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2009年2月

障害のある人が、「(困難を)自分で乗り越えた」と感じられる支援を!

 昨日(25日)は千駄ヶ谷の東京体育館で開催された「平成20年度第2回 障害者就職面接会(中央会場)」に、4名の登録者の方と一緒に参加してきました。(他2名の方が、単独で参加されています) 年2回(6月と2月)開催の最大規模の面接会で、参加企業は300社以上、障害のある求職者の参加者も、1000名を超えます。NHKの取材が入っていたので、ニュースでご覧になった方もいらっしゃることでしょう。

 同行した4名の登録者の方とは、面接を受ける企業選びから、志望動機を含めた履歴書の作成、履歴書に添える自己紹介文の作成、模擬面接といった事前の準備を整えて、面接会に臨みました。中には、前日、朝から夕方まで、食事の時間も惜しんで、履歴書等の準備にとりくんだ人もいました。

 面接の際には、「らいむ」の職員が同席しますが、登録者の方には何度も話しているように、あくまでも就職する(働く)のは、「らいむ」の職員ではなく、登録者の方ご本人。必要なフォローは、もちろんしましたが、面接時の受け答えを傍らで聞かせていただいていても、「就職したい」という気持ちがひしひしと伝わってくる真剣な姿勢に感銘を受けました。企業の方にはぜひ、皆さんの気持ちを受けとめていただき、良い結果が得られることを期待しています。

 今日(26日)は、横浜で開催された「精神障害者地域生活支援推進セミナー(きょうされん主催)」にシンポジストとして参加し、「(精神障害のある人の)納得の出来る働き方を求めて」をテーマに、意見を交換してきました。私の他には、北海道で就労移行支援事業と就労継続支援をされている「ひかり工房」の高井さんと、千葉にある「障害者職業総合センター」で主任研究員をされている相澤さんがシンポジストとして、参加されていました。私の役どころとしては、高井さんのお仕事と、相澤さんのお仕事をつなぐ立場からの意見を述べよということでした。

 精神障害のある方への就労支援について、「支援を利用しながらも、当事者の方が自分で乗り越えたと感じられるような支援をすることが重要」という相澤さんのご発言がとても印象に残りました。非常に微妙な表現ですが、当たり前のことながら、当事者主体の就労支援ということを考えると、まさに「就労支援」の真髄をつく言葉であると思いました。

 「らいむ」からは、事例から見た精神障害のある方の就職活動や就労継続の特徴と留意点。「点」や「線」で支えるのではなく、地域の中でネットワークを築き、「面」で支える体制をつくることの重要性。本人のモチベーションをあげるためには、同じ夢や悩みを持つ「仲間」の存在が必要。職場でのナチュラルサポートの必要性。といった現場レベルでの話とともに、雇用率制度の問題点と課題。大企業優先の雇用促進策の改善といった大きな視点からの話も少しさせていただきました。

 面接会の準備に加えて、通常の面談やPCのスキルアップ訓練などが入り、今週はまったく記録が書けていないことが気がかりです。また、町田市主催の説明会に参加されて方からも、たくさんのお問い合わせやご意見をいただいております。その中には、「らいむ」のために何とか力になりたいが、どんな支援をすれば良いのかわからない。「らいむ」=「ウィズ町田」は、具体的に何を求めようとしているのか? 今、町田で起きている「ゴタゴタ」に対して、どのような解決策(=落としどころ)を考えているのか?というご意見がありました。また、団体や個人で、市議会議員さんとアポイントメントを取り、様々なアクションを起こして、応援してくださっている方がいらっしゃることも本当にありがたく感謝しております。

 登録者の方やご家族に、大きな不安と混乱を招いてしまった原因は、私たち「らいむ」にもあります。ウィズ町田としては、今週末に常任理事会を開催して、次年度のウィズ町田の「就労支援」についての方針を明らかにする予定です。具体的に何をしたいのか? 何を求めているのか? 混乱状態を解消するためにどんな妥協点が見出せるのか? あるいは見出せないのか? それらの「答え」を出し、お答えしたいと思います。

 皆様には今しばらくの間、ご迷惑とご心配をおかけしますが、ご理解をいただけますよう。切にお願い申し上げます。

(天野)

 追記 2月20日のブログに書いたHさんから、トライアル雇用の方向が決まったという嬉しい連絡をいただきました。Hさんの懸命な努力と、それを正当に評価してくださった企業の採用担当者の皆様にお礼申し上げます。

 Hさん、おめでとう!

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「主に精神障がい」対象センターについては、B法人さんを中心とする共同運営が望ましいと考えます。

 前回のブログを書いている途中で、本日(21日)開催された町田市の「説明会」に参加された登録者のご家族の方が、突然、来所されました。土曜日の「らいむ」は休みですが、幸いにも職員が出勤していたので、すぐにご対応させていただきました。

 「娘が『らいむ』の支援を受けているが、説明会で『らいむ』がなくなってしまうと聞いて、居ても立ってもいられなくなり、来てしまった。一体、何がどうなっているのか分からない。『らいむ』さんの支援を受けて、ようやく、働きはじめたばかりなのに、不安で不安で仕方がない」と、涙ながらにお話される姿を拝見して、胸がつまる思いでした。

 この間の経緯を改めてご説明させていただくとともに、引き続き、「らいむ」で、できる限りの支援をさせていただくことをお約束させていただきました。「らいむ」がなくなってしまうということではないと聞き、ようやく、安心されたご様子で、お帰りになられましたが、「らいむ」の職員としては、嬉しさを感じるとともに、しっかりとご期待に応えていかねばならないという決意を新にしました。

 

 ウィズ町田としては、もちろん、法人独自の就労支援を更に充実させていきたいと考えていますが、町田市委託の「主に精神障がい」対象センターのあり方について、前号でお約束したとおり、ここで私見を述べさせていただきたいと思います。

 「主に精神障がい」対象センターの契約候補者となった法人さんが、契約を辞退され(今の状況から考えて、「辞退」されることが望ましいと考えます)、次点となっているウィズ町田も辞退した場合、もう1ヶ所応募された法人さんが、新たな契約候補者となることが予想されます。

 再度、公募をかけることは、日程的にも実質、不可能ですから、勝手を申し上げて、本当に申し訳なく思いますが、対象となる法人さん(以下、「B法人」とします)には、ぜひ、前向きにご検討をいただければと願っています。

 ウィズ町田としては、障がい種別で、ゼンターを2ヶ所に分けるということに関しては、「反対」の意見を表明しておりますが、町田市の出した方針に従い、「主に身体障がい・知的障がい・発達障がい」対象センターと、「主に精神障がい」対象センターに分けるのであれば、現契約候補者法人さんよりも、B法人さんの方が、より誠実に、そしてより効果的に就労・生活支援事業を運営されると考えます。

 B法人さんの「提案書」は、ウィズ町田と同様に、プロポーザルで落選したことで、町田市のホームページから読むことはできません。しかし、2月17日に、市政情報室やまびこで情報開示を受けた際、B法人さんの提案書についても、全文閲覧させていただき、写しも取らせていただきました。

 B法人さんの許可をいただいておりませんので、全文を掲載することはいたしませんが、日頃から、精神障がいのある方の支援にしっかりと取り組まれているB法人さんの「提案書」は、支援の対象となる方々に深く寄り添った内容であり、もちろん、虚偽の記述や条件の不適合はひとつもない素晴らしいものでした。

 とりわけ、私が素晴らしいと思ったのは、応募書類④の事業を受託した際の具体的な支援内容と運営のあり方を記した提案の中にある次の一文でした。

 「具体的支援体制として、連携型の新組織を立ち上げる。事業を受託した団体が就労・生活援助を行うと、どうしてもその団体の意向が反映し、公平さに欠いていく傾向が生まれる(例えば法人内の作業所のみを活用するとか、地域全体の連携がおろそかになるとか)。当法人が受託した場合、①~④の考え《支援の具体的内容=天野注》を中心にしながらも、市内各福祉施設により構成される新運営組織を立ち上げる。また職員も各障害者団体より職員派遣を求め町田市の民間団体の総力が反映しやすい体制を作る。もう一つのセンターと密接に連携しあう。」

 町田市の精神障がい者の福祉に関わる人であれば、大概はご存知であろうし、精神障がいの当事者の方やご家族であれば、なおさら、よくご存知であると思うが、市内で、精神障がいのある方を対象にした授産施設等を運営している2つの大きな法人(1ヶ所は今回、「契約候補者」に選定された法人)間の考え方の齟齬(もっと簡単に言えば「折り合いの悪さ」)が、昔から存在している。 (私自身は、どちらの法人の姿勢に問題があるかと聞かれれば、「こちらである」と迷わず即答しますが…) 実際に、この間も、当事者の方からは、「あの法人が委託を受けるのであれば、私は『らいむ』に登録したいが、良いか?」といった相談を多数受けている。

 過去5年間、ウィズ町田が「らいむ」を運営することで、精神障がいのある当事者の人たちにとっては、自分が所属(在籍)する法人に気兼ねなく、「らいむ」に登録できるという気安さがあったことも、登録者の方から話を聞いていますが、そんな複雑な町田市内の精神障がい者福祉の中で、常に中立の立場と緩衝材的な役割を果たしてこられたのが、B法人さんであると、私は認識しています。

 で、あれば、やはり、ここはB法人さんが「契約候補者」となって、「提案書」に記されたやり方で、(大げさな表現で申しわけありませんが)「対立する」2つの法人からも職員や運営委員を派遣していただいて、就労・生活支援事業に取り組まれることが、精神障がいのある当事者やご家族の方にとって、一番安心できるのではないかと思います。

 ウィズ町田としては、一方的な批判・中傷を繰り返される現・契約候補者の法人さんが運営される支援センターとは、連携を取ろうという考えは今のところ、まったくありませんが、もしも、B法人さんが中心となって、支援センターを運営されていくのであれば、情報の共有等も含めて、必要なお手伝いは、どんなことでもさせていただきたいと思っています。

 B法人さんが「提案書」でご指摘されている内容については、ウィズ町田としましても、真摯に受けとめさせていただき、改善を図っていきたいと考えています。一番大切なことは、事業をご利用いただく障がいのある方にとって、その事業がどうあるべきかということだと思います。

 B法人さんとウィズ町田との間で、何かしらの接触や話し合いがあったと勘ぐられる方がいらっしゃるかもしれませんが、B法人さんの名誉のためにも、そのようなことは、これまで一切なく、今回のブログに掲載した記事の文責については、すべて、私にあることを最後に申し述べます。

(天野)

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「主に精神障がい」対象センターの「契約候補者」となった団体は、速やかに「辞退」されるべきではないか?

