何の計画性もなく、その場しのぎで進められているかということが分かります。これ以上、いらぬ批判を浴びぬよう、町田市の担当者の方には、早急に今回発送する文書の公開を実施していただくことを望みます。

 私は所用があって、出席できませんでしたが、先週末に開催された三多摩の就労支援機関の連絡会でも、今回の町田市の「事件」は、「行政に何か要望すると、たちまち委託をはずされてしまう」という危機感をもって受け止められたようです。

 また、私も月曜日の会社訪問に同席した横浜市の支援機関の方と、この件についてお話しましたが、「横浜市でもそんなおかしな例はない」「登録している障害者のことを考えると、それは一種の人権侵害だ」というご意見をいただきました。

 実は今回の公募の件について、区市町村就労支援事業を管轄する東京都も「2番目の支援センターを立ち上げるにあたって、なぜ追加ではなく、白紙撤回した上での公募なのか?」という疑問を抱いているとのことです。「事業の継続性や障害当事者との関係性」を考えれば、もっともな意見です。しかし、伝え聞くところによると、都の事情聴取を受けた障がい福祉課長は、例の「就労支援ネットワーク」の主張する「現らいむは、法人内の事業所とばかり関係を持ち、他法人の事業所とは関係を築こうとしていないことが問題である」「委託事業は5年間で見直す方針である」という主張に終始したという話です。

 そもそも、今回の大混乱を引き起こした超本人であるのは、間違いなくこの方であり、先日の市議会健康福祉常任委員会の請願審査の折にも、傍聴した市民があきれかえるほどの尊大な態度を繰り返していたという話も聞いています。「らいむ」「ウィズ町田」では、昨年9月の一方的な公募通告以来、平気で前言を翻すこの方の言動については、まったく信頼していませんし、今回の引継ぎ業務についても、「もう、こちらとしては、この方とは話し合う気はまったくない」と申し上げたくらいです。

 現場を知らない、当事者・家族の思いを理解できない、保身のために、あることないこと「嘘八百」並べ立てる、組織という枠の中で、こんな上司の指示にも従わなければならない真面目で誠実な市役所職員の方は、「本当に大変ですね」と声をかけさせていただきたい気持ちです。

 後は、市議会本会議の予算質疑で、一方的かつ無責任な発言を公の場でおこなった議員氏への対応も検討しているところです。「今のセンターを見ていると、センター機能が十分に働いていないのでないかとずっと思い続けている」というこの議員氏の発言は、私たちにとっては、絶対に見過ごすことはできません。「ずっと思い続けている」ほど、重要な関心事であるはずですから、「いつのどんな動きをもって、センター機能が十分に働いていない」と判断されたのかについての説明を今後、求めていきたいと考えています。それに対するきちんとした説明がなされない場合については、「名誉毀損」を訴えるなど法的な措置も考えていくつもりです。

 こんな「バカらしく」「慌しい」日々が続く中にあっても、「らいむ」への温かい言葉や働きかけをしてくださっているみなさんがたくさん居てくださることは、「らいむ」の職員にとっては、「自分たちのやってきたことは間違いではなかった」というささやかなプライドを支える大切な力となっています。本当にありがとうございます。

(天野)

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お寒い中、本当にありがとうございました

 本日、開催された町田市議会 健康福祉常任委員会で、らいむの登録者や家族の皆さんがとりくんでくださった「『町田市障がい者就労・生活支援センター』委託事業者変更に関する請願」が審査され、委員全員の賛同で委員会採択されたという連絡を受けました。

 ブログにコメントをいただいた方によれば、この短期間のうちに、なんと3千名もの署名が集まったということ。この間、らいむにも、精神障がいの登録者の方から、「自分はもう支援センターは利用しないが、自分が通っている医療機関の方に署名をお願いして、届けた」というありがたい連絡をいただいたりしています。(メールをいただいているのかかわらず、返信もしないで申しわけありません。今は少しでも早く多くの方に情報発信したいというスタンスで動いているので、ご理解ください)

 委員会の傍聴には、朝早くからたくさんの方が傍聴にいらっしゃったということもお聞きして、大変ありがたく感謝申し上げます。

 こんな書き方をすると、また誤解を受けてしまいかねないので、少し、弁明をさせていただきますが、今回の請願に対しては、「らいむ」はまったくのノータッチです。唐突な公募のあり方や、選定方法、また、どのように「らいむ」のこの5年間の実績が評価されたかということについては、私自身が請願を出してでもうかがってみたいという気持ちがありました。それなりに親しくさせていただいている議員さんも数名はいますから、直接、お会いして、話を聞いていただきたいと思うこともありました。でも、今回に限っては、それは、完全に自重したつもりです。

 「らいむ」の5年間の実践は、決して完璧であったとは言えません。登録者の方と意見がぶつかりあって、ケンカしたこともあったし、たくさんの失敗やご迷惑をおかけすることもありました。でも、力は及ばずとも、職員全員の思いとして、「精一杯やってきた」という気持ちはあります。

