障害のある人が、「(困難を)自分で乗り越えた」と感じられる支援を!
昨日(25日)は千駄ヶ谷の東京体育館で開催された「平成20年度第2回 障害者就職面接会(中央会場)」に、4名の登録者の方と一緒に参加してきました。(他2名の方が、単独で参加されています) 年2回(6月と2月)開催の最大規模の面接会で、参加企業は300社以上、障害のある求職者の参加者も、1000名を超えます。NHKの取材が入っていたので、ニュースでご覧になった方もいらっしゃることでしょう。
同行した4名の登録者の方とは、面接を受ける企業選びから、志望動機を含めた履歴書の作成、履歴書に添える自己紹介文の作成、模擬面接といった事前の準備を整えて、面接会に臨みました。中には、前日、朝から夕方まで、食事の時間も惜しんで、履歴書等の準備にとりくんだ人もいました。
面接の際には、「らいむ」の職員が同席しますが、登録者の方には何度も話しているように、あくまでも就職する(働く)のは、「らいむ」の職員ではなく、登録者の方ご本人。必要なフォローは、もちろんしましたが、面接時の受け答えを傍らで聞かせていただいていても、「就職したい」という気持ちがひしひしと伝わってくる真剣な姿勢に感銘を受けました。企業の方にはぜひ、皆さんの気持ちを受けとめていただき、良い結果が得られることを期待しています。
今日(26日)は、横浜で開催された「精神障害者地域生活支援推進セミナー(きょうされん主催)」にシンポジストとして参加し、「(精神障害のある人の)納得の出来る働き方を求めて」をテーマに、意見を交換してきました。私の他には、北海道で就労移行支援事業と就労継続支援をされている「ひかり工房」の高井さんと、千葉にある「障害者職業総合センター」で主任研究員をされている相澤さんがシンポジストとして、参加されていました。私の役どころとしては、高井さんのお仕事と、相澤さんのお仕事をつなぐ立場からの意見を述べよということでした。
精神障害のある方への就労支援について、「支援を利用しながらも、当事者の方が自分で乗り越えたと感じられるような支援をすることが重要」という相澤さんのご発言がとても印象に残りました。非常に微妙な表現ですが、当たり前のことながら、当事者主体の就労支援ということを考えると、まさに「就労支援」の真髄をつく言葉であると思いました。
「らいむ」からは、事例から見た精神障害のある方の就職活動や就労継続の特徴と留意点。「点」や「線」で支えるのではなく、地域の中でネットワークを築き、「面」で支える体制をつくることの重要性。本人のモチベーションをあげるためには、同じ夢や悩みを持つ「仲間」の存在が必要。職場でのナチュラルサポートの必要性。といった現場レベルでの話とともに、雇用率制度の問題点と課題。大企業優先の雇用促進策の改善といった大きな視点からの話も少しさせていただきました。
面接会の準備に加えて、通常の面談やPCのスキルアップ訓練などが入り、今週はまったく記録が書けていないことが気がかりです。また、町田市主催の説明会に参加されて方からも、たくさんのお問い合わせやご意見をいただいております。その中には、「らいむ」のために何とか力になりたいが、どんな支援をすれば良いのかわからない。「らいむ」=「ウィズ町田」は、具体的に何を求めようとしているのか? 今、町田で起きている「ゴタゴタ」に対して、どのような解決策(=落としどころ)を考えているのか?というご意見がありました。また、団体や個人で、市議会議員さんとアポイントメントを取り、様々なアクションを起こして、応援してくださっている方がいらっしゃることも本当にありがたく感謝しております。
登録者の方やご家族に、大きな不安と混乱を招いてしまった原因は、私たち「らいむ」にもあります。ウィズ町田としては、今週末に常任理事会を開催して、次年度のウィズ町田の「就労支援」についての方針を明らかにする予定です。具体的に何をしたいのか? 何を求めているのか? 混乱状態を解消するためにどんな妥協点が見出せるのか? あるいは見出せないのか? それらの「答え」を出し、お答えしたいと思います。
皆様には今しばらくの間、ご迷惑とご心配をおかけしますが、ご理解をいただけますよう。切にお願い申し上げます。
(天野)
追記 2月20日のブログに書いたHさんから、トライアル雇用の方向が決まったという嬉しい連絡をいただきました。Hさんの懸命な努力と、それを正当に評価してくださった企業の採用担当者の皆様にお礼申し上げます。
Hさん、おめでとう!
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