 一昨日のブログに書いたとおり、今回の公募の受託候補者団体のプロポーザル応募書類が町田市のホームページに本日(21日付)で公開されました。

 該当ページへのアクセスも、、「どこに記事があるのか分からない」という声に応え、トップページの新着情報(「町田市障がい者就労・生活支援事業業務委託契約」公募型プロポーザルについて」からリンクで入れるようになり、利便性が格段にアップしています。町田市担当者の誠実な姿勢に敬意を表し、心から感謝申し上げます。

 上記トップページのリンクから、該当ページに入り、(9)契約候補者が提出した「提案書」(「主に身体障がい、知的障がい、発達障がい」対象センター) (10)契約候補者が提出した「提案書」(「主に精神障がい」対象センター)の2つが、登録者の方が、「個人情報」の引継ぎ先を検討する際に、すでに、ウィズ町田が公開している「提案書」と横並びで比較していただきたい書類です。(町田市のホームページに公表されたとは言え、インターネットの見る環境のない方や、不慣れな方は、これらの書類を見ることができません。次のとりくみとして、ぜひ、紙ベースでの配布を期待したいと思います。ウィズ町田の「提案書」については、最新号のウィズ町田広報紙に前文を掲載したものが、「らいむ」にあります。ご入用の方は、「らいむ」までお越しいただければ、お渡しいたします)

 公開された契約候補者の「提案書」のうち、2月17日のブログで、「問題あり」として取り上げたのは、(10)の提案書です。

 2つの「問題点」を挙げましたが、第1点は、「③障がい者就労・生活支援に関する町田市の取り組みの現状と課題について」の文章にある重大な事実誤認です。また、事実を誤認した上で、更に「推進協議会」が、長期休眠状態となった原因をすべて「らいむ」側にあるかのように捉え、委託事業として問題であると、「らいむ」を一方的に批判しています。

 「提案書」に求められる姿勢は、他団体を批判することではありません。問題意識を明確に持ち、問題解決に向けて、積極的、具体的な提案をおこなっていくことではないでしょうか?

 第2点は、「⑥町田市全体としての、障がい者就労支援及び生活支援での取り組みの方向性について」の提案文章に添付されたA4用紙1枚の資料です。ホームページに公開されている「提案書」でもこの「資料」が添付されたかたちで、公開されていますから、公募の選定委員の方も、この資料を含む提案をお読みになって、採点されたのではないかと推測します。「主に精神障がい」対象センターに応募した団体は3ヶ所ありましたが、ウィズ町田も、もう1ヶ所の法人さんも、提出書類の条件(字数)を遵守して、応募しています。契約候補者となった法人のみ、「特別な条件」が認められたことに対して、大きな疑問を感じます。

 プロポーザルの実施要領には、「7.採点方法 (1)プロポーザルの応募が無効となる場合」に、次の記述があります。

「次のいずれかに該当する者は、採点の対象としません。

①提出書類に虚偽の記載をした者

②提出書類が「6.プロポーザルの事務手順(5)提出書類の提出」に示してある条件に適合していない者

③「3.応募資格」を満たしていない者」

 契約候補者となった法人の「提案書」は、③の書類については、①の虚偽の記載。⑥の書類については、②の条件に適合しないに、相当するのではないでしょうか? 本来であれば、プロポーザルの応募そのものを無効にすることが妥当であると考えますが、少なくとも、応募書類の③、⑥については、「無効」にすべきであると考えます。

 それにしても、不思議なことは、明らかに事実誤認している書類や、条件に不適合な書類が「堂々と」提出されていることです。他法人のことは良くは分かりませんが、この法人さんでは、今回のプロポーザルへの応募について、法人全体で組織決定の手続きを踏まれているのか否かを、お聞きしたいと思います。

 ウィズ町田の場合は、非常に忙しい応募日程ではありましたが、昨年12月18日の説明会の後、12月25日に常任理事会を開催し、応募の方針を確認した後、年明け早々の1月6日に臨時理事会を開催し、応募(予定)書類全文を配布し、審議。そこで出された要改善箇所を加筆・訂正した書類を、翌7日に再度、理事・評議員に配布し、承認をいただいたうえで、13日の応募締切直前に提出しています。すべての理事・評議員が応募書類については、熟読し、確認していますから、当然、虚偽の記載や、条件の不適合など起こりえないことです。

 今回の件について、町田市がどのようなご判断をされるか分かりませんが、「主に精神障がい」対象センターの契約候補者に決定された法人さんは、上記の件について、早急に見解を示し、契約を「辞退」されることが適切ではないかと思います。

 このように書くと、きっとまた、採点で次点となっているウィズ町田が、繰り上がりで、「契約候補者」となることを狙っているというご批判をいただくことになると思いますが、ウィズ町田としては、2ヶ所の受託を前提とした「提案書」を提出していますから、もし、繰り上がったとしても、「契約候補者」となることは「辞退」させていただきます。

 「それでは、精神障がいのある人たちの就労支援はどうなってしまうのか?」「あまりに無責任ではないか?」という新たなご批判をいただくことも予想しています。ウィズ町田としては、既定方針どおりに、法人独自の就労支援センターを立ち上げ、このセンターにおいては、精神障がいのある方のサポートについてもさせていただきたいと考えています。同時に、町田市の委託事業となる「主に精神障がい」対象センターに対する提案を次のブログでさせていただくことにします。

(天野)

 

 

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チャレンジする人を応援したい。

 午前中は、体調を崩した利用者さんの代役で、メール便の配達。午後からは、2月11日のブログで書いたHさんの実習が本日で最終日となるので大崎にあるS社の本社を訪問。Hさんの仕事ぶりを2時間見させていただいた後、Hさんの意思を確認して、人事部の担当者の方と、今後についての面談を持ち、19時半に「らいむ」に戻ってきました。

 2週間の実習の間、自宅から、1時間20分の通勤も無遅刻無欠勤で乗り切り、初めての事務職も職場の方々の温かいご配慮で、つつがなく終えることができ、自信を持てたことが何よりでした。実習前に「らいむ」と約束していた毎日の業務報告も1日も欠かさず、メールでしてくれたHさん。プリントアウトして持参したものを、本人の許可を得て、担当者にお渡ししたところ、Hさんの真面目さを一層高く評価していただくことができました。

 効率よく事務仕事を進めるということに関しては、まだまだ、不慣れな面もありますが、担当者の方にうかがったところ、「ミスはまったくなかった」「たまっている雑務をこなしてくれたので、本当に助かった」ということでした。

 Hさんからは、「仕事は楽しかった」「最初は気が張っていたが、社内の雰囲気がとても良いので、徐々に打ち解けた」「ぜひ、この会社で働きたい」という意思が表明され、会社からも、働く条件についての具体的な提案を受けました。

 結果は、来週中に届く予定です。Hさんには、「最初から、飛ばし過ぎないよう、焦らず、少しずつステップアップしていこう」と話しました。良い結果が届くことを願っています。

 

 話は代わって、ウィズ町田が運営する「なないろ」4階の縫製部で製作している新作自主製品が、トートとノートのお店 DAIRY FRESH STOREさんのホームページで紹介されています。

 http://www.d-fresh.com/index.php

 

 詳細は、上記アドレスを是非、ご覧になってください。

 トップページに、新作の「chottote チョットート Brand?」が紹介されていますが、売れ筋№1の商品も、「なないろ」の「食パントート」というので、嬉しさ3倍増です。さすがにプロがつくるホームページは素晴らしく、商品のコンセプトやストーリー性が、コンパクトにまとめられています。

 http://www.d-fresh.com/item_detail/itemId,195/

 ↑こちらの方が、より購買意欲が湧くのかな?

 かって、ヤマトの小倉昌男さんから、「作るばかりで、売ることをまったく考えていない」「『バザー』で、障害者が一生懸命つくった商品だから買ってほしいというコンセプトでは、一度は『お情け』で買ってもらえても、次はもう無理!」と、叱れた福祉施設の自主製品が、こうして、一般の市場に「Brand?」と「?」のついている姿勢で、チャレンジしていくことをとても嬉しく、そして、頼もしく思います。

 

 実習を体験したことで高まったHさんの就労への意欲が、果敢に一般市場に打ってでた「なないろ」の自主製品開発の努力が、実を結ぶことを願って、今日のブログは終わりにします。

(天野)

 

 

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明日の夜、受託候補者団体のプロポーザル応募書類が公開されます。

 19時から20時半まで、個人情報の引継ぎについて、町田市との実務者レベルの協議をしました。

 個人情報の取扱いについては、3つの選択肢が挙がっていますが、入口の情報(「説明会」の案内を送付するために町田市にお渡しした基礎情報で、「らいむ」のこの情報については、町田市の保有する個人情報であると認識しています)について、利用者の利便性を考慮して、②のウィズ町田に引き継ぐという選択肢が「有効」となるよう、「町田市の保有している情報を外部機関(=ウィズ町田)に提供することの可否」について、3月9日に開催される「個人情報審議会」に諮問してくださるということでした。

 また、前のブログで要望させていただいた、受託候補者団体のプロポーザル応募書類についても、17日の説明会で出された要望を踏まえて、明日(20日)の夜に、町田市のホームページに公開する予定であるとの報告を受けました。町田市の姿勢に敬意を表するとともに、17日の説明会で声をあげてくださった登録者ならびにご家族の皆様に心より感謝申し上げます。

 退館時間の制約がある中で、お分かりにくい点が多々あるかとは思いますが、「速報」ということで、ご容赦ください。

(天野)

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「よく分からない」状態から脱出するために、早く情報提供を!

 2月17日の「説明会」に参加された方たちの大半が、「とにかく、よく分からない」という感想を持たれたようです。

 「よく分からない」内容は、大きく分類すると、

①一体、どのような経過で、今回の公募が実施されることになったのか?

②新しい支援センターでは、どんなサポートが受けられるのか?(今までと同じ支援が受けられるのか?)

③自分の個人情報がどのように引き継がれるのか?