 だから、今回の請願の動きを作ってくださった皆さん、署名をしてくださった皆さんには、心から「ありがとうございました!」の言葉を述べさせていただきたいと思います。

 請願の審査が終わったということもあるのでしょうが、2月17日、21日、23日に開かれた「説明会」の議事録を7時過ぎに、市役所の方からいただきました。

 すぐにコピーを取り、全職員に配って、目を通しました。私に限らず、らいむの職員すべてが、とにかく、「ありがとうございます」の一言です。あの説明会の場で、皆さんがこんなにも「らいむ」のことを応援してくださっていたことを知り、本当に感激しています。

 説明会でも、議事録の件に触れ、要望をされている方の記録があります。町田市の回答も、「ご連絡をいただければ、さしあげるようにしたい」ということになっていますので、明日以降の、時間のある時に、このブログで議事録を公開していきたいと考えています。

 ウィズ町田=「らいむ」として、今後とも精一杯、就労支援のとりくみに邁進していきたいと思っています。皆さまのご指導・ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。

(天野)

 

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3月12日の予算質疑に関するコメント(その3)

 今日の終礼の後に、らいむの職員全員で、今回のブログで取り上げている予算質疑の録画放映を見ました。前の2つのブログの文章を読まれた方からは、「そんなに茶化してはいけません」とお叱りをいただくかもしれませんが、本音を言うと、みんな腸が煮えくり返るほど、怒っています。でも、だからと言って、怒りにまかせて書くことはしないという気持ちがこんな文章になってしまっています。すみませんが、もう少しだけ、お付き合いをください。

☆再質疑に対する回答(概ね、下記の内容です)

 4月から新しく始める2ヵ所のセンターに関しては、説明会を開催した。

 その中で利用者や家族の方に不安や戸惑いの気持ちがあったことは受けとめている。

 町田の登録者500名という数字は、多摩地区でもダントツに多い数字になっている。この500名を超えているという問題については、推進協議会でも検討課題となり、2つ目のセンターが必要だという話をしている。

 とりわけ500名のうち、約半数が精神障がいだということもあって、2つ目のセンターを作るにあたっては、都内ですでに複数のセンターを設置している区市の事例に鑑み、精神とその他の障がいに分けるという方向性で「合意ができつつある」

 平成20年12月3日に開催した推進協議会では、先進地の世田谷の支援機関の方を招いて、世田谷の事例を勉強した。

 推進協議会には、今回新たな事業者として選定された2つの団体の方もメンバーとして参加しているので、事業者が変更となってもサービスの水準が下がるということはない。

☆回答に対するコメント

 担当者の答弁では、「現時業者=ウィズ町田=らいむ」も、この推進協議会のメンバーであるということが、ひたすら強調されていました。 

 しかし、「3月12日の予算質疑に関わるコメント(その1)」にも書いたとおり、この協議会自体が、平成20年2月以降、休止状態になり、公募と2ヵ所設置の方針が決まった後の12月3日に唐突に開催されるまでの間、まったく機能していなかったということを担当者は、まったくお忘れになってしまったのでしょうか?

 12月3日の協議会では、確かに、世田谷の就労支援機関の方においでをいただき、世田谷の事例についてお聞かせいただきました。しかし、このときは、あくまでも世田谷の事例を聞いただけで、精神障がいとその他の障がいに分けるといったことの議論や検討などまったくなされていません。

 12月3日の協議会の報告および2つのセンターを精神障がいと他の障がいに分けることに対する意見については、12月5日と20日のブログに記事を掲載しています。私の意見が100%正しいはずなどはありませんが、こうした意見に対して、何の議論もされない(しない)まま、「合意ができつつある」などと答弁する担当者の見識を疑います。

 市議会本会議という公の場で、こんな茶番劇のような質疑が堂々とまかり通ってしまうことが本当に許されてよいものなのか?  ひとりの市民としても情けない限りです。

 質疑に立たれた市議のように、「気がしてなりません」や「ずっと思い続けてきているが」という表現が許されるのであれば、同じように表現したいと思います。

 「今回の質疑は、ある法人や、不透明に思える公募の責任を問われかねない一部の市役所の方が、議員に頼み込んで、してもらったような気がしてなりません」

 「昨年、9月の突然の公募通告以来、『はめられたな』という思いをず~っと持ち続けてきました」

(天野)

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3月12日の予算質疑に関わるコメント(その2)

 壇上からの質疑に対して、回答を得た後、今度は議員の自席からの再質疑となります。

 この議員の再質疑は、概ね次のような内容でした。

☆再質疑(前半)

 今回の事業委託に関しては、事業開始から5年が経過し、見直しの時期にあること、また、選定方法も含めて、町田市所管においては適切であったと判断してことは理解した。

 しかし、

 事業委託の見直しをおこなったことで、今、現場はとても混乱している。現事業者と新たな事業者の間で、外から見ると、トラブル状況になっている。

(「現事業者=すなわち、『らいむ』=『ウィズ町田』が、新たな事業者をインターネット上で一方的に批判している」とおしゃっているようでしたが)

 新たな事業者は、決して、現事業者を隅っこに追いやって、事業を取ろうとなどは考えていない。

 公平公正な選定方法に手を上げ、所定の手続きを経て、選定された。それが言われなきことまで批判を受け、心を痛め、じっと我慢している。

 利用者の皆さんが新たな事業所を心地よく利用できるようにするために、一生懸命、準備作業をおこなっているにもかからず、モチベーションが低下してしまっている。

 そういった行為が一方でなされている状況を担当者はどう把握して、どんな対応を取っているのか?