の3つになります。

 

 「説明会」では、受託候補者となっている2つの法人から、A4用紙1枚の就労・生活支援センターの事業案が配布されましたが、それを読んでみても、具体的にどんな支援が実施されるのかは不明です。2法人ともに、法人ホームページのアドレスを掲載していますが、試しにホームページにアクセスしても、就労・生活支援センターに関する記事は見当たりません。

 町田市の説明も、「お役所」的で、質問をしても、納得のいく答えが返ってこないという怒りの声もありました。

 

 「新しい支援センターの事業内容がはっきりしないのに、3月2日までに、個人情報の引継ぎ先を決めるのは無理。どうして、プロポーザルへの応募書類を公開しないのか?」という意見も挙がったと聞いています。

 まったくその通りだと思います。登録者の方々にとっては、判断の材料がまったく不足した状況になっています。本来なら、受託候補者となった団体が、「説明会」で配布された資料にアドレスを掲載しているホームページで、少なくとも、プロポーザルの応募書類を公開して、情報提供をされることが一番良いと思います。

 もし、契約前ということで、団体の側で情報を提供できないのであれば、町田市が責任を持って、登録者の方々に情報を提供するべきです。「情報公開を求める」意見に対して、「公開を求める声が多ければ、今後、考えていきたい」という回答もされたようですが、事実、「説明会」で、そうした声があげっているわけですから、それに応えることが当たり前ではないかと思います。

 「説明会」の開催案内に同封された「個人情報の取扱い」に関する調査書には、①町田市を通じて、新しい支援センターに引き継ぐ、②ウィズ町田(が引き続き、実施する就労支援センター「らいむ」)に引き継ぐ、③削除するの3つの選択肢が挙げられています。

 登録者の方々にとっては、ウィズ町田のものも含めて、3つの団体のプロポーザル応募書類を、横並びにして、どの団体の考え方や支援が、一番自分自身にあっているかという基準や視点で比較できれば、少なくとも、今の「よく分からない」状態より一歩前に進むことができるのです。

 

 「何か公開できない理由があるのか?」「公開すると、何か不都合が生じるのか?」…公開されないことで、そんな疑問や不信感が生じてしまうことに、危機感を感じないのか?、なんとも不思議です。

 「説明会」の話とは別に、ウィズ町田で引き続き、実施しようとしている就労支援センターについて、こんな根も葉もない噂もとびかっているようです。

①「らいむ」では、登録者の人に「個人情報」を「ウィズ町田」に引き継ぐようにと、強引に働きかけている。

②「ウィズ町田」では、引き続き、就労支援をやると言っているが、2年で打ち切りになる。

 ①については、いきなり、町田市から届いた手紙に、びっくりして、問い合わせをしてこられた登録者の方に対して、「らいむ」では、「まずは、説明会に参加して、町田市の説明をよく聞いてください。調査書の締切は3月2日なので、説明を聞いてもよくわからない場合には、相談してください」。また、最初から「ウィズ町田に引き継いでほしい」とお話される方にも、「それでも、まずは説明会に参加してみてください」とお答えしています。

 ②についても、「就労支援は、就職して、おしまいではなく、むしろ、その後の定着支援が重要」と、この間、お話させていただいているウィズ町田ですから、2年で打ち切りにすることなどありません。

 これから、登録者の方の、通院に同行します。

 続きは、また。

(天野)

 

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ウィズ町田の広報紙がネットでご覧になれます。

 昨日の町田市の説明会に参加された登録者、ご家族の方から、たくさんのメールやお電話を頂戴しています。

 今日は、この後、登録者の方と外でお会いする予定になっているので、詳細はまた明日以降、書くことにします。

 「『公募』選定結果についての見解」を記したウィズ町田の広報紙が、下記のアドレスからご覧になれるようになりました。

http://www.with-nanairo.com/With19.pdf

 紙版の広報紙も、「らいむ」にご用意させていただいてます。ご入用の方は、らいむの職員まで、お気軽にお声をかけてください。

(天野)

 

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A法人が、プロポーザル応募書類に書かれた内容について、釈明を求めます。

 市役所の方に確認したところ、今日の「説明会」では、受託決定者のプロポーザル応募書類についての内容説明や配布はないとのことです。

 応募書類の著作権が応募者にあることは先のブログで示したとおり、十分に理解していますが、公開を受けた文書の中に、著しく、現「らいむ」及びウィズ町田の名誉を傷つける文言がありましたので、その箇所のみ引用し、意見を述べます。

 問題とするのは、「主に精神障がい者対象センター」の受託決定団体となったA法人が提出した書類のうち、「③障がい者就労・生活支援に関する町田市の取り組みの現状と課題について」の中の一部です。

(前略)

A:町田市が町田市障がい者就労・生活支援推進協議会(以下「推進協議会」と記載)を立ち上げたこと、並びにこの下に企業連絡会があり、隔月で情報交換会を開いていることは全国にも類を見ない先駆的な取り組みです。企業各位の姿勢を高く評価します。

B:一方で、「らいむ」開設後は推進協議会の位置付けや役割があいまいで、結果として推進協議会が長期休眠状態となったことは問題です。また「らいむ」に利用者が一気に押し寄せ、その対応を優先せざるを得なかったのでしょうが、支援センターの「センター機能」が未確立なまま活動が検証されていないことも、推進協議会休眠の誘引で、町田市委託事業として問題です。

C:特に、市内障がい者福祉団体との協力推進の取り組みに欠けています。

(後略)(A:、B:、C:は、以下の説明のため私が加えたものです)

 まず、Bの文章の中で「らいむ」開設後は、「推進協議会の位置付けや役割があいまいで、…」とありますが、「らいむ」が開設されたのは2004年7月(相談開始は同年9月)です。推進協議会の設置は、2005年10月で、「らいむ」開設の1年以上後になります。

 前提となる事実を誤認した上、更に推進協議会が長期休眠状態に陥った原因をすべて「らいむ」に責任転嫁するような論調で書かれたこの提案書は極めて不適切であると考えます。

 また、同じBの文中に、「『らいむ』に利用者が一気に押し寄せ、その対応を優先せざるを得なかったのでしょうが」と「推論」で書かれていますが、提案書は小説ではありませんから、こうした「推論」自体が不適切です。

 「らいむ」の利用者は、一気に押し寄せて、500名近くになったのではありません。5年間の中で、毎年100名くらいずつ増えていったのです。利用者が年々増え続け、このままでは、「らいむ」の事業が立ち行かなくなってしまうことを懸念し、長期休眠状態になる前の推進協議会でも状況を報告し、センターの適正規模を考えることが緊急の課題であることを何度も訴えています。

 また、「『センター機能』が未確立なまま活動が検証されていない」とありますが、「らいむ」では例えば、2005年度に離職者が激増した際、主体的に原因と対策を考え、「センター機能」を活かして、その後の離職者を抑えてきています。むしろ、「検証しない」のは、ウィズ町田から、「事業の適正規模」について何度も提案を受けながら、結局、今回の公募にあたっても、センターの適正規模を明確に示さない町田市なのではないでしょうか?

 Cの文章については、以前(昨年12月15日)にも「ネットワーク部会」さんの議事録に書かれていた内容について反論を示しましたが、「らいむ」としては、市内障がい者福祉団体との必要な協力体制を築いてきています。

 推進協議会の「長期休眠状態」をつくりだした責任の一端は、もちろん、「らいむ」にもあることは認めます。しかし、「らいむ」以上に、不可解な動き方をされていたのが、Aの文中で、非常に持ち上げられている企業連絡会の中心になっている方と、今回の受託決定団体となった2法人の方々が、「らいむ」や「ハローワーク」「特別支援学校」等を除いて、立ち上げられた戦術の「ネットワーク部会」ではないのでしょうか?

 それにもかかわらず、応募書類②の活動の経歴と実績を述べる文章の中に、「②市内の企業や民間福祉団体とネットワークを検討する会を開催しています。」と、挙げられていることに対しては、言葉を失います。

 公開を受けた採点表を見ると、この③の提案書に対して、2人の委員の方が5点満点の5点をつけられています。特に「オ」(個人名は公開されていません)の方の採点では、A法人の合計点が36点に対して、ウィズ町田の合計点は26点と、10ポイントもの差がついています。

(もう1つのセンターの採点表を見ても、この「オ」の方と、「ア」の方の採点が、他の方と比べて、ウィズ町田には非常に厳しい得点をつけられています。受託決定団体とウィズ町田との得点差は、知的・身体・発達のセンターで、「ア」氏は11点。「オ」氏は5点。精神センターで、「ア」氏は8点、「オ」氏は10点)

 各委員の手書きによる個別の採点表も、「写し」をとってきましたが、筆跡から推測(あくまでも推測です)して、「オ」氏が、本来であれば、事実の誤認(推進協議会の設置は、「らいむ」の開設後等)を率先して、指摘すべき立場の人であるはずです。(もっとも、「オ」氏が推測する人であれば、「ネットワーク部会」の動きも容認されていたわけで、誤りを指摘されることなどないとも思うのですが…)

 実施要領には、「プロポーザルの応募が無効となる場合」ということで、「次のいずれかに該当する者は、採点の対象としません」とあります。その筆頭にあがっているのが、「①提出書類に虚偽の記載をした者」です。

 A法人の特にBの文章は、もし、故意に書かれたものであれば、協議会が長期休眠状態になっている原因をすべて「らいむ」に責任転嫁して、「らいむ」及び「ウィズ町田」への心象を悪くするという意味で、明らかに「無効」に該当するものです。もし、故意でないのであれば、自ら、応募書類を公開し、訂正とお詫びの文章を公表されることが責任として果たされるべきものであると思います。

 もうひとつA法人の応募書類について苦言を呈します。「⑥町田市全体としての、障がい者就労支援及び生活支援での取り組みの方向性について」の書類の末尾に「別紙参照資料有」と記され、A4用紙1枚の「障がい者就労・生活支援推進協議会を中心とする支援センターの位置づけ図」なるものが添付されています。面倒なので字数までは、数えていませんが、文字部分だけでもざっと見て400字以上。更にネットワーク図が示されています。これは明らかに「ルール違反」ではないでしょうか? A法人の釈明をうかがいたいものです。

 また、こうした「ルール違反」が公然となされているにもかかわらず、採点表を見ると、もちろん、「ア」氏、「オ」氏を含めて、4名の委員の方が5点満点をつけられています。この点については、12月の公募説明会に参加資格のない企業の方が出席されていたことも含めて、町田市の見解をぜひ、うかがいたいと思います。

(天野)

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受託決定団体のプロポーザル応募書類の公開を求めてほしい。

 午前中に「市政情報室やまびこ」に行き、情報公開請求をしていた文書を閲覧し、必要な箇所について「写し」をとってきました。

 公開には、市政情報課の職員の方2名と所管課(障がい福祉課)から3名の職員の方が立ち会われました。こちらはひとりで出かけたので、5名の方を前にして、文書を閲覧するというのも結構、しんどいものでした。

 最後に公開された文書の二次利用(インターネットへの公開)について、「何か法的な規制はあるのか?」と、市政情報化課の職員の方にうかがったところ、「町田市の情報公開条例においては、特に規制はない」とのことでした。「但し、提案文書については、著作権等もあると思うので、主管課に問い合わせてほしい」とのことでした。

 プロポーザル実施要領には、「著作権の帰属等」については、「本市が提供する資料等の著作権は町田市又は作成者に帰属し、応募者の提出する書類の著作権は応募者に帰属します」とあります。著作権が応募者に帰属するという文言に従えば、せっかく、情報公開を受けたにもかかわらず、受託決定団体の応募書類を公開することは難しくなります。

 しかし、「但し、本市は、委託事業者選定の公表等必要な場合については、応募書類を無償で使用できるものとします」とあります。要は、町田市が「説明会」の席で、受託決定団体の応募書類を、参加者の皆さんに公開すればよいわけです。A4用紙1枚のレジメが配布されるという話は聞いていますが、登録者の方にとっては、受託決定団体が、どんな動機で、どんな実績と理念を持ち、どのように課題を分析し、どんな事業計画を立て、町田市全体の障がい者就労支援のビジョンをどのように描き、提案しているかを知る権利があると思います。

 町田市が自ら、「説明会」の席で、これらの文書を公開・配布してくれれば一番よいのですが、もしも、何も説明がなされないようであれば、ぜひ、文書の公開を求めてほしいと思います。

(天野)

 

 

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ウィズ町田の就労支援センターのご利用について(その1)

 明日(2月17日)、この1月に実施された公募型プロポーザルの結果を受けての、就労・生活支援事業に係る事業運営団体の変更に伴う第一回目の説明会が開催されます。(第2回目は2月21日、第3回目は2月23日に開催予定) 新年度の契約は、4月1日以降になるため、次年度の運営団体に選定された2団体の出席および直接の説明はないということですが、2団体からは次年度の就労・生活支援についての方針を記したペーパーが配布されるとのことです。(今回の説明会は、町田市主催ということで、当然のことながら、ウィズ町田(「らいむ」)の出席および説明もありません)

 ペーパーと併せて、2団体がプロポーザルに提出された応募書類の写しを配布していただけることが、判断をするうえで、一番良いと思いますが、配布されるか否かについては、今のところ分かりません。しかし、明日の午前中に情報公開を受けることになっていますので、町田市に確認したうえで、公開が可能な文書については、このブログに掲載させていただきたいと思っています。尚、ウィズ町田の応募書類については、1月27日のブログに全文、公開しておりますのでご覧になってください。

 今朝、町田市の所管課から、「説明会では、おそらく、次年度のウィズ町田の就労支援についても質問が出されるであろう。その場合、町田市がその内容について説明することはできないので、直接、ウィズ町田に問い合わせていただくようにと、回答しても構わないか?」という問い合わせを受けました。「ウィズ町田がおこなう就労支援については、もちろん、直接、お問い合わせをいただいても構わない」という回答をさせていただきましたが、2月の後半は、25日に都内のハローワークが合同で開催する大きな面接会が予定されていることもあって、どこまでご対応ができるかかなり不安を感じています。「らいむ」の電話回線が1回線しかないという事情もお察しいただき、インターネットの環境がある方につきましては、できれば、メールでのお問い合わせをお願いいたします。

 前回、2月14日のブログで、次年度のウィズ町田としての就労支援について、少し考え方を述べさせていただきましたが、現在、検討中のことも含めて、少し考え方を述べさせていただきます。

●ウィズ町田が実施する就労支援センターの名称および拠点について

 名称については、「社会福祉法人ウィズ町田 就労支援センターらいむ」にしたいと考えています。「生活」という文言は敢えてはずしています。もちろん、就労支援と生活支援を一体的におこなうことは基本ですが、ここでいうところの「生活支援」とは、あくまでも、就労生活を支えるという意味での「生活支援」だと思います。実際に、この5年間の中で、「(作業所を利用している方の)ショートステイ先を紹介してほしい。『生活支援』と掲げているのに、なぜ、紹介できないのか?」といったご要望をいただいたこともあります。こうしたご要望に応えていくことが今までの「らいむ」の守備範囲であるか否かといった議論は別に置いて、4月以降、法人独自におこなう就労支援においては、こうしたご要望に応えていく余力は正直、ありません。混乱や理解の齟齬を防ぐ意味で、「就労支援センター」とさせていただくつもりです。

 拠点については、法人内のチャレンジドワーク・ウィズ(「スワン」と「美空」)との連携を第一に考え、現在、スワンのお店がある中町3丁目近辺で物件を探しているところです。センターを利用される方にとっては、町田駅から徒歩で行ける利便性の良い場所ですが、公費がゼロになってしまう一方で、家賃の支払いが生じるため、非常に厳しい状況になっています。スペース的には、おそらく現在(約100㎡)の1/4以下になってしまうと思われます。

●ウィズ町田が実施する就労支援センターの利用対象者および費用負担について

①ウィズ町田が経営する就労系事業所(就労移行支援、就労継続支援A型およびB型)等の現利用者については、法人が責任を持って、就労支援をおこなうという観点から、就労支援センターの対象者とします。

②ウィズ町田の経営する各事業所の「卒業生」および直接、「らいむ」の支援を受けて、一般就労した方については、引き続き、新「らいむ」で定着支援をおこなう予定です。就労先の企業さんへは3月末までに、委託事業としての「らいむ」が終結することと、法人独自の就労支援センター新「らいむ」を立ち上げることについて、ご通知を差し上げる予定です。企業さんに対して、金銭的な負担を求めることは今のところ考えていませんが、企業さんによっては、民間の支援センターよりも、公的な支援センターの支援を受けることが望ましいとお考えになるところもあると思います。その場合には、就労の継続を第一に考えて、新しいセンターへの登録をお勧めします。しかし、「らいむ」との関係がそれですべて精算されるとは考えていません。職場訪問等はできなくなってしまうかもしれませんが、アフター5のご相談等ありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。ウィズ町田の支援センターでは、二重登録いただくことも可能ですし、前回も書かせていただいた、就労中の人たちが気軽に集まれる「たまり場」も実施していきたいと考えていますから。

③就労中の方の職場訪問等が必要な場合には、職員に係る交通費等の実費については、ご負担をお願いします。これまで公費を受けていたこともあり、職場訪問等に係る費用についても、利用者負担を求めずにきました。しかし、この負担を公費で賄いきれていたかというと、まったく、そうではなく、法人が負担分を肩代わりしてきていました。こうした状況の続く中で、この間、町田市に対しても、職場訪問や面接同行等に係る特別加算を要求してきたのですが、町田市の方針としては、「受益者負担」ということになっています。ウィズ町田としては、これは「必要経費」という考えから、自己負担を生じさせない努力を続けてきましたが、公費がゼロになった今、法人からの負担は不可能です。皆様のご理解とご協力を何卒よろしくお願いいたします。また、新センターがこの費用について、どのような方針を示されるのかについては、説明会でぜひ、ご質問をよろしくお願いします。

 

 せりがや会館の退館時間になってしまいましたので、今日はここまでで終わりにします。これから就労をめざす方についてのご利用については、また明日以降、続きを書くことにします。

(天野) 

 

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ウィズ町田の今後の就労支援について(基本方針)

 昨日までに、町田市からの通知を見た登録者の方から50件以上の問う合せを受けている。多分、町田市の方には、それ以上の数の問い合わせがあったことだと思う。「らいむ」で受けた問い合わせのうち、8割以上の方からは、「引き続き、『らいむ』での支援をお願いしたい」というものだった。

 都内の特例子会社で働く登録者のお母様からは次のような励ましのお便りをいただいた。

 「私はらいむの方々に出会えて、心からしあわせだと思っています。らいむのこれからの為に、私共のできることがあったら是非おしえて下さい。微力ですが、労力面、経済面等惜しまないつもりです。何でもします。きっと今まで以上に、良い方向に向かうと信じています」

 大変、ありがたい言葉に、職員一同、感謝・感激している。「らいむ」を必要としている皆さんがいてくださる限り、厳しい情勢ではあるが、ウィズ町田として、できる限りの就労支援を続けていきたいと考えている。

 昨日、ウィズ町田の後援会会員の皆さんに発送したウィズ町田の広報紙では、特集記事として、「就労・生活支援事業 『公募』選定結果についての見解」を掲載している。広報紙が届いていない方で、是非、お読みになりたいという方は、来週以降、「らいむ」や他のウィズ町田事業所を訪ねていただければ配布できるようになっている。できれば、この機会にウィズ町田の後援会にもご入会いただければ大変、ありがたく思います。

 特集記事の中では、「ウィズ町田の今後の就労支援」についても簡単に触れている。町田市主催の説明会の中で、ウィズ独自の就労支援について説明されることは、当たり前のことだが、ありえないと思うので、特集記事のその箇所のみ以下に、転載させていただく。

●ウィズ町田の今後の就労支援

 ウィズ町田は、選定されなかったが、今後も障がいのある人たちの就労支援の事業を推進する決意に変わりはない。

 具体的な計画はこれからであるが、現在の法人内の就労支援事業を拡充し、それを基盤に「らいむ」で蓄積してきた専門性や技術を生かして、「就労支援特化型」の事業を展開したい。

 もちろん、それを利用できる人は法人内に限定せず、法人外の希望者にも応えていきたいと考えている。そうすることによって、これまで「らいむ」の支援を受けて一般就労した人たちの中で、「らいむ」の支援の継続を希望する人たちのニーズに応えることができる。

 今回の「公募」の結果に、もっとも不安を抱いているのは、支援を受けている当事者とその家族である。06年度から実施した定着支援は、多くの就職者とその家族に安心感を与え、歓迎されてきた。その支援が絶たれてしまうことに、家族たちはもっとも大きな不安を抱いている。そうした不安を取り除くことは、ウィズ町田の果たすべき使命であると考える。

 またウィズ町田が引き続き就労支援を推進することによって、「町田市障がい福祉計画」の掲げた「福祉的就労から一般就労への移行目標180人(※6年間の累積数)」達成にも、一定の貢献ができるだろう。

(以上、転載)

 通常業務に加えて、今後、発生する引継ぎ業務をおこないながら、なおかつ法人独自の就労支援について、詳細をつめていくというハードな年度末を迎えることになるが、職員のモチベーションは下がっていない。

 文中にある「就労支援特化型」事業についても、「輪郭」はすでに固まりつつある。障害者雇用の求人傾向を読み、企業側のニーズにも対応した複数の職業訓練を実施する方向で考えている。現在、「らいむ」の拠点となっている「せりがや会館」は退去することになるが、新しい事業所の所在地としては、中町3丁目にあるウィズ町田の経営する「スワンカフェ&ベーカリー町田店」近辺の物件をあたりはじめているところだ。また、「スワン」に依頼と調整が必要だが、就労中の障がいのある人たちが、仕事帰りに立ち寄り、情報交換をしたり、愚痴や悩みを語り合える「たまり場」的な活動も、是非、実現させたいと思っている。