☆コメント(前半) 長くなるので、ここで一旦、コメントをはさみます。

 乱暴な言い方かもしれませんが、一言でコメントすれば、「こどものケンカに親が口を出すな!」というところでしょうか?

 インターネットでは、その匿名性が問題になることが多いですが、少なくとも、このブログを書くときには、書き手である私が誰であるか分かるようにしています。もし、私が事実とまったく違うことを書いているというのであれば、公然と誤りを指摘すればよいですし、場合によっては、法的な措置をとっていただいても構いません。

 また、公平公正な手続きを経て、選定されたということに対しても、「本当にそうであったか?」という疑問をこのブログに書き込んでいます。公平公正な手続きで選定されたのあれば、堂々としているのが一番です。また、「書類に不備があるのではないか?」といった指摘に対しては、町田市が責任を持って説明をすればよいのではないかと思います。

 「うちの子が、一方的に、あの子にいじめられているのだが、先生はそのことを知っているのか? ちゃんと対応してくれているのか?」という主張が公の場でなされているわけですが、もし、「本当はおたくのお子さんの方に非があった」ということが分かったときには、ちゃんと謝ってくださいね!

☆再質疑(後半)

 委託事業というのは、事業者がそれぞれに行っている授産などの事業とは違い、発注者である町田市と協議を重ね、事業の目的に、結果を出せるよう忠実に実行していく事業である。

 この事業の目的は、就労を支援するという目的もあるが、一方で、事業を通じて、地域の中でケアの体制やノウハウを持つ皆さんが少しずつ力を出し合って、地域のネットワークを築いていくことであると思う。このことが「隠れた目的」であると思う。

 (「企業内授産」についてのご高説は省略)

 5年間経ったから、ルーチンワークとして見直すという理由だけではなく、何か別に、事業を評価・検討する中で、不都合とまではいかないまでも、不十分な点があったのではないかという気がしてなりません。

 今のセンターを見ていると、センター機能が十分に働いていないのではないかとずっと思い続けてきているが、それについて担当者の所見をお聞かせ願いたい。

☆コメント

 「町田市障がい者就労・生活支援事業実施要綱」の第10で、「就労支援ネットワークの整備」について次のように書かれています。

 市長は、就労・生活支援事業が円滑かつ効果的に実施されるよう、公共職業安定所、社会福祉施設、教育機関、医療機関、障がい者団体、家族会、事業主団体その他の関係機関及び関係団体と相互に連携を図る等、地域における障がい者に対する就労支援のネットワークの整備に努めるものとする。

 ということで、「本物の就労支援のネットワーク」を作ることは、「隠れた目的」でも何でもなく、就労支援の目的を達成するために、町田市と関係者が協力して、進めていくべき「目に見える目標」です。

 後段では、そのネットワークを築いていくことに対して、「不十分な点があったのではないかと、まるで「誘導尋問」のような質問のされ方をしていますが、「気がしてたまらない」ことをそのままにしておくのは良くないと思います。「あったのか?」「なかったのか?」とストレートにお聞きになった方が良かったのでは?

 「らいむ」の事業を見ていて、「センター機能が十分に働いていないのではないか」とずっと思い続けていてくださったことは大変、ありがたいことです。しかし、もし、本当にず~っと思い続けてくださっていたのであれば、ご自身の胸の内にだけとどめているのではなく、議会のチェック機能を果たす役割において、きちんとご指摘をいただいた方が良かったかもしれませんね。(それが、あなた本来のお仕事ではないのでしょうかね)

 質疑に対する回答と回答へのコメントについては、次のブログに書きます。最後にもうひとつコメント。

 この議員は、同じ予算質疑の中で、野津田陸上競技場の施設改修工事に関わる予算が出されていることに対しては、次のようなご意見を述べておられました。

「予算が出されているが、あまりにも協議・検討の時間が短すぎる」

「予算を決めてから、説明会をする内容ではなく、事前に市民に説明すべきものではないか」

 同じ意見を、就労・生活支援事業の質疑でも、述べてくだされば良かったと思います。

「公募の方針を決めてから、事業受託者の選定をするまでに、あまりにも協議・検討の時間が短すぎる」

「公募や次の事業者を決めてから、説明会をする内容ではなく、事前に利用者・家族に説明し、意見を聞くべきものではないか」と…。

(天野)

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3月12日の予算質疑に関わるコメント(その1)

 昨日、3月12日の町田市議会本会議で、就労・生活支援事業に係る質疑がなされたというお話を聞き、市議会のホームページで録画を見させていただきました。

 おふたりの市議の方が質疑に立たれたようですが、ふたりめの市議の方の質疑と担当者の回答について、コメントを記したいと思います。

 なお、録画放映は、市議会ホームページの「議会中継」>「平成21年度第1回定例会」>「平成21年3月12日 質疑 3」>4分割されている中の№3の冒頭からで、ご覧になることができます。

☆就労・生活支援事業に関する質疑は、次の2点でした。

①委託先を変更する理由は何か?