 障がいのある人たちにとっても、町田市の2つのセンターに加えて、ウィズ町田の就労支援センター「らいむ」があることで、選択肢が広がることは、長い目で考えれば、それはとても良いことだと思う。3つの支援センターがそれぞれに独自色を発揮して、実績をあげていけばそれで良いと思う。ウィズ町田の就労支援センター「らいむ」としては、もちろん、2つのセンターに勝るとも劣らぬ支援をおこなっていきたいと考えている。

(天野)

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与党PTの「障害者自立支援法の抜本見直しの方針」が発表されました。

 新聞各紙でも報道されている通り、障害者自立支援法の見直しを検討してきた与党プロジェクトチーム(PT)が、10日の実務者会議で、障害者がサービスを利用する際、費用の原則1割を自己負担させる現行法の規定を削除し、所得に応じた「応能負担」へと法改正する方針を固めたということです。

 先程、障害者支援議員連盟の会長を務める地元町田市選出の伊藤公介代議士からも次の報告文書をいただきました。

障害者関係団体の皆さま

ご報告

障害者支援議員連盟会長

衆議院議員 伊藤 公介

 日頃よりご指導いただき、皆さまのお支えに感謝申し上げます。

 連日の議論を重ねて参りました、自由民主党社会保障制度調査会障害者福祉委員会において、本日全国11の障害者関係団体の皆さまのご出席の中で、『障害者自立支援法の抜本見直しの基本方針』がまとまりました。

 ご参加いただきました団体の皆さまからはいろいろなご意見もいただき、その点につきましては更に今後の具体的な法律改正の中で十分検討を進めて参ります。

 基本方針をご覧いただき、またお気づきの点がございましたらご連絡いただければと思います。

 今後とも多くのお声をいただきながら、より良い制度づくりに努めて参ります。取り急ぎのご報告とさせていただきます。

 この後、「基本方針」の文書が添付されていますが、全部を転載する時間がないので、下記アドレスの「きょうされん」のホームページから、

http://www.kyosaren.or.jp/

 「おしらせ」>「2月13日 コメントTOMO アップ」>「障害者自立支援法の抜本見直しの基本方針」のPDFファイルをご覧ください。

 与党からも、介護保険との統合方針を解消し、サービスの利用にあたっては、「応能負担」に戻すことが適切という判断がなされたことは、大きな運動の成果と言えます。とは言え、今後は官僚の更に激しい抵抗が予想されることは必至です。

 決して、これで安心することなく、引き続き、みんなで声をあげていきましょう!

(天野)

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記録簿で確認したTさんの変化と成長

 仕事帰りに、Tさんが「らいむ」に相談にみえました。

 相談の内容は、もちろん、町田市から届いた封書に関するものでした。らいむのブログをこまめに読んでくださっているということで、この間の事情については十分にご理解されており、市の主催する「説明会」にも、すでに参加する意向を固めておられました。

 そんなTさんが、一番、気にされていたことは、「個人情報」の引継ぎについてでした。

①「らいむ」には、自分に関するどんな個人情報があるのか?

②「4月以降の新事業運営団体に、町田市から責任をもって引継ぐ」とあるが、その場合、実際にどのような方法で引継がれるのか? 文書をただ手渡しするだけなのか?

③自分としては、自分のことを一番よく知っている「らいむ」に引き続き、サポートをお願いしたいが、新しくできる支援センターとも関係をもつ可能性がある。町田市とウィズ町田(「らいむ」)の双方に、情報を引継ぐことはできないのか?

 と、いった質問を受けました。

 ②については、町田市の方針に関することなので、説明会の席で直接、町田市に質問してほしいとお願いしました。

 ③については、これまで私自身、気づかずにいた方法ですが、就職を希望する人が複数の機関にサポートを依頼できるという点から考えても、非常に合理的な方法であると思いました。Tさんには、この可能性についても、説明会の場で質問してくださるようにとお願いしました。

 ①の「らいむ」で保管している個人情報データについては、「らいむ」のデータ管理システムを開き、Tさん自身の台帳と記録簿を閲覧していただきました。Tさんは、登録から2年半に渡るご自身への「らいむ」のサポートが克明に記された記録を、最初から丁寧に読まれていました。(2年半の機関、Tさんへのサポート回数は109回でした)

 Tさんと一緒に記録簿を振り返る中で、忘れかけていた様々な思い出が鮮やかによみがえってきました。作業所から、「らいむ」での職業訓練、さらに外部の委託訓練を経て、就労。残念ながら、2ヶ月で離職となってしまいましたが、体制を立て直し、再チャレンジで見事、結果を出し、現在の職場で1年以上の就労を継続しているTさん。良いときも悪いときも、「らいむ」の職員と二人三脚で、就職活動にとりくんできたこの間の記録は、Tさんと「らいむ」の職員にとっては、大切な共有財産であり、「委託事業だから、無条件にすべての個人情報データを引き渡せ」という当初の町田市の乱暴な要求を突っぱねて、本当によかったと思いました。

 平日の昼間は、とりくみに追われ、記録を書く時間はまったくと言っていいほどなく、結局、この記録を積み上げてきたのは、夜や休日です。「らいむ」のあるせりがや会館は、残業や休日出勤の際には、必ず、届けを出すことになっていますから、確かめていただければわかると思いますが、毎日殆ど、残業届けを出し、土日のどちらかは必ず休日出勤して、記録を書いてきました。Tさんと一緒に記録を読んで、Tさんのこの2年半の大きな成長を確認できたことを嬉しく思いました。

 Tさんのサポート回数は109回でしたが、多い人では、500回を超えるサポート回数の人もいます。ご本人の希望・承諾があれば、もちろん、すべての個人情報データは引継ぐつもりですが、「らいむ」の職員にとっても、この記録は、かけがえのない財産です。記録を引継ぐ町田市と新しい支援センターの方には、そんな思いも、ぜひ受けとめていただきたいと思います。

 本日、町田市所管課から、情報公開請求に対する回答をいただき、来週2月17日(火)の午前10時~ 市政情報室やまびこで、今回の公募型プロポーザルに係る資料の閲覧ができることになりました。ネットに公開することの可否を確認したうえで、可能なものについては、皆さんの判断材料となるよう、このブログ他に掲載したいと思っています。

(天野)

 

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Hさんの職場実習がスタート。 本日の「福祉ネットワーク」で「美空」と「らいむ」が紹介されます。

 今週の月曜日(9日)から、登録者のHさんの職場実習が始まりました。

 1月28日のブログで報告した「東京しごと財団」の面接会に参加して、決まった実習です。面接のときから、Hさんが準備した履歴書、職務経歴書、自己紹介文に丁寧に目を通してくださり、Hさんの障害や病気に拘るのではなく、Hさんの人柄を評価してくださる、この企業さんの姿勢にはとても好感が持てました。

 まだまだ「精神障害」と言うだけで、「雇用したことがないので分からない」とか、「うちの会社ではちょっと…」と、引かれてしまうことや、その人のプライバシーに関わることまで根掘り葉掘り、聞いた挙句、結局は、「検討しましたが、やはり難しいと判断しました」と言われてしまうことが、しばしば、あります。営利を目的とするのが企業ですから、まったく仕事のできない人を雇用する必要はありませんが、それほど、理解もできていないのに、「精神障害」という言葉だけに囚われてしまって、その人の可能性に目を向けようともしない企業さんがあることもまた事実で、悲しくなったり、情けなくなったりしてしまうことも、しばしば、あります。

 実習初日は、大崎にある本社まで、Hさんに同行して、行ってきました。

 Hさんの実習現場となるのは、本社の総務部人事課。M課長さんと、実習の担当者となる社員のFさんにまず、ご挨拶をし、その後、実習の進め方についてお話を伺いました。

 会社側では、Hさんのために、2つの実習パターンを準備してくださっていました。1週間でこなす業務をA、B、Cとした場合に、1日目と2日目はAの業務、3日目と4日目はBの業務、5日目はCの業務というように、日替わりで業務内容が変わるパターンと、同じ日のうちに時間を区切って、A、B、Cの業務を少しずつ積み重ねていくパターンの2つです。Hさんは、後者のパターンを選びました。このように、最初に本人に業務の進め方を選択させてもらえる提案をいただいたことは、私にとっても初めての体験でしたが、仕事は指示されてやるものではなく、自ら考えてやるものということを考えると、Hさんにとっても、自ら選択したということが、とても大きな意味を持つように思いました。

 また、「昼食はどうしますか?」「社員の人は、大体みんな仕出弁当を注文して、いっしょに食べるようにしているので、Hさんもご一緒にいかがですか?」というお誘いをいただきました。「精神障害」の方の中には、仕事はできても、他者とのコミュニケーションが苦手で、お昼休みなど仕事以外の時間は、ポツンとひとりで過ごされているケースが時々、見られます。「らいむ」の定着支援でも、仕事以外の時間に、他の従業員の方との人間関係や良好なコミュニケーションをどうつくるかといったことが重要な課題のひとつになっています。すでにHさんの前に精神障害の方を雇用されているといった経験もおありの企業さんならではの、細やかなご配慮に感激しました。Hさんも、もちろん、「ではお願いします」と答えていました。

 その後、人事課の社員の皆さんの前で、Hさんがご挨拶をさせていただきました。M課長さんから「ホスピタリティーゆたかな職場なので、すぐにみんなと仲良くなれますよ」と励ましのお言葉をいただいていましたが、Hさんが挨拶すると、すぐに社員の皆さんから歓迎の拍手をいただきました。

 Hさんが業務をおこなう机もちゃんと用意してくださっていました。担当者(キーパーソン)となるFさんと向かい合わせの席で、M課長さんの席からもHさんの様子が見渡せる絶好のポジションでした。1時間程、Hさんの横に座って、Hさんの働く様子を見ながら、職場全体の様子も見させていただきました。

 キャラクターグッズを販売するショップを全国に展開されている企業ということもあって、アルバイトの店員さんも含めて、人事に関わる業務は、すべて、ここ本社の人事課に集中するようで、ひっきりなしに電話がかかってきます。おそらく、電話回線も5回線はあると思うのですが、必ず、2回の呼び出し音で、誰かが電話を受け、ハキハキとした気持ちよい挨拶で用件をうかがった後、テキパキと担当者につないでいきます。とても活気がある一方で、あくせくした雰囲気はまったくなく、笑顔とゆとりのある職場であると感じました。多分、初日ということで、Hさん自身は、周りを見渡す余裕はなかったかもしれませんが、Hさんにとって、とても働きやすい職場であると思いました。