②この種の事業を委託する場合、委託先の選定方法として、今回の方法は適切であったか?

☆担当者の回答は、次のような主旨でした。

①就労・生活支援事業は、センター開設から5年になり、登録者も約500名となっている。登録者の増加への対応として、センターを2ヵ所にすることとなった。センター増設については、いろいろなところから、要望をいただいており、障がい者就労・生活支援推進協議会でも検討されてきている。

②委託を希望する団体から、提案書を出していただくプロポーザル方式で公募をかけ、部内委員会で提案書を審査し、決定した。5年前にセンターを開設したときも同じ方法で選定をしており、適切であったと考えている。

☆コメント

 質問①に対する回答①が少しかみ合っていないように思えますが、それは置き、「推進協議会」でも検討されてきたということについては、委員として私もこの協議会に出席していましたが、認識に相当な隔たりがあります。

 確かに、平成19年3月に第1期の推進協議会が、まとめして、町田市に報告した提言の中には、「今後の協議会での検討事項 (1)新たな支援センターの設置について」として、「『らいむ』の今後の業務展開およびそれに伴う繁忙状況の的確な把握を行うと共に、ネットワークの構築状況等を検証したうえで、『新たなセンター設置』の要否やあり方等の検討を行うことが望ましい」とありますが、その後の第2期協議会では、形式的なネットワーク論に終始し、「センターの適正規模を明確にして、2つめのセンターをつくるべきである」という私の意見に対しては、下の資料(議事録)にあるような状況でしたから。

(資料)

第9回 町田市障がい者就労・生活支援協議会(平成19年10月23日開催)  議事録から

委員:(天野)やるのは、要は適正規模を考えることだと、それだけずっとお話ししているんですよ。「ネットワークが必要ではない」なんていうことは、私は一切申していません。

委員:適正規模を考えるというのは、どういう意味でおっしゃっていますか?満杯なので、もう一つ作らないといけないという結論を持った意味での適正規模ですか?

委員:(天野)そうです。「ネットワーク」というのは、いかに困ったときに相談できる相手がたくさんいるかということだと思うので、そういった面では、「らいむ」の場合は、相談させていただくところにはいつでも相談させていただいているので、新に何とかっていうふうなところで、今の段階では別に困っていないです。むしろ、きちっと目の前の人と関わっていくために、もう物理的に無理なんですよ。だから、そういった面で、複数に分けなくては駄目だと。

委員:結局もう1ヶ所、あるいは2ヵ所、3ヶ所かもしれません。「センターを作る」ということで解決できるというのであれば、この会はいらないのかな。その前に、何かみんなの資源で何とかならないかという議論をしていたのが、これではないのですか?

 第2期の推進協議会は、こんな調子ですから、この後、平成20年2月19日に開催された後は、結局、後で話の出てくる平成20年12月3日まで休止状態に陥ってしまいました。「センター増設」に積極的な声を挙げたのは、むしろ、「障がい福祉事業計画審議会」であり、市議会に請願行動をおこなった「みんなのフォーラム」に集まった市内15の障がい者団体です。その意味で、担当者の認識は180度とまではいかなくても、相当にずれていると思うのですが、いかがでしょうか?

 

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ご負担をお願いすることは心苦しいばかりですが、何卒、ご理解とご協力をお願いします。

 先週3月6日(金)に町田市障がい福祉課と業務引継ぎについての実務者協議を持ちました。

 町田市から説明会の開催案内に同封して送付された「調査書」は、3月6日現在で、約50%が返送されて来ているとのことです。

 そのうちの約半数の方が、引き続き、ウィズ町田が実施する「らいむ」の支援をご希望されていると聞き、大変、有難く思う反面、皆さまに費用のご負担をお願いしなければならない心苦しさと、その責任の重さをひしひしと感じております。

 「らいむ」の支援を希望していただいた皆さま方には、町田市からお名前についての情報提供をいただいた時点で、下記のお詫びとお願いの文書を送付させていただきたいと考えております。

 皆さまには、大変、お手数をおかけいたしますが、ご検討のうえ、同封させていただきます返信用ハガキにて、ご回答を賜りますようお願いいたします。

町田市障がい者就労・生活支援センター らいむ

利用登録者およびご家族の皆さまへ

平成213月吉日

社会福祉法人ウィズ町田

町田市障がい者就労・生活支援センター らいむ

理事長/センター長 天野 貴彦

町田市委託事業終結のお知らせ及び

平成21年度からのウィズ町田の就労支援事業実施に係るお詫びとお願い

春分の季節、皆さまにおかれましては、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。

さて、すでに町田市からの通知で、ご承知のことかと思いますが、平成167月から町田市の委託を受け、社会福祉法人ウィズ町田(以下、「当法人」)で実施してまいりました「町田市障がい者就労・生活支援センター らいむ」の事業を平成213月末で終えることになりました。この間の皆さまの温かいご理解とご協力に厚く御礼申し上げます。

「障害者自立支援法」の施行をはさんだ、この5年間、当法人では、就労と生活を支える本事業は、当法人のみならず、町田市全体の最重要課題として捉え、5年間で2千万円を超える経費の補填をおこないながら、事業の実施に努めてまいりました。

結果、5年間で140名を超える障がいのある方が、一般就労に移行されたことは、私たちにとっては大きな喜びでした。更にそのうちの約6割の方が、現在も一般就労を継続されていること、また、一般就労が直近の課題でない人もたくさんいらっしゃいますが、おひとりおひとりが、昨日よりも今日、今日よりも明日と日々、成長を重ねられていること、そして、何よりも約500名近い登録者の皆さまとすばらしい出会いを体験させていただけましたことに心よりお礼申し上げます。

市の委託事業としての就労・生活支援事業は、今年度を持って、終結いたしますが、当法人といたしましては、平成214月以降も、法人独自に「社会福祉法人ウィズ町田 就労支援センター らいむ(以下、「らいむ」)」を開設し、就労・生活支援のとりくみを引き続き、おこなっていきたいと考えております。

(町田市が、新に開設する支援センターをご利用いただくか、当法人の支援センターをご利用いただくかは、もとより、皆さまのご判断に委ねさせていただくものです)

しかしながら、本事業については、これまで、年間約2千万円の委託料をいただいての運営となっておりましたが、4月以降は、公費がまったくゼロとなってしまうため、引き続き、当法人が実施いたします「らいむ」の支援サービスをご希望される方には、サービスの内容や時間に応じて、別紙のとおり、費用のご負担をお願いさせていただきたく、皆さまのご協力をお願い申し上げる次第です。

私どもといたしましても、誠に心苦しいばかりですが、これまでにも増して、支援サービスの充実に精一杯、努めてまいる所存です。ご容赦の程、悪しからずご理解を賜りたいと思います。

まずは、お詫びかたがたお願い申し上げます。

社会福祉法人ウィズ町田が実施する就労支援事業についてのご案内

●名称:

「社会福祉法人ウィズ町田 就労支援センター らいむ」

●事務所:

 〒194-0021

202(「スワンカフェ&ベーカリー町田店」のビルの2Fになりす。)

 町田市中町3717

 セントラルパークレヂデンス 

TEL 0427203682

FAX 0427202369

E-mail  s-raimu@nifty.com

●ご利用対象者:

作業所等の日中活動の場への通所を希望する方、一般就労を希望する方、職場定着支援を希望する方等を対象とします。障害の種別や手帳の有無は問わず、発達障害のある方、高次脳機能障害の方、難病の方、ひきこもりの方等、あらゆる方を対象とします。また、市外在住の方のご利用も可能です。

当センターの利用は会員制といたします。支援サービスを希望される方は、会員登録をお願いします。

●支援サービスに係る費用について:

項  目

単 位

金 額

備   考

年会費

(年度毎に更新)

1年間

3,000

会員証発行、ウィズ町田の機関紙と併せて、就労支援に関するミニ情報紙を送付させていただきます。

職業相談

生活相談

職業準備支援

1時間

1,000

 相談・面談時間は、11時間を目安とします。

 職業準備支援では、履歴書の作成指導、面接の指導、ビジネスマナーの指導等をおこないます。

計画作成

1

3,000

一般就労を希望する方については、「個別就労支援計画」を作成し、計画に沿った支援を実施します。作成後の確認のための面談1回を含みます。

同行支援※

1

1,000

 ご希望により、ハローワークや障害者職業センター、企業面接、病院等に同行します。

職場訪問※

1

1,000

 ご利用者、企業様のご要望により、就職先企業等に訪問します。

企業内支援※

半日

2,000

 企業内でジョブコーチの支援をおこないます。

パソコン訓練

2時間

1,000

 曜日と時間を決めて、34名のグループで実施します。

WordExcelPowerPointの基礎を指導します。

・※印の支援サービスをご利用されるときは、職員の同行・派遣に係る交通費実額分のご負担を別途、お願いいたします。

・パソコン訓練は、事務所所在地(中町)以外の場所で実施することがあります。

・皆さまのご負担を極力、減らすようにするため、委託訓練(様々な職業訓練)や第1号ジョブコーチの制度活用をご提案させていただくことがあります。

・ご不明な点は、どうぞ、ご遠慮なく、「らいむ」までお問い合わせください。

以上

(天野)