 Hさんには、毎日の業務内容等について、帰宅後に、メールで「らいむ」に報告をお願いしています。律儀なHさんですから、きちんと約束を守って、昨日、一昨日と「らいむ」にメールが届いています。私の方も、「返信」を入れる約束をしています。昨日のメールには、こんなことが記されていました。

「天野さんのおっしゃる通り
(企業名)さんが細やかな配慮をされてくださっていることを
ひしひしと感じました。
大変有難いことだと思います。」

「明日(11日)はお休みなのでゆっくりと休養して
木曜日からまた元気に働こうと思います。
皆さんが応援して下さるのでとてもうれしいです。
これからも宜しくお願いします。」

 いつも感謝の気持ちを忘れないで、全力を尽くすHさん。

 Hさんの障害や病気ではなく、Hさんの人柄や長所を見てくださった企業さん。

 今回のジョブマッチングがうまくいくことを心から願っています。

(お知らせ)

 本日(11日)の夜8時から、NHK教育テレビの「福祉ネットワーク」で、ウィズ町田の「美空」と「らいむ」のとりくみが紹介されます。昨年10月に放映された番組の再放送ですが、見逃してしまった方は、是非、ご覧になってください。番組の中で、「主人公」として取り上げられたいたTさんも、今年になって、めでたく就職が決まり、「美空」での体験を活かして、中央林間にあるスーパーの青果部門で働くことになりました。

 今日は、朝から「美空」のお手伝いにいってきました。休日にもかかわらず、「美空」の利用者の人たちは、朝早くから出勤して、黙々と作業をこなしていました。私にとっては久しぶりの「美空」でしたが、利用者の皆さんひとりひとりが、本当によく自分で考え、周囲を気遣いながら、しっかりと作業をこなしている姿に感銘を受けました。「美空」の皆さん、休日出勤、本当にお疲れ様でした。

(天野)

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「居ても立ってもいられない」気持ちで来所される登録者の気持ちをわかってほしい!

 昨日と同様に、今日も朝から、町田市から送付された文書についての問い合わせが殺到しています。「居ても立ってもいられない」気持ちで、直接、「らいむ」に来所される登録者の方や、面談の予約をされた登録者の方もたくさんいらっしゃいます。

 案内文書の「問い合わせ先」は、町田市役所障がい福祉課となっているので、町田市にも、当然、多数の問い合わせが入っているとは思うのですが、個人情報の引継ぎ先として、選択肢にあがっている「ウィズ町田」がどのような就労支援をおこなうつもりかといった問い合わせは、今のところ町田市からは何も受けていません。まさか、「直接、ウィズ町田に聞いてみてください」などと返答しているとは思えませんが、「らいむ」に入ってくる問い合わせの中では、「今までと同じ支援が受けられるのか?」「自己負担は発生するのか?」といった内容が多いだけに、市役所の「沈黙」が、とても気になります。町田市のホームページを見ても、対象者が限定されているので、「説明会」の開催案内記事が掲載できないことは一定、理解できますが、プロポーザルの結果や受託候補者となった団体の応募書類については、「新着情報」の欄などから、簡単に閲覧できるような導入の仕組みをつくるべきではないでしょうか?

 障がいのある人やご家族にとって、あの「説明会」の案内文書だけでは、「一体何が起こっているのか」ということが殆ど何もつかめず、無用な混乱を来たしていることは、現場の人間であれば、誰でも容易に気づくはずです。実際に、「らいむ」に協議に来られた担当者も、受託候補者となった団体のプロポーザル応募書類の公表については、「そうすべき」という意見を述べられていました。「現場の人間」が障がいのある人のことを考えて、前向きな提案をおこなっているにもかかわらず、それをストップさせている人間が居たとしたら、それこそ大問題であると思います。

 「ウィズ町田」が、今回の公募型プロポーザルに関する資料について、町田市に情報公開請求をおこなったことは、1月30日のブログに書きました。「公開するか否か」の決定期限は今週末2月13日となっていますが、期限まで残り3日(4日?)となった今日になっても、町田市からは何の連絡も入っていません。応募団体の提案書と採点結果を情報開示してほしいという、こんな単純な請求に対して、どうして10日間も「答え」が出てこないのかということが、民間の私たちにとってはなんとも不思議で仕方ありません。穿った見方をすれば、時間をかけて資料の改ざんをしているとも取られかねない状況に対して、危機感を感じることはないのかと、伺ってみたくもなります。

 今回の公募型プロポーザルの選定結果についてのウィズ町田の見解は、昨日のブログでも報告した通り、2月13日発行の法人機関紙の特集記事として皆様にお伝えさせていただく予定です。

 「公費(補助金や委託料など町田市や東京都から入ってくるお金)がまったく入ってこない中で、法人独自の就労支援が本当にできるのか?」といったご質問も多数、寄せられています。もちろん、様々な制度を活用しながら財源確保には、努めていきますが、実際のところ、利用者負担をゼロにすることは、不可能であると考えています。そのため、不本意ながら、就労中の方の職場訪問の際に発生する交通費等については、利用者負担をお願いすることになると思っています。但し、それも完全に実費負担というかたちにするのではなく、「互助会」的に、遠くまで通勤している人も、近くの人も一律に一定額(例えば、年間1万円くらい)を負担していただくような形にしていきたいと思っています。併せて、アフターファイブに、みんなで集まり、悩みや思いを語れるような場所を設けていきたいと考えています。

 昨日の夜、仕事が終わった後に、職場から「らいむ」に駆けつけてくれた登録者の方がいました。「今回の説明会の案内を見て、家族とも相談した結果、もし、自己負担があるというなら、それは負担してでも、今までどおりに、『らいむ』の支援を受けたい」と話してくださったことに涙があふれる思いでした。

 個人情報の引継ぎに関する「調査書」の提出期限は3月2日となっています。それまでには、ウィズ町田独自の就労支援の方針についても、明らかにするつもりです。また、ウィズ町田に個人情報データを引き継いでいただいた方が、新年度以降、新しいセンターにデータを引き継ぎたいという希望が出されたときには、誠実に対応させていただく所存です。まずは、町田市が開催する説明会にご出席いただき、市からの説明を聞いたうえで、ご判断をいただければと思います。

 「らいむ」では、いつでもご相談に応じさせていただきますので、ご遠慮なく、お問い合わせください。

(天野)

 

 

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登録者の方からのお問い合わせが殺到しています。

 町田市から、「らいむ」の現登録者の方に、先週末に「説明会」の案内が送付されたことを受けて、今日は朝から20数件の問い合わせが入ってきています。

 皆さんが一様におっしゃることは、「どういう経過で、こんなことになったのか、まるで、わからない」ということです。

 確かに、説明会の案内を読んでも、新年度から支援センターが2ヶ所体制になり、障がいの内容に応じて、登録対象者を分けるということは記されていますが、現在の「らいむ」が4月からどうなるのか、新しいセンターでは、一体どんな支援が受けられるかということについては、書かれていません。また、「そもそもプロポーザルって何?」というご質問もいただきました。

 加えて、同封されている「みなさまの個人情報について」という調査書がさらに混乱を生じさせているようです。このブログをご覧になっていただいている方には、釈迦に説法かもしれませんが、「『社会福祉法人ウィズ町田』と『らいむ』との関係がよくわからない」「4月以降の新事業運営団体がどんな団体なのかわからない」「どうして、町田市に個人情報を引き継がなければならないの?」というのが主なご意見です。

 おそらく、「らいむ」と同様、町田市の方にもたくさんのお問い合わせが入っているのではないかと思います。「らいむ」にお問い合わせをいただいた方には、次の点を踏まえて、お答えさせていただいています。

①現在の「らいむ」の事業は、社会福祉法人ウィズ町田が、町田市からの委託を受けて、実施している事業であること。(実施主体は「町田市」、運営主体が「社会福祉法人ウィズ町田」)

②委託事業として、今年度で5年目となること。町田市が委託事業については、概ね5年を目処に見直しを図るという方針を示し、その結果、公募型プロポーザルにより、新しい受託者を決定したこと。

③公募型プロポーザルとは、当該事業の実施にあたり、「どのような方針・計画でその事業を実施するのか」という提案文書を応募者が提出し、提出された文書を採点し、受託者を決定する方式であること。

④今回の公募型プロポーザルは、「主に身体障がい・知的障がい・発達障がい」対象センターと、「主に精神障がい」対象センターの2ヶ所について、それぞれ実施され、ウィズ町田は、2ヶ所ともに応募したが、残念ながら、2ヶ所とも落選したこと。

⑤ウィズ町田としては、次年度、「委託事業としての就労支援」からは撤退する(3月末をもって、事業を終結する)が、「法人独自の就労支援」を引き続き、実施する方針であること。

⑥したがって、「調査書」の選択肢にある『社会福祉法人ウィズ町田に引き継いでほしい』とは、ウィズ町田が実施する「法人独自の就労支援」に引継ぎを希望するということであること。もっと簡単に言えば、「「らいむ」の名称は、「法人独自の就労労支援(センター)」に引き継ぐので、「ウィズ町田」=「らいむ」で支援を継続してほしいという希望であること。

⑦いずれにせよ、町田市が開催する「説明会」に参加していただき、町田市からの説明を聞いたうえで、疑問や不明な点については、町田市に直接、ご確認していただきたいとお願いしている。

 予想はできていたことですが、この間の公募をめぐる一連の出来事が、そして、今回の「説明会」の案内通知が、登録者の方やご家族に無用な混乱や不安を与えてしまったことは紛れもない事実です。

 とは言え、ウィズ町田としては、今回の公募を「白紙撤回せよ」などと主張する気持ちはまったくありませんし、今後も障がいのある人たちの就労支援を「法人独自の事業」として、推進していく所存に変わりはありません。

 先週の協議の際にも、町田市の所管課には要望させていただきましたが、説明会の開催前に、もし、それが難しいのであれば、少なくとも、説明会の配布資料として、今回の公募型プロポーザルに至った経緯と、その結果、また、次年度から、町田市としてどのような就労支援を考えているのか。そして、受託候補者となったプロポーザル応募書類の文書による公開を改めて、お願いしたいと思います。