 3月末で現委託契約が切れてしまうという制約はありますが、新たな支援センターの事業が開始されるまでの間、特に、就労中の皆さまの緊急を要する職場との調整等につきましては、ご要望をいただければ、「らいむ」が責任を持って対応させていただきますので、どうぞ、ご連絡ください。

  記事でもご指摘いただいている通り、支援に「空白」期間が生じてしまうことで、一番の迷惑を被るのは、障害のある方であるということは重々、承知しております。

http://mytown.asahi.com/tama/news.php?k_id=14000000903100002

  本日(10日)付の朝日新聞・多摩版に『町田市の障害者就労・生活支援 業者変更で空白 利用者から批判の声』という記事が掲載されています。(下記リンクでご覧になれます)

(別紙)

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「利用者負担」の素案についての忌憚なきご意見をお願いします

 昨日のブログでお約束させていただいた通り、今日は次年度4月からのウィズ町田の就労支援事業の考え方について書かせていただきます。多分、登録者の皆さんが一番、気になさっていることは、「支援サービスを受けるにあたって、どれくらいの利用者負担が発生するか?」ということであると思います。そのあたりについても、まずは、お読みいただいた上で、忌憚ないご意見をいただけますことを願っております。

(センターの概要について)

●名称:「社会福祉法人ウィズ町田 就労支援センター らいむ」とします。

●拠点:中町3丁目(町高通り)にある「スワンカフェ&ベーカリー町田店」2Fに主たる事務所を置き、職業訓練等を実施する場所としては、木曽町にある「なないろ」の空時間・空スペースを活用する予定です。資金にまったく余裕がないため、新たな賃貸契約を結んで、活動場所を確保することはしません(できません)。

●対象者は、作業所等の日中活動の場への通所を希望する方、一般就労を希望する方、職場定着支援を希望する方等とします。障害の種別や手帳の有無は問わず、発達障害のある方、高次脳機能障害の方、難病の方、ひきこもりの方等、あらゆる方を対象とします。

(利用者負担について)

 21,264千円の公費(委託料)が、まったくゼロになってしまうため、サービスを利用される方には、どうしても、以下のようなご負担をお願いすることになってしまいます。法人としては、すでに過去5年間で、2千万円を超える「持ち出し」をおこなっており、制度の活用や事業の効率化を最大限図っていく所存ですが、自助努力にも自ずと限界があります。このような提案をさせていくことは心苦しい限りですが、何卒、ご理解とご協力をお願いします。

●年会費:支援をご希望される方には、まず、会員になっていただくことをお願いさせていただきます。年会費は、3,000円程度を予定しています。会員になっていただいた方には、ウィズ町田の機関紙と併せて、就労支援に関するミニ情報紙を送付させていただく予定です。

●面談、相談、就職準備支援(履歴書作成指導や模擬面接など)、同行(ハローワーク、企業面接、病院等への同行)、職場訪問、企業内支援等については、1回当たり、1,000円程度のサービス料をお願いさせていただく予定です。面談/相談は、1時間を原則としますが、1時間を超えた場合であっても、費用の追加徴収はありません。

●一般就労を希望される方については、「個別就労支援計画」を作成します。計画の作成費用として、1件3,000円程度を予定しています。作成費用には、作成後の確認のための面談費用も含みます。

●ご要望の高いパソコンの訓練については、曜日と時間を決め、3~4人のグループ制で実施する予定です。Word、Excel、PowerPointの基礎演習をおこない、週1回2時間月4回の受講料を、3,000円程度にさせていただく予定です。基礎的スキルを習得された方で、更に高いスキルの習得を希望される方には、無料で受講できる「委託訓練」等をご紹介させていただきます。

●面接同行や職場訪問、企業内支援等をご利用される方については、上記の負担に加えて、職員の派遣に係る交通費実費分をご負担いただくことになってしまいますが、ご容赦ください。

 実際に、ウィズ町田の就労支援をご利用いただいた場合にどれくらいの利用者負担が発生するのかを、下記にいくつかシュミレーションしてみましたので、ご参照ください。

●会員登録後、面談を3回実施、「個別就労支援計画」を作成、履歴書作成、模擬面接の職業準備支援2回を受け、面接同行、採用決定後の実習で、企業内支援2日、その後、定期的な職場訪問を年度内に4回実施した場合

 ⇒18,000円+交通費実費分

●会員登録後、面談を2回実施、「個別就労支援計画」を作成、事務職が希望のため、PC訓練を2ヶ月受講、その間に履歴書作成、模擬面接の職業準備支援2回を受け、ハローワークへの同行1回を経て、面接同行、採用決定後の実習で、企業内支援2日、その後、年度内に定期職場訪問を3回実施し、就業後の相談1回を受けた場合

 ⇒24,000円+交通費実費分

 実際に、こんなシュミレーションをしていると、本当に悲しく、また空しくなってしまいますが、ウィズ町田として、就労支援を継続していくためには、どんなに辛くても、利用者負担をお願いせざるを得ません。

 「高すぎる」、「これでは、とても支援など受けられない」等、どうぞ率直なご意見をお寄せください。

 3月6日に、町田市との実務者協議をおこなう予定です。この時には、例の調査書で「ウィズ町田への引継ぎ」を希望された方の人数も、一定明らかになるとのことです。今、聞いておりますところでは、およそ200通の回答が町田市に届き、そのうち約半数は、有難いことに「ウィズ町田への引継ぎ」を希望していただいているとのことです。

 しかし、実際に今日ここで、利用者負担についての提案をさせていただいたことで、少なからず、希望の変更もあるであろうと考えています。ウィズ町田としては、利用者負担をお願いさせていただく以上は、必ず、利用者の皆さんの夢をかなえるよう、誠心誠意の支援をさせていただきたいと思っています。

 昨日のブログにも書きましたが、今、町田市で起こっている状況は、やはり、相当な異常事態であると思います。いつも言葉足らずで、本当に伝えたいことの半分も伝わらないことにもどかしさを感じます。

 だから、繰り返しになりますが、もう一度書きます。ウィズ町田は、否、責任の所在を明確にする上で、私自身は、町田市やプロポーザルで委託候補者となった法人さんと敵対する気持ちは毛頭ありません。むしろ、町田市の就労支援を進めていくためには積極的な協力関係を築くべきであると考えています。ただ、どうしても許せないことは、これらの組織の中に、一体、何を目的にしているのかは分かりませんが、自分たちの小さな集まりの中だけで、すべてを回してしまおうと考えている人たちがおり、その人たちの動きが知らず知らずのうちに、組織そのものの目的まで歪めてしまっていることです。

 NHKのドラマにもなり、今、ブームとなっている町田市縁の白洲次郎氏がこんな言葉を語っています。

 プリンシプルを持って生きれば、

 人生に迷うことは無い。

 プリンシプルに沿って突き進んでいけばいいからだ。

 そこには後悔もないだろう。

 プリンシプルとは、「原理原則」のことです。白洲次郎氏は、「筋を通す」という言葉に置き換えて使っています。

 曲がったことや妥協、馴れ合いを許さず、本音と建前を使い分けることない姿勢で、目的と手段を履き違えないまっすぐな行動をとることこそがプリンシプルの真髄です。

 ウィズ町田がおこなう就労支援は、何が何でも、この「プリンシプル」の精神を柱にして臨みたいと考えています。

(天野)

 

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間違っていることが、まかり通ってしまうことは、やはり、許せない!

 2/28にウィズ町田の常任理事会を開催し、次年度のウィズ町田の「就労支援」のあり方について、検討しました。

 この間、町田市主催で開催された「説明会」では、町田市に対して、「説明不足」や「利用者不在の拙速な公募」を批判する声が多数挙がっていることを聞いています。

 また、「らいむの事業継続」や「らいむへの公的支援」を求める意見もたくさん出していただいたということや、中には、声をかけあい、市議会の議員さんを訪問してくださっているご家族の方々がいらっしゃることも、お聞きして、大変有難く思っております。

 2/26付で町田市のホームページに平成21(2009)年度予算の概要が発表されました。今回の予算編成にあたっては、中期経営計画の着実な推進をめざすということで、関連予算である「障がい者就労生活支援事業」については、

 トップ>市政情報>市の行財政>町田市の予算>平成21年度(2009年度)当初予算>平成21年度(2009年度)予算の概要>平成21年度の特徴的な事業(2)の16頁に、詳しい資料が掲載されています。

 予算額は、36,783千円(財源内訳は、都支出金 10,632千円、一般財源(町田市の持ち出し分) 26,154千円)

 【事業の背景・目的】には、

 「障がい者に対する就労支援は、障害者自立支援法で重要な施策として位置づけられており、町田市障がい福祉事業計画では一般就労者数の数値目標(2011年度で60人)を高く掲げています。

 就労支援の中核となる機関である「町田市障がい者就労・生活支援センター」(以下、「センター」)は2004年7月に開所し、5年目を迎えました。

 登録者数は増加傾向(80~100人増/年)にあり、2008年9月30日現在453名の登録者がいます。今後も新規利用者及び定着支援対象者の増加が見込まれ、また就業後の定着支援の必要性が高まる中、よりきめ細かい支援が必要となっています。」とあります。

続く、【事業の内容】には、

 「現在は1か所であるセンターを、2009年4月から1か所追加設置し、2か所体制とします。1か所でスタッフ6名から、2か所でスタッフ計8名とし、利用者の増加に対応します。

 また、現在のセンターの登録者は精神障がい者と、身体・知的障がい者が半々の割合であり、「主に身体・知的・発達障がい」対象センターと、「主に精神障がい」対象センターの2か所とします。これにより。きめ細かい支援を行います。

 なお、契約の公平性、透明性、競争性を確保するために、プロポーザル方式による公募により受託候補者を決定しました。」とあります。 

 

 さらっと読み流してしまえば、おそらく、「ふむふむ、1か所のセンターが2か所に増えて、サービスの質も向上するんだ。こんな素晴らしいことはない!」と読めてしまうかもしれませんが、でも、もし本当にそうであれば、2月に3回開かれた説明会も絶賛の拍手のうちで終わっていたのではないでしょうか?