 なお、ウィズ町田の見解については、2月13日に発送予定のウィズ町田の広報紙で、詳しくお伝えする予定です。

 本当は、登録者の皆様すべてに、広報紙をお送りしたいところですが、それこそ、個人情報の乱用という批判を受けかねないので、個別の発送は控えさせていただきますが、ご入用の方は、来週以降、「らいむ」に置いておきますので、ご自由にお持ちになってください。

 

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判断の材料となる速やかな情報提供をお願いしたいという意図から、ウィズ町田の応募書類については、すべて「著作権」を放棄します。

 今日の夕方、主管課の副参事においでいただき、昨日の協議を受け、「らいむ」からは、利用者の方に登録申込書に書いていただいた基礎情報の一覧表をお渡ししました。町田市では、明日中に、登録者の皆様宛に「説明会」開催の案内書を発送するとのことです。

 町田市からは、「案内書」に同封する「調査書」の用紙をいただきました。昨日の協議をしっかりと受けとめていただき、個人情報の取扱いに対する希望の選択肢について、次の3つにすっきりとまとめていただけたことにお礼申し上げます。

(個人情報の4月以降の取扱いについての選択肢)

①4月以降の事業運営団体に、引き継いでほしい。

②社会福祉法人ウィズ町田に引き継いでほしい。

③すべて削除してほしい。

 ②の選択肢に関して、ウィズ町田としては、3月末を持って、委託事業としての就労・生活支援事業は終結しますが、引き続き、法人独自の「就労支援センター らいむ」を立ち上げ、引き続き、就労・生活支援をおこなっていく方針であることはすでに表明しているとおりです。

 2つのセンターに加え、第3極として、民間型センターを立ち上げることで、障がいのある皆さん、また、障がい者を雇用される事業主さんにとって、一番自分にあったセンター、使いやすいセンターを選択できるようになる点では、町田市全体の就労支援や雇用促進をすすめていくうえでも、有意義であると考えています。

 しかし、現段階では、「3つの支援センターのどれを選択すればよいのか?」という皆さんが判断するための材料となる情報が不足していることが大変、気がかりです。

 昨日も、「少なくとも、受託候補者に選定された団体が、今回のプロポーザルに提出した応募書類を早急に公開すべき」という意見を主管課にお伝えさせていただきました。本日の協議の中でも、改めて、副参事にお願いさせていただいたところ、「自分としては、その必要性を強く感じている」という言葉をいただきました。

 4月からの契約になるため、今のところ「説明会」には、受託候補者に選定された団体の出席や団体からの説明はないということですから、なおさら、判断材料として、皆さんの方からも、町田市に情報提供を要望する声を挙げてくださることが重要であると考えます。

 なお、ウィズ町田の応募書類については、すでにブログで公開しております。プロポーザル実施要領には、「応募者の提出する書類の著作権は応募者に帰属する」とありますが、本書類に関する「著作権」は、放棄いたしますので、ご自由にご使用していただいて構いません。とにもかくも、登録者の方が、判断に困らない環境を整えていただくことが一番であると考えています。3つのセンターの運営実施団体が、どのような考え方で、今後の就労・生活支援を考えているか、「横並び」で比較できることが一番です。

 また、今日の協議の中では、「説明会」の通知・開催にあたって、視覚や聴覚に障がいのある方についてのご配慮をお願いしました。視覚の方には、町田市からのご要望があれば、電話番号等、情報伝達のために必要な情報を改めて、お伝えさせていただきます。また、聴覚の方に対しては、「説明会」開催時の手話通訳者の手配をお願いさせていただきました。

 今後も引き続き、何度もの協議が必要となることを、今日、来所していただいた副参事と確認させていただいております。

 昨日の協議の中では、「らいむ」の竹内職員が、めずらしく声を荒らげながら、「誰のための就労支援か? 何を一番大切にしなければならないのか? それは、利用者の人の思いでしょ。私たちは、それを考えて、動かなければならないのでないですか?」と、強く主張していましたが、昨年の秋の、唐突な「公募通告」以来、竹内職員と共通の思いで、事態の収束を懸命に図る努力をしていただいてきたのが、現場の職員の皆さんです。組織として動かざるを得ない役所の事情はもちろん理解していますが、この4月1日からの町田市全体の就労・生活支援を円滑にすすめていくためには、実務者レベルでの具体的な協議を迅速に重ねていくことこそが重要です。

 そういう意味では、申し訳ありませんが、主管課長や部長との直接的なやりとりは、「時間の無駄」としか思えないので、今後は控えさせていただきたいと願っています。

(天野)

 

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今週末に町田市から、次年度の就労・生活支援についての「説明会」開催の案内が発送されます。

 本日(4日)18時から、3回目の町田市との協議をおこないました。(町田市からは、部長、副参事、他2名の出席。「らいむ」からは、天野、竹内、他1名の出席)

 1時間半に及ぶ協議でしたが、ここでは、完結に決定事項のみ、お伝えさせていただくことにします。

 現在の「らいむ」の利用登録者の全員に、6日(金)発送で、「説明会」開催の案内が送付されます。この「説明会」は、現在の登録者および家族の方を対象に、今回の公募型プロポーザルによる「町田市就労・生活支援事業」の事業運営団体の変更に伴って、次年度から実施される町田市の同事業についての説明がなされるものです。

 計3回実施される「説明会」の日程と会場は、下記のとおりです。

・第1回 2月17日(火) 18:30~20:00 市民フォーラム 3Fホール

・第2回 2月21日(土) 10:00~11:30 健康福祉会館 4F講習室

・第3回 2月23日(月) 18:30~20:00 市民フォーラム 3Fホール

 会場の収容人数の都合で、姓名頭文字で3回に分けるというかたちになっていますが、該当日に都合が悪い場合は、他の設定日に参加することもできるということです。

  「説明会」の案内に同封で、現在、「らいむ」が管理している登録者の方の個人情報データについて、4月1日以降、どのような取扱いを希望されるかという「調査書」が送付されます。

 登録者の皆さんの個人情報データは、この「調査書」で希望されたかたちに沿って、町田市と「らいむ」とが責任を持って、管理・引継ぎ・処分の措置を取らせていただくことになります。返信用封筒が同封されますので、「調査書」は3月2日(月)の期限までに、ご返送をお願いします。

 「調査書」では、次の3つの選択肢の中から、個人情報データの取扱いを選んでいただくことになります。

①町田市を通じて、新しく開設される支援センターに個人情報データを引き継いでほしい。

②ウィズ町田で4月から開設する予定の「社会福祉法人ウィズ町田就労支援センターらいむ(仮称)」に個人情報データを引き継いでほしい。

③個人情報データは、①、②のどちらにも引き継がず、責任を持って、廃棄・処分してほしい。

 

 (なお、②のウィズ町田で実施予定の「らいむ」の事業概要については、1月27日のブログに公開した今回のプロポーザル応募書類の内容に沿って、詳細を詰めたうえで、2月17日までに、このブログに掲載させていただくようにします。

 新しく開設される支援センターさんが、どのような事業を実施されるかについては、町田市から届く通知に記載されている「問い合わせ先」にお尋ねください。

 また、登録者の方が、「調査書」に記入する際に、判断の材料として、次年度から実施される新しい支援センターの就労・生活支援事業に対する考え方や計画について詳しい情報が得られるよう、「受託候補者として決定された2法人のプロポーザル応募書類を、町田市のホームページで公表してほしい」という要望を伝えさせていただきました。町田市としては、持ち帰り、検討するとのことです。)

 その他、必要な事項については、引き続き、町田市と「らいむ」(ウィズ町田)とで、協議をおこない、登録者の方にとって一番良い方法を探っていくことを確認しています。

 本日の協議における決定事項の報告は以上です。

 

 この間、「らいむ」の登録者および家族の皆様には、大変、ご迷惑とご心配をおかけしておりますことを謹んでお詫び申し上げます。今後、町田市からの文書が届いたところで、4月以降のサポート体制について、ご検討・ご判断をいただけますようお願いいたします。就労中の登録者の皆様におかれましては、ご家族に加え、就労先企業の担当者の方にも、ご相談していただいたうえで、ご判断をしていただけますよう、お願いいたします。

(天野)

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「らいむ」の利用登録者の方の個人情報データの取扱いについての考え方

 昨日のブログの記事をご覧になった複数の「らいむ」の登録者の方、ご家族の方から、「あの書き方では、『らいむ』はまったくデータを提出しないと主張しているように誤解されてしまいますよ」というご指摘をいただいた。

 せりがや会館の退館時間が迫る中で、慌てて書いていたこともあって、読み返してみると、確かに「舌足らず」の面があったので、改めて、個人情報データの取扱いに対する「らいむ」の見解を書かせていただく。

 「らいむ」としては、登録者の方の承諾がなければ、何一つデータを渡さないということは考えていない。現にすでに、主管課からの要請を受けて、町田市から今回のプロポーザルの経緯、結果、今後の方針を通知する際に必要となる登録者281名分の氏名、住所といったデータはお渡ししている。

 現在の「らいむ」の登録者の方は、昨日、新たに受け付けた3名を加えて489名となっているので、281名を差し引いた約200名分のデータをお渡ししていない理由については、昨日のブログに書いたとおり、1月27日の第1回目の協議の際に、ウィズ町田の事業所に在籍している登録者の方や、他市在住の方、また、「らいむ」との関係が密接な企業に就労中の方については、「らいむ」からご本人に説明を差し上げるという提案を、担当者が了解されたからで、わざわざ時間をかけ、絞込みをおこなったからである。

 昨日の協議の中で、「やはり、町田市としては、登録者の方全員に、市から通知を送りたい」という申し出を受けたので、この件についても了解し、すべての方の名簿をお渡しすることについては、了承している。

 問題としているのは、台帳(ここには、履歴や家族構成、通院・服薬の状況等の重要な個人情報がある)と記録簿(面談や訪問の記録で、「らいむ」の職員との信頼関係の中で、語れたプライバシーに関わる記録も多数ある)も含めたすべてのデータを無条件に市に引き渡せと要求されたことである。

 昨日も、ブログで紹介させていただいたが、個人情報の取扱いについては、利用登録申込書の中で、登録者ご本人と「らいむ」とで同意書を交わしている。たとえ、この事業に関して、町田市と「らいむ」が委託契約をおこなっていても、登録者の方が同意書を交わしたのは、あくまで「らいむ」とであって、町田市とではない。登録者の方にとっては、「らいむ」の職員以外には知られたくない個人情報が含まれている場合が多数あるので、これらの個人情報の引継ぎについては、登録者本人の承諾書があるものに限らせていただきたいというのが「らいむ」の主張である。