 【事業の内容】には、現在1か所のセンターを、1か所「追加設置」するとあります。「追加設置」は、通常は「増設」という意味であると思います。ところが、実際には、「分割」したうえで、2か所を「新規開設」するというかたちになっています。

 また、【事業の背景・目的】欄には、2008年9月30日現在の登録者数が根拠として示されているにもかかわらず、【事業の内容】では、1月に実施した公募型プロポーザルを受けて、「受託候補者を決定しました」とあります。

 説明会の場で「利用者不在の拙速な公募」についての批判が続出しているにもかかわらず、「もう(お上が)決めたことだから、つべこべ文句を言うな!」と居丈高に言われているようで、非常に不快感を感じます。

 委託事業の公平性、透明性、競争性を確保するために、委託事業について一定期間で実績評価をおこない、公募型プロポーザルを実施し、受託候補者を決定するという「あり方」については、これまでにも意見を表明してきたとおり、異を唱えるものでありません。

 しかし、今回の公募型プロポーザルを実施するにあたり、過去5年間の実績評価をきちんとおこない、問題点と課題、方向性を明らかに示したかということについては、疑問を差し挟まずにはいられません。

 また、この事業のように、対人サービスを主体とする委託事業においては、単にコストの面のみで事業を評価するのではなく、利用者と事業者との関係性を重視した評価をおこなうことが基本であり、今の大混乱を招いているのも、そうした視点がまったく欠落していたからではないかと思います。

 町田市が、公募を実施する前に、「らいむ」の実績に対して、どのような評価をおこない、今後の町田市全体の就労支援のあり方について、どのような展望を描いたのかについては、早急に明らかにしていただきたいと思います。

 少なくとも、「らいむ」は過去5年間、着実に実績を上げており、業務の遂行にあたり、重大な瑕疵があったとは思えません。一般就労への移行者数を増やしてきただけではなく、一般就労が直近の課題にならない人や生活面で困難を抱える人に対しても、複数年に渡って、手厚い支援をおこなってきたという自負もあります。こうした取組みに対して、町田市が正当な評価をしてくださったのかということを甚だ疑問に感じます。

 4月当初から、新しい2か所のセンターが空白期間をつくることなく、支援をスタートさせる見込みも立たない中で、「なぜ、拙速に公募を実施しなければならなかったのか?」「なぜ、ウィズ町田を事業者からはずす必要があったのか?」をウィズ町田だけではなく、「らいむ」の登録者の方にも是非、納得のいく説明をいただきたいと思うのは、私だけなのでしょうか?

 とかくカッカしやすいのが、私の大変いけないところですが、やはり、気持ちを抑えようとしても、抑えられないこと、許せないことがあります。それは、明らかに間違っていることが、まかり通ってしまうことです。例えば、今回のことで、市議会議員さんのところを回ってくださったり、請願を出すような動きをつくってくださっている登録者のご家族は、皆さん、「らいむ」に対する熱い気持ちで自主的に動いてくださっているのです。相談を受けることはありましたが、こちらから、「もっと何々してください」と煽るようなことは一切していません。その一方で、「就労支援については、議会の一般質問に出すのはお控えください」などと、議員まわりをしている管理職がいらっしゃるなどという話を聞くと、「市民をなめるな!」「いい加減にしろ!」と、本当にはらわたが煮えくり返る思いです。

 今回のプロポーザルの採点の中で、一部の委員においては、「ウィズ町田は要求ばかり多くて、とにかく扱いづらい事業者だ」という観点から恣意的な採点をなされた方がいらっしゃると、私自身は思っています。もし、そうでなければ、先にあげた幾つかの疑問について、しっかりとしたお答えを是非とも、いただきたいと思います。

 また、「こんなブログなど読んでいない」と言われてしまえば、それまでですが、応募書類の問題点を指摘した法人さんからも、未だに何の意見表明もありません。静観して、嵐が吹き去るのを待っていればそれで良いとお考えなのかもしれませんが、それはあまりにも不誠実な姿勢ではないでしょうか?

 最後に、またまたカッカしているように思われるかもしれませんが、頭の中は結構、冷静で、公費ゼロの事態の中で、法人独自の「らいむ」の事業をどう運営していくかということについても、今日のところで、「素案」を準備しました。どんなに苦しい状況に陥ったとしても、ウィズ町田としての「就労支援」は滞りなく、4月以降も続けていきます。明日のブログでは、ウィズ町田の4月以降の就労支援のあり方について書かせていただきます。

(天野)

 

 

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