 実際、昨日の協議の様子を傍らで聞いていた、元登録者で今は、「らいむ」の職員になった職員は、「元登録者として、市役所の人に、話に行こうかと思いましたよ」と前置きしたうえで、「自分は、面談相手が『らいむ』の職員だから、話したことがたくさんある。顔を見たこともない市の職員に自分の個人情報がそっくり渡ることなど納得できない。そんなことを良しとする登録者の人などひとりもいないでしょう」と憤慨しながら話していた。

 「委託事業だから、すべての個人情報データを一括して、市に引き渡せ」という主管課長の意見は、上記の発言から考えても、まったく乱暴かつ傲慢なものである。仮に、この5年間のうち、一度でも、あなたは、「らいむ」が管理しているこれらの個人情報に興味や関心を持ち、見せてほしい。あるいは、大切な個人情報データなので、共有したり、共同管理しようといった提案をしてきたことがありましたか? 「委託事業だから」という一点張りで、何が何でも自分の考えを通そうとする姿勢は、大手金融機関の「貸しはがし」と同じものに思えて仕方がない。

 話を元に戻して、まとめることにする。

 「らいむ」から「無条件に」町田市にお渡しする個人情報データは、登録者の方に初回面談時に記入していただいている「利用登録申込書」に記載されている「氏名」「生年月日」「住所」「障がいの内容」「手帳取得の有無」「手帳等級」および「登録日」と「登録者№」の以上、8項目に限定させていただく。

 その他のデータの引継ぎについては、登録者ご本人の承諾書があるものに限らせていただく。承諾書のないものについては、一切、町田市に引継ぎはおこなわない

 以上である。

 「らいむ」としては、「らいむ」の職員を信頼して話していただいた個人情報データについては、ご本人の承諾書なしに、町田市に引き継ぐことは一切しないことをここで、登録者の皆様にお約束させていただく。

 明日(4日)の夜、主管課との3度目の協議をおこなう予定でいる。協議事項については、また、このブログでお伝えしたいと思っている。

 ブログを見たり、噂を聞いたりした登録者の方から、今日も数件の連絡を受けた。「私は、引き続き、「らいむ」の職員に支援をしてほしい。」という声を聞き、嬉しく、また、大変、ありがたく思っている。

(天野)  

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「委託事業であるから、すべての登録者の個人情報を一旦、市に引き渡せ」という主管課長の言い分には承服しかねる

 就労・生活支援事業のプロポーザルの結果を受けて、次年度の受託事業者への引継ぎについて、1月27日と本日(2月2日)、町田市主管課との協議をおこなった。

 1月27日の第1回協議の際には、引継ぎ業務におけるウィズ町田からの要望事項として、以下の7項目をお伝えした。

①今回のプロポーザル実施の経緯および結果、ならびに次年度の就労支援に対する町田市の方針について、登録者への文書通知を早急にお願いしたい。

②現在、「らいむ」で使用しているスケジュール・名簿・台帳・記録等の管理システムについては、ウィズ町田が独自に開発したものであり、知的所有権の観点から譲渡はできない。個人情報に関わるデータの引継ぎについては、登録者の承諾書を得られたもののみ「紙ベース」でおこなう。また、引継ぎを希望しない方のデータについては、消去する。

③すでに受け付けている案件を除き、2月以降は新規利用登録者の受付は中止する。

④3月23日以降の、支援センターの通常業務は、原則的に休止する。この期間の登録者、企業等からの問い合わせ等の受付窓口は主管課とする。

⑤すべての引継ぎは、3月中に完了させ、4月以降は引継ぎ業務はおこなわない。

⑥「らいむ」の固有名称は、引き続き、ウィズ町田の就労支援部門で使用する。

⑦町田の丘学園等、特別支援学校からの卒業生の個別支援移行計画の引継ぎ(例年、本人、家族、企業、学校、ハローワーク、「らいむ」で3月に引継ぎ会議をおこなってきている)は、町田市が特別支援学校と連絡を取りおこなう。

 

 特に①の事項については、早急な対応が必要と考えられるため、期限を切って、回答をいただけるよう依頼した。また、その際、ウィズ町田の事業所に通所している登録者、他市在住の登録者、企業就労中の登録者のうち、「らいむ」との関係が密接な企業(たとえば、月に1度以上、職場訪問しているような企業)に就労している登録者については、混乱や不安を避けるために、「らいむ」から連絡を取らせていただく旨、お伝えした。

 1月30日に、主管課から連絡を受け、文書の整いそうなので、発送先登録者の名簿データを準備しておいてほしという要請を受けた。「らいむ」では直ちにデータの準備にとりかかった。本日、再度、連絡が入り、データを受け取りたいということであったので、上記の登録者分を差し引いた281名分の名簿データをお渡しした。

 併せて、2回目の協議をおこないたいという依頼を受け、本日、18時からの協議となった。

 1月27日に要望した③、④の項目については、2月以降の新規利用登録受付は中止しても良い。3月23日以降の通常業務は休止しても良いという回答を受けた。(但し、2月以降の新規利用登録を主管課が代行するということにはならないようである)

 問題となったのは、①、②の項目に関わる部分であった。

 データの引継ぎについて、出席した課長(27日の協議には出席されていない)から突然、申し渡された内容は、(とても過激な言い方に聞こえるかもしれないが、この方は、公募のときもそうだったが、十分な説明もしないまま、いきなり、結論だけをポーンと言い切ってしまう話し方をされるように思う) 「就労・生活支援事業は、市の委託事業なので、すべての個人データを無条件で一旦、市に引き渡せ」というものだった。(最初の段階では、PCデータも含めてという勢いだったが、実際に「らいむ」の管理システムをお見せしたところ、これは「歯が立たない」と思われたのか、すぐに、紙ベースに後退した)

 「らいむ」としては、前回の協議で要望したとおり、個人データの引継ぎは、登録者本人が引継ぎを希望した場合のみで、引継ぎを希望しない人、意思を表明されない人等については、個人情報データはお渡しできないと拒否した。また、利用者への通知文書に「承諾書」を掲載、添付はしないのかと訊ねたところ、「しない」という回答であった。(281名分の発送用データを先に受け取ったうえで、このような「だまし討ち的な」対応は、まさに信頼関係を損ねるものである。そのうえ、「らいむ」で連絡をさせていただくと省いた約200名分の名簿とデータについても、全部、市によこせというのだから、まったく承服しかねる)

 「すべての利用登録者の個人データをすべて市によこせ」という主管課の主張の根拠は、「委託事業であるから」という一点張り。

 「らいむ」(ウィズ町田)としては、次のような根拠を掲げ、反論した。

①登録者と個人情報の取扱いについての同意書を交わしている当事者は、登録者本人と「らいむ」である。実際に、「らいむ」の利用登録申込書に付属する「個人情報の取扱いについての同意書」には、下記の文言が記されている。

【個人情報の取扱いについての同意書】

 今後、あなたの就労・生活支援を円滑にすすめるうえで、あなた個人の必要な情報を他の機関(町田市、ハローワーク、企業、障害者職業センター、養護学校、医療・保健機関、社会福祉施設など)から入手したり、他の機関へ提供したりすることがありますが、ご同意いただけますか?

 私は、私個人に関わる就労・生活支援の範囲内で、私個人の情報を町田市障がい者就労・生活支援センターらいむと他の機関の間で入手・提供することについて同意いたします。らいむより、他の機関に対して、私の情報提供の依頼があった場合、この同意書に基づき、情報の提供をお願いします。

     年 月 日  (登録者)署名

 「らいむ」と町田市は、確かに事業委託契約を交わしているが、登録者にとっては、個人情報保護の取扱いについては、あくまでも、町田市は「他機関」のひとつに過ぎない。実際、町田市に対する不満やもっと言えば、「恨み辛み」などが語られている場合もある個人情報を、本人の承諾も得ないまま、無条件に町田市に渡すことなどはできないことは、常識的にご理解いただけるのではないかと思う。

 それでも、課長の主張は、「委託事業だから、全登録者の個人情報データを市に渡してもらう」「これは市の方針」とのこと。

 市の弁護士にも相談したということなので、名前をお尋ねしたところ、「名前は失念した」とのこと。「それでは、こちらも、弁護士に相談し、場合によっては、訴訟を起こし、争うことになりますが、いいですね」という質問に、「構わない」と答えたものの、その後、すぐに、「先ほど、答えられたように、本当に訴訟で争うことになってもいいのか?」と迫ると、「そんなことは言っていない」と簡単に前言を翻す始末。

 同席した主管課の職員に、はっきり申し上げた。「以前の公募のときもそうだが、このようにクルクルと発言内容が変わる方とはお話できない。担当者(責任者)を変えていただきたい」と。

 「らいむ」「ウィズ町田」としては、引継ぎの具体的内容やスケジュールが決定するまでは、無用な不安を利用者に与えることなく、スムーズに引継ぎができるようにという思いから、このブログや他の広報ツールにおいても、「中間報告」的な記事掲載は控えてきた。しかしながら、今回の「委託事業であるから、全ての登録者の個人情報を無条件で市に引き渡せ」という、あまりにも理不尽かつ傲慢な要請を受け入れることは絶対にできない。

 「今日の協議内容については、すぐに公表させていただくが、構わないか?」という、こちらの質問に対して、「公表しても構わない」という回答を得たので、ブログの記事にさせていただいた。

 「らいむ」では、今日も3名の新規利用登録者の方を受け付けている。そのうちのおひとりは、市議会議員の紹介によるものだった。市議には、「実は今、らいむはこのような状況で、次年度は別の受託団体が町田市の就労・生活支援事業をおこなうことが決まっている」とお話させていただいたうえで、相談をお受けした。「らいむ」の事情を勘案して、2月末の横浜市で開かれる合同面接会への参加方針が決まったところで、この市議の方は、自ら、「らいむ」に代わって、面接会への同行を引き受けてくださった。

 これほど、熱心に動いてくださる市議の方も、今回のプロポーザル型公募の動きや、「らいむ」の委託事業が3月末で終了することについては、今日の今日までまったくご存知なかった。市議も知らないくらい、「秘密裏」にすすめられた公募型プロポーザルって、一体何なのだろうと不可思議に思う。

 ウィズ町田の広報紙の2月号(来週発行予定)では、今回の公募型プロポーザルの結果を受けて、ウィズ町田としての見解と問題提起をおこなう特集記事の準備をすすめている。例の「ネットワーク部会」のことなども含めて、ウィズ町田として、確証を得ている情報については、すべて皆さんにお伝えするつもりでいる。町田市と対決・対抗するような気持ちはまったくないが、行政内部で起こっている不可思議な問題については、その是非を問う意味で広く市民の皆さんに伝えていきたい。

(天野)